2024.1.16(火)1ドル≒31エジプトポンド(公定)、1ドル≒52エジプトポンド(闇レート)
本日も天国ダハブは快晴。
中国人男性Lenと出会う
7 Heaven Hotelの朝食。頼んでから出て来るのがめちゃめちゃ遅い。エジプト時間。
どこまでも広がる海に温暖な気候。安い物価に安全な地。ゆっくりとした時間が流れるエジプトのダハブは天国過ぎて長居してしまいそうだ。カザフスタンやキルギスでの寒さを忘れてしまう。
同行者がイランで会った中国人らと昼食を食べに行くというのでついて行った。
中国人男性のLenとLenが宿泊しているホステルの女性と食事。
Lenは24歳の若い男の子。中学レベルの英語ながら饒舌で流暢。国籍・年齢を越えて全ての人に裏表のない屈託のない笑顔で接する。中国人には見えない髪型に見た目の良さもさることながら、周囲の人を自分の世界に巻き込むとても魅力的な子だった。
どこで英語を学んだか聞いたら小学校から英語教育を受けているからだと言う。だが女性の方は全く英語が話せなくてコミュニケーションが取れなかった。彼女はダハブ滞在3ヶ月目だと言う。
中国は人口も土地も広大で様々な人がいる。そしてリアルタイム発信の旅の掲示板が発達しているようで、Lenを通じてその掲示板から得られる旅の情報量は日本語で得られるものとは段違いだった。
ダハブを歩いているアジア人は中国人と韓国人ばかり。
Lenは道を歩いているアジア人を見ると平気で話し掛けまくり、すぐに友達になる。
そのままダハブに1ヶ月滞在している韓国人ら4人グループとお茶することになった。
20代の中国人・韓国人の子たちとダハブの夕日を眺めながらゆっくりする。フリーダイビングに魅せられ、資格取得のためにここに長期滞在しているらしい。
夕食も彼らと共にした。韓国人の女の子は私の年齢に「全く見えない。」と驚いていた。
Lenも韓国人カップルも、日本の文化、流行りのドラマ、映画、歌、映画監督に社会活動家の名前まで知っていて私に感想を聞いてくる。若い彼らは年齢差も国籍の違いも何も気にせず対等に話してくれた。
それに比べて私はなんて彼らの国の文化や流行りを知らないのだろう。英語力も彼らの方が格段に上。
自分の興味の狭さ、知識の浅さにほとほと嫌気が差した。彼らはこんなにも日本という国に興味を持って知ってくれているというのに。
帰国したら真っ先に彼らの国の流行りを知り、英語を勉強し、もっと交流を持ちたいと心底思った。
ダハブでダイビング2本目
次の日。Lenと同行者はここからスエズ運河まで男2人でヒッチハイクで行くというので別れ、また一人に戻った。
宿泊している7 Heaven Hotelでまたダイビングを申し込む。インストラクター免許取得中の日本人の方におすすめポイントを聞き、『アイランド』というポイントにした。これもたったの35$。
ホステルからはこの砂漠地点まで車で行く。そしてここで警察の検問。たまたま鞄にパスポートを入れていて助かった。
陸地IN。入口から細いサンゴ礁の隙間に潜り込んで、サンゴのアーチをくぐる。
潜った先にはサンゴだらけの地形が待っていた。
複雑なサンゴの地形を上下しながら眺める。とても美しいスポットだった。
Oasis Fighting Kangaroo(ホテル)
ダイビングが終わるとホテルをチェックアウトし、Lenが宿泊していたホテルが個室で1泊250ポンド(750円)だと言うのでホテルを移った。
Booking.comに掲載されてはいるが、予約サイトでの金額は500ポンド越え。しかし予約せず直接訪問すると半額以下なのだ。本当に中国人の情報網は凄い。
訪れると、レセプションの人がなんとあちらから「日本人は礼儀正しいから好きなんだ。220ポンドでいいよ。」とまけてくれた。Lenには秘密だな・・・
そんなことを考えながら海水が混じっている水道水で洗濯をしていると、今朝別れたLenと同行者が戻って来た。ヒッチハイクはすぐに成功したが、警察の検問に引っ掛かり「ここでヒッチハイクするな。」と車を降ろされたという。
シナイ半島は危険地帯だけあって警察の検問だらけでヒッチハイクは不可能のようだ。
そんな訳で再び皆でランチ。
ダハブでレンタサイクル
ここのところ海辺を散歩する日々だったので、反対の山の方まで行ってみようとレンタサイクルを借りてみた。値切って3時間で100ポンド。
西の方面へ自転車を飛ばす。あの山辺りに美しい地形が広がっているようなのだが・・・その手前に検問があるらしいので、自転車では行けないだろう。
ダハブの海辺から少し離れた高級住宅街や・・・
ショッピングエリア辺りまで来た。観光地の海とはまた違った景色が見れて楽しい。
ATMコーナーの扉が開いているが、それでいいのか?エジプト。
ダハブはネコ祭り。魚をよくもらっているのか本当に猫が多い。部屋のドアを開けていると何匹も何匹も入ってくる。追い出しても追い出してもしつこ過ぎて少し猫が嫌いになった。
Lenたちは夜行のミニバスでカイロへ出発した。私も明日10時発のミニバスのチケットをGoBusのチケット売り場で購入。
ダハブにはいつまでもいたくなるが、そろそろカイロを目指して移動することにした。
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