2023.11.26(日)
1ジョージア・ラリ≒57円
1トルコ・リラ≒5.1円
本日はジョージアのバトゥミからトルコのカッパドキアまで一気に移動します。今回はアルメニアでも一緒だったおがちゃんとたまたま日程が重なったので一緒に移動します。
いい出会いがあり楽しくて、ジョージアにはトータル3週間以上もいてしまいました。
ジョージアのバトゥミからトルコのカッパドキアまでの移動経路
バトゥミからカッパドキア(ギョレメ)までは850km。東京~九州間位の距離です。ここをバスで移動なんてお尻が割れそうです。
一度トラブゾンという町で乗り換え、そこからギョレメまでは深夜バスで14時間です。
昨日バトゥミのバスターミナルで聞いたらバスは朝6時、13時15時の3本。
ネットの情報だとここのサルピという国境が大混雑で抜けるのに2時間掛かるらしいです。
トラブゾン→ギョレメ行きのバスは17時の1本だけなので、これに間に合わそうとしたら朝6時のバスのみになります。
バトゥミのバスステーション
なんてことでしょう。
起きたら5時30分。この旅で初めての寝坊です。昨日かなり観光して疲れているのに、ビールを飲んだのがいけなかったのでしょうか。
慌てておがちゃんに電話して「今から1人で行って下さい。タクシーで行けば間に合うと思います。」と告げました。20分もロビーで待たせてしまいました。
私も急いで5分で用意してホテルをチェックアウト。荷物はパッキング済だったのでノーメイクなら顔を洗い歯を磨くだけですぐです。Yandexタクシーを捕まえ、15分で私もバスターミナルに6時に到着。
なんとか間に合いそうです。
・・・
誰も居なくてワロタ
なんですかこれは。なんでバスターミナル無人なんですか。
昨日バスの時間を聞いたチケット屋も閉まっています。
私「明日の朝のバスに乗りたい。」って聞きましたよね?
夜の6時だったの?それとも日曜は運休なの?!なぜ教えてくれないの??
ジョージアはほぼ英語が通じないせいでしょうか。意味が分かりません。
おがちゃんとはここで無事合流できました、彼もここで途方に暮れていたようです。
しかし私が寝坊したこともバスが来ないことにも全く怒っておらず、なんて心の広い方なんでしょう。
そんなおがちゃんの心を察してか、ねこちゃんがまとわりつきます。まあ早朝ですごく寒いからなんですが。
ジョージアのバトゥミ→国境のサルピへ
ネットの情報でも半年前に朝6時のバスで移動した人を見たのですが、来ないものは来ないので仕方ありません。6時半過ぎにトビリシ行きのバスが来たので運転手に「トラブゾンに行きたい。」と聞くと「ローカルバスで国境まで行け。」と言われたのでその通りにします。
7時過ぎ、道路斜向かいのバス停から16番のバスに乗って国境のサルピに向かいます。ほぼ始発位のバスだと思うのですが満席状態です。
45分でサルピに到着。バスはVISAタッチで乗れ0.8ラリでした。変な形のイミグレです。
15分でジョージアのイミグレを抜け出国。
ここには安いトルコの免税品を買うジョージア人が詰めかけて、抜けるのに2時間以上かかるとネット情報で見たのですが、朝7時のせいなのか10分後ぐらいしか並びませんでした。
なぜか出国審査のお姉さんは私のパスポートを全ページチェックし、更に虫眼鏡でしげしげと拡大して確認していました。隣の列のおがちゃんはすんなり通過していたのになんなんでしょう。
ここからトルコのイミグレへ。すぐ目の前です。そして急に犬が多いです。
トルコ側のイミグレでは全く並びませんでした。
トビリシの宿で知り合ったマサさんは「イミグレが混むから嫌だ。」とトルコを止めて飛行機でギリシャに行かれましたが、ネット情報鵜呑みもいけませんね。
入国審査も終わりセキュリティゲートを抜けたいんですが・・・どいてください。
やっとどいてくれました。なぜイミグレの中にワンちゃんが居るんでしょう、初めて見ました。
トルコ人が寛容なのか、適当なのか。初めて来たトルコに胸が躍ります。
イミグレからの景色は江の島みたいです。
国境→トルコのトラブゾンへ
建物を出るとすぐに大型バスが見つかりました。トラブゾン行きです。
料金は250ラリか25リラ。ややこしいですね。トルコリラで払ったほうがお得そうです。
1時間後の8時に出発すると言います。時計を見ると時差でトルコはジョージアより1時間遅れのようです。両替屋を探して両替してきます。
両替をし、トイレを済ませ、朝食のミニパンとコーラを買いました。
あとでトラブゾンの街中で金額を見ると両方とも3分の1の値段で売られてました。国境あるあるです。パンはドイツのプレッツェルみたいな食感で美味しかったです。
8時(ジョージア時間9時)にほぼ満席で出発。トルコは時間に正確なようです。
気持ちのいい天気。進行方向に向かって右側の座席はずっと黒海を眺めていられます。
トラブゾンのバスターミナルに到着
12時、バスに乗ること4時間。ネット情報とは違う場所、だいぶ南に着きました。
新しい場所に新設したようで、このレンタカー屋の向かい。GoogleMapにもまだ名前が登録されていません。
すごいデザインのバスターミナルです。因みにトルコのバスステーションのトイレは全て有料(5~8TL)でした。
ザハ建築、再びって感じ?
