世界一周で常に持ち歩くメインバッグはどれにするか。
これが1番長期間悩みに悩んだ。
他のグッズは気に入らなかったら現地で買い替えればいいが、これはなかなかそうはいかない。
旅の快適度に大きく左右する、私が持ち歩いたバッグ3点を紹介する。
アラフィフの旅のスタイルはコロコロパッカー
アラフィフともなると、10kg以上あるバックパックは勿論、日常でも重い荷物を持ちたくない。
すぐに疲れて身体への負担が大きいのである。
肩への負担軽減と体力温存のため、メインバックは40Lのスーツケース一択。
ちなみにバックパックではなくスーツケースで安宿に泊まりながら旅する人を、コロコロパッカーというらしい。
行く前は「ペルーの道はガタガタだから反対」と南米のベテラン者から言われたりしたが、中南米のタイルガタガタ舗装道も、砂だらけの道も難なく無理やりスーツケースを転がして回れたので心配することはなし。
この道、スーツケース無理!と思ったのはホンジュラスのコパンルイナスの道くらい。
まあ、この国は治安的に訪れたい人も少ないでしょう。
グアテマラのアンティグアも似たような道だけど、歩道があるので上記よりマシ。
そしてどちらもUberでホテル前まで行けばいいだけである。
中米でUberは2kmで200円位。これをケチるのは時間と体力の無駄。
南米ではここまでボコボコの道はなく、困ることはなかった。
バックパックより40Lのスーツケースの方がいい点
・特に空港や駅など、床が平らなところでスムーズに移動できる
・イミグレ、チェックインなどで長蛇の列に並ぶ時に床に荷物が置けて楽
・セキュリティボックスがない宿でも、パソコンを中に入れてロックを掛けられるから安心
・バスに持ち込む時に、バスの荷物置き場が汚れていたり濡れていても中は汚れないので安心
・バスの職員が荷物を雑に放り投げても中のパソコン類が壊れる心配がなくて安心
・荷物の整理が楽。欧米人が時間を掛けて試行錯誤しながらリュックにパッキングしているのをよく見るが、その時間が浮く
・公衆トイレに入る時、個室にそのまま持ち込める。バッグを背負ってのトイレは大変。
・雨が降ってきても荷物が濡れなくて安心
・機内持ち込みサイズなので、飛行機での高い預け入れ荷物代を払わなくていい
思いつく利点が数え切れず、メリットしかない。なのになぜ皆バックパック??
疲労・整理整頓・セキュリティー・衛生面など、様々な点でストレスから解放されるのである。
たまにあるエレベーターがない宿でのデメリットも、メリットの方が多くて打ち消してしまう。
これはアルゼンチンで出会ったブラジルの女の子の荷物。下にかすかにバックパックが見える。リュックの荷造りは大変。
コロコロパッカーはスタイリッシュな方法で世界中を旅するための、アラフィフの旅のスタイルである。
メインバック:ALI-6000シリーズの40L スーツケース
私のメインスーツケースはこれ。他のスーツケースといくつも吟味してとにかく軽いものを探した。
・機内持ち込みサイズのW37.5×H52×D25(拡張時29.5)cm、重さはたった2.7kg
これは日本国内での機内持ち込みサイズであって、海外での機内持ち込みサイズは幅35㎝以内であることが多い。実際のところ幅が2.5cmオーバーしているのだが、これまで飛行機に乗る時に1度もサイズを測られたことはないので安心して持っていってOK。
ちなみに南米での機内持ち込み手荷物の重さは10kg以内であることが多いのだが、これも測られたことが全くない。あっちの人は適当。(それより出国航空券を求められる)
ちなみにエアアジアとピーチはがっつり重さは測られるので注意。
中は仕切りやポケットがあって整理しやすく便利なのだが、それ以上にこれの何がいいかって、拡張出来るのが最大のメリット。40Lが48Lになる。
普段持ち運ぶ時は拡張して荷物を全部入れ、肩を楽にする。
飛行機に乗る時は、服を着こんでノートPCをリュックに入れたら拡張しなくても済むため、機内持ち込みサイズになる。
私が購入した以降に、PCや書類が外部からさっと取り出せるタイプが発売されている。
イミグレで何度もスーツケースのロックをかけちゃったけど、書類だけ出したい時があった。
こっちの方が便利なので、壊れたら次はこっちを購入することにする。
幅は1cm小さくなったけど、容量も37Lになっちゃったのは悩むところ。
サブバッグ:パタゴニアの2WAYバッグ
スーツケースと別に、山に登る時やバスや機内に持ち込む時などたくさん物を入れたい時に背負うリュック。
2WAYでリュックにも手提げカバンにもなっていいと思いこれを選んだが、手提げカバンとしては全く使わなかった。海外ではスリ防止のためにリュックを体の前に背負うからである。
見た目がテロテロ過ぎて日本では使えなさそうだが、これもめちゃめちゃ軽かったので大正解。
ポケットも外と中に1つずつと両サイドにメッシュのポケットがある他に、背中との間にマジックテープで閉まる隠しポケットまでついている。
両サイドのメッシュのポケットは重いものを入れるとすぐ落ちるので注意。私はハンカチ・ティッシュを入れていた。
リュックを背負ってウユニ塩湖の列車の墓場で汽車と戯れるアラフィフ。
普段使いのバッグ:anelloの斜め掛けバッグ
普段街歩き用のバッグ。
これも防犯性と軽さを追求した。体の前面に背負えることが第一条件。
これは軽い上に「左の肩が疲れたら右の肩に変更」といった具合に紐が左右に付け替え出来る。
見た目小さいのに、13インチタブレットもはいるしチャックからはみ出ていいならA4の書類も入る。
いつもこれに財布とパスポートの他、薄手の上着や帽子・折り畳み傘などまで入れて観光していた。
ポケットも外側は前面に2個、裏側に1個、つまりお腹との間にもう1個大きなチャックのついたポケットがあるのでいつもそこにスマホを入れていた。
さっと取り出せるし、この位置ならスラれる心配もない!
これは便利過ぎて日本でも普段使いをしている。
快適な旅、それは軽さこそ正義
以上、アラフィフには「軽さこそ正義」のチョイスで、たまたま選んだ3つのバッグは3点とも機能的にもセキュリティ的にも大満足の品となった。
これらのバッグのお陰で中南米の旅で1度もスリ、盗難にはあっていない。
コロコロパッカーは快適な旅行の新たなパートナー。これらのお気に入りバッグは今後の旅行にも持って行こうと思う。
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