イラン

イスファハーンからヤズドへ移動、沈黙の塔の罠に引っ掛かる(2023.12.19~20)

イラン
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2023.12.19(火)1ドル≒490万イランリアル(実勢レート)

14時半、ホテルに戻って荷物をピックアップし、バスターミナルへSnapp!で向かいます。
ドミ部屋は最終私とチェコ人女性のテラザだけになりましたが、今朝出発した彼女はヤズドでも私と同じホテルに泊まるそうなので再会出来ます。

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イスファハーン→ヤズドへバス移動

たった4時間で到着するので深夜バスは辛いので、予約なしで15時飛びこみでバスターミナルへ。
深夜バスを予約した方は満席だったそうですが、この時間は乗車率50%位で快適でした。
イランのバスは席を指定したとしても、決まりなのか乗った後に女性と男性が隣どおしにならないように必ず座席を移動させられます。そんなにイラン人は痴漢が多いんですか。
女性の乗車率が低いので私はいつも1列の席に移動させられ隣に誰も来なくて快適なんです。

Kaveh Bus Terminal(イスファハーンのバスターミナル)

14時50分に北バスターミナルに到着。「ヤズドーヤズドー」と言いまくって窓口をたらい回し案内してもらい、15時発のバスチケットをこの窓口で無事買えました。130IRR(390円)。
貰ったチケットが相変わらずペルシャ語オンリーなので、窓口の男性に「何時に出発?」と聞くと「ファイブミニッツアワーズアゴー!」と言われ大混乱(;^ω^)何度も聞き直し。
5分前?5時間前?つーか、それもう出発してるやん!!

多分「5分後」と言いたかったのだと思う。片言でも英語話せるだけイランではマシなお方で有難いです。本当に現役学生かホテルのフロント以外はペルシャ語しか通じない。
15時のこのバスに乗り込みます。

このメーカーのチョコケーキやレーズンケーキが美味しくて、昼ご飯はいつもこれ系のお菓子とコーラ。

VIPとか指定していなくてもいつも3列のVIPバス。
イスファハーンは北と東に大きなバス停があってどっちから出発するか不安だったけど、なんてことはない。北バスターミナルで乗っても東バスターミナルに停車して乗客を乗せるのでどっちから乗ってもOK。北の方が始発なので乗りやすいでしょう。
前とのスペースはゆったりで足が持ち上がって快適。

たった4時間でヤズドに到着。今回もトイレ休憩なし。

まだ19時ですがもう真っ暗。
駅前にタクシー運転手のおじいちゃんがいたので、この方のタクシーに乗ってあげようとSnapp!で出て来た料金を見せて「これで行ってくれ。」とお願いするもそれより高い金額を言われる。だったらこのままSnapp!呼ぶわ、なんでやねん!と日本語で突っ込んでSnapp!を呼びました。ちょっと商売が下手じゃないですか。普通タクシーアプリに手数料を取られない分、その料金で行ってもおじいちゃんは得するはずなんですが。外国人旅行者は私しかいないので他の外人を狙ってる訳でもないし。

やって来たSnapp!タクシーのお兄ちゃんは20歳位でかなり若く、ずっとスマホにひっきりなしに届くインスタを見まくり、返信しまくりながら運転するのでいつ事故るか冷や冷や。おじいちゃんの方が良かったかな、しかしおじいちゃんタクシーは「スマホ使えない&英語通じない」なので目的地に辿り着くかも怪しいし。
ヤズドはこんな迷路みたいな細いくねくね道を通るのでGoogleMapが使えない運転手だとホテルに辿り着かないかも。

イランでは地下鉄で隣の人を覗き込んでも、若い人は90%以上の割合で画面がインスタでした。
イランでは政府にネット規制されていてVNPに繋がないとインスタは見れないので、皆VNPに繋ぎながらネットをしてるってことですよね。
それ、もうネット規制の意味あるのか?!って感じなので辞めればいいのに。

Yazd Friendly Hotel(ホステル)

テヘランやイスファハーンの宿で宿泊者らがお勧めしてくれたので、このゲストハウスへ。
オーナーは夜は不在で、代わりの足の悪いおっちゃんがいるけど英語が全く通じないのでオーナーと電話で話す。「朝食込で個室1晩10ドルでいいか?」と言われ即答でOKしたけど、後から先人のブログで「値切って1泊6$だった」とか見てショック。

個室・朝食付き10ドルって安いと思ったんだけど。宿代って値切れるのね。
お腹が空いたので散歩がてらレストラン探し。

迷路のような道を抜けて少し大きな通りへ。あれはジェームス・モスク

Baam Cafe Restaurant(レストラン)

この通りはTakeAwayのケバブ屋ばかり。ちゃんとしたレストランでペルシャ料理を食べたくてこの2階へ。

初めてチキンケバブを頼みました。イランのチキンってムネ肉なんですね・・・
もも肉の方が油が乗ってて美味しいのに、この辺は味覚の違いなんでしょうか。
今回はちゃんとただの白いご飯で美味しい~パンは要らん。ダジャレではない。
レモンスカッシュも入れて240IRR(700円)と観光地価格ですが美味しかったので満足。


