エチオピア

バハルダールで癒しの日々(Day329)

エチオピア
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エチオピア4日目
1ETB(エチオピアブル)≒2.7円、闇両替1ETB(エチオピアブル)≒1.4円

最近はインスタのハイライトで動画更新しておりますのでよろしくお願いします。

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同じバスで今度こそバハルダールへ

朝の5時集合と言われたが、出発するのは6時。
5時半にバスに行ったら昨日のバスと同じメンバーのエチオピア人らがちょうど降りてきていた。ずっと同じバスにいるとなんとなく仲間意識が芽生えてくる。

Sが昨日は3人席の真ん中でしんどかったというのでお互い窓際の好きな席に移動したのだが「昨日の席に戻れ」と元々座っていた人たちに戻されてしまったので窓際の席と代わってあげた。

17時間掛けてバハルダール到着

出発してからまたも検問、検問、検問の嵐。北上するにつれて間隔が狭まってきているので北のスーダンかエリトリアと何か揉めているのだろうか。また10回近くは検問があったが、今回はスムーズに3時間半でバハルダールに着いた。

念願のバハルダール到着

ヤシの木の下を走るトゥクトゥク、土の道に頭に大きな荷物を乗せて運ぶ民族衣装の人々。確かにのんびりできそうな町だった。バスターミナルで降りると、凄い数の客引きが寄ってきた。昨日からずっとsimは繋がらないのでタクシーは呼べない。

勝手に人の荷物を運び出すトゥクトゥクたちを断りながら、Sが昨日予約しておきながら泊まれなかったホテルまで一緒に歩く。彼は荷物があっても30分位ならいつも歩くというが、20代の彼には容易でも私には暑い日差しの中キツかった。

ホテル到着

ホテルに辿り着いて、従業員に「昨日バスの遅延で泊まれなかったけど今日泊まるからいい?」とお願いすると快く了承してくれた。今回も節約でSと同じ部屋に泊まることにした。1名でも2名でもシャワートイレ付で1室6$なので、やはり誰かと旅した方がアフリカではお得になる。

宿にはwi-fiがなかった。町もSimが繫がらなしい困っていたら、たまたま宿にいた、ピンク色のシャツを着たバーバパパ風の近所のおっちゃんがその後Wi-Fiが繋がるこの町唯一のホテルに案内してくれた。

ホテルで3人で談笑。航空券を空港まで買いに行きたいとバーバパパに言うと旅行会社にも闇両替にも案内してくれると言う。

私は明後日、ケニア行きの航空券をもう取ってしまっているため明日にはアジスアベバに戻らないといけない。ケニアビザを取得するのに航空券番号が必要だったので日本で取ってしまっていたのだ。

ダハルバールまで行きはバスで17時間もかかった距離だが飛行機だとたったの1時間、1.5万円の金額だ。飛行機で戻ろう。

旅行会社と闇両替へ

Sとは別れ、20分位歩いておっちゃんと旅行会社に行くと、なんと航空券の金額はエチオピア航空のHPに載っていた1.5万ではなく1万円。しかもエチオピアブルで支払可能らしい。ということは・・・闇両替で公定レートの倍の金額で両替したら実質5千円で明日のチケットが買えるということか。まあここまでのバス代800円よりは勿論高いがコスパで考えたらなんと効率のいい移動なのか。昨日のあの地獄のようなバス移動はなんだったんだろう。まあ初っ端からアフリカバス移動の洗礼を全身で味わえたが。

その後バーバパパに闇両替のバイヤーの所まで連れて行ってもらい100$を両替してもらった。ちなみにエチオピアのお金は他国では全く価値も信用もないため、エチオピアブルからドルへの両替は出来ないので、使う予定のギリギリを両替しないといけない。。

両替しているとフェリーのキャプテンという男が話し掛けてきた。「今日一緒にフェリーツアーに行かないか?」と言う。金額を聞いても「コースに寄るから。フェリー乗り場でプライスリストを見せるよ。」しか言わない。後で友人と寄るからというとその後航空券を買うまでずっと付いてきた。

Sのとこまで戻り、フェリーツアーの料金を一緒に見に行かないかと誘った。航空券の金額や闇両替のレートも教えた。

私、S、バーバパパ、キャプテンの4人でトゥクトゥクで移動して旅行会社まで行き、最後の1席になっていた明日のアジスアベバ行きのチケットを購入した。この時、スタッフに「お前はアジスアベバまでエチオピア航空で来たのか?」と聞かれたがなぜそんなことを聞くのか分からず「あと1席しかないので早くチケットを買って」とお願いした。どうやら後から聞いたら国際線でエチオピアに入ったら国内線が半額になるらしい。それを使えば良かった…

それにしてもバーバパパと道を歩いていると数十メートルおきに知り合いや友人に会い挨拶される。ここで生まれ育ったというのもあると思うがとても顔が広い人だった。しかし昼間から私とずっと過ごしているし仕事は何をしているのだろう。こうやって外国人相手に両替やチップで稼いでいるのだろうか。

