レソト

天空の国レソトの絶景マレアレア、次の日はセモンコンへ移動(Day349-350)

レソト
スポンサーリンク

レソト王国2目
1M(レソトマレ)≒8.5円

マレアレアロッジからの景色

昨夜は真っ暗な中到着したので、マレアレアロッジがどんな所か分からなかったが・・・
起きて見てみたらこんな絶景!

来て良かった・・・ヨハネスブルグから1日で来るのはめちゃくちゃ大変だったけど・・・

宿泊していたのはこの長屋タイプの1番安い部屋。宿泊者は他の建物に欧米人数名のガラガラ状態。

昨夜はレセプションが閉まっていたので改めてチェックインする。Wi-Fiは購入者のみレストランで繋がる。次の行き先も調べないといけないので50マレ(420円)と高かったが購入した。
ロッジには馬に乗ったり、ガイドの案内で滝に行ったりなど様々なアクティビティがあったが、節約してBさんと自力で散策に行くことにした。

マレアレアロッジを出て右側を散策

右が西なのか東なのか分からない。方向音痴なので察し(略)

広いロッジの敷地を出てすぐレストランやマーケットとGoogleMapに表示があったが、これらの建物のようだ。想像と全然違う。

周辺を歩くと絶景だらけ。人が少ないし、観光客は私たちだけなので地元の人たちがすぐに話し掛けてくる。子供たちも無邪気についてくる。

「花を植えているから、見に来て。」と自宅の庭に案内されたりもした。

何の構えもなくリラックスしてぶらぶら歩ける村。エチオピア以降、歩けばずっと誰か黒人がついてくるし、スリにも気を付けていたし、頭をからっぽにして歩くのは1ケ月以上ぶりだ。こういう村に滞在する旅っていいよな・・・

山の麓まで行きたかったのだが、途中から地元民の土地だったらしく、牧羊犬に威嚇されまくって通れなかった。ちゃんとガイドを雇わないと山や滝まで行ける道は分からないようだ。

ロッジでカクテルを飲んで休憩

宿に戻り、入口近くにある商店で今晩の自炊用の野菜と、私はお酒を購入した。お酒を渡してくれる子供が笑いまくっていたのでボラれていたと思うが。

宿にも二匹の上品なワンコがいて、無言で「遊んでくれ」と足元にボールや棒を持ってきて絡んでくるのがまたかわいい。絶景を眺めながらカクテルを飲み干し至福の時を過ごした。

マレアレアロッジから出て左を散策

夕方。また昼に行ったのと反対方向へBさんと出掛けた。

地元の子供たちが運動場で球技をしている。バスケに見えるがドリブル禁止のルールらしい。女の子たちが私に腕を絡めてきて人懐っこくてかわいい。

更に進むともっと小さな子供たちが、観光客が珍しいのかずっとついて来た。スマホの動画や写真を撮りたいらしく、貸すと夢中でその辺にいる牛や自分たちを撮っている。

そのうち子供たちの自宅に着いて、その真横を羊飼いや牛飼いたちが通るのを眺めながら子供たちと遊んだ。

Bさんは夢中で子供たちとボールをパス遊びしながら遊んでいる。私は女の子と自撮りごっこをして遊んだ。ここから眺める夕日も絶景だった。

こんな笑顔みせられたら幸せになっちゃうよね・・・

帰り道は外灯がない真っ暗な中を宿まで歩いて帰った。治安は大丈夫そうだが動物に襲われるのが怖いといった感じの帰り道。

私がシャワーを浴びている間にBさんがポトフを作っていてくれた。性格もいいし、いい旦那さんになるんだろうな。私は厚かましくポトフが出来上がる前にピーマンでつまみを作りビールを飲んだ。

絶景&トレッキング後のシャワー&ビール・・・この日は最高にいい1日だった。


レソト王国3日目。

マレアレアからセモンコンへ移動

次の日。

マレアレアロッジの朝。

今日はレソトのマレアレアからセモンコンへ移動する。マレアレアは私が行きたいと提案した場所だが、彼は滝を見たいからセモンコンに行きたいと言う。マレアレアから直接行けたらいいが、一度一昨日通った首都のマセルまで戻らないと行けないようだ。

レセプションが閉まるのが早いので、昨夜は宿の人にセモンコンまでの行き方を聞けなかった。今朝、チェックアウトをしようと8時半にレセプションに行き聞いたら「8時にマセル行きのバス停までの送迎バスがあったのに。」と言われてしまった。今からならタクシーじゃないと、ここから8㎞離れたバス停までは行けないらしい。

宿にタクシーを呼んでもらった。30分後位に来たタクシーは200ランド(1,600円)と言ってきた。8kmで1600円・・・物価からしても高過ぎる。値下げ交渉をしたが、全く下がらなかったので「歩いて行く。」と告げたがそれでも下がらなかった。

