ザンビア

タンザニアのザンジバル島からザンビアのルサカに飛ぶ。収容所のような宿(Day339-340)

ザンビア
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タンザニア5日目
100TZS(タンザニアシリング)≒6円 1ZK(ザンビアクワチャ)≒6円

タンザン鉄道無期限停止のため飛行機で飛ぶ

通常は上記のルートを2泊3日で鉄道で行くが、雨季で無期限停止しているため飛行機で飛ぶ。飛行機移動にロマンはないけど列車はかなり遅いらしいし、wi-fiなしシャワーなしもキツいから飛んで良かったのかもしれない。それに後日ここからバスでタンザニアのルサカに行った人らに話を聞くと、ザンビア以降は鉄道が走っていたらしいが、そこまでも3~4日掛かり、バス泊をするなど大変だったらしい。

鉄道:ダルエスサラーム→カプリムポシ  2泊3日 4,500円位
飛行機:ザンジバル島→ルサカ  数時間 40,000円

ザンジバル島→ダルエスサラームの船が5,000円、カプリムポシ→ルサカのまでバスが1,500円。トータル差額は3万円もない。

ザンジバル島のストーンタウンから空港までミニバスで行く

ストーンタウンのバス停。ここから空港行きのミニバスがないか聞いてみたら向かい側の道路から505番のバスだった。

20分位の距離をミニバスで500TZH(30円)で行く。ストーンタウンからはUberで行くつもりだったのでかなりお金が余ってしまった。

ザンジバル国際空港からダルエスサラームへ

空港の入口付近でバスを降り、大きい建物を目指して歩いていると「エアタンザニアはこっちだぞ。」と手前のかなり小さい建物に案内された。

セキュリティゲートをくぐって中に入ると空港の全景がこれ。ラウンジどころか飲食店すら一軒もない。飛行機は0時半だが現在18時半。空港のラウンジでゆっくりする計画が・・・失敗した。

もう一度建物の外に出してもらい、建物前のお店でビールを飲みながらゆっくり。壁がなくただの路上にあるお店なのに、ビール1本480円と空港価格だった。でももうタンザニアのお金はいらないので全部使うことにする。パンはクロワッサンがこんなに不味いことってあるんだと感心する位不味かった。

2時間前にカウンターが開き、チェックインゲートを抜けて中に入る。
乗客は私の他に5人しかいなかった。電光掲示板にも何も表示されない。こんな小さなボロい空港は初めてだ。
出発時刻の0時半を過ぎても何のアナウンスもなく不安だったが、それから30分位してエアタンザニアの職員が乗客6名ひとりひとりに、エアチケットを回収しに来た。

空港の建物から飛行機まで徒歩で行くスタイル。飛行機は他の場所からの経由便のようで既に沢山乗客が乗っていた。そして私の予約した座席にまたも夫婦が座っていた。

ダルエスサラームの空港(ジュリウス・ニエレレ国際空港)

ザンジバル島からダルエスサラームまでのフェリーで90分の距離は、飛行機では30分で着く。料金はフェリーも飛行機も5千円位と変わらない。でもフェリーの方がチェックイン時間がなくて便利だな。

エアタンザニアのザンビアまで通しの航空券を買っていたが「一度荷物を受け取って外に出ろ」と言われた。到着と出発のターミナルが違うからなのか。真夜中のダルエスサラームを、声をかけてくるタクシー運転手を振り切り隣のターミナルまで歩く。

次の飛行機は朝の11時。8時間以上あるので遠慮なく空港で寝させてもらうことにする。私の他にもベンチで寝ている人が数人いた。


ダルエスサラームの空港でまたも出国航空券で揉める

空港で充分寝れ、エアタンザニアのカウンターが出発2時間半前に開いたので並ぶ。
並び口の入口でセキュリティと書いたカウンターに男性が3人いて「ビザは?」と呼び止められた。「2022年11月以降、日本人はビザいらないよ。」とスマホの画面を見せるが「調べるからここで待て。」と言い消える。戻って来た彼は「ビザはいらないが、出国航空券がいる。」と言ってきた。

は?

中南米でアビアンカ航空に苦しめられた出国航空券が、アフリカでもいるのか?
「リビングストンから陸路でボツワナに入るから、そんなものない。」
「鉄道やバスで入国する人はそんなもの求められないだろ?なぜ私だけいるんだ。」
「2日前に飛行機で入国した友人もそんなもの求められてなかったぞ。(X情報)」

反論しまくったが相手も「規則だ」と引かないので、仕方なくトリップドットコムでザンビア発のキャンセル可能な航空チケットを探すことにした。

慣れない作業に手間取っていると、次に来た黒人男性2名が私と同じ理由で呼び止められ、
「俺は1週間前に同じ経路で来たが、その時はそんなものいらなかったぞ!ふざけるな!!」
と空港中に響き渡るような大声で怒鳴りまくっていた。それが数分続き、最終的になだめられながらカウンターに連れて行かれていたので「ほら〜」と言うと、私を止めていた係員も「もういいよ、行け。」と諦めたように解放してくれた。ゴネたもん勝ちだな。そして規則とは適当なもんだ。

チェックインカウンターのお姉さんはにこやか。荷物を預けラウンジを2軒ハシゴした。飛行機は食費が節約出来ていい。

その後すぐ搭乗して機内食が出たが食べきれなかった。ビールを楽しむことにする。

真ん中の席になってしまうと、いつも両サイドの人に足を広げられ、アームも取られてしまう。アームは端の席でも取れた試しがない。外国人は気が強い。

ルサカ国際空港から市内までローカルバスを乗り継いで行く

12時過ぎ。
ザンビアのルサカの空港、ケネス・カウンダ・インターナショナル・エアポートに到着。

入国審査の人が「Welcome!ザンビア」と笑顔で挨拶してくれ印象がいい。ほとんど人がいない淋しい空港でATMでザンビアクワチャを下ろし、SIMカード5Gを購入。たったの300円だった。空港でのこの一連の作業もすっかり慣れてしまっている。

