2023年4月4日(火)1ペルーソル≒35.5円
せっかくの聖なる谷ツアー、楽しみにしていたのですがまさかの雨。
クスコがこれまでずっと晴れていたので油断して天気予報を見ていませんでした。
晴れの日にツアーに申し込めば良かった。
ツアー代は遺跡入場チケットとは別料金、昼食と英語ガイド料込みで70ソル(2,550円)
「朝6時45分に昨日ツアーチケットを購入した旅行会社の前に集合」と言われていたので来ましたが。
(場所はアルマス広場前)
???閉まっています。他の欧米人も焦ってめちゃめちゃうろたえております。
7時にツアーガイドの方が迎えに来てくれました。
色んな旅行会社から申し込んだ人々を、ガイドの方が旅行会社前まで徒歩で迎えに来て、ツアーバスが停車しているところまで連れて行くシステムのようです。
ツアーバスは満席。見た目外人は私とオーストラリ人男性3人組のみで、他はスペイン語圏の南米の観光客のようです。
私は1番前の運転手とガイドのエリックとの間に座らされました。絶景が見れていい!
チンチェーロ遺跡
8時。入場券は別料金。本日入場する4つの遺跡の共通券を窓口で購入します。
クスコ周辺の16の遺跡にも入れる周遊券は130ソル。
私たちは2日有効、4つの遺跡に入るチケットを70ソル(2,550円)で購入。
やる気のない民族衣装のおばちゃんたちと遺跡。
美しいです。宗教的な儀式の場だとかそうでないとか。
チンチェロ遺跡はインカの時代、聖なる谷の南側の入り口を守る要塞。
同時に農耕や宗教の場としても重要な場所だったそうです。
ガイドのエリックは英語もスペイン語も、両方の言語で説明してくれます。
説明の後、必ず「みきぷ、分かった?」と毎回私に聞いてくれ、なぜそんなに私だけ気にかけてくれるのか不思議だったのですが・・・よくよく見まわしてみるとひとり参加は私だけなので、淋しくないように気を遣ってくれているのですね。(慣れてしまって全然淋しくないのですが。)
エリック・・・なんて優しい
インカ文明はやはり石垣が素晴らしいです。
他の観光客らもアジア人の私が珍しいのか?めちゃめちゃ私に話し掛けてきたり、写真を撮ってくれたりしました。
土産屋1
9時。もう土産屋に寄ります。
どうやってリャマの毛から糸を作って、どの原材料を使えばどの色になるのか英語で説明してくれます。説明、結構長いです。日本で激安バスツアーに申し込むと、提携している土産屋に寄りまくりなのと同じ仕組みですね。
リャマ手袋とポーチを購入。持って来た100均の手袋と保温力が大違い!フカフカで肌触りも最高♪クスコが旅行最終日なら、もっと色々買いたかった。
ここは無料のトイレがあります。
モライ遺跡
10時半。標高3,500mにあるインカ時代の遺跡です。円形の石垣が段々になっていて100mの深さがあります。
上の方と下の方で温度がちょっとずつ違い、最大の温度差は5~10℃。どの温度でどの種類のトウモロコシを栽培すれば上手く育つのか実験の場だったとか。中には入れません。
土産屋2
11時。またも土産屋wwww
塩チョコの試食と説明。チョコは激高かったので、バナナチップとジャイアントコーンを。まんまと土産屋戦略にはまっていますが、私はここ数日でペルーが大好きになり、なるべくお金を落としたいと感じるようになりました。
マラスの塩田
12時。ここは10ソル別料金で、行きたい人だけ参加。半分位に人数が減りましたが、私は口コミでここが1番行きたかったのです。
標高3,000mにある珍しい棚田の塩田。塩を作る5~9月は真っ白で綺麗らしい景色らしいです。今はちょっと茶色。時期外しちゃいました。
ここの鉱泉の塩分濃度が20%以上あるらしいです。
かなり広くて絶景です。エリックがいっぱい写真を撮ってくれました。
昼食
13時。なんとビュッフェ形式の昼食が無料で付いています。
やっぱりこのツアー、どう考えても安過ぎです。
絶景の中庭を見ながら昼食。
ピッチャー入りのドリンクは別料金ですが、私には量が多いだろうということで、同じツアーの方がアサイージュースを分けて下さいました。南米の人、大好き!
オリャンタイタンボ遺跡
14時半。私が見たかったモライ遺跡とマラスの塩田は見終わったのですが、ツアーはまだ続きます。
遠いのにオリャンタイタンボ遺跡まで来ました。
ここに宿泊した時にホステルからずっと眺めていた遺跡ですが、せっかくなので登ってみることにします。
太陽の神殿の壁
登らないと見えない奥に、大きな岩壁がありました。
巨大な6つの石を並べた壁。高さが4m、幅は10m、奥行1m。太陽の神殿の作りかけだとか。
インカ文明は車輪のない文明ですが、どうやってここまで運んだのでしょうか。
しかしここから上は岩が転がっているだけ。もまたスペイン軍が侵攻して、めちゃくちゃに壊されてしまったようです。
オリャンタイタンボはインカが各地に作ったタンボ(宿泊所)の一つですが、その規模は大きく、敵の攻撃に備える要塞としての機能にも優れていたそうです。
屋根があるところは私が以前登った遺跡と同じ食料品庫ですかね。
斜面の角度は45度はあります。
ここでまた半分位の人が、ツアーから外れてここのオリャンタイタンボ駅からペルーレイルでマチュピチュに向かうようです。最後のピサック遺跡は見れませんが、このままマチュピチュに行けて、時間的には効率いいですね。
ピサック遺跡
少し暗くなってきました。土産屋と昼食ビュッフェに時間を費やし過ぎてる気はします。ピサック遺跡閉館の17時に間に合わない気がするのですが・・・
17時を過ぎて到着しましたが入れてくれました。いつもこんな感じで最後はバタバタなんでしょうか。ピサック遺跡はバスで頂上まで行って上から見下ろすだけです。ええ、御覧の通り似たような遺跡ばかりで、もうこの頃にはお腹いっぱい。
ピサックは行かれた方から「ヒッピーの町で、宿泊したら凄く楽しい。」と聞いていたのでそっちの方が楽しめるかも知れません。私もウユニの予定さえなければピサックに宿泊したかった。
「もう出口閉めるよ。」と追い出されるように出てきました。すっかり暗いので急いでクスコに戻りたいところですが・・
お土産屋3
18時半。来ました。恒例の宝石屋です。まだ寄るんですか。
3社位提携しないとこんな安いツアー、成立しないんでしょうね。だってクスコからオリャンタイタンボまでは1時間以上距離ありますよ。
ラピス石の説明などして下さいました。アクセサリーは興味がないのでここでは何も買わず。
クスコ到着
19時半。今回のツアーは2,500円でめちゃめちゃ長時間でした。到着時は大雨。
最後までずっとエリックは私を気に掛けてずっと声を掛けてくれました。めちゃ性格いいです。
『南米、惚れてまうやろ』1人目の方です。
漢字の書いたTシャツを着ていたので親日かもしれません。
こんな時間までスペイン語と英語の二重で説明し続ける体力と気力も凄いなぁ。
明日も仕事あるのかな?しんどくないのかなと心配になりました。ありがとうエリック。大好き
こんなに長丁場で疲れるとは思わず、今日はクスコの日本食屋で夜ご飯でも食べてゆっくりすれば良かったです。
宿でシャワーを浴びたらチェックアウトして、今から陸路&ボートでデモ中のペルーの国境越えに挑みます。
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