サウジアラビア

ダンマームのIthraカルチャーセンター、何個目かの世界一美しい図書館。飛行機でメディナへ(2024.12.28)

サウジアラビア
スポンサーリンク

サウジアラビア2日目。1$≒157.4円、1サウジアラビアリヤル≒41.7円

今日の夜のフライトでメディナに飛ぶので、ダンマーム観光は今日のみ。

Aleairy No.3(ホステル)

宿泊したホテルはチェックインは16時から、チェックアウトは15時まで。
変わった時間帯だ。サウジアラビアのホテルはどこもこんな時間設定なのだろうか。

朝から観光に出て、15時までに一度部屋に戻ってきてからチェックアウトする計画にする。
空港に行くまでに、部屋でトイレに行って歯磨きをしたいからだ。

ダンマームの地元女性が全身黒づくめなので、私も目立たないように、この黒ワンピースと黒ヒジャブで出掛けることにする。

ダンマーム街歩き

まず、ダンマームの鉄道駅を見てみたい。鉄道駅行きの最寄りのバス停まで10分位歩いてみる。
これまでの国とは違う雰囲気だ。初めてウズベキスタンに降り立って、旧ソ連の建築物の数々を見た時の興奮と緊張を思い出す。

サウジアラビアの一般的な住宅ってこんなデザインなのか。この辺はエジプトに似ている気がする。

Dammam Bus Station-Darb Al Watan(バーレーン行きバス停)

鉄道駅行きの市バスに着いた。向かいは隣国バーレーン行きの国際バスのバス停のようだ。手前でひっきりなしに「タクシー?」と勧誘された。
クスコで一緒に飲んだYuさんが、ダンマームのインスタを載せていたので、観光のアドバイスを事前に聞いていた。彼に「ダンマームは何もないから、ここからバーレーンへに行くのがお勧め」と言われていたのだが、私は1日しか滞在しないので、その何もないダンマームを満喫することにした。

実は彼から「サウジの入国審査、覚えてない位ゆるかったです。」と聞いていたので、眉毛だけのeVISAでも入れるだろうと安心していた。やはり今の時代、インスタでの繋がりと情報は強い。
鉄道駅行きのバスを待つ間、またもコンビニでお菓子と炭酸ジュースを買う。
やはり値札がなく不安だったが、バーコード読み込みなのでボラれたりはしなかった。

0に見える文字はアラビア数字の5

バスに現金で乗るためにお金を崩したのだが、バスがやってきて「現金渡すから乗りたい。」と言うとジェスチャーで断られた。どこかでバスカードを購入するか、同乗する他の客に現金を支払って、お願いしてバスカードで支払ってもらうかしないと乗せれないらしい。

バスカードの購入方法は英語の通じないこの国で分からないし、他の乗客に頼もうにも、バスには誰も乗っていなかった。運転手に現金をあげると言っても乗せてくれないので、諦めて降りてUberに乗ることにする。

King Abdulaziz Center for World Culture – Ithra(イスラ)

Uberで15分位飛ばし、ダンマームの街外れにあるカルチャーセンター、イスラにやってきた。
サウジアラビアではエジプト同様、タクシーアプリはUberCareemが使える。
どちらも使った感じでは、Uberの方が安く、Careemの方が捕まりやすい。帰りはUberは全く捕まらなかったのでCareemで帰った。

Uberドライバーはこれまでの国と違い、全く喋ってこない。最後にこの建物を指差し、片言の英語で「お金持ちの会社のビルだよ。」と教えてくれた。サウジアラビアのタクシー運転手は、英語が普及していないのとシャイが混じっていて話し掛けてこないようだ。

これ!このお洒落な建築物にやって来たかった。
入ろうとするムスリムの男性の服装が絵になる。
デザインが斬新で、アゼルバイジャンのザハ・ハディド建築を思い出す。

入場無料。太っ腹だなぁ。

中は劇場、シアターなどありその辺は有料。
子供用のこの施設は無料だ。

すこしだけ博物館的なものも無料で展示されている。木製カービング芸術について。

何度目かの世界一美しい図書館

何度目だろう。世界に点在する、この手のものに入るのは笑
しかし明らかに最上級に入る位、ここの図書館は間接照明の使い方が美しかった。
図書館なのでここも無料。

コーラン、ではないよね?アラビア語の背表紙がかっこいい。
逆にアラビア語圏の人からみた漢字は、こんな風に異国の文字に写るのか興味がある。

英語で書かれた旅行のガイドブックから、文化的な文献まで様々な国際的な種類の本が置いてある。
こういった、ムスリムではない私が入れない建築物の写真は見るだけで楽しい。
イスラエルの聖地エルサレムにあるアル=アクサ・モスクの写真のようだ。

これは本日飛行機で行く聖地メディナ。

ここは聖地メッカ。メッカは今もムスリム以外入れない。行こうとしても、ムスリムの証明がなければ航空券は買えないし、陸路で目指しても宗教警察によって追い返されるようだ。

お洒落カフェあり。友人と来てたら入るんだけど。
高かったので、バックパッカーの私はパス。

Ithra Museum Galleries(博物館)

中に博物館もある。35リヤル(1,500円)。宿代はケチるくせに、こういった知的好奇心がくすぐられるものにケチらない。サウジアラビアの文化に興味があるのだ。
民族衣装の数々が英語とアラビア語の説明書きと共に並んでいる。

富豪のリビングらしい。ここをスタバにしてくれたらくつろげるのに笑

タイル装飾はウズベキスタンのものによく似ている。もう同じ国でいいのでは?