外に出る。これまでの国と違って空港を出ても人がいなく、タクシー勧誘がない。「アフリカは南下すればするほど人が話し掛けてこなくなって面白くなくなるよ。」とエチオピアで言われた言葉を思い出した。

ネット情報では、この空港から市内まではタクシー移動しかなく、30分の距離が1,000~2,000円とあった。高いのでGoogleMapで試しに経路を入れてみると、バス経路が出たのでローカルバスで行くことにした。

Airport Last Bus Stop

バス停名は「Airport Last Bus Stop」とあるのに、空港の建物を出てから30分も歩いた。到着すると丁度ミニバスが走り出したところで「乗れ!乗れ!」と停まってくれた。

料金は15クワチャ(90円)。タクシーよりかなり節約できた。
乗客たちは陽気に歌を歌ったり、笑顔で話し掛けてくる。ザンビア人、いい人らではないか。

30分程走って「市内に行くのはここで乗り換えだよ。」と降ろされる。降りると男性たちに囲まれ強引に次のバスに乗せられたり、荷物を勝手に運ばれたりしたけど、これまでの国と違ってチップを要求してこない。勝手が違い、こちらが戸惑う。

ルサカの収容所のような宿

宿はBooking.comで一番安かったFlintstones Backpackersを前日に予約しておいた。180クワチャ(1,080円)。バスを降りて20分位歩いて到着。
チェックイン時刻は過ぎているのだが、女亭主は愛想が悪く、鬱陶しそうに女性専用ドミトリー10人部屋に案内してくれた。

・・・なんじゃこれ。収容所ですか。
「どれでも好きなベッド選べ。後でベッドメイキングするから。」と愛想なく言われた。
私の他には誰も泊まっていないようだ。まだ汚さがマシそうなマットレスを選んで「これで・・・」と伝える。これがアフリカか・・・

ルサカバスターミナル

飛行機移動で疲れているので、ルサカには2泊しようかと思っていたのだが、次の目的地のリビングストーンの宿が、なんと明日の木曜日は空いているのだが、明後日の金曜日以降がどこも満室。5,000円以上する部屋しか空いていなかった。週末だからだろうか?(到着後、判明したが、この週に有名人のコンサートがあって宿が埋まったらしい。)

宿の高額金額を避けるには、明日リビングストーンに移動して1泊、次の日ビクトリアホールズを観光してその足で次の目的地、ボツワナのカサネに移動するしかない。連日の移動でかなりのハードスケジュール。

ルサカは特に観光地でもないので明日ここを出てもいいだろう。
バスターミナルに明日のバスのチケットを買いに来た。アジア人の私は相当目立つのかバスターミナルに入ったとたんに何人もの男性たちが「どこへ行くんだ?」と話し掛けながらワラワラついてくる。広すぎてリビングストン行きのチケット窓口が分からないので素直に聞いて場所を教えて貰った。しかしチップをせがんでこない。ザンビア人ってただの親切でお節介なのか??

チケット売り場のお姉さんには「リビングストン行きのバスは朝の4時がベスト。」と言われたが、疲れているので「朝9時位のバスはないの?」と聞いたが「何時のバスかはお金を貰ってから決める。」と言われた。意味不明。
結局390クワチャを払うとボスの所に連れて行かれ、ボスがどこかに電話をかけてバスの時間を聞いていた。ただの代理店だったのか。朝9時のバスにしてもらった。

安心して近くのショッピングモールに寄ってビールとポテチを購入。

機内食で満腹なので夜ご飯はこれで十分。
部屋で食べようとすると、私の他にもう一人女性が宿泊しに来て、彼女もウガリと肉をテイクアウトして素手で食べていた。彼女はリビングストンに住むザンビア人で旅行で来ているという。二人で仲良く会話しながら食事する。

「ショッピングモールであなたを見たわよ。」と言われた。アフリカではほとんどアジア人を見掛けないに会わない。自分が気付いていないだけで私はめちゃくちゃ目立っていて地元の人に見られているんだろうな。

ザンビア1日目は、宿の女亭主以外は親切にされ印象がいい。そんなことを考えながら収容所のような部屋で眠りについた。

コメント

  1. (⁠ᵔ⁠ᴥ⁠ᵔ⁠) より:

    ジャンボ〜

    クレカの件はたいへんでしたね!
    今日、私も所持していないクレカ会社からTELがきて、結論から言うと何者かが私の携帯電話番号でクレカ作ってたのです。
    SMSとかもきててフィッシング詐欺かいな?と思いシカトしてたのですが‥
    イラッときます(⁠-⁠_⁠-⁠;⁠)

    雨季だとビクトリアの゙滝は水量が多くて豪快なのでしょうか!

    enjoy

    • mikipu mikipu より:

      (⁠ᵔ⁠ᴥ⁠ᵔ⁠) さん、ジャンボ〜
      クレカの件は大変でした。楽天だと海外からでもチャットで一発で解約出来たのに、セディナ(現:三井住友)カードは電話でしか無理でキツかったです!
      えーーーー携帯番号からクレカ作れちゃうんですか。びっくり。本当、クレカ関連の詐欺は怖いです。
      雨季のビクトリアの゙滝、乾季を知らないので比べようがないのですがたぶん、たぶん豪快なのだと思います!!