マレアレアロッジから最寄りのバス停まで歩く

Bさんは「8km位なら歩けます。」とテントや寝袋などがぎっしり入った20kg位はありそうなリュックを背負ってスタスタ歩き出す。(徒歩2時間)
途中石が突き出したごつごつの砂の道。これが登りでずっと続いている。私はミニスーツケースなので普通に引き摺れば車輪が壊れてしまうかも知れない。
石がある度にスーツケースを持ち上げるので全然進まず。彼は「先に行ってますね。」と先へ進み出し、あっと言う間に見えなくなった。

有料ヒッチハイク成功

私が8㎞も歩ける訳がないので、『車が通ったら絶対にヒッチハイクをしてやろう。』それしか頭になかった。だが、日曜日のせいなのか全く車が通らない。
歩いていると羊や牛飼いの人らがよく「どこ行くんだ?」と声を掛けてくれるが「バス停」と言うと「ふーん。」って雰囲気になるだけ。羊飼いが車を出してくれる訳ないか・・・

ロッジから2km以上歩いた所位でやっと同じ方向へ進む車が1台通りかかった。これを逃してなるものかと停まってくれアピールをしたら停まってくれた。現地のご夫婦のようでほぼ英語が通じなかったが「マセルに行くバスステーションまで。」を繰り返すと乗せてくれた。やった!これでもう歩かなくてすむ。

乗り込んでしばらくすると体格のいい黒人の奥さんの方がジェスチャーで「お金、お金」と仕草をしてきた。いくらか聞いたのだが「あなたの言い値」と言われ相場が分からない。するとたばこを吸って休憩しているBさんが見えたので停めてもらった。私よりかなり先に行っていたようだ。

Bさんも乗せてもらい、「お金くれって言ってるけど金額を言わないんだよね。」と私が言うと、サラっと100マレ渡していた。女性はご満悦だったのできっと十分な金額だったのだろう。

マレアレアのバス停

ご夫婦は一昨日マセルから来た時に降ろされたバス停で降ろしてくれた。来た道を引き返して行ったので私たちのためにわざわざ送ってくれたのだろう。

10時50分。この何もないバス停でいつ来るか分からないバスをひたすら待つ。歩道に座っているとちょくちょく牛がやって来てどかなくてはいけなかった。
途中黒人の女性が通りがかり、「あー喉が渇いた。」と言いながら、おもむろに彼が飲んでいるエネルギードリンクを指差してくれと言う。本当、外国人って平気で日本人が絶対頼まないようなことを頼む。彼は断っていた。

ここでも1時間半待って、やっとマセル方向行きのミニバスが通りかかった。この調子だと今日もセモンコンに着くのは夜だろう・・・料金は行きと同じ70マレ

数時間かけてまた爆音のバスに乗りマセルへ戻る。SIMがなく暇なので、彼と国名しりとりなどして時間を潰した。一昨日は夜に通った道で分からなかったがこの道もずっと絶景だ。さすがアフリカのスイス。
マセルの町の近くに来ると彼がチケット回収の人にセモンコン行きのバス停の場所を既に聞いてくれていて、降りて近くの別のバス停へ向かう。

再びマセルのバスターミナル

15時。ここでも人が集まるまで1時間半待ち、16時半にセモンコン行きのミニバス出発。
料金は130マレ+荷物代10マレ。マレアレア行きの倍する。

食事は売り子が中華を売っていたので購入したが激辛ソースをかけられたので食べれなった。

爆音をかけられまた進む。

あとちょっとでセモンコンの町・・・という所でタイヤの中にビニールが挟まって動きが悪いとのことで停車して修理していた。この車だけ他の車にどんどん抜かされていたもんな。タイヤを外して修理出来るところが凄い。外に出るとかなりの寒さだ。標高がかなり高いんだろう。寒さに震えながらまた満天の星を満喫した。

次の日の写真

セモンコンの町(という程のものではないが)に着いたのは21時半。そこから目指すセモンコンロッジまではまたも石が突出した道で2km位はありそうだ。到着して直ぐ男性たちに囲まれ、スーツケースを頭に乗せて運んでくれようとしたのだが、残りの現金がほとんどないので断って自分で運んだ。南アフリカを出る時にもっと下ろしておくべきだった。この村にATMがあるのかあやしい。

かなり苦労しながらスマホのライトを頼りに夜道をセモンコンロッジを目指して歩く。ずっと下りだったのでまだマシだった。

セモンコンロッジ

かなり長い距離を歩いたと思ったら目的のロッジに到着。SIMを持っていないので予約していないが、ドミが貸し切りで空いていた。300マレ。彼はまた安いキャンプ泊(180マレ)にするというので、ドミを貸し切りで使わせてもらった。
レセプションからドミまではかなりの階段を登るが宿の人が荷物を運んでくれた。

Bさんがまた夜ご飯を食べると言うのでインスタントラーメンにバターとニンニクを入れて食べた。

石の壁で出来たドミトリー。夜はかなり冷え込んで毛布1枚じゃ全然足りなかったが、ダウンジャケットを着て震えながら寝た。この日も移動だけの1日だった。

コメント