イースター島

【イースター島4日目】イースター島のツアー、モアイ製造工場へは水曜と土曜しか行けない悲劇(2023.4.20)

イースター島
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2023年4月20日(木)100チリペソ≒17.3円

おはようございます。
キャンピング イ オスタル ティパニエ モアナの朝です。
ニワトリが庭に入り込んできて「コケコッコー」と鳴きまくりで早朝に起こされました。
ここで飼っているのではなく、野良ニワトリのようで、オーナーのベンジャミンが追い出しまくっております😂

ベンジャミンはツアーガイドもやっているので、昨晩「モアイ製造工場のラノ・カウに行けるツアーはやっていないか?」と聞いたら

「水曜と土曜ががラノ・カウに行く1日ツアーの日で、今日だったよ。木曜日はトレッキング&サンライズ・モアイツアーのみ。明日の金曜日は宿泊者を空港まで迎えに行かないといけないから、ツアーはやってないよ。」

と言われてしまいました。
昨日、運転中にベンジャミンと宿泊者たちが火山口でツアーをしているのを見掛けました。
最初からここに宿泊していれば、昨日、宿の皆と一緒にベンジャミンのツアーで回れていたのですね。
とっても・・・かなり残念。

このホステルの隣にもツアー会社があるので、オープンの8時半と同時に行ってみます。
しかしここでも
ツアー会社の人「今日は半日ツアーしかやってない。ラノ・カウに行く1日ツアーは水曜日と土曜日しかやってないの。」
と言われてしまいます。
私「明日の金曜日は?」
ツアー会社の人「島に飛行機が到着する日・月・金空港からホテルへの送迎の仕事で忙しいから1日ツアーはやってないの、ごめんなさいね。」

( ;∀;)

そして、ハンガロア村の中心に行って、レンタカーを借りたツアー会社や他のツアー会社にも聞きましたがどこもなんと!飛行機発着日は送迎で忙しいので、島の東半分を回る1Dayツアーは水曜日と土曜日にしかやっていないと言うのです。

これは落とし穴です。国立公園に入るには、どこもガイド同伴でないと入れないので、昨日はこのチケット、全く使っていないのです。私は明日の14時の飛行機でチリのサンチアゴに戻るので、今日はツアーかガイドを雇わないと80ドルが無駄になってしまいます。

慌てて個人ガイドを雇おうと村のインフォメーションセンターに行ってみます。
「ツアーは団体行動で凄く時間がかかるし、自分の国の言葉のガイドを雇うのが1番いいわよ。」と言われました。そしてガイドを雇うには自分でそこにあるガイドの電話番号にかけて予約しないといけないそう。
誰も手配してくれないのか・・・そこに日本人ガイドさんの電話番号が2つあったのでかけてみました。
1つ目の方には「今日の今日言われても無理。」と言われ、2つ目の方は「現在使われておりません。」的なアナウンスが流れました。

どうしよう・・・なんか詰んでない?あとはスペイン語や英語ガイドさんの電話番号もありましたが、今日の今日言っても同じように無理かな?

インフォメーションセンターを出て北の海岸沿いの方のツアー会社へ行ってみます。

すると「ラノ・カウには行かないけどスペイン語の1Dayツアーが今から出発するところ。」とのこと。
1Dayツアーならいっぱい回るとふんで、今日はこれに参加してみることにしました。
5,000ペソ(8,600円)と、食事なしだからかレンタカーを借りたツアー会社よりだいぶ安いです。

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イースター島1Dayスペイン語ツアーに参加

1日ツアーがここしかやっていなかったので、最後の1席に無理やり飛び入り参加。
スペイン語ガイドなので、もちろん皆さん南米人。アウェー感凄いです。

Ahu Vinapu

ツアーの車は島の西へ向かいます。珍しい女性のモアイがある場所だそう。

モアイは1体のみ。井戸とか壁の作りの説明をしてくれているようなのですが、スペイン語、全く分かりません。

昨日来た火山口の手前で降ろされました。どうやらこの道端に生えてる木の実を勝手に盗って食べろとのこと。いいんですか。

そう言えば朝8時に宿を出て、このツアーに飛び入り参加したので、朝ご飯を食べていません。
この実と持参の水だけで夕方まで過ごすことになります。キツ・・・大事に食べよう。

Rano Kau(ラノ・カウ)再び

このラノ・カウの火山口は昨日も来ましたね。

ここにあるモアイ、背中に鳥人儀式の彫刻があるそうです。
おおー昨日は気付かなかった。やはりガイドと来るといいですね。

Orongo(オロンゴ儀式村)

昨日はガイドがいなくて入れなかった、湖のすぐ横のオロンゴ儀式村へ入れます!

ガイドさんがツアー客全員分の国立公園チケットを集めて受付に渡します。

入ってすぐ博物館。
「盗まれた友人」とのことで、ここで発見された1体だけのモアイは玄武岩で出来た珍しいもので、イギリスのヴィクトリア女王に献上するために盗まれたので返せとのこと。
イースター島の中心から外れると全くネットが繋がらなくなるので、スペイン語ガイドの説明も文章もGoogle翻訳出来ません。英語の説明があって助かりました。

博物館の向こうは・・・
鳥人儀式の行われた島!
ここから飛び降り、あの島まで泳いで1番に海鳥の卵を盗って戻ってこれた者の村の村長がその年のリーダー。
本人ちゃうんかーーーい。

ここに住んでいた人々の家。

再現されたもののようです。

ガイドさんが懇切丁寧な方でめちゃめちゃ説明が長いんですが、スペイン語が全く分からない私は早く説明終わって欲しい・・・(;^ω^)

