2023年5月9日(火)1グアラニー≒0.0195円、1ドル≒4.8レアル
おはようございます。ペンション園田の朝。
歯が痛い、歯が痛い。奥から2番目の歯・・・というか神経がめちゃめちゃ痛いです。
アルゼンチンでお肉を食べ過ぎたからと思っていましたが、タイミング的にそれに上乗せしてパークゴルフを3日間18ホール周り、歯を食いしばりまくったからだと思います。
パークゴルフって初めてやったのですが、結構ボールが大きくて固いです。
思いっきり飛ばすとカコーーーーンって全身の骨に響き渡る感じの音と痺れがきて、かなり歯に負担が掛かっていると思います。
急遽日本へ帰国のチケットを取る
もうじっとしているだけで我慢できない位奥歯が痛いので、急遽日本へ帰国するチケットを取りました。ブラジルのサンパウロから関空まで乗り継ぎ2回のチケットが2日前に取って10.9万という破格の値段。ここからヨーロッパへ飛ぶのも同じ位の金額なので安かったと思います。
6月13日のエルカラファテ行きのチケットは払い戻し不可なので、丸々捨てることになってしまいましたが( ;∀;)
皆に「裏の歯医者に行ってみたら?」と言われ、歯科代もパラグアイなら高くはないかも?と思って行ってみたのですが、休みでした。Googleの口コミも開業日の記載もありません。(海外旅行保険は歯科は非対応)
ご縁がなかったものとして日本の行きつけの歯医者に行くことにします。
パラグアイの歯医者ってどうなん?と不安だったのもあります、分からないので。
さようなら、イグアス居住区。さようなら、ペンション園田。1週間もお世話になり、過去にここを開拓した日本人たちのことも勉強になりました。
毎日、下ろしても下ろしても椅子に登ってきて私の食事を狙うネコちゃんたちの圧も凄くて食べにくかったです。豚串、取られたこともありました。ネコにモテモテ。
急にここを出ることになったので、農協で買いだめしたワインや納豆、シャンプー、石鹸など全部宿に置いて行くことになってしまいました。
ペンション園田→シウダー・デル・エステ
今日、たまたま同じ宿のメンバーが、私も含め4人一緒に出ることになりました。
園田のお父さんに4人とも近くのバス停まで送ってもらい、皆でシウダデル・エステ行きのローカルバスに乗ります。
バスの時間が決まっていないので、9時にペンション園田を出たのですが45分位待ちました。
満席です。
シウダー・デル・エステの電気街
1時間程でシウダー・デル・エステに着きました。国境付近のバス停で降ろしてもらいます。
国境の街、シウダー・デル・エステは安い電気街で有名です。
パラグアイ政府が観光客を呼ぼうと、免税で電化製品が買えるので、ブラジルやアルゼンチンから沢山人が押し寄せるのです。
私は電化製品(iPoneとGoPro)を買うのを楽しみにしていたので、バスに一緒に乗ってきたメンバーとはここで別れて、スーツケースを持ちながらここをひとりウロウロすることにします。
電線の多さと国の発展度って反比例してるよね。
このNISSEIというお店は綺麗で安心ですが、日本の10%程しか安くありません。
10%位安くても、日本に帰国してから不良品なのが分かったりしても面倒だしなぁ・・・
雑居ビルの中にあるお店はもっと安いのですが、そういったお店でクレジットカード詐欺で100万円以上(!)だまし取られたYoutuberの方を見たのでパス。1軒1軒金額を聞くのもしんどい。
電化製品だけでなく、日用品も免税のようです。このお店は綺麗ですね。中華系の大型免税店です。
ブラジル、パラグアイ、アルゼンチンの通貨だけでなくドルもユーロも使えました。
お客さんはほとんどレアルで支払っていたのでブラジルから皆さん来られているんですね。
中に入る時は、荷物を全部受付に預けるように注意されました。
国境を越えてブラジルへ
国境を越えてブラジルの長距離バスターミナルを目指します。そこからサンパウロへ行くのです。
まずは国境付近で、両替おじさんらに余っているパラグアイグアラニーをブラジルレアルに交換してもらいます。パラグアイであんなにお金が減らないとは思わず、1万円位余ってしまいました。