建物の中に入るとさっそくトルコ人のおっちゃんに捕まり、行き先を聞かれます。
「ギョレメ」と言うと、必死にチケット窓口を探して案内してくれました。
初めてのトルコ、ボリボリにボラれるのかとビビりまくっていましたが、すごく人が親切です。
ここでカッパドキア(ギョレメ)行きのチケットを買います。このKAMIL KOC1社しかないとのことで680TLの言い値で。しかし639TL(3,400円)にまけてくれました。
窓口のヒジャブを被ったお姉さんも終始ニコニコ、めちゃくちゃ愛想がいいです。ずっと(アゼルを除いて)不愛想な国を渡り歩いてきたので落差にびっくりしました。ジョージア人やアルメニア人の店員の不愛想さにすっかり慣れてしまっていたのです。
17時のバスの出発まで4時間半あります。このバスターミナルは電源もあって綺麗なのでずっといれそうですが、荷物預り所があったので40TLで荷物を預けてトラブゾンの街を観光してみることにします。
Googleマップを見て町の中心へ歩いてみましたが…
かなり遠いようです。
ここがネットにあったトラブゾンのバス停。潰しちゃったんですね。
この辺りは車関係のお店が多いです。頑張れJAPAN OTO MARKET。
歩き疲れたのでバスに乗ってみます。トラブゾンはGoogleMapでバス経路が出て来ません。ネット情報を頼りにこの辺りから中心へ行けるようです。このマークがドラムシュ(ミニバス)、屋根のあるスペースが普通のバス乗り場のようです。
行き方が分からず人に聞きまくる旅は久々でわくわくです。やはりこっちのスタイルの方が旅をしている!という実感が沸きます。
ミニバスが来たので止め、運転手に街の中心の遺跡の写真を見せて行くか聞き、うなずいたので乗りました。トルコでも英語は全く通じないようです。こんなモスクの前で降ろされました。料金は14TL。これもネットの情報よりかなり値上がりしています。
モスクの前が魚市場。トラブゾンは海が目の前ですから。
た、食べたい、時間さえあれば食べた過ぎる。
朝食に食べたパン。雑な売り方です。国境で20TLで買ったのに、なんと本当は6TLだったなんて。
お腹が空いてきたのでファーストフードっぽいところに入ります。ギトギトチキンです。ネーミングセンス。
お店のおっちゃんがトルコ語のメニューを全部訳してくれ、凄く愛想よくされ、凄く照れ臭く、急に自分が特別な存在になったような気がしてきました。これが旧ソビエト連邦と旧オスマン帝国の差なんでしょうか。チーズケバブとジュースで105TL。
曇ってきました。17時までにバスターミナルに戻らないといけないので急ぎます。
ファティフ・ジャーミィ。ギリシャ正教会の建物がモスクとして使われています。
トラブゾン城壁に・・・
ザゴノス谷公園、時間がなくて通り過ぎるだけです。
Yeşiltepe Dolmuş Durağı
バスターミナルまでのミニバスが出ている場所まで来ました。楽天SIMがトルコに入ってから初めて使えるのでネット情報は見れます。
凄い数のバスでどれがどこ行きか全然分かりません。「オトガル!オトガル!!(バスターミナル)」と聞きまくり、やっとどのバスか判明しました。
満席になって出発。ちなみにこれは走行中の写真です。ドアは開けっ放しで走るようです、適当だなぁ。
16時半、無事オトガル(バスステーション)に戻って来ました。
私を乗せたミニバスは帰りもドアを開けっぱなしで出発して行きました。
さて。これから夜行バスで14時間の移動です(;^ω^)
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