2023.10.21(土)
1アゼルバイジャン・マナト≒88円
本日もアゼルバイジャンの首都、バクーを散策。
Firuze restaurant(レストラン)
せっかくなのでアゼルバイジャン料理でも食べましょうかね。
昨日SIMカードを購入したとこにある、地下レストランに行ってみます。
おしゃれ。アゼルバイジャンも観光客向けのお店ばかりで、気軽に入れそうな地元レストランが見つからないんですよね。
ここはプロフ(ピラフ)が有名とのことで頼んでみました。
リンゴジュースと合わせてサービス料込で24.8マナト(2,200円)です。高!!
ウズベキスタンにもプロフがありましたが、こちらのはかなり上品です。
栗、ドライフルーツの杏子、羊肉が入っているのはいいのですが・・・梅干しも入ってる・・・アゼルバイジャンで梅干し?!最初「美味しい~」とか思って食べていたのですが、各々の具材の主張がきつくて飽きてきました。梅干しと肉は合うけど、栗って合うかなぁ~?
バグーの旧市街散策
マクド看板。しかし肝心のマクドはどこ??!
すんごい2階建て木造出窓バルコニー。
ちゃんとしたキャンチレバー構造なんでしょうか?私的には、いつか崩れて落ちないかひやひやするんですが。
Maiden Tower(乙女の塔)
また歩いて旧市街地を散策。カスピ海沿いに有名な乙女の塔があります。
12世紀に建てられた見張り塔で、望まない結婚を強いられた王女がこの塔からカスピ海に身を投げたという伝説が名前の由来となっています。か、かわいそう( ;∀;)
昔はこの下までカスピ海がきていたのですね。
そして望まない結婚で思い出すのですが、先週までいたキルギスではアラカチューという誘拐婚の文化が今だに残っているらしいんですよね。自分を誘拐した知らない男性と結婚を強いられるとか、恐怖過ぎます。
足ピンで寝るねこ。
誰やねん。
顔だけってなんかシュール。
やっぱりシュール。とか言いつつ、気に入っとるやないかい。
この辺りにはジュマモスク、シルヴァン・シャー宮殿など見どころのありそうな史跡がいっぱいあるのですが、チケットが先ほどの塔は9マナト、宮殿は15マナトもします。
少し郊外に、Yanar Dagという希少な天然ガスが2,000年間も燃焼する山もあるのですが、すっごい小さい割に入場料9マナト。
少し前のブログには2マナトとか書かれていたのに、最近なぜこんなにも値上げしているんでしょうか。無料で入れるところ皆無。昔の入場料を見ると入る気がしません。それにGoogleの口コミも「金額に見合っていない。」というものばかり。
シルヴァン・シャー宮殿も塀の向こうから覗くだけにします。
ヘイダル・アリエフ・センター
行く場所は厳選、様々な博物館が凝縮したような場所へ向かいますよ。
地下鉄のNariman Narimanov駅で降ります。
歩いて行くと・・・・
なんか見えてキターーーーーー有名な建築物。見る角度で全部デザインが違う!
この建築!凄い!どうやって造ってるの?!
これは写真で見たことある人も多いでしょう。
新国立競技場設計の国際コンペで一旦選ばれたものの、2500億円を超える建設費に非難が集中し、建設計画が白紙撤回されたザハ・ハディド氏設計の建物!
2012年建築のヘイダル・アリエフ・センターです。
どうなってるんでしょう。この美しい曲線美の建築物。建築なのに布が折れ曲がっているような。
とにかく、ただただ美しい造形美!
目の前の景色も綺麗。流れる水がシンガポールのマリーナ・ベイ・サンズを彷彿とさせます。
これに支払う入場料15マナトは全く惜しくありません。購入場所が全然わからなかったけどDの番号の窓口で購入して入場はまた別の入口。
中も圧倒。どういうデザイン?!
中のデザインまでこんなに美しいとは・・・天井も廊下もぐにゃり。
照明のラインがビームのようですね。階段・エスカレーター・エレベーター・トイレ・・・一見どこにあるのか全然わかりません。
2階の廊下。華麗です。全ての床と壁がつるつるの真っ白で、下を見て歩かないとつまづいてこけそう。バリアフリーではないですね。
これ、設計したザハ・ハディド氏も凄いけど、建築した人も設計図を見て理解出来たんでしょうか。施工業者も凄いよね。
中は絨毯博物館、楽器博物館など色んな博物館の寄せ集め。ここ1か所で色々見れてお得かも。
カーペットの柄はやはりウズベキスタンが最高にかわいい。アゼルバイジャン、なんか色使いがシュールやねんな。鳥の目が怖いよ。
人形博物館も割とホラー。
見落としそうですが、真ん中のこのぐねっとした部分にも3階まで展示物があります。
ザハさん、どういう頭の構造をしてらっしゃたんでしょうか。美し過ぎます。
アゼルバイジャンの歴史や陶器の展示など。この展示方法だと、地震が来たら一発で倒れるね。地震はないのかな、この辺りは。
やはり何度もパチリ。夕方までずっといました。どこを見ても違った形に見える優美な建物。いつまでいても飽きないのです。
これは・・・こんなとこにも日本人。草間彌生の作品がこんなとこにも。なんとなくこの建築物には浮いてますが。
入口を横から見たところ。
夕方のヘイダル・アリエフ・センター。
やはりこの角度が1番美しいですかね。
チケットも大事に取っておきます。ちょっとこの建築物は久々感動しました。夜はこんなに綺麗にライトアップされるのですね。
65歳で急逝したザハ・ハディド氏。
その建築費用の高さから日本の国立競技場は造られませんでしたが、もしられていたらこのアゼルバイジャンのように国のシンボル的な建物として有名な観光地になっていたのかも知れません。
そう考えると幻の国立競技場はとても見てみたく、とても残念だったなと悔やまれます。後世に残る素晴らしい建築物となっていたことでしょう。
感動冷めやらぬまま、明日からシェキに移動します。
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