フェリー乗り場で騙されそうに

バーバパパにチップを渡して別れ、キャプテンにフェリー乗り場に連れて行ってもらった。

陸地でプライスリストを見せてと言っても「船の中にあるんだ。船の中で見せる。」と言う。「大丈夫、大丈夫、怖くない。」と笑いながらいい、訝る私とSが船に乗ってプライスリストを覗き込んで見ていたら、いつの間にかフェリーを発車させられていた。Sがすぐに気付いて「待って、待って止めろ!」と言いながらフェリーから降りようとする。私も隣の停泊しているフェリーに飛び移ろうとした。私たちの様子にキャプテンも他の組員も慌て驚き、フェリーを岸まで戻した。

勝手にフェリーを出港させてお金を払うまで陸に戻らない作戦だったんだろう。私泳げるから平気だけどさ。

そしてプライスリストも1番安い島を2つ巡るコースで1.2万円。ボリ過ぎ。そして勝手にフェリーを動かしたキャプテンがもう全く信用ならなかった。

「どうする?今からどのコースにする?ディスカウントするよ。」どの口が裂けてそんなことを言うんだろう。「考えとくー」と言いながら早々に退散した。

昼ご飯にSとフルーツスムージーを飲みながら語った。彼も世界一周中で南米は終了しているので、「どこへ行ってもあのウユニ→アタカマ抜けツアーの絶景を超えるものはない」と意見が一致し、話が盛り上がった。

ここから飛行機でアジスに戻れば楽だけど、昨日のバスの雰囲気もエチオピアを味わえたし何より怖かったので1人じゃないくて良かったと話した。彼はこれまでで昨日のバスが1番辛かったと言うけど、私にはインドのぎゅうぎゅう詰めのローカル深夜バス、コロンビアの隣の難民に座席を占領されまくるミニバン…もっと辛いバス経験はいっぱいある。

ふっ彼もまだまだ青いな…

ひとりでバハルダール観光

彼は1週間はここにいるのでホテルでゆっくりすると言うのでひとりで出掛けた。

教会や市場を見学して…

湖のビューポイントまで来た。野生のカバは見えるかな。

カバは居なかったけど湖のほとりに地元の人が行くような屋外コーヒーショップがいくつかある。

かわいい小さい子がいる一軒のお店に入ってみた。

めっちゃくちゃかわいい。エチオピアは美男美女が多い。というか美男美女しかいない。顔が小さく目がぱっちり。子供の頃から顔が整っている。

その子の母親らにエチオピアコーヒーを入れてもらった。焚火をくべてお湯を沸かし丁寧に作ってくれ、御香と一緒に差し出される。その御香がまた森林の匂いというかずっと嗅いでいたいような香りだった。時間はかかるが癒やされることこの上ない。

飲んでいると隣の席の若い男性が同じテーブルに座って話し掛けてきた。カバいるよ、ここの人らはほとんどキリスト教だよといった話から、エチオピアには85以上の言語があるから英語を公用語にしていて数学の授業も英語なんだ。だから田舎のお年寄り以外皆英語が話せるよ。など色々教えてくれた。最後にまたチップを要求されるかと思ったがただのいい人だった。この辺の見極めが難しい。

コーヒー代15ブルと最初に言っていたお爺さんは払う時になったら50ブルとか言い出した。その辺の聞き間違いを誘ってるんだろう。コーヒーを煎れる動画や子供を撮らせて貰ったので、意表をついて100ブル渡したら母親の方は凄く喜んでくれた。してもらったことの対価を払うのは気持ちいい。

停電レストラン

ホテルに戻る道を歩いていたら、かなりのローカル食堂の前でSと遭った。「この食堂、インジェラ以外をくれと言ってるのに英語が全く通じないんですよ〜」と困っていた。どこまでも地元に溶け込む旅スタイルで羨ましい。私がホテルオーナーお勧めの魚レストランに行くと言うとSも一緒に行くことになった。

オーダー中に停電になったが、ガスコンロとスマホの灯りで魚料理を作ってくれた。

ガーリックがきいていて本当に美味しかった。これで500円位だったのでここにずっといたい。Sはすっかり気に入り1週間はいるという。

夜も安全なバハルダール

帰り道も子供や大人が道にいっぱいいた。20時でも外に人がいっぱいいてアジスアベバの治安とは雲泥之差だ。

日本の子供は小さい頃からYoutubeを見てTVゲームをしてる印象だが、ここの子供たちは自転車のタイヤを転がすだけで楽しそうに遊んでいた。

カメラを向けると最高の笑顔!

スマホの画面を見てはしゃいで動きまくるので全然ちゃんと撮れない笑

凄く幸せな気持ちになれた。エチオピアが普通に好きで楽しかった。あれほど旅友たちから「エチオピア最悪」とか聞いていたのに。都会?観光地?田舎?行く場所に依るんだろうか。

ケニア行きのチケットをもっと先にしなかったことを後悔した。

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