2024.1.13(土)1ドル≒31エジプトポンド(公定レート)、1ドル≒52エジプトポンド(闇レート)
Rafiki Hostels – Dahab(ホテル)
朝8時。フロントの人が出勤してきたのでチェックインさせてもらう。
男女混合ドミトリー、朝食付7.7$。カーテン付で綺麗だったけど狭くて海に遠い割に高いかな。明日はホテルを移ることにする。
早速ダハブの海を見に行く。
凄い透明度。ここまで海が綺麗とは思わなかった。
1月なので水の中は寒いが、ウエットスーツを着たら泳げそう。
海を眺めながら食事。ここぞとばかりにシーフードパスタ。
この日は1日中海を眺めながらだらだらとして何もせず。ダハブの魔力にはまってしまう。
YUI Japanese Restaurant(日本食レストラン)
夜ご飯は日本食レストランへ。ホテルのルーフトップにあり場所は分かりにくい。
このレストラン唯一の男性従業員と話したところ、日本人2名と共同経営で立ち上げたレストランで日本のTVでも紹介されたらしいが、今は日本人シェフはいなくなってしまったらしい。
唐揚げ定食を頼んだが、味もご飯の固さも日本食そのもので出汁がきいていて美味しかった。
次の日。Rafiki Hostelsの朝食。よくあるエジプトの朝食。
この日も海を眺めたり街を散歩したり。海老ランチ食べたりと自堕落な生活。
7 Heaven Hotel & Diving Center Dahab(ホテル)
ホテルを同行者とシェアした方が安いと気付き、ツインルームで1番安かったホテルへ移る。
年齢が近い異性とのルームシェアは抵抗があるが、20歳以上年齢が離れているとただのルームメイト。
個室はやはりドミより断然いい。ひとり1泊250ポンド(750円)になった。
ホテルのWi-Fiが情報が全く見れない程めちゃめちゃ遅い。(これは今後エジプトのどのホテルでもそうだった。)
SIMカード屋へ行ったが500ポンドと言われ、高いと思い購入せず。ホテルのフロントの人に「SIMカードを売っているところを知らないか?」と聞くととエジプト人はもっと安く買えるというので買ってきて貰った。11Gで300ポンド。(カイロなどでは恐らく180ポンド+α)少しボラれている気はするが500ポンドよりはいいだろう。
エジプトの闇両替
フロントの人に「ドルをエジプトポンドに両替しないか」と持ち掛けられた。1$=45ポンドだと言う。
公定レートは30ポンドなので1.5倍のレートで両替出来る。これはどういうことなのか。
ここエジプトでも、自国通貨の下落が激しくてアルゼンチンと同じように闇両替が横行しているのだろうか。
直ぐにフロントでは両替せずに街中を歩いてみると、同行者がイランで出会った中国人に声を掛けられ、「おい、その辺のショップで1$=52ポンドで両替出来るぞ。」と教えてくれた。同行者はどこの宿でも一緒になった外国人らと堪能な英語でコミュニケーションを取るので、情報がたくさん入り頼りになる。
彼と水着を買いに行くと、お店の人にまたも「チェンジマニー?」と言われ、100$を5200ポンドに両替してもらった。
(この後、日々エジプトポンドが暴落しているのか?カイロでは1$=58~60、ルクソールでは1$=60~65という公定レートの倍の金額で両替出来た。相手の言い値は45~50スタートだが、かなり交渉しての金額。流通レートは恐らく1$=70ポンド)
公定レート計算だと、1ポンドを5倍にして円換算していたが、今後は3倍以下でいい計算になる。一気に金持ちになった気分。
ご機嫌でまたシーフードなんぞを食べたり、ビールと中華麺を宿に持ち帰ったりして過ごす。エジプトの闇両替情報はネットにもほとんどなかったので、これは嬉しいサプライズ。
同行者は初めて出会った時とはまるで印象が違い、話が弾んでかなり楽しい。お互いの旅の話やスタイルだけでなく、これまでの経歴やお互いの趣味や好きなこと性格や思考傾向、自分たちの目指しているものや、お互いの性格分析など・・・日々深い話をする。
年齢差を感じさせず話がどこまでも尽きないのは、きっと彼の人間性とコミュニケーション能力の高さがなせる業なのだろう。彼から学ぶことは多く、旅人でこんなにも尊敬出来る人は初めてだった。
ダハブでダイビング1本目
次の日。このホテルはダイビングショップも兼ねていてなんと1ダイブ30$だという。セブ島の4千円にはる安さ。アドバンス免許と水着は持って来ていたので早速申し込む。
宿で朝食を取ってから2人でダイビングに行く。きゅうりが冷凍でスカスカ。。。
宿の目の前のポイントからイン。セブ島以来のダイビング。水はまあまあ冷たいが澄んでいて楽しい。
フィリピンのセブ島ではインストラクターはこっちのことはフル無視だったので自由に泳げたが、このホテルのインストラクターのMIZUは厳しい。水中で「残りの酸素量は?」といったサインを手で送ってくるがこちらは免許を取ったのが20年以上も前なので全く手サインを覚えていない。
「お前は本当に3ヶ月前に潜ったのか??」と笑いながら怒られた。
その後、この日も何もしないネコのような自堕落な生活。
ダハブはバックパッカーの沈没地とよく聞くが、『何もしなくていい』と思える魔力がきっとこの地にはあるに違いない。
同行者はイランで出会った中国人が、今夜ダハブに到着するので会って来ると言って出かけてしまった。なのでひとり夜の散歩。
海沿いじゃない方にはモスクもある。エジプトのアザーンは他の国と違っておっさんが下手な演歌を歌っているように聞こえるのは何故なんだろう。そして演説みたいな声も音量MAXでうるさい、うるさい。とか言うとイスラム教の人に怒られるかな。
移動式ATM車を発見。しかしもはや闇両替の存在を知ってしまったので、エジプトでATMを使うことはないだろう。イラン旅に向けてトルコで下ろしたドルとユーロが、あまりのイランの物価の安さのお陰でまだかなり余っている。
一昨日食べた日本食レストランでうどんを頼む。210ポンド。
乾麺を茹でて生卵を落としただけだと思うがかなり美味しかった。しかしこのレストランも2回目だが、いつも客が私しかいなくて寂しいものだ。
ここダハブでは日本人観光客を全く見ない。中国人と韓国人の若者ばかり。日本人で出会ったのはノマドの女性と、ダイビングインストラクター免許取得のため滞在している女性の長期滞在者2名のみ。
外務省の渡航情報によるエジプト
ダハブがバックパッカーの聖地だというのに日本人がいないのは、そんな旅のスタイルはもう流行っていないのか、外務省からの渡航情報がシナイ半島全体が危険レベル3だからなのか。
しかしシナイ半島でもダハブとシャルム・エル・シェイクだけは危険レベルは1なので安全とふんでやって来た。
ダハブまで船で来るのは大変だったが、海も景色も美しく何もかもがキラキラして見えた。
もう少し楽園ダハブでダイビングしたりのんびりすることにする。
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