南アフリカ共和国11日目
1R(南アフリカランド)≒8.5円
今朝は晴れたのでケープタウンを散歩する。
The Company’s Garden – Rose Garden
ケープタウン国立美術館の前にあるローズガーデン。
今はバラは咲いていなかったけどリスがたくさんいた。美しい庭園と演奏されている陽気な音楽で癒される。
普通の市民図書館があったので入ってみる。ポートエリザベスであったみたいなステンドグラスはなかった。
スーパーのフードコートでランチ
昨日のインド料理はハーフサイズを頼んだのに全然食べきれなかった。
外食は私のお腹では食べきれないので、近くのスーパーで好きなものをパックに入れてグラム料金の所を見つけた。
美味しいのか、凄く混んでいる。
これで600円位。何種類も欲張っていれた。ブロッコリーを入れるより生ハムをいっぱい入れたらかなりお得だろう。
教会も散歩。前回来た時は閉まっていたが今日は中に入れた。中は一部カフェになっている。
City Sightseeing Downtown Tour Office
歩いているとヨハネスブルクで見た、赤い二階建てのバスが停まっているコーヒーショップがあった。
そのコーヒーショップの奥にがツアー会社になっていて、喜望峰ツアーやワイナリーツアーがあった。
525ランドで明日の喜望峰へのバスツアーを申し込んでおいた。この時南アフリカランドのレートが跳ね上がっていて8,300円となかなかの金額。予約はHPからした予約した方が直接予約するより安い。
本当は人数を募ってレンタカーで安く自分たちのペースで好きなように周りたかったが・・・南アフリカは日本と同じ右ハンドルなので、楽々運転出来るだろう。
しかしケープタウンで全く日本人など見掛けないし、1人ならレンタカーは高すぎるので諦めた。
午後から鉄道で自力で少し離れたところにあるステレンボシュのワイナリーへ行こうと思い鉄道駅へ来てみた。ツアーだと凄く高い。
鉄道はどこまで乗っても13ランドと破格だった。だが今からだと遅過ぎて到着しない気がして、後日に行くことにした。
運命の(?)再会
鉄道駅からホテルに戻る。ホテル近くの道で私の顔をじっと見ながらこっちに向かって歩いてくる東洋人がいる。知り合いか?と思って見ると・・・
「みきぷさんですか?」
・・・?!
なんと3ヶ月以上前にエジプトのカイロで同じ宿だったTKさんだった。
彼とは一瞬キッチンで会っただけなのでエジプトでは連絡先を交換していなかったが、ずっと会いたかった。それは私の物真似をしていたと、他の旅人から聞いていたからだ。
私はそこにいた若い男の子に「どうしてアフリカに来るのにドル持って来ていないんですか?!(は?あほですか?)」とツッコミまくっていたのだが、その物真似をしていたそうだ。
陸路でアフリカを南下するなら、ほとんどの国のビザが、国境では現金払いオンリーなのにどうするつもりか不思議でしょうがなく、そりゃ突っ込むだろう。
2、30代の若い子が私の物真似って・・・差し詰め「口うるさいおばさん」って感じだろう。
ここで会ったが百年目・・・( ̄ー ̄)仲良くなったタイミングで「私の物真似をされていたそうですね♪」と聞いてみてやる。どんな顔をするだろう笑
TKさんはカイロで会った時同様、ソフトで感じのいい人だった。さっきケープタウンに着いて、もう一人、一緒に旅をしている女性のSCさんと2人で私と同じホテルにチェックインするところだと言う。そして彼と話をしていると、リビングストンでもボツワナでも会った女性のWさんとも偶然会った。彼女もさっきケープタウンに着いたそう。
なんてことだ。ここで4人も日本人が揃ってしまった。皆を誘ってレンタカーを借りたら、楽しく安く行けただろう。しかしさっきツアーを申し込んでしまった。私はなぜいつもこんなタイミングが悪いんだろう。
Lion’s Head
彼らとは一度別れ、天気が良くて夜景が綺麗そうなので、ケープタウン到着直後に登ったテーブルマウンテンの横にあるライオンズヘッドに登ってみる。
バスで麓まで行き、GoogleMapを見ながらトレッキングコースを登る。ホームレスもいたが、地元の犬を連れた人たちもたくさんいたので、その人たちに紛れて登る。
美しいな・・・やはりケープタウンは。
途中で暗くなりそうだったので頂上までは登らず、途中で引き返して来た。夜景が見れたので満足。麓のバス停まで真っ暗闇の中歩いたが、他の人らはUberを呼んでいたので本当はこの辺りも治安が悪くて歩いてはいけないのかも知れない。
夜はリビングストンで会ったWさんと、ホテルのテラスで一緒に食事をした。
彼女にはボツワナでナミビア砂漠ロードトリップに誘ってもらっていたが、私は行かなかった。その後3人での旅がどうだったか聞いたら、同行の韓国人カップルが途中で喧嘩別れし、雰囲気最悪のまま旅の途中で全員解散になってしまったそうだ。
あの時もし私がナミビア砂漠行きを選んでいたら、そうなっていたのか・・・旅は人生に似てると前に記載したが、もう一つの選択肢の結果を垣間見れた。
喜望峰ツアーに行く
次の日。
朝の9時半に喜望峰ツアーのチケットを購入したツアー会社の前に行く。
「一緒に行きませんか」と誘ったら、TKさんも彼の同行者のSCさんも乗ってきて一緒に行くことになった。
赤いツアーバス。ウォーターフロントがスタート地点だったらしく、空いてる席がほとんどなくて選びようもなかったが、このツアーは進行方向右側が行きも帰りも絶景だった。左側に座って失敗した。
往路はガイドが、エミューなどの動物を見つける度にバスを停めて教えてくれた。
12時に最初のスポットに到着。結構な距離だったのでレンタカーならしんどかったかも知れない。
New Cape Point Lighthouse
最初はライトハウス、灯台のある絶景スポットを登る。
年配の人用にケーブルカーもあったが、今回はちゃんと足で登ってみた。
テーブルマウンテンからとはまた違った景色。
ここで昼食。ここのレストランは高いと口コミで見ていたので、スーパーで購入した持ってきたピザパンを食す。
Cape of Good Hope
喜望峰へ行く。ここの入場料はツアー代に含まれていない。
バスで喜望峰まで行く人と、トレッキングコースで喜望峰へ行く人らに分