サウジアラビア6日目。1$≒157.4円、1サウジアラビアリヤル≒41.7円
サウジアラビアの栓抜きビルへ、Uberで向かう!

キングタム・タワー

Olaya Mallというショッピングモールと並列。
高級感漂うショッピングモールに入ってみる。

キングダムタワーの77Fには、世界一高所にあるモスクとしてギネスに登録されているモスクがある。
そして栓抜きの水平部分、99階には展望台があるらしのだが・・・
受付の人に聞いたら夕方からしかオープンしてないらしい。今は開いていなくて入れなかった。


ホテルのような空間を堪能。皆でトイレにも行ってみる。手を拭くのが紙でもエアでもなく、タオルが折りたたまれて置いてあった。なんという高級感。本当にホテルもあるようだ。

カフェでくつろぐ人々。チラッと値段をみたらとても入れる金額ではなかったので退散。

エレベーターホールを抜けて出口へ。

出る時に無料でコーヒーをいただいた。へんなフルーツの味がして全然美味しくなかったのだが・・・これがサウジコーヒーなのだろうか。昨日、お土産に買っちゃったよ(泣)
Murabba Historical Palace(ムラッバ歴史宮殿)

その後、昨日から一緒だった楽しいMihoさんとはお別れ。彼女が昨日訪れ、「無料でおすすめ」だという最後の観光地へ向かう。飛行機までの時間がないのでUberを呼んだが、乗っている間ずっと「そこに行くなら地下鉄でたった4SAR(=約163円)で行けるのに、なぜ地下鉄で行かない?」と運転手に揶揄された。
(帰りに判明したが、2025年の元旦、工事が遅れていてここの2駅手前までしかまだ地下鉄の駅は開通しておらず、結果Uberで行って正解だった。)

そんなこんなで、空港へ行く時間を気にしつつ、ささっと無料の館内を見て周る。

1936年、サウジアラビア初代国王 アブドゥルアズィーズ・イブン・サウードが建設した最初の宮殿らしい。

なぜ部屋の真ん中に柱が・・・??建築士ならば、通常端に持っていくように設計するのだが・・・

どの部屋にも柱が真ん中にある。椅子ではなくこの床に座るスタイルは中東ならではの雰囲気が漂っていていい。

王族の居住地や国家の公式行事の場としても使用されていたらしく、部屋数は凄い。


こんな建築様式好きだなーと、なんとなくウズベキスタンで見た建物群を思い出しながら、ずんずん進む。

渡り廊下を渡って隣の建物に入ったら、無料の博物館だった。

お札や宝石など、様々なものが展示されていたが、ゆっくり眺めている暇はない。空港へ行く時間が気になる。空港には離陸2時間位前に着きたい私と、4時間以上前に着きたいMlさんとで揉める笑
だったら別行動してくれたらいいのになぁ・・・。それも提案したが拒否された。友人でない人との旅行というのはやはり難しい。
しかし一緒に海外旅行していて揉めない友人って凄く希少だということに気付かされたので、良かったと思うことにする。今後はその友人たちを大事にしていけばいいだろう。

駆け足で宮殿を駆け抜け、道路が渋滞していたので地下鉄で空港まで向かおうとしたら、なんと最寄りの地下鉄駅はまだ工事中だった。
リヤド空港までの道のり

なんとかアプリで路線バスで地下鉄が開通している駅まで行き、そこから地下鉄で空港まで向かう。
座席に座っていたら、向かいに座った女性が珍しそうに私の顔を眺め、隣の友人に何かアラビア語で言いながらスマホで私のことを動画で隠し撮りしてくる。

その女性の隣に座っていたMlさんにも「めちゃめちゃ動画撮られていましたよ。」と言われた。
ここ3年でムスリム以外の観光客を受け入れるようになった現地の人にとって、髪の毛を出している女性はよっぽど珍しいのだろう。
こここそが、イスラム教発祥の地。女性の服装は目しか出していない。私からしたら全員黒服で目しか出していないあなたたちの方が珍しいんだけど・・・笑

そんなことを思いながら、地下鉄からのサウジアラビアの景色を感慨深く眺める。ドバイ同様、地下じゃないけど地下鉄。

空港が近づいてきた。やはりこれもモスクなんだろう。
サウジアラビア到着日に、ダンマームの空港から外に出た景色もこんな感じだった。
リヤド空港から上海へ

今回は無事2時間以上前に空港に到着。余裕でチェックインして上海行きの飛行機に乗り込む。
綺麗な空港なのに、大型ジェットに乗り込む前の待合場所の椅子が全然足りていなくてびっくりした。
私もMlさんも上海までは同じ飛行機。通路に溢れ返った中国人たちに紛れ、飛行機に乗り込める時間を立ったまま待つ。
・・・空港の設計ミスだよね・・・しんど。

