レソト王国4日目
1M(レソトマレ)≒8.5円
セモンコンロッジ
セモンコンも夜に到着で周囲の様子が分からなかったが・・・
ここもさらに絶景!
宿のレセプションは遥か下界。この階段を昨夜は登ってきたのか・・本当にしんどかった。
ドミトリーやキッチンの建物の外観もかわいい。
テント泊したBさんは昨夜は寒すぎて朝の4時以降はキッチンの建物に避難し、コーヒーを飲んでやり過ごしたそう。
ドミトリー300マレ。キャンプサイトは180マレ。ドミに専用のバス・トイレも付いている。キッチンは別棟にあるし、下界のレセプションの横にレストランがあり、そこではWi-Fiも繋がる。
明日はまた南アフリカに戻るので、昨日到着したバス停まで15分程歩いてバスの時間を聞きに行く。明日もこの道をスーツケースで歩くのはキツイな。
ここが村の中心地でお店がいっぱい並んでいる。お店と言ってもトタンで作った二畳ぐらいのスペースなのだが。中はちゃんと商店やバーになっていて感心する。
バスの時間は聞いたら朝の6時が始発だった。ATMもあったが、もしここでカードをが飲み込まれてしまったら詰むのでお金は下ろさないことにする。海外では銀行併設のATMで下ろすようにしている。
ここのスーパーでまた夜ご飯を調達。
マレツニャーネ滝へ
11時半。
宿の裏の道から滝へ行けると聞いたので、宿に戻って早速行ってみる。
マレツニャーネ滝はアフリカ最大の高低差があるらしい。
歩き出すと子供たち5人がまたついてくる。本人たちは親切に道案内してくれているようだ。全員女の子でバケツを持っているので聞くと上の方まで毎日水を汲みに行っていると言う。こんな所だから家に水道が通っていないのかも知れない。大変だなぁ・・・
子供たちとじゃれながら30分以上歩いていると、右の建物で男性に呼び止められた。130を160と手書きで書き直した紙を見せられ、外国人はここから入場料がいるという。結構高い。最初詐欺かと思ったが、カードが使えたので正式な政府の建物なんだろう。
道がないので滝の方向が分からない。ここでもまた散歩に来た現地の男性が「案内してやる」と言って前を歩き出す。
ずっと案内してくれたさっきの子供たちも、この男性も、入場料徴収の人も・・・どうもアフリカに入ってから最後にお金を要求されるんじゃないか?この係員は本物か?と疑ってかかってしまう自分が嫌になる。でも事実、エジプト以降ほとんど要求されるのでどうしようもない。
結局、レソトではヒッチハイク以外でお金は要求されなかった。ここだけアフリカではないのかも知れない。
13時。やっと滝が見えた!ここまでも結構歩いたな。アフリカ一の高低差の滝で細く風になびいている。
案内してくれた男性と共に3人でずっと眺めていた。
男性が「下を見て見ろ」と言うので見たら滝の麓に人が見える。下まで降りて行ったら滝の水が浴びれると言う。Bさんが行こうと言う。
男性が教えてくれたルート通りに滝の麓まで降りようとするが、道なき道のこういった崖を降りていく。しかも土が乾燥してパラパラしているので、すぐにズルズル滑り落ちてしまいとても危険だ。
途中まで周囲の草を掴んだり、尻もちをつきながら降りて行ったが、私は途中でギブアップ。Bさんにはひとりで降りて行ってもらった。
14時。途中で座ってBさんを待っていたら下まで降りるのは諦めたらしく戻ってきた。このまま降りても戻る前に日が暮れると思ったそうだ。私たちより先に降りて行ったガイド付きのイギリス人カップル2名は凄い速さで戻って来ていた。ガイドの方がヘトヘトでだいぶ後ろを歩いていた。彼らはポニートレッキングもしていたし体力もお金もあって羨ましい。
来た道をまた戻る。ガイドがいないとまた帰り道が分からなくなってしまった。
アフリカで初めてのテント泊
宿に戻り延泊したいと申し出たのだが、今日はドミトリーが高校生のプロジェクトで全部埋まっていて、1番安い部屋で600マレ(5000円)しか空いていないと言う。
Bさんが「だったら僕のテント2人用なので一緒に使いますか。」と言ってくれたので、寝袋だけレンタルして泊めさせてもらうことにした。
西アフリカ縦断旅はボツワナ以降、宿代が高騰するのでテントと寝袋を購入してキャンプサイトするのがバックパッカーと聞いていた。重いテントと寝袋を持ち運びするのが嫌で私はキャンプサイト泊はしなかったが、それが今日体験出来ることになり、わくわくした。
キャンプサイトからキッチンやシャワーのある建物に行こうとするとこいつらの縄張りを通らないといけないのだが、威嚇されまくって全然通れない。
自炊した夕食を食べた後、わくわくしてテントに潜る。しかし憧れのテント泊はそんな甘いものではなかった。
昨日Bさんが言っていたように標高が高いこのセモンコンで外との仕切りがペラペラのビニール1枚・・・レンタルした寝袋も180マレもしたのにペラペラだった。
2人も芋虫のように寝袋のチャックを上まで上げて、取り敢えずごつごつした床に寝転がる。だが、本当に寒い。昼はあんなに暑かったのに夜はテントにも外に置いた荷物にも霜が張ってくる。
彼が「昨日は本当に寒かったけど2人いたら全然室温が違う。」と言うので、テント内の二酸化炭素が増えるとまだ温度はマシなのだろう。昨日はどれだけ寒かったんだ。
10時に熱いシャワーを浴びてテントに入った時はまだ寝れたが、一度トイレに目が覚めて、外に出ようとテントのチャックを開けるとそこから一気に冷気が入ってくる。そこからが寒すぎて全く寝れなかった。結局朝4時にBさんがトイレに起きてテントのチャックを開けた以降、またテント内の温度が下がったので耐えきれなくなり、私だけキッチンに避難してお湯を沸かし、バケツにお湯を溜めて足を付けコーヒーを飲んで朝の5時まで過ごした。
憧れのテント泊は2時間しか寝れなかったし、寒くて途中で離脱した結果になったけど、それでも1度体験してみたかったのでそれが叶った。バケットリストがどんどん達成していく気分でやはり旅は楽しい。
5時にBさんも6時のバスに乗るためにキッチンにやって来た。
今から南アフリカのブルームフォンティーンまで移動する。
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