イラン

イラン、ケシュム島のチャコーキャニオンとスターズ・バレー(2023.12.27~28)

イラン
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2023.12.27(水)1ドル≒490万イランリアル(実勢レート)

一昨日は深夜バスで数時間だけの睡眠、今日も強欲おっちゃんの、余っている部屋の床で寝ただけなので疲れが全く取れていない。
仕方ないがスーツケースを持ったままSnapp!タクシーでケシュム島リフトという町から移動することにする。ケシュム島での今夜のホテルもまだ見つからないのも不安。

チャコー・キャニオン

Snapp!タクシーで来た今度のおっちゃんは信頼出来そうな人だった。
おっちゃんは警察官だが、昨年心臓の手術をしたのと娘が結婚したばかりでお金がかかるので副業でタクシー運転手をやっているそう。

観光客からお金を取ろうとする人はすぐ「他の観光はどうだ?」みたいな話をしてくるが、今回のおっちゃんは日本文化に興味があるようで「日本人の結婚する平均年齢は?ネットで見たが、日本は裕福な国なのになぜ自殺率が高いんだ?」など聞いてくる。悪徳タクシーではなさそうだ。
こちらもイランのことが色々聞けて楽しいのだが、おっちゃんが全く英語が話せないので助手席からGoogle翻訳を使いながらスマホの画面で会話するのはかなり疲れる。私が表示された日本語が一瞬で読めるのに対し、おっちゃんがペルシャ語を読むのは凄く時間が掛かっている。読みにくい記号みたいな文字だもんなぁ・・・

1時間近くタクシーに乗ってチャコー・キャニオンに到着。入口には「仮面の女」がお出迎え。

女性が仮面を付けて生活する文化がケシュム島には残っている。16世紀にイラン南部一帯を占領したポルトガル人から現地の若い女性を守るために、遠目に男性に見えるような口ひげ型の仮面を着けさせたことから始まったらしい。
今もケシュム島や隣のホルムズ島にはこの「仮面の女」がいる。私は昨日フェリー乗り場で見ることが出来た。目の部分はもっと細くしか空いていなかったので視野がかなり狭く歩きにくそうだった。

この仮面はネガーブと呼ばれお土産にもなっている。

さて。ここではネットが繋がらないので帰りのタクシーが呼べそうにない。
Snapp!のおっちゃんに、ここで1時間待機し、東のダルガハンまで追加料金で行ってくれるか聞いたら45分だけなら待てるという。
昨夜歩き回ったリフトの町には全然ホテルがなかったが、ダルガハンならHostel Worldという予約サイトに1軒だけホテルが掲載されていたので泊まれると思ったのだ。しかしネットから予約は出来なかった。

入口で入場料の100万IRR(300円)を払う。
おっちゃんには「ついてこなくていいよ、待ってて。」と言ったのだが、おっちゃんは運転手ということで無料で入場出来たのが嬉しいのか、一緒に中に入って楽しそうに写真を撮りまくっている。

私たちの写真も撮ってくれた。おっちゃんは娘さんにも電話して「ジャポンと一緒にいる。」みたいなことを楽し気に話している。

途中にある解説を読むと、恐らく昨年行ったアメリカのアンテロープキャニオンと同じように、鉄砲水による浸食で出来た地形のようだ。なかなか楽しい。

急ぎ足で45分で往復して入口に戻ってきた。
Mさんは、ここまでヒッチハイクをしながらやってくるHさんと合流し、もう1度ここをゆっくり見学してから2人でカウチソファー宅へ向かるそうなので別れた。狭くて3人は無理らしい。
私は目星を付けていた宿に向かうべくSnapp!おっちゃんにダルガハンまで送ってもらう。

チャコーキャニオンからダルガハンまで1時間。途中油田があった。

おっちゃんの車からはひっきりなしに無線がかかってきていて、焦って車を飛ばしている感じだった。Snapp!に表示された車のナンバーと違う車両だなぁとは思っていたが、恐らく警察の仕事中にバイトしているのだろう、こら。

ダルガハン到着

ダルガハン到着。
おっちゃんがトランクから私のスーツケースを出して渡してくれ、お礼を言って約束の350IRRを渡すと、やはり急いでいたようで猛スピードで町の中へ消えていった。

