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20年越しのリベンジ、サグラダファミリアの中に潜入、フランスのマルセイユへ移動(Day397-8)チケットが取れない時の予約方法

旅の知恵とお役立ち情報
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1€(ユーロ)≒173.4円
スペイン再入国で13日目、バルセロナ3日目

サグラダファミリアへ

カサ・ミラの前を通り、バルセロナのサグラダファミリアへ。

バルセロナには21年前に仕事で来たのだが、カサ・ミラもサグラダファミリアも外観だけで中に入っていない。あの時切に中に入りたいと願ったので、リベンジでやって来た。

サグラダファミリアも予約必須

公式サイトの入場料は26€。1週間先まで埋まっているし、塔に登るチケットほ1ヶ月先までいっぱい。なのでツアーサイトのklookから予約。そこからでも3日以上先の夕方の時間からしか取れない。
5,000円の入場料となった。

予約した18時45分に入口へ。
1882年からずっと工事中のサグラダファミリアは外観も21年前より変わっている気がする。完成は2年後だけど、ずっと工事中であってこそのサグラダファミリアなのだから、永遠に続けて欲しかった。

入口である「生誕の門」は、その一部を日本人彫刻家である外尾悦郎さんが手がけたことは有名。

外観は宗教的な意味合いが濃く、イエス・キリストの受難の道を表現しているらしい。それでこんなトホホ顔?

中はこれまで見た教会のどのデザインとも違っていた。曲線が上に伸びて枝分かれしている。
木が生い茂る森の中にいる様な癒しの空間。

ステンドグラスのデザインも宗教画でなく、万華鏡のような光を放っている。
最初に予約した一昨日は曇りだったから、今日に予約を変更して良かった。ステンドグラスから入る光が美しい。

19時になると音楽が鳴り響き出した。音の反響具合も考えて建てられているという。

出口迄には映像や解説があった。
サグラダファミリアのデザインは何本もの紐にこういった重しをぶら下げて、それを逆さにしたものらしい。発想がもはや凡人ではない。

晩年のガウディはこのサグラダファミリアの建設に没頭して独身で身なりもかまわず、身体を悪くしていたのでコケてトラムにひかれて亡くなったとか…完成を見たかっただろうな。工事がこんなに遅れていたのは設計図がガウディの頭の中にしかなかったからとか。

サグラダファミリア、私はいたく感動したのだが、ここもマチュピチュ遺跡も「観光客多過ぎてイマイチ。」と言う感想を聞いた。私は昔からの思いを叶えたという気持ちがあるから感動するのだろう。

バルセロナのバスターミナル

宿に戻って慌てて荷物をピックアップしてバス停へ向かう。今夜も宿代を浮かすために夜行バスを予約している。今日、土曜日のバルセロナの宿泊代は目を剥く程高く、とても払えそうにない。

宿にいるときにマドリードで一緒に食事したAyさんから連絡が来た。バスターミナルの近くに宿を取ってるから、私のバスの出発時間までお茶しないかという内容だった。
実は夕方もサグラダファミリアに行く前に夕食の待ち合わせをしていたのだが、40分待っても現れなかったので「もう行きますね。」とメッセージしたまま会えずじまいだったのだ。

どうしようか迷ったが、OKして、バズターミナル横のマクドに行くと今度はちゃんとAyさんはいた。
時間がなくて15分しか話せなかったが、お互いここ数日で周った場所やサグラダファミリアの感想を言い合い、とても楽しかった。やはり旅先で誰かと話すのは凄く楽しい。

Ayさんは私がバスに乗り込んで出発するまで見送ってくれた。ルーズだなんて思って悪かったなと思いながら、彼女のこれからの旅や、日本での生活が幸せなものになるように願った。

深夜バスでフランスのマルセイユへ向かう。バルセロナからマルセイユ行きのバスは22.66ポンド(4,700円)。

ヨーロッパでの今後の経路

フランスのマルセイユへフランスと言えばパリだが、バルセロナでリベンジを果たせ満足したので、もうヨーロッパで行ったことある土地は外そうと思う。
このペースだとシェンゲン協定の90日を越えてしまいそうだ。パリは21年前と5年前の2回来ている。

マルセイユという地名は馴染みがある。ミース・ファンデル・ローエと同じくモダニズム建築の巨匠、ル・コルビジュエ設計の有名な公共住宅があるからだ。是非そこへ行きたい。

マルセイユのバスターミナル

スペインとポルトガル間では国境越えの時何もなかったのに、フランスに入る前と後の2回、夜中の2時に警察の検問があって起こされた。テロを警戒しているのだろうか。

朝の5時半にマルセイユのバスターミナル到着。
眠い…ちょっと年齢にそぐわない旅をしている。まあこの貧乏感が好きでやってるのだけど。

ターミナルのトイレに行こうとしたら1€だった。トイレが173円…。
スペインとポルトガルは物価がマシだったことに気付く。これ以降の西欧の物価が恐ろしい。早く東欧へ抜けなければ。

トイレは我慢して徒歩15分の予約していたホテルへ向かう。黒人がかなり多い。ホームレスもいてここは治安が悪そうだ。海辺のリゾート地かと思っていたのだが。

The People Hostel – Marseille

チェックインをお願いするとレセプションの愛想のないフランス人男性に「お前の名前で予約ないけど。ビジネスネームで予約したんじゃないの?」と言われた。焦ってスマホで自分の予約表を探す。「あ、あったわ。」としばらくして言われた。日本のホテルと全然ホスピタリティが違う。自分が間違えていても謝らないな、外国人は。

いつもbooking.comでほぼ最安値の宿を予約しているがここも31€(5,380円)と全然安くない。15時以降しかチェックイン出来ないと言うので、通路にあったシャワーを浴びてから荷物を預け観光に出掛ける。2時間位仮眠したかったがこの宿にはソファもキッチンもない。カフェはあるがスタバもびっくりの高額だった。

マルセイユ観光

港町なので海辺へ。

何か食べようかとメニューを見たが、ただのピザで数千円…5年前来た時はイギリスから入国したせいか、フランスは安いとまで思っていたので全ては為替のせいだろう。
5年前は1€=118円、現在174円。日本は貧しい国になってしまったと実感する。

ヨーロッパ・地中海文明博物館

ヨーロッパ・地中海文明博物館に来た。

ここはライトアップが綺麗で有名な建築物だ。夜にまた見に来よう。

それにしても風がかなりキツイ。飛ばされそうだし、歩いてまともに進めない。

マルセイユ大聖堂を見学し、いよいよ次はル・コルビュジエの建築を見に行く。

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