トルコ

セルチュクからイスタンブールへ。トルコのバスに置いて行かれる(2023.12.6)

トルコ
スポンサーリンク

2023.12.6(水)
1トルコ・リラ≒5.1円

おはようございます。セルチュクの朝です。

雨です、しかも寒い・・・。決定、もうエフェソス遺跡に行くのは止めました。
入場料が3,500円以上する上に、Googleの口コミ写真を見ても昨日行ったパムッカレの古代劇場と全く同じものがあったので。きっと同じ設計図で建てたのでしょう。
古代図書館とやらは見てみたかったですが、ギリシャに行くと似たものがあると思うのでその時にでも堪能しようかと。

スポンサーリンク

La Bella Suit Otel(クシャダスのホテル)

クシャダスもドミトリーがなくてビジネスホテルをとったのですが、エレベーターは折れ戸が半開きのまま上の階や下の階へ移動します。手を出したら大惨事に・・・
あとエアコンの乾電池が切れていたのと、歯を磨く時に水道の水を口にしたら凄く変な味がしました。配管が腐っているのではないでしょうか。しかしほぼ最安値の2,200円なのでこんなものでしょう。

しかも朝食付きです。豪華でいっぱい♪\(^o^)/
・・・と思いよくよく見てみたら、半分がジャム・マーガリンで占めています。騙されないように。

おかずを全種類取るとこんな感じ。トルコの朝食。そろそろ日本食が食べたくなってきました( ;∀;)

クシャダス観光

せっかくなので、朝食後は近所のビューポイントがある丘へ登ってみます。

クシャダスはエーゲ海クルーズで人気の港町らしいです。

この天気じゃ全く伝わりません。夏は人気なのでしょう。
風が強く、傘が役に立たなくなってきたのでホテルに戻ります。

チェックアウトしてクシャダスのオトガルまで長い道を歩いて行きます。クシャダスに来た意味とは。
足の毛が毛深い鶏を見るためかもです。かわいいです。

クシャダス→イスタンブール

12時半。オトガルに着きました。即「今すぐバスが出るから早く買え!」とオトガル名物、バス会社のおっちゃんに捕まります。
ここから一気にイスタンブールまで行けるようなのでチケットを購入。600TL。到着時間を聞くと「pm8時半」と言われました。8時間で着くようです。(でたらめ、実際は11時間です。)

Varan社という初めてのバス会社。
他社のバスは12時半きっちりに出発したようですが、この会社のバスだけ35分になってもトロトロしていて出発していませんでした。そのおかげで私はギリギリ乗れたのですが。
このバスのいい加減さが後でアダに。

出発して30分ほどでエフェソス遺跡のあるセルチュクのオトガルを通り過ぎます。
あれはエフェソス(エフェス)考古学博物館でしょうか。やはり晴れてたら行きたかったかも。

イズミルのオトガル。
これまで乗ったトルコのバスはほぼ満席だったのですが、イスタンブール行きのこのバスは乗車率は半分もない位です。このバスか路線かどちらかが不人気なのでしょうか?
出発してすぐに配る、お菓子が入った箱が、バスが揺れたタイミングでバスの階段にガラガラガチャンと盛大にぶちまけられました。しかし、給仕の人はほったらかしです。
給仕の方、この寒いのに半袖Tシャツ・・・しかも子供にしか見えません。

お菓子とジュースの配給も、これまでのバスだと出発してすぐ配られ、停車駅の度にくれるのにイズミルで1回配られただけでした。
テーブルを倒したら前の人のコーヒーの粉でいっぱい、掃除していないようです。
あと1時間待って別のバス会社にした方が良かったでしょうか・・・一抹の不安が胸をよぎります。

これまでのバス会社の給仕さんは、Yシャツを着たおっちゃんが出発前に乗客リストを見て、各バス停で降りた人と乗ってくる人の点呼を取ってから出発していたのですが、このTシャツのガキンチョは点呼を取りません。それ、置いて行かれる人いるんじゃ・・・

