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フランスのマルセイユからスイスのジュネーブへ移動、すぐにツェルマットへ移動(Day399-400)ヨーロッパでのバス予約方法

旅の知恵とお役立ち情報
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1€(ユーロ)≒173.4円、1CHF(スイスフラン)≒180円
フランス2日目、マルセイユ2日目

数日前にマルセイユジュネーブ行きのバスが、たった15€で販売されているのを見つけた。

ヨーロッパでのバス・鉄道の予約

西欧のバス・鉄道経路は主にOmioというサイト、東欧はgetByBusというサイト、もしくはBusTicket.4meで探しているが、Googleに「マルセイユからジュネーブ」と日本語で入れるだけで色んな鉄道・バス予約サイトが上位にヒットするので困ることはないだろう。

早目に予約しないと残席数に応じて金額はどんどん上がるので注意。

スイスの鉄道は検索に引っ掛からないので公式サイトから予約した。ガラガラだったので当日窓口購入でも大丈夫そう。スイストラベルパス購入(私は買わなかった)で半額になる。

ブラブラカーバスでスイスのジュネーブへ移動

8時半にチェックアウトして、歩いてマルセイユのバスステーションへ。

9時発のBlaBlaCar Busというバス会社を予約した。バスなのか車なのかよく分からないネーミングな上に目的地に辿り着けるか分からないニュアンス。
サービスのいいFlixBusで予約したいところだが50€以上する。なぜこのバスだけこんなに安いのか不明で、英語で口コミを検索してみたがいいことは書かれていなかったのでそっとPCを閉じた・・・15€は魅力的過ぎる。

バスはきちんと来ていて安心した。座席は7割ぐらい埋まっている。運転手はフランス人のようで、アナウンスはフランス語のみ。いや、だからあーた英語話せるでしょ、何を言ってるかわからない。
出発は9時より1分前に出発した。ヨーロッパのバスは結構早めに出るので要注意だ。

13時。4時間走ったのでこのおしゃれなカフェで昼食休憩。バスの中で昨日スーパーで買ったパンをかじっていたが水だけだと喉が渇く。

カフェの中で皆パンを買っていたのでつられて買ってしまった。サンドイッチは6.5€と記載があったが、コーラの値段表示はない。
いくらなのか気になったが、会計時、クレジットカードの明細はマシンから出てきたとたん、クシャクシャに丸めてあっという間にゴミ箱に捨てられた。昨日のスーパーでもそうだったから、フランス人はレシートの控えをもらわない習慣なのかな。

次の日、クレカの明細を見たらコーラは3.5€、なんと600円だった。この食事で2,000円かぁ・・・もう笑うしかない。このコーラはスタバでフラペチーノの頼んだ感覚、あそこはスタバだった、スタバ。と勿体なかったと思わないように自分に言い聞かす。

スイスのジュネーブ到着

17時。ジュネーブのバスターミナルに到着。

鉄道駅まで歩く。駅のトイレは2Fr、360円。開いた口が塞がらない。

何だろう。女性のホームレスの人が結構いる。ゴミゴミしていて私が想像していたスイスと随分違う。

この高架下なんて大阪梅田と景色が変わらない。地元に帰ってきたのかと一瞬錯覚する。
スイスは世界最高水準に物価が高いと聞くので、さぞかし綺麗なのだろうとか想像していたがそういうわけではないようだ。
これまでずっとスイスに生まれたら人生勝ち組と思っていた。スイス人ならどの国に行っても「安!安過ぎ!!」なんて思うんだろうなとか。しかしホームレスの人たちを見るにスイスの社会構造も複雑なのだろう。どの国も来てみないと分からないものだな。

ジュネーブパスで交通機関乗り放題

ホテルを予約したら、宿泊期間中ジュネーブでの交通機関(トラム、バス、国鉄、フェリー)がすべて無料になるトランスポート・パスの登録先URLが送られてきていた。
予め登録しておいたが、そのQRコードはトラムでもフェリーでも1度も見せてと言われることはなかった。ジュネーブも信用乗車形式のようだ。

無料でトラムに乗ってホテルへ向かう。

MEININGER Hotel Genève Centre Charmilles(ホテル)

宿は予約サイトで2番目に安い宿にした。1番安い宿は規約をよく読むと49歳以下までしか泊まれないとなっていたからだ。なぜなんだろう??
理由はよ分からないが、この後イタリアでもそういった宿が沢山あった。老人はお金あるんだから個室に泊まりなさいよって意味なのか、自己中だったり文句多かったりするからなのか・・・いや、ジョージアで何十日も泊まっているそういう高齢者たちをいっぱい見てきたので。

