アルメニア

アルメニア人大虐殺の歴史ジェノサイド博物館へ。その後、高級アルメニア料理に舌鼓。(2023.11.3)

アルメニア
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2023.11.3(金)
1アルメニア・ドラム≒0.37円

今日は天気予報が雨なので屋外の観光はやめて、アルメニア人大虐殺の歴史、ジェノサイド博物館に行ってみます。

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ジェノサイドとは

ジェノサイドとは特定の民族を狙った大虐殺のことです。
よく聞くホロコーストはジェノサイドの一部であり、ナチスドイツによるユダヤ人に対する大規模な虐殺を指します。

これまで行ったことあるジェノサイド博物館はカンボジアの首都、プノンペンにあるトゥールスレン虐殺博物館。
割と最近だったのと、血の跡や拷問器具、カンボジア人の死ぬ直前の写真の展示がたくさんあったことで非常に生々しく、感受性豊かな20代だったこともあり行った後は2週間~1ヶ月位は鬱でした。
しかしこういった間違いの歴史は知らなくてはいけないと思うので、この手の博物館には行くことにします。

Karen Demirtchian Sport/Concert Complex(コンサートホール)

例のごとく100ドラムで近くのコンサートホールまで来ました。

階段が急でしんどい・・・ここはエスカレーターが入っている建物は休止してるみたいです。はぁはぁ。

アルメニアは地下水が豊富に湧き出て来るらしく、街の至る所にこういった出しっぱなしの水飲み場があります。出しっぱなし!贅沢!
アルメニアは世界で数少ない水道水が飲める国、と聞いたので水道水を飲んでいます。ネットによって情報がマチマチですが、毎日水道水でも私のお腹は相変わらず健康そのもの。ペットボトルの水を買わなくて済むのでゴミが出なくていいなぁ。

コンサートホールの裏。
うーん。あまりおしゃれじゃないなぁ。しかもひとっこひとり居なくてまるで廃墟のよう・・・
このまま進みます。

ジェノサイド博物館を示唆する像でしょうか。

無人だし、野良犬いるしホラーちっくな道をひとり進みます。
まあ地元の人は行かないですよね、この博物館。

ツィツェルナカベルト

ツィツェルナカベルト、アルメニア人大量虐殺の追悼モニュメントが見えてきました。

中は静かに慰霊の炎が燃えています。厳かな雰囲気です。

アルメニア人大虐殺は、第一次世界大戦中にオスマン帝国(現在のトルコ)の政府によって実行されたとされています。オスマン帝国政府がアルメニア人の民族主義運動や独立志向を抑えようとしたとか、オスマン帝国がイスラム教でアルメニアがキリスト教なので宗教的にも対立していたとか・・・原因は複雑だそうです。

ここで偶然、昨日一緒に飲んだO原さん(おがちゃん)と会いました。一緒に博物館へ行きます。

GoogleMapには載っていないのですが、ここから西に行ったところの地下に、ひっそり目立たないジェノサイド博物館の入口があります。無料。

中は撮影禁止なので写真はありませんが、展示は主に親を殺された孤児の写真や、これを題材にした映画のシーンなど。カンボジアのように生々しい展示はなかったです。あそこは虐殺が行われた現場を博物館にしてますからね・・・
しかしこれも19世紀末~20世紀に行われたことで、強制移住と虐殺による死者が100万から150万人というのは相当なものです。原爆の死者数の何倍もの人数。
トルコはこの歴史的事実を認めていないそうで、それで両国は国交を断絶しているのです。

うーん、トルコは今後行く国で楽しみにしていたのですが、嫌いになりそう・・

帰りのバスはミニバスでした。
満席だとこの料金置き場に座ります。おばちゃんが3人腰かけててぎゅうぎゅう。
ミニバスも1ドラム、料金は降りる時に払います。

ゲガルド修道院へのツアー申し込み

バスでエレバンの市内へ戻って来ました。
ゲガルド修道院への行き方がタクシーしかなくて色々調べていたのですが、昨日一緒に飲んだマサさんが「そこら中に停まっている車にポスターを張ってあるツアーが安い。」と聞いたので、ツアーバス探し。バスを降りて目の前にそんな車がありました。

探さなくてもツアーの車はそこら中にありました。どこも値段は一緒。

このゲガルド修道院を含む4か所を回ってくれるツアーにおがちゃんと申し込みます。
10時~15時までで5000ドラム(1860円)。安!

Jijil Restaurant

せっかくなので、おがちゃんとアルメニア料理を食べに来ました。
シェフが外に出てる、オープンキッチンのおしゃれなお店

サラダ。これはバストルマという生の塩漬けの牛肉をスライスしたもの。めっちゃ美味しい!

アルメニアの茶色い平らな麺、アリシュタと巨大ヒンカリを揚げたもの。
全部、全部めちゃめちゃ美味しかった~代金は一人3000円を超えてましたが、たまには贅沢しないと旅は面白くないもんね。

アルメニア・・・インテリアショップもおしゃれだなぁ。
もうインテリアの仕事を辞めてから1年近く経ちます。やはりこういった家具やら建築を見るのが好きで、早くまたインテリアや建築の仕事をしたくてたまらないのですが、この仕事を辞めたタイミングでしか世界は回れないので、もうちょっと世界一周を続けます。

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