イスタンブールに近づいてきました。到着すると言われた20時半はとっくに過ぎていて今21時半です。マルマラ海を渡る長い橋を越えます。

ゲブゼという町でバスに置いて行かれる

海を越えてすぐ、停車したゲブゼという町でほとんどの人が降りました。
バスの運転手は女性だったのですが、それが珍しいのか降りた数名の女性らが一緒にセルフィーを撮り始めました。順番待ちで長く停車しています。バスの横で今から煙草を吸いだしている乗客もいます。
まだまだ停車してそうなのでトイレに行くことにしました。運転手はセルフィー乗客たちに囲まれ、声が届きそうにないので声掛けは止めておきました。どうせ英語は通じないですし。

ほんの2分位目の前のトイレに行き、出てきたらオトガルがもぬけの殻です。

バスに置いていかれました。

は?!これまでのバス、点呼取ってましたよね?!
さっきまでバスの横に降りた乗客いっぱいいましたよね?!皆さんどこに?!

同じバス会社の次のバスに乗ることを考えましたが、そんなことをしていたらイスタンブール到着が深夜を過ぎます。宿にレセプションの人が居なくてチェックイン出来ないかも知れません。そして私の荷物を乗せたバスは全然知らない町へ出発してしまい永遠に見つからないかも・・・

心臓ばくばく。焦りまくってオトガルの向こう側の道路を探すと自分が乗っていたバスが走り去るのが見えました。待って、待って、私のスーツケース!
原っぱを横切って追いかければ捕まえられるかもしれません。

原っぱを横切り、大きな道路に出てバスを手を振りながら走って追いかけると停まってくれました。

別の会社のバスでした。

私の乗っていたバスは行ってしまいました。停めたバスの給仕の男性が降りて来てくれます。
「どこに行くんだ?」
「イスタンブール!」
「バスに乗りたいならまずあっちの建物でチケットを買うんだよ。」
「ちゃう!ちゃうんです!酷いんです!既にチケットは持っているのにトイレに行ってる間に置いて行かれたんです!」
「どこから来たの?」
「クシャダス!私の荷物どこーーー(ノД`)・゜・。」

相手はトルコ語、私は英語なのですが必死だと会話が成立します。
私のバスのチケットを見て給仕さんは全てを理解したようで「可哀そうに」という目で「落ち着け、落ち着け、このバスに乗りな。」とジェスチャーしてくれました。
もう3分の1も乗客が乗っていないので1人位追加で乗せても大丈夫なんでしょう。

無料でイスタンブール行きのバスに乗せてくれました。親切なバス会社の名前はKamilKoc社です。ありがとうKamilKoc社。トラブゾンからカッパドキアまでもこのバス会社でしたが、窓口のお姉さんは愛想いいし印象良かったんですよね。
次のオトガルで自分の乗っていた憎きバスに追いつけるかと思ったのですが、バス会社によって経路が違うようです。こんなKamilKoc社専用のバスターミナルに停車したりしたので追いつけません。

他社のバスでイスタンブールに到着

23時10分。イスタンブールに到着です。
20時半に到着すると言ったバス会社の窓口もいい加減です。乗ってきたKamilKoc社の給仕さんにお礼を言い「私が乗ってきた憎きVaran社はどこでしょうか?」と聞いて言われた方へ走ります。
イスタンブールのオトガルは、これまでのオトガルと全く構造が違います。
各バス会社ごとに建物が別れていてその前にそのバス会社のバスが停まるようです。

憎きVar●n社の窓口をやっと見つけました。伏字の意味ありますか。
降り口にも乗り口にも窓口があって、最初降り口の窓口に行ったら全く英語が通じずチケットを見せたら「こんなバス会社名の名前もないいい加減なチケットじゃ分からない。」といった感じのことを言われました。