18時半の中国東方航空に無事乗り込む。帰りの大阪までの便は上海乗り換え3時間で6.5万だった。

9時間半乗っていたので、機内食2回。
よほど疲れていたのか、2回目の機内食には全く気付かず、飛行機を降りる直前にCAさんがくれた。
上海空港から帰国

翌朝の9時。上海に到着。Mlさんは日本の別の場所に帰るので、ここでお別れした。

空港を出て、ちらっと外の景色を見てみる。なんか昭和っぽい雰囲気のビル。

そうか。いつのまにか新年なんだな。2025年。2年ぶりに就職してしまったが、今年もまだまだ旅を続けていけるだろうか。

感傷に浸る暇もなく、ラウンジで慌ててシャワーを浴びる。今回のトランジットは3時間しかないのだ。
そしてサウジアラビアではお酒が禁止されていたため、10日ぶりのビール!
味なんかどうでもいい。アルコールさえ入っていれば。そしてニララーメンは美味しい。

12時40分。
上海から関空行きの飛行機に乗り込む。
2週間前からのドバイとサウジアラビアでの観光がしみじみと思い出されてくる。

さようなら、サウジアラビア。
今回の旅も実りあるものだった。
楽しかったし、こんな年上の人と一緒に旅してくれたMlさんにも感謝だ。
しかし、毎日その日の気分で動いていた、終わりが決められていなかった世界一周の時の旅と比べると、予め予定がガッツリ決められた旅行は何かどこか物足りなかった。
またいつかあんな刺激的な旅が出来ることがあるのだろうか。
いつまで、どこまで旅をすれば満たされる時が来るのだろう。旅に終わりはないのだろうか。
そんなことを考えながら、今回の旅の終わりの飛行機に乗り込んだ。
サウジアラビア旅行記・完
コメント
「キリグアの日本人宿は今どうなってる?」と思ってこのブログに行きつきました。
最新情報で面白く、ついついハマってしまいました。
私は80年代から2010年ぐらいまで遺跡に特化して長期旅行を繰り返してました。
mikipuさんも良くご存じだと思いますが、昔と旅のスタイルが激変してますね。
便利で良い面もありますが(グーグルマップなど)今は何でも予約予約で自由とは程遠い旅をせざるを得なくなってます。
絶えずネット環境を気にしていて、もしスマホが使えなかったら(盗難や他のトラブル)どうすんだろう?
ヨーロッパにしろ途上国にしろ観光地でお金も時間も気にせず、
切符売り場で簡単にすぐ買えた時代は、はるか彼方に消え失せてしまいましたね。
(今は円安だしこれでもかと入場料自体が上がってる)
ぺトラが高額になってるのは知ってましたが、
イースター島やマチュピチュが金額以外にあんなに規制・制限だらけになってるのは驚きました。
昨年懲りずにインドに行ってきましたが、なじみの日本人宿に顔を出すと日本の若い女性20数名でいっぱいでは部屋がない!
インドは何処に行っても日本人に限らす個人旅行や団体すら余り会う事はなかったのになぜ?
オーナーに聞くと日本人が来なくなったのでヨガスクールをはじめたそう。
海外旅行初めての若い女の子もきてますが大盛況。
もう私は浮きまくりでしたが、日ごろ接点のない人たちに色んな話が聞けて面白かったです。
インド人は大挙国内旅行をしてますが、オーナー曰くスマホの普及で誰でも簡単に情報が得られるようになったためだとの事。
昔なら知ってる人に聞くか本で情報を得るしかなかった。
結果、世界中国籍と問わず民度の低い連中も(バカやパリピ)うろちょろするようになった。
そしてオーバーツーリズム!!お目当ての観光地も予約時点で入れなくなる。
私はいい時代にいい国に生まれたと本当に思います(今後は知らん!)
隣国のド厚かましい連中も少なかったし。
みきぷさんは堅実にもすぐ就職もされてるので、
まだ短期で旅に出られると思いますのでブログの更新楽しみにしてます。
yamatakaさん
コメントありがとうございます。
昔のスマホのない時代のいい旅をされていたのですね。
「お金も時間も気にせず、切符売り場で簡単にすぐ買えた時代」っていいですね。
ヨーロッパは事前予約なしではどこも入れなくて、何週間も前から予定を確定させないといけないので、放浪旅の醍醐味がないですね。
インドはよくも悪くも今はそんなことになっているのですね。
旅のお話、いっぱい聞かせて下さりありがとうございます。スマホのない時代の旅、懐かしいです。
スリランカ旅もどうか楽しまれて下さい(^^)