モロッコ

マラケシュからエッサウィラへ、生牡蠣&生ウニ天国でチルする(Day366-9)

モロッコ
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1MAD(モロッコディルハム)≒1.57円
モロッコ4日目、エッサウィラ1日目。

またも旅人に再会

昨日、マラケシュの旧市街を歩いていると「あれ?エジプトで会ったよね?」と声をかけられた。
エジプトのシワで同じ宿にいたフランス人のアレックスだ。聞くと同じ宿だという。
本当にアフリカ大陸では同じ旅人によく再会する。

彼はフランス近郊をぶらぶら旅しながら、リモートでフランス語教師をしている。羨ましい働き方だ。
彼も、一昨日会ったShさんも、「エッサウィラ、いいよ。チル出来るよ!」と言うので、初めて聞く地名だがマラケシュから3時間で行ける港町らしいので行ってみることにした。

新しく移ったカスパレッドホステルは20MADで朝食が食べれたので頼んでみた。
やはり炭水化物×炭水化物・・・

マラケシュからエッサウィラへ、民営バスで行く

アレックスに「今日エッサウィラへ行く。」と言うと「僕も明後日から行くんだ。どうやって行くの?」と聞かれ、ツーリスト用のSupratoursのバスで100MADで行くと言うと「民営バスだと60MADだからそっちで行きなよ。」と言う。

私の持っているガイドブックには「汚いし、ボられることもあるし、時間不正確だしお勧めしない。」と書いてあったが、せっかくアレックスがバス停の場所まで教えてくれたので、民営バスで行ってみることにした。

バス停は少し離れていたので、駅まではローカルバスで行く。
この駅に入ったとたん客引きに声を掛けられ「もう今バス出るぞ!」とチケットを買わされる。
「70MAD」と言うので「60では?」と聞くと10は荷物代だと言う。これは正規の値段だった。
Suprtoursのバスは荷物代5MAD)

駅はかなりの汚さ。12時のバスは少し遅れてやって来た。
荷物代を払ったのにバスに荷物を乗せる時に係の男性に「荷物代5!」と言われた。「払ったわ!」と言うとすぐ諦めたが。

バスに乗り込んだ。
き・・・汚い。1年以上旅しているが、私がこれまでに乗ったどんなバスよりも断トツの汚さだ。座席に土足で座ってもこんな汚れ方になるか?!そして座るとなぜかひんやり冷たく固い。
ツーリストバスとの荷物代を入れての差額35MAD(500円)をケチったことを大後悔した。

エッサウィラ到着

15時。エッサウィラの町に3時間で到着。

ごちゃごちゃしたマラケシュより人が少なく、情緒溢れている。街全体が魚の匂いがする。気に入った。Shさんの口癖を借りるとチル出来そうだ笑

アトランティック ホステル

エッサウィラで1番安かった旧市街地のアトランティック ホテルを予約しておいた。
1年以上旅していてBooking.comの最上級の会員のためか、最近ではBooking.comが宿代の10%の金額を負担してくれる。だが、延泊するとその割合が減る。なので3泊予約しておいたのだが・・・

男女共同20人部屋。床面積が狭く常に誰か部屋・通路・ドアのすぐ外にいて喋っている。4€とエッサウィラではここが断トツの安さなので、ベッドは常に満床。心休まらなかった。