2023.12.20(水)

おはようございます。Friendly Hotelの朝食。うっ( ;∀;)
Heritage Hostelと違いフルーツがない・・・既に取り分けられてておかわりも出来ないのでオーナーに「明日からは朝食要らない。」と言ったら9ドルに下がりました。

なんとここに日本人が3人もいました。イスファハーンのホテルには1人もいなかったのに。

テヘランでもイスファハーンでもそうでしたが、中庭があっていいホテル。お座敷も広くていっぱいあり、イランで宿泊したホテルではここの中庭が1番くつろげました。しかし今の時期だと寒い。それとここはWi-Fiが遅いのと、部屋で全くWi-Fiが繋がらないのが難点。
部屋でWi-Fi繋がらない→中庭だと繋がるけど寒い。というわけでここではブログ更新出来ず。

ヤズドの街を散歩します。

ジェームス・モスク

ホステルからすぐ近くのモスク。

内装はたいしたことないのに(コラ)、宗派によるのかここでもタージリッシュのモスクでそうだったように頭に被るヒジャブと別に足元まであるチャドルを着ないと中に入れてもらえませんでした。
大幅に時間くう・面倒・動きにくい・ずれてきてうっとおしいです。男性は軽装でOKなのがやはり納得いかない。

Amir Chakhmaq Complex

有名そうな広い広場に来ましたが・・・あの建物は横から見たらペラペラで中に施設があるわけではありません。

入るとこがないので仕方なく横にあったジュース屋でザクロジュースを頼む。テヘランで50万IRRだったのに80万IRR取られました。ボラれてるのか手絞りのせいなのか不明。

面白そうな建物を見ながら、その昔ゾロアスター教の鳥葬が行われていたという「沈黙の塔」へ向かいます。GoogleMapで検索すると歩いて行けそうです。

これは・・・少ない面積で2階を張り出して総床面積を稼ぐセコイ建築手法。固定資産税も安く済んでいいですね。
薄い。横から見たら薄すぎる。

エセ沈黙の塔

GoogleMapで「沈黙の塔」と日本語で入力して出て来た場所に30分歩いて辿り着きました。

ここ。
・・・・誰ですか、GoogleMapにここを「沈黙の塔」と登録したのは!!(≧◇≦)
確かに沈黙している廃墟の塔だけれども。
(宿に居た日本人男性も同じことをして本日ここに辿り着いたそうです。)

鳥葬を行うゾロアスター教の聖地にしてはえらい街中にあるな~とは思っていたんですよね。歩きながら全然砂漠っぽいのが見えて来ないので、これは怪しいとは思ってはいたのですが。
正解の場所は英語で「Zoroastrians Towers of Silence」と入れて出て来る場所。
やられました。日本語入力は危険です。

GoogleMapで見て12時半に閉館するようなのでSnapp!でホステルに戻ってきました。
30分以上も歩いたのが無駄足になりました。
夜のクロックタワーです。

昼間きたモスクのライトアップ。

ヤズドの細い路地にはお土産屋もあり。イスファハーンよりはかなり規模が小さいです。
お土産はイスファハーンが買うのが正解。

Cafe kolomboo

宿の周囲は旧市街地なのですが、その中でもお洒落そうなカフェレストランへ。
自炊すると安いのですが、ホステルのキッチンが1人位しか立てなくていつも占領されているので全て外食です。

屋上に上がるとビニールシートに囲まれて暖かなこたつが!こたつ!日本!嬉しい( ;∀;)

こたつの中を開けると中は電気ストーブが置いてあるだけ。火傷したらどうしてくれるんですか。

夜景を見ながら夜ご飯。給仕の男性が頻繁に話し掛けに中に入って来て、その度にビニールの隙間が空いて寒いので、有難い反面、ちょっとだけ迷惑・・・(;^ω^)

ナスとジャガイモを潰したものが入っているようなカレーのようなやつを頂きました。
イランではこれ系のスープカレーが1番美味しいかも。
今回もレモネードをつけて275万IRR(800円)と観光地価格でしたが、ロケーションがいいせいか観光客が次から次へと来てあっという間に満席に。

最後に会計を頼むと給仕の男性が「私は従業員です。よくやったと思ったら何か下さい。」とGoogle翻訳で訳した日本語を見せられました。
頻繁に来てくれたのには、まあそんな種明かしが。こっちが一瞬びっくりして怯むと「あっごめん、ごめん。会計は下だから降りてね。」とすぐ引き下がりました。

まあ、しかし一生懸命サービスしてくれて好感度が高かったので、チップあげれば良かったですね。
イランはチップ文化がなくて初めてだったのでびっくりしただけなんです。

さて。明日こそは本物の「沈黙の塔」へ行きます。

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