歩き出して30秒ほどで、車のトランクにスーツケースと一緒に入れていたジャケットを受け取り忘れたことに気付いた。トルコのイスタンブールであまりにも寒いので購入したのだが、ここは真夏のように暑いので脱いだもののスーツケースに入らないので横に置いておいたのである。
慌てておっちゃんの携帯に電話したら出てくれたのだが、こっちは英語、あっちはペルシャ語で全く会話が成り立たない。1つの単語も知らない言語だと、同じことをどれだけ繰り返し言われても、1ミリたりとも理解出来ないんだと英語の有難みをしみじみ感じた。
とにかく私が「トランク!ジャケット!」と言うとおっちゃんは「ジャケット!OK!ジャケット、ダルガハン!スリー!」と言ってくる。何のことか意味がわからないがこの会話の繰り返しなので「OK」と言って電話を切った。恐らく今は用事があって来れないが、3時にダルガハンに来ると言っているのだろう。しかしダルガハンのどこに?!

とにかく3時までは今日泊まれる宿を探すことにする。
ダルガハンで唯一Hostel Worldに掲載されていたホテルに直接行ってみたが閉まっていた。壁にある電話番号にもかけてみるが誰も出ない。

後から聞いたが、コロナ禍中にケシュム島にあったゲストハウスはほぼ全部潰れてしまったらしい。ここもそうだと思うのだが、だったらHostel Worldから掲載を消して欲しい。

とぼとぼと結構な距離を歩いて、GoogleMapでホテルが集まってそうな海沿いのエリアへ戻る。
3軒聞いたが満室と言われた。これまでホテルのフロントは皆英語が通じたがこの島では全く通じなかった。イラン人観光客は多そうだが外国人観光客は来ないのだろうか。

4軒目。高そうだが部屋数が多そうなホテルに行くと最初6000円位の金額を言われ、帰ろうとすると4500円に下がった。しかしバンデラ・アッパーズ同様ここもドル払い&クレカ不可なので泊まれなかった。私はイランリアルを3000円分しか持っていないのだ。これまでのゲストハウスはドル払いOK、しかも千円以下だったので、この物価の安いイランで最後にイランリアルが余らないように少しずつしか両替していなかった。

ホテルを出たらちょうど15時を過ぎていて、Snapp!のおっちゃんからまた電話かかってきた。
「ジャケット!ダルガハン!イラニアル☆◇※‰!OK?」と言ってくれている。別れてから2時間も経っているがダルガハンまで戻って来てくれたのだろうか?それともそんなもん車になかったよと言っているのだろうか。タクシーを降りた場所に戻ろうにもここから結構遠い。何度も同じ会話を繰り返し、お互い理解出来ないままなので「もういいよ、ジャケットあげるよ。こんな暑い地域で要らないと思うけど。」と私は諦め電話を切った。この後寒い地域に行くことになっても、まだ日本から持ってきたウルトラライトダウンがある。

暑さの中、ゲストハウスが見つからなくて途方に暮れてトボトボ大通りを歩いていたら、向かいから来たゴミ清掃車が私に向かってクラクションを鳴らしてくる。

うっとおしいなぁ・・・

すれ違った後、ゴミ清掃はピタリと止まり、なんと。そこからSnapp!のおっちゃんが降りてきた。
おそらく警察車両は仕事終わりに返却しないといけなくて、車を返却した後、地元のゴミ清掃車に乗ってここまで来てくれたのだろう。(イランの終業時間は早い)
走ってジャケットを渡しに来てくれたおっちゃんの優しい笑顔で、宿が見つからなくて凹んでいたのもあり、感激で半泣きになってしまった。思わずおっちゃんに抱きついて感謝の言葉を述べ別れた。やはりイラン人は親切だ。

ケシュム島のケシュムへ移動

バンダレ・アッパーズからフェリーが到着するケシュムエリアならゲストハウスがあるのではないかと、またスーツケースをひきずってSnapp!で移動。

ここでもGoogleMapやMapsMeを見て5軒以上ホテルを訪ねたが、ゲストハウスと名の付くホテルは市営なのかイラン人しか泊まれないと言われ、他のホテルは1万円以上か、年末年始のためイラン人観光客で満室だった。

やっと空いてる部屋を見つけたこのhotel lachin。GoogleMapの口コミは悪いし、ダルガハンのホテルと同じ4500円だったが、もう17時でヘトヘトだったのでここに泊まることにした。オーナーが出てきてくれドル払い(30$)が可能だった。