いや、このチケット、あんたのバス会社のだから。なめてるんですか。
そう言えばチケット購入時、これまでは見せろと言われたパスポートが不要だったし、この紙切れのチケットだけ貰ったのも不安だったんですよね。

Google翻訳でトルコ語で「トイレ行ってる間に置いて行かれた、私のバスどこ?」と聞くとこの乗り場の方の建物へ行けと言われました。この待合室に忘れ物置き場があるようです。
「お前の荷物はこれだろ?」と全く違う布製のミニスーツケースを見せられました。私の他にも置いて行かれた人がいるのでしょうか。

絶望的です。私の荷物はどこへ行ったのでしょうか。
しかし置いて行かれてから2時間も経っていたので、半ば荷物は諦めていていました。
幸いスマホパスポートクレカが手元にあります。この3種の神器さえあれば他のモノは買い直せば困らなそうです。よくよく考えたらPC以外大したものは入っておらず、PCもクレカの保険で弁償されるでしょう。トルコ語で警察に紛失届をもらうのが面倒ですが。充電器と変換プラグだけ手持ちバッグに入れておけば良かったと後悔。

表にバスが2台表に停まっていたので自分の乗ってきたバスかもと見に行きました。荷物はありません。ふとバスに乗る前にバスの写真を撮っていたのを思い出し、運転手に写真を見せGoogle翻訳で「このバスに置いて行かれた、私のカバンどこ?」と聞きました。まぬけな私は、トイレから出てきた時に自分のバスがどれか分からなくなるので、いつも乗る前にバスの写真を撮っているんです。
すると給仕の方は感じのいい方で、窓口にいるお偉いさんっぽい人に説明してくれました。お偉いさんはどこかに電話をかけまくっています。どうやら写真のナンバーの車が今どこにいるのか問い合わせてくれているようです。
その後、お偉いさんには優しく笑いながら「ここに座っていろ。」とゼスチャーしてくれました。

荷物がどうなっているのか説明してくれなかったので不安でしたが、ゼスチャー通り座っていたら30分後に私が乗っていたバスが到着しました。先に出発していたくせにどこに行っていたのですか。乗客は1人も乗っていなかったので降ろしたところでずっと停車していたのかも知れません。
この方が給仕さんです。明らかに他の給仕さんと服装が違っていて子供のバイトかと思ったのですが。
置いて行ったことを詫びるでも悪そうにするでもなく、普通に「はいっ」とスーツケースを渡されました。どうせ英語は通じないし文句を言うのを諦めました。きっとトルコでは迂闊にバスに乗り遅れた方が悪いのでしょう。

無事、スーツケース回収。本当に心からほっとした瞬間でした。
23時50分。お偉いさんにお礼を言って急いで地下鉄の駅へ向かいます。

イスタンブールのオトガルから市内へ移動

ホテルは先にイスタンブールに行っていたカッパドキアまでの同行者と同じホテルを予約しています。
旧市街にあり、ここから地下鉄で20分&徒歩20分の場所にあるようです。

地下鉄の券売機の表示は、ぼーっと読んでいるとすぐ最初の画面に戻ります。お陰でどのチケットを購入していいやら訳が分からず4台全ての券売機で購入を試していたら「終電が近いのに一体お前は何をやっているんだ。」と呆れ顔で駅員が3回券を購入してくれました。やはりトルコ人は親切です。

時刻表を見たら終電2本前でした。
ギリギリセーフで無事スーツケースを回収出来、ホテル最寄りの駅に到着しました。

ここからスーツケースを引きずってホテルまで20分歩きます。トルコにもタクシー配車アプリはあるのですがトルコの電話番号を登録しないと使えず、SIMカードを持っていない私は歩くしかないのです。

今日は色々ありすぎました。結果オーライでしたが「たった1,2分だけ」とトイレに行ったのが痛恨のミスです。全身が疲労困憊です。
ホテルに1時にチェックインし、ベッドに倒れ込んで泥のように眠りにつきました。

コメント