2024.1.4(木)1ドル≒490万イランリアル(実勢レート),1ドル≒209ヨルダンディナール
フェリーでのドバイ行き断念。飛行機でイラン→トルコ→ヨルダンへと飛ぶことに。カスピアン航空で1度トルコに飛んだ方が安かったので。
テヘランのエマーム・ホメイニー国際空港
朝6時。テヘランの街中からイマームホメイニー空港へ向かう。イラン入国時は地下鉄で移動したが、始発は6時半かららしいのでSnapp!タクシーで移動、200IRR。
早朝過ぎてタクシーがつかまるまで10分以上費やし焦る。
タクシー運転手が英語を話せたので移動の1時間会話したが、やはり「イランの政治家が悪過ぎる、昔の方が良かった、生活が苦しい。」という内容だった。
7時、空港に到着。出発は9時。
バンデラの旅行会社でドバイ行きのフェリー1.1万がキャンセルになってしまったので、同価格のカスピアン航空というイランの航空会社の便を予約してもらった。
昨夜ネットからチェックインしようとしたが、HPがペルシャ語オンリー。どこまで独自路線なんだ。英語が選べない為、どこをクリックしていいか分からずチェックイン出来なかった。
出発2時間を切っているので、早くチェックインして荷物を預けたいが航空会社のカウンターが見つからない。なんとセキュリティチェックが先で、その向こう側に航空カウンターがあるという他の国とは逆の謎仕様だった。
セキュリティを抜け、チェックインカウンターへ行くと上司っぽい男性職員出て来て長々と私のパスポートをチェックし、どこかへ電話をかけている。
トルコはトランジットのみでヨルダンへ行くこと、ヨルダンは日本人はビザ不要であることを説明し、ヨルダン行きの航空券を見せやっと開放される。
その直後に受けた出国検査でなんと係員に「お前のパスポート、1ページ目が半分破れてるぞ。」と指摘を受ける。
は?!なんで??
チェックイン後2分も経っていないので、考えられるのはさっきのカウンターでスキャンした時か、ページをめくられた時に破れたとしか思えないが、証拠もなくあとの祭り。
この後、この半分破れたパスポートでトルコトランジット、ヨルダン、エジプトへ入国出来るだろうか?不安過ぎる。
ネットで調べるとパスポートを再発行(1.6万)しないといけないと出てきたのが、ブルーな気分に更に追い打ちをかける。
イランの空港にはプライオリティパスのラウンジはない
空港でプライオリティパスを使ってラウンジに入るのを凄く楽しみにしていたが、クレジットカードが使えないイランで、プライオリティパスの存在など誰に聞いても知るはずもなかった。
そりゃそうだな、私はあほか。あるのはビジネスクラスラウンジのみ。
空港内に2軒しかないお店で余ったイランリアルを使い切ろうとしたが、ヒジャブを被った女性店員等に「現金は使えない」「ジュースのみの購入は駄目」など冷たく言われ途方に暮れる。英語とペルシャ語を話せる男性客が助けてくれ、彼を連れて行くと現金が使えた。
イランは街中の人らはフレンドリーなのに、なぜか空港職員らは無表情で冷たい。
とうとうイラン出国。日本を出発する時はまさか自分がイランに行くなんて夢にも思わなかった。
旅先で出会った人からの影響は大きく、不思議な縁や力を感じる。
飛行機の中で、やっと外出時にずっと頭に被っていたスカーフ(ヒジャブ)を取った。イランを出たんだなと実感する。
カスピアン航空は機内食が出るようだ。スカイスキャナーの検索に出て来ないこの航空会社を使ったことがある日本人はほとんどいないだろう。
イランのテヘラン→トルコのアンカラ→アンタルヤ(トランジット)
懐かしのアンカラに到着。
1度来ているし、空港から市内まで距離があるのでこのままアンタルヤを経由してヨルダンへ飛ぶチケットを購入している。正月料金なので2.3万。
クレカが使える便利さ、ラウンジでお酒が飲める有り難さをしみじみ噛みしめる。25日ぶりのビールは苦かった。
20時発の飛行機に乗り込む。
アンカラからアンタルヤに飛んでからヨルダンへ。テヘランから直接アンタルヤに飛んだら良かったかな。ドバイ行きのフェリーキャンセル代で返金されたイランリアルの現金消化の為に、2回も乗り換えのハードスケジュールになってしまった。
ヨルダンのクィーン・アリア国際空港到着
夜中3時にヨルダンのクィーン・アリア国際空港到着。朝まで空港で寝るのももう慣れたもの。しかしここは手すり付きベンチオンリーなので横になって寝れない。
ATMでキャッシングできる喜びも1ヶ月ぶりに噛みしめる。
取り敢えず1万円分、50ディナール(JOD)分下ろしてみた。お札の枚数もゼロの数も少な過ぎて驚いた。これは・・・ヨルダンは物価の高い国なのか??元々ドバイに飛ぶつもりだったので下調べゼロ。
ヨルダンは楽天SIMを使えたが、空港のwi-fiが無料だったので助かった。トルコの空港は無料Wi-Fiは1時間だけだったので。
朝7時にここから市内までのバスが出ているらしい。チケットオフィスは空港から出て直ぐの外のこの小さい小屋。
空港から市内(7th Circle)まで3.3ディナール。イランよりは英語がまだ通じるが相変わらずチケットは何を書いているか分からない。ついついドルで計算してしまい安!っと思ったが、1ディナールは210円なので700円近い。この後もずっとドル換算のクセが抜けず、ヨルダンディナールの罠にはまる。
空港バス到着地点
空港から45分。ただの道路上で降ろされる。乗客はほとんどいなかった。
ここからホテルのあるエリアまでタクシーで移動しないといけない。降りると直ぐタクシーの客引きが寄ってきたが、同じバスに乗ってた韓国人のひとり旅の女の子と目的地が近かったので一緒にUberをシェアすることにした。1人1JOD。
The Cabin Hostel
空港で待機中に、旧市街にある口コミ評価の高いドミを予約したが、8.2JODで1700円以上もした。やはりドルで計算してしまっている。高いので明日からは韓国人の子が宿泊している最安値のドミへ移ることにする。
しかし金額だけのことはあり、かなり綺麗で早朝でもチェックインさせてくれたのが有り難い。ほぼ徹夜状態なので有り難く眠りにつく。
アンマンの旧市街を散策
目が覚め、シャワーを浴び外出。イランの寝台列車から殆どゆっくり出来ていないのでかなり疲れているようだ。
AlQuds Restaurant
近所に有名なヨルダン料理のレストランがあるようなので行ってみる。
マンサフという羊肉のヨーグルトの煮込み。お米がついているのがありがたい。
7.5JODと高かったこともあり、かなり美味しかった。本音を言えば塩と醤油で食べたかったけど。。。
夜の町を散歩。まだヨルダンの首都アンマンがどういう町なのかよくわからない。イスラム教の国なので女性はやはり皆ヒジャブを被っている。イランの若い女性はおしゃれなスカーフをふんわり被る感じにしている人が多かったのに対し、ヨルダンではぴっちり顔にフィットしたものを着用していて全く髪の毛が見えないようになっている。
ヨルダンには死海とペトラ遺跡が目的で来たのだが、アンマンには何があるのだろう。明日ゆっくり探索してみることにする。
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