Ahu Huri A Urenga 再び

昨日来た、ひとりぼっちのモアイ像のところ。ここもすごい説明長い。
お昼を過ぎてきたので、ツアー参加の皆さん、それぞれ持参のサンドイッチなど食べています。
周囲の人らが何も持っていない私にお菓子を分けて下さいました😭

Puna Pau(プナ・パウ)

Puna Pau(プナ・パウ)に来ました。
ここも昨日入れなかった場所です。

モアイの帽子、プカオの製造工場。
帽子だけ赤くて材質違いますもんね。

切り出されたプカオ。
モアイに乗せられることなく、ここも製造途中でいきなり放置されたのでしょうか。

山の上からの景色が美しいです。
最初にポリネシア人がここに到着した時は島中が熱帯のヤシの木に覆われていたというのが信じられませんね。モアイ製造のせいで木が全て伐採された、持ち込んだネズミがかじって木が無くなったなど諸説あります。

ここにも博物館あり。モアイの背中の模様も、野ざらしなので段々風雨で削れていっているのが分かります。室内に保存しないんでしょうか。
そして何ですかこの絵は。当時の現地の人?めっちゃ恐いんですが。

Ahu Akivi(アフ・アキビ)

ここも昨日入れなかった場所です。

島で唯一海の方を向いているという7体のモアイの所に来ました。
モアイは集落を見守る役目を果たしているので、海岸沿いのものは海を背に、内陸にあるのものは海の方向を向いているんです。

正面から見るとずんぐりむっくりのモアイたちが・・・

横から見るとガリガリ。

15時半。1Dayツアーが終わってツアー会社に戻って来ました。
「ツアーは自分のペースで回れない」は本当です。
情熱的なスペイン語ガイドさんの説明時間がめちゃめちゃ長かったです。
この時間内に、本当はもっといっぱい回れたのでは??という感じのツアーでした。スペイン語圏の人らは満足かもですが。

Orongo(オロンゴ儀式村)、Puna Pau(プナ・パウ)、Ahu Akivi(アフ・アキビ)の3か所に入れたから良かったかな?

イースター島SIM情報

宿のWi-Fiがめちゃめちゃ遅いのでずっとSIMにつなげていてギガがなくなりました。イースター島はentelしか繋がらないのですが、そのentel社がオロンゴ村内にあったので、ギガをチャージしに行ってみました。

会社が木に覆われてて見つけにくかったです。
4ギガチャージして2500ペソ(424円)。
やはりサンチアゴの露店で買った1ギガ800円のSIMカードはぼったくられていたか(ノД`)・゜

Camping y Hostal Tipanie Moana(ホテル)

キャンピング イ オスタル ティパニエ モアナに戻って来ました。
明日の昼の飛行機で、もうチリのサンチアゴに戻ります。
この3日でたくさんのモアイが見れましたが、私の中で消化不良というか凄い自問自答の声が・・・

このイースター島で1番のメインのモアイ工場、ラノ・ララクに入れなくてよかったのか??

また次回来ればいい?この地球の裏側のイースター島に果たしてまた来る機会なんて訪れるだろうか?

やはり回り切れなかった悔しさが残り、なんとか個人ガイドを雇って明日の飛行機の時間まで同行してもらえないか悪戦苦闘してみることにしました。

もう夕方だけど、まず朝に「今日の今日でガイドは無理。」と言われた方の電話番号に再度かけてみます。
明日の午前中だけガイドをお願い出来ないか聞いてみたのですが「明日飛行機で到着する人の送迎があるから無理。」とのことでした。しかしインフォメーションセンターに日本人ガイドの電話番号が2つしか載っていなかったことを告げると「ラパ・ヌイ国立公園のHPにガイドの電話番号が載っているので、そこからWatsAppで他のガイドと連絡取れますよ。」と教えて頂きました。

なんてことでしょう。
シェ・ジェロームから送られてきたラパヌイのHPにガイドの連絡先が載っていたそうなんです。
こんなの見落とすよね。色んな言語のガイドが選べ、日本語ガイドさんは5名。
上から片っ端にかけてみました。
もう帰国されちゃった人もいて、2名だけ繋がりました。
1名の方には「1か所だけでも300ドル」と言われ、それなら明日の航空券を変更した方が安いのでお断りしました。もう一人の瓜生(ウリュウ)さんという方は半日ガイド車代込で185ドル。
やっと「明日の午前中にラノ・ララクだけ回りたい」という私の相手をして下さる方に巡り会えました。

ホテル5周年記念

イースター島なんてもう一生来ないかも知れません。
日本語ガイドは高いですが、悔いのないように奮発しました。

今日はキャンピング イ オスタル ティパニエ モアナの5周年記念パーティだそうで、オーナーのベンジャミンがたくさんの魚を焼いて下さいました。

同席している皆の英語の会話に入れない私にベンジャミンがやたら気を遣って輪に入れてくれようとします。いや・・・ひとり、慣れてるからいいよ。その優しい心遣いに感激です。
台湾の大学院生、「中国についてどう思ってる?」なんて政治的な内容を聞かれてもスラスラ英語で答えていて、凄い英語力だなぁ。

ベンジャミンから「今日でお別れだから、これプレゼント。」とお土産を頂きました。
温かいホステル。ずっとここにいたくなりました。
4泊じゃなくて1週間いたら良かったな。そしたら航空券は20万円もしたのですが。

明日、イースター島最終日は、いよいよモアイ製造工場にプライベートツアーで回ります!

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