地下には剥製なども置いていて長時間楽しめそうな博物館だった。

もっといたかったが、チェックアウトの15時が近づいてきたので、慌ててタクシーアプリを読んで宿へ向かう。チェックアウトの時間が15時を30分過ぎてしまい、宿に着くなり謝ったのだが、レセプションのお兄さんは「いいよ。いいよー!」と笑顔だった。サウジアラビア人、感じいい。

しかし、タクシーがちょっと停止しただけで、後ろの車がどれも鳴らしまくるので、サウジアラビア人は短気なんだろう。(後にこれが自分がレンタカーを借りた時に降りかかってくる。)

ダンマームのファーストフード

無事にチェックアウトし、ミニスーツケースを引き摺りながらマリーナモールを目指す。
ダンキンドーナツがある。必ずアラビア語と並列なのが面白い。因みにアラビア語は英語とは反対で右から左に書く。

お腹が空いたので、マリーナモールに着く前にファーストフードで食事することにした。

看板からして読めなかったが、案の定、メニューもオールアラビア語で読めなかった。
ウエイトレスの人にお勧めを聞いてそのセットを頼む。

シャワルマセット、15リヤル(650円)。まあ可も不可もなく。
うん、普通のハンバーガー食べたい。

この後、湾の先っぽにあるムルジャン島の塔へ行こうと思っていたのだが・・・

海外のサイトからお借りしたこの画像。
ここから徒歩で1時間。歩いて行きたいが、車社会のサウジアラビアで、道路の向こう側に渡りたくても横断歩道も信号もなく、車は途切れず10分待っても道路の反対側へ渡れなかった。
地元の人らも私と同じように10分待機していたから、私が横断が下手なわけではない。自家用車かタクシーでしか移動は想定されていないのだろう。

道路が横断出来なくて、この島へ行く気がそがれてしまったので、昨日と同じマリーナビーチで、海や魚を釣る人を眺めることにする。ここへ行くのだけは高架通路があるのだ。

ダンマーム市内から空港へ

17時半。飛行機の時間までまだまだあるが、することもないので空港へ向かうことにする。
空港から来た時に降りたのと同じ、マリーナモールの正面でバスを待つ。

職員の服を着て立っていたおじいちゃんに、空港行きのバスは何番か聞いたら「G 7」と笑顔で言われた。チケットはどこで買うか聞くと、近くで座っていたクレカカードの決済機を持ってる若い黒人のお兄ちゃんを指差す。
その人に「空港行きのチケット買える?」と聞くと、「ここでは買えない。バスの中でバスカードを持っている誰かに払ってもらえ。」と昼間と同じことをいわれた。?その決済器は何?!飾り??

バスを待っていると同じ様に待っていた韓国人の女の子2人に声を掛けられた。自分たちと顔のつくりがそっくりだから同じ韓国人かと思ったーと言われた。彼女たちも空港へ行くらしい。

そしてバスがやって来て乗り込み、運転手に「現金で払えない?」と聞くと「あっちでバスカード買え!」と怒られた。いや、決済マシン兄ちゃんには断られたんだけど・・・
だけど、韓国人の女の子が私の代わりにバスカードを2回タッチして払ってくれた。彼女たちに現金を渡そうとしたけど、頑なに受け取ってくれなかった。ここでも人の親切に助けられた。

再びダンマーム空港

18時半、ダンマーム空港に到着。飛行機はサウジアラビアのLCCのFlynas航空。
出発時間よりだいぶ早いがチェックイン出来、プライオリティパスでラウンジにも入れた。

温かい食べ物はないが、パンとクッキーは充実している。しかしコーヒーと水しかないかー。
アルコールが置いてあるわけもない。

ラウンジのWi-Fiは速かったので、本をダウンロードして読むことにした。
職業柄、間取りの勉強をしようと間取り図が表紙に描かれた「変な家」という本をダウンロードしたら、開いてびっくり。雨穴という人が書いたミステリーホラー小説だった。そしてこれが評価通りかなり面白い。

読書をしていると、あっという間に搭乗時間の0時半。
真っ暗な飛行機に乗り、次は聖地メディナへ。

コメント