仕方ないので屋上に逃げる。屋上のテラスはレストランになっていて、座ろうとすると何かオーダーしないといけない。毎日20MADでカフェラテを頼んだ。

エッサウィラ散策

宿を出て右に曲がると、地元の人だらけの魚のフライ屋があった。
1番安い20MADのプレートを頼んでみる。

久々に食べた魚は美味しかった。港町なので採れたてなのだろう。これで今朝の朝食やカフェラテと同じ300円なんてお得過ぎる。一瞬でエッサウィラが気に入った。

その後も街ブラ。メディナを歩いてみる。

タジン鍋の置物。モロッコの人はこればかり食べていて、宿にもこの鍋があった。

北のスカラ

海辺の北のスカラへ行ってみた。ヨーロッパとアフリカとの貿易の拠点。大砲もあったので、海から攻められたりもしたのだろう。

凄い量のカモメ、そして毛並みのいい猫がいっぱい歩いている。毎日魚を貰っているんだろうな。

旧市街から5分位歩いた所に酒屋があって助かった。カルフールまで40分とか歩かなくてすむ。
しかしイスラム教の国は、ビールが1本300円前後と高いのが悩ましい。そして旧市街はアルコール禁止のホテルも多いので注意だ。


モロッコ5日目、エッサウィラ2日目。

魚市場

次の日は朝から魚市場まで行ってみた。
岬の方まで来るとカモメが多過ぎて糞攻撃に恐れおののきながら歩く。

日本では売られていないウツボが美味しいとネットで見たのだが・・・
この量は一人では食べきれないだろう。買えないのがくやしい。

ウツボ以外も美味しそうなものがたくさん売っている。どうやらここで魚を買って・・・

隣のこの路上レストランでさばいて焼いてくれるようだ。市場はある程度の量からしか売ってくれないので、購入断念。

しかしオイスター屋台が2軒あったので食べてみた。その場で殻をむいてくれる。1個7MAD(110円)。日本だとオイスターバーで食べたら300~500円位したっけ。まあここは立ち食いだけど。

なにかの貝は1個10MAD。

生ウニは1個5MADだった。身はスカスカだったけど。
お腹いっぱい食べようと思うと、すぐに千円位超えてしまうが、お得なので次の日からは手持ちの醤油持参で通った。この時ほど日本から醤油を持って来て良かったと思ったことはない。

ぼったくり食堂

昨日はホテルから出て右に曲がったところの魚食堂で食べたが、今日は左に曲がってすぐの所の魚食堂に熱心に声を掛けられたので入ってみた。

30MADと昨日の1.5倍する金額なのに運ばれてきた魚は量が少なく、切り身しか入っていなかった。私以外は全員地元の人らだが、もっと大量に魚が入っている。不満そうにきょろきょろ見回していると、バツが悪そうに1匹だけ魚を追加してくれた。

揚げ物は喉が渇く。向かいの親子がコーラを2本頼んでいたので私も頼んだ。地元の人が頼んでいるので安いだろう。商店で買うとペットボトルで5.5MADだが。
ペットボトルの3分の1の量の小瓶のコーラがきた。モロッコではパンは無料でついてくる。

食べ終わって会計すると、店を牛耳ってそうな欲深そうな会計係の老人に「50MAD」と言われた。「30では?」と言い返すと「コーラが20なんだよ。」と言われた。オーダーする時に魚の金額は確認したが、追加で頼んだコーラの金額は聞かなかった。そこにつけこまれたんだろう。

「高いよ?」と言ったら強欲老人は「20だよ、わーはっはっはっ!!」と私の背中をバチバチ叩いてきた。揉めるのが嫌なので払ったが、後から計算したらコーラ500mlが300円って・・・

追加で頼んだコーラや、テーブルにあったティッシュを使ったらぼったくられたのは、エジプトのバスターミナルの路上食堂でもやられた。
これがエジプト・モロッコなのだ。これからは頼んだものは全部料金を聞かないと。


モロッコ6日目、エッサウィラ3日目。

宿名を伝えておいたので、同じ部屋にフランス人のアレックスもやって来た。

彼と一緒にエッサウィラの海岸を散歩する。

アレックス「モロッコはどう?」
私「エッサウィラの魚は美味しいけど、モロッコ人は嫌かな。マラケッシュでは殴られたし、くそガキにアジア人差別の目を細めるジェスチャーをやられたし。ぼったくるし。」

彼は笑っていた。彼は移民なのか見た目はどう見てもガリガリの日本人なのだが、フランス語を話せるので、公用語がフランス語のモロッコではぼったくられないのかもしれない。

モロッコではドミトリーであっても、毎日お祈りの時間になると、床に布を敷いてメッカの方角にお祈りをしている人が何人かいる。彼もそうしていたので聞いてみた。

「アレックスはフランス人だけどイスラム教なの?両親も?」
「両親はキリスト教だよ。僕は自分でこの宗教を選んだんだ。君だって職業は両親と違うのを選んだだろ?それと一緒だよ。」

職業が両親と違うのは普通だと思うが・・・
フィリピンでは家族ぐるみで毎週教会に行くのが習慣のようだったので、両親と宗教が違うというのは不思議だった。なぜイスラム教がキリスト教より良かったのか。センシティブな話題だし、無宗教の私には英語で聞いたところで理解出来ないだろう。

アレックスが魚市場で魚を食べたいと言ったらシェアしたかったが、市場でジャガイモと人参だけ購入して宿でタジンを作ると言う。ベジタリアンなのか聞いたらそうではないと言う。
リモート教師の仕事も毎日あるわけじゃないみたいだし、かなり倹約しているのだろう。

アレックスと別れ、ひとりでまた魚市場を物色する。
旧市街内にも魚市場があり、アトランティックホテルのすぐ向かいだった。ねことカモメだらけだ。
口コミを見ると「衛生状態最悪」と書かれていたのでここで魚を購入するのはやめておいた。

新市街に出て、ビールを買うついでにすぐのシャワルマを食べた。25MADと安い。
店員さんはとても愛想がいい。この近くの酒屋もそうだが、観光地でなければ普通のモロッコ人は感じがいいのかもしれない。

夕方から営業のたこ焼き屋もあった。たこ焼きを頼むと、鬱陶しそうに「タコない!サーモンか海老!」とフランス語で言われたのでそれらを頼む。

モロッコに入ってからは、メニュー表記も言語も全てフランス語だ。大学の時に選択していたフランス語、もっとちゃんと勉強しておけば良かったとモロッコに入ってから毎日後悔。
世の中には不必要な勉強なんてなかったんだな、とこの年齢にして痛感。


モロッコ7日目、エッサウィラ4日目。

Moga Hostel

4日目。そろそろマラケシュに戻ろうかと思ったが、まだ魚料理を食べ足りない気がする。
4€の宿を延長したかったが満床でしかたなく次に安い宿に移った。

7€と倍近くの金額になってしまったが、女性専用ドミトリーで静かで清潔なので居心地はいい。
だがWi-Fiが遅すぎて使い物にならなかった。昨日の宿は凄く速かったので、モロッコでは当たり外れが大きい。
モロッコでは宿泊した宿の半数位の宿が遅過ぎて自分のSIMに繋げていたので後半はギガをトップアップしないといけなくなった。

エッサウィラの宿は6階建で、階段が凄く急だ。夜は真っ暗になるので毎回足を踏み外しそうで怖い。

エッサウィラのSupratoursバス停

明日こそはマラケシュに戻ろうと思うので、バスチケットを買いに徒歩10分位のSupratours社まで来た。民営バスの汚さは懲り懲りだ。このサイトからネットでも購入出来る。

向かいに無料で入れる円形の建物があったので入ってみた。中は美術館になっていて、屋上に上がるとエッサウィラの新市街が見えた。

この日も町をぶらぶら散歩しただけ。
4日間、ほとんど何もしていない。チルしてただけだ。アフリカは飛ばした旅だったから、物価の安いモロッコはゆっくり回るのもいいだろう。

El Baraka – Chez Youssef(レストラン)

エッサウィラ最終日は魚タジンを食べた。40MAD。
評判のいい食堂だったが時間が早かったからか、客は私だけ。評判通り美味しかったけど、魚の味は淡泊でやはりタジンは塩味が足りない。これからは塩も持ち歩かないと。

明日はマラケシュに戻る。

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