パラグアイの出国スタンプを押してもらい、ここにタクシーの運転手がいっぱいいたので乗れば良かったのですが、国境の橋を歩いて渡ってみたくてスーツケースを引いてガラガラ歩きました。
「友情の橋」を渡り、このブラジル側のイミグレで入国スタンプをもらいます。窓口は女性が3人いたのですが、ラフな服装な上にずっとお喋りしていてやる気がなさそうだったので即スタンプ頂けました。
フォズドイグアスの長距離バスターミナル
イミグレを出たらローカルバスでバスターミナルまで行こうかと思ったのですが、出てすぐのとこに立っていた警官に行き先を聞かれ「サンパウロまで行くから長距離バスターミナル。」と言うとバスだと1本で行けないようで「タクシーで行け。」と言われました。
もうブラジルレアルが余りまくっているのでタクシーに乗ることにします。
タクシーは30レアル(800円)。値切ったのですがまけてくれませんでした。ボられている気はするのですが、ブラジルは南米で1番経済が発展していて物価が高いというし・・・入国してすぐはいつも相場が分かりません。
15時過ぎ。10分でバスターミナルに到着。流しのタクシーに乗ったのは久々。いやぁ楽ちん楽ちん。
ここでブラジルのサンパウロ行きのバスチケットを購入します。160レアル(4,340円)。
この間は飛行機だと5万円以上して頭を抱えていたのですが、ペンション園田で「長距離バスだと4,000円前後だよ。」となんともいい情報をもらったのです。やはり情報交換出来るのはいいですね。
出発の16時まで時間があるので昼食を。歯が痛いのでこんなものしか食べられません。
これで22レアル(600円)だから日本と物価は同じ位なのかな。
バスで20時間、歯の痛みが地獄の苦しみ
CAMA社のバス。2階建てバスで、名前の通り座席はかなり倒せ、足置きもあって快適です。
しかもガラガラなので座席2席分を占領して横になれました。
飛行機のチケットは明日5月10日の22時にサンパウロ→アメリカのダラス→成田→伊丹のチケットを通しで取ってます。
ブラジルにいれるのは明日の22時までか。どんな国かもうちょっと居たかったな。
同じ宿の人らは「南米の中でも治安が悪過ぎ」とビビりまくっていましたが。
ここで、ボリビアのウユニからアタカマ抜けツアーで一緒だった日系ブラジル人のロジェからメッセージが届きました。
「みきぷさん、今旅はどの辺ですか?」
えっ!私がブラジルに入ったとたんに?凄い偶然。まるで(サンパウロってロジェが住んでたよな・・・)って考えていたのがテレパシーで通じたかのようで、めちゃめちゃ嬉しいです。
「明日サンパウロに着いて夜日本に帰ります。」と返信したら
「マジかよ・・もっと早く連絡すれば良かった」とのこと。
いくらサンパウロ在住でも今日の明日でまさか会えないよね。そしてここで田舎道に入ったからか、バスのWi-Fiが途切れ連絡がつかなくなりました。
ブラジルのバスの休憩所は、どこも好きなだけ食べて買って出口でお金を払うシステム。綺麗過ぎてこれまでの国との国力の違いを感じます。
そしてずっとズキズキしていた奥歯の痛み、ここで我慢出来ないほど痛くなってきました。バスが上下に揺れる度に耐えれない位ズキンズキンします。この痛みは反対側の歯で経験があり、歯の神経の奥に膿がたまって逃げ場がなく、被せ物を取ってもらうと一気に楽になるやつです。
あまりの痛さにずっと「地獄の苦しみ」なんて言葉が頭に回っていました。もちろん一睡もできません。休憩でバスが停まった時に、運転手に「鞄の中の痛み止めが取りたい」と言って荷物を出してもらい痛み止めを取って飲みました。
他のお客さんはサービスエリアで食事してたけど、私はキンキンに冷えた缶コーラを買ってひたすら歯とあごを冷やしまくり。
この地獄の苦しみ、いつまで続くのでしょうか。サンパウロまで16時間と聞いてますが・・・(結局20時間以上かかりました。)せめて揺れないところで寝たいです。
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