広いがトイレはイラン式(和式)、部屋は古いし陰気臭い。
ここが日本だとしてもせいぜい2000円レベルのホテルだが仕方ない。久々マットレスに寝れて良かったと言い聞かせる。

少し休んで、近くのショッピングモールへ行ってみた。

1階にツアーデスクが2軒あったので明日の島1周ツアーの値段を聞いてみたら4千円位だった。安い。聞き間違いで単位がトマンだったら4万円だが…本当に単位はドルで答えて欲しいのだがドル払い不可。
そしてほぼ英語が通じないので、この会社と電話で待ち合わせ出来る気がしない。何よりイランリアルを持っていないので申し込めない。つくづくクレカが使えない国は不便である。

海鮮レストラン رستوران شمالی بهشت قشم

夜は少し歩いたとこに行って魚料理を食べた。せっかく島に来ているので。

魚を頼んだら品切れとのことで、お勧めの海老カレー的?タマリンスパイス味を頼んだ。めちゃめちゃ美味しかった。全部で364IRR(1000円位)だがシーフードなのでこんなものだろう。

次の日。ホテルは朝食付きだった。普通のイランの朝食。ここの従業員はオーナー以外英語が全く通じないし、すこぶる愛想が悪い。シーラーズより南はトイレも和式になったしドルは使えないし少し状況が変わってきた。

仮面の女の壁画。歩いていてたまに見かけるが年配の人がほとんど。

後ろ姿を隠し撮り。こんなうっとおしい恰好、若い人はやらないよな。。。

スターズ・バレー

最後の足掻きで2軒他の安そうなホステルを訪ねてみたが、満室だった。もうここに宿泊するのは諦めて島を出よう。

Snap!タクシーを呼んでもう一つの観光地へ。今度は若い真面目そうなお兄さんだった。ここもネットが繋がらないので入口で1時間待機してから帰りも送ってくれるように頼む。

ケシュム島は面白い地形が多く、人が少ないので楽しめた。

途中、こんな崖を登るが、おばあちゃんが周りの人に抱えられながら降りていた。
なぜそんなサンダルで来たし。みたいなイラン人いっぱい。

ゼイトゥーン・パーク

45分で戻って来て今度は海岸まで送ってもらう。帰りはお兄さんともGoogle翻訳で会話が弾む。相手が聞いてくるので聞き返したら35歳独身だと言う。それにしてもイラン人は初対面でも直ぐに年齢と結婚、子供の有無を聞いてくる。

「お互い独身なので問題ありません。一緒に今夜僕のバンデラの家に帰りましょう。」としつこかったが断り車を降りる。私の方がかなり年上なのに、取り敢えずはなんでもいいのか?!帰りのタクシー代は「あなたはゲストだから。」と受け取らなかった。
イラン人は30代だと殆どの人が結婚しているようだが、なぜ彼はいい人っぽいのに独身なんだろう?収入が低いと結婚出来ないとは聞いたが…

ビーチでケバブとコーラでゆっくり過ごす。海は綺麗じゃなかったので泳がなくてもいい。

17時。そのままホテルに戻って荷物をピックアップし、Snap!を呼んで港からフェリーでバンデラ・アッパーズに帰ることにした。

イスラム教の女性って気が弱いかと思っていたが、チケットを買う時バンバン順番抜かしをされ、なかなか気が強い。船は満席になったら出発だが直ぐに満席になった。

バンデラ・アッパーズへ戻る

好きになれないゴミゴミしたバンデラアッパーズに戻って来た。

港から直ぐのショッピングモールの裏にいっぱいホテルが集まっている。Kawser Hotelがシングルで650万IRR(2000円)で無事1泊とれた。トイレがやはり和式で汚いのがおえー。

「wi-fiを繋げてよ。」と言うと「今配線がこんがらがっているから5分待て。」と言う。
10分後に行ったら「マダム!あと30分が待てないのか?!」と逆ギレしてくるほど従業員は愛想が悪い。
島のホテルにはWi-Fiがなかったので空港で購入した10Gがもう無くなりそうなのに。

ショッピングモールへ行ってみたがこじんまりした店の寄せ集め。一階のカフェが唯一マシっぽい感じ。この町にはおしゃれカフェなど無さそうだ。

こんな町でドバイ行きのフェリーが出る1月2日迄過ごせそうもない。GoogleMAPを見ながら思案し、明日はここから北東へ7時間ほど行った、捨てられた古城バムへ移動してみることにする。

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