1泊36€(6,250円)+市税5€
これまでのドミトリーに比べると高いが、冷暖房完備、別々のトイレとシャワー室が各部屋に付いていて空調もきいていて清潔。コンセント・ライトも十分についていてとても快適だ。ベッド2個だけ2段ベッドじゃない変な造りだが、先に男性達に取られていた。

キッチンもあったので自炊する。日曜日だからか近所のスーパーは閉まっていて手持ちのパスタにキッチンに「Free」と書いて置かれていたプチトマトを入れるしかなかった。
幸い手持ちの沢山のガーリック、バター、醤油、鶏ガラで具材はなくても美味しい。

この日はこれで就寝。

ジュネーブ観光

スイス2日目、ジュネーブ2日目

宿に「夕方まで荷物預かってくれない?」と聞くと有料だった。500Fr(900円)。ふざけるなと思い、ミニスーツケースだし持ち運びながら観光することにする。

ジュネーブって国連があるから名前はよく聞くが、観光的にはほとんどなにも無さそう。
「大噴水」と書かれた場所に来たが、バルセロナでもそうだったように、今年は水不足なのかやっていなかった。

せっかくトランスポート・パスを持っているのでフェリーに乗ってレマン湖を渡ってみる。
スーツケースを持ってウロウロするのは目立つのではないかと危惧したが、ジュネーヴでは年配の人らがよく手押し車のようなものを持って移動しているので目立たずに済んだ。

国連

トラムに乗って国連事務局へ。お金を払えば見学出来るようだ。

国連前の脚の折れた椅子のオブジェ。地雷や爆弾反対を訴えているらしい。

宗教改革記念碑

あまりにも見るところがないから来てみたけど・・・

うーん。別に興味があった訳じゃないよね、ここ笑
宗教改革の偉大な像らしい。男しかいないし男尊女卑にしか思えないけどな。

ここの目の前が広大な公園だったので、ベンチに座って宿で炊いた白ご飯弁当を食す。ピクニックに来ている家族連れもいたので食べやすかった。
スーパーやカフェを覗いた感じ、フランスより更に物価が高い。何千円もするパンより、私にはこれに手持ちのふりかけをかけた方が口に合う。

ジュネーブからツェルマットへ鉄道で移動

ネットで16時半のツェルマット行きの列車を予約していたので駅へ向かう。

自分の乗る列車に赤いマークが付いている。ドイツ語のようなのでGoogle翻訳してみたら「失敗」だって。何かトラブルがあるようだ。

不安な気持ちのまま列車に乗り込む。

この列車のチケットが77Fr(スイスフラン)13,800円。スイスでの移動は列車が基本のようなので仕方なく予約。3時間の新幹線と思えば日本より安いかも知れない。
チケットの種類は色々あり、更にスイス・パスを購入したら半額になったりなど仕組みは複雑。スイス・パス自体が2万円以上したので購入しなかった。

1等車を予約したつもりが、サイトに書かれた英語の意味があまり理解出来ず、「2等車なんだけど当日でも追加料金で1等車にも変更出来るわよ。」というチケットだった。
なので、切符拝見の時に2等車へ移るように促された。1等車に乗りたいなら最初からそのチケット買うよな。2等車より10€も高かったのに。変なチケット。

車内は空いていたし、レマン湖を眺めながらの車窓は最高だった。この湖にもル・コルビュジエ建築の「レマン湖畔の小さな家」があるのだけれど。やっている曜日が限られているので見学は断念。

19時。Leukと言う駅で停まり、乗り換えるようにアナウンスが流れた。土砂崩れで線路が断線していてここからはバスに乗り換えないといけないようだ。英語のアナウンスで助かる。

Taschティッシュという駅でまた列車に乗り換えるように言われる。
この窓の形状、景観列車。

まるでマチュピチュ行きの列車じゃないか。1年前を懐かしく思い出す。

20時過ぎ、ツェルマットへ到着。

駅から予約しているホテルまで歩く。
景色が何もかも美しい。これ、これ。私が想像していたスイスは。

川の両端にホテルが立ち並び、この景色もマチュピチュ村を彷彿とさせる。
スイス、安いバスを見つけたのでたまたま来る気になったが、本当に来て良かった。
美しい景色ってやはり癒されるんだな。

このまま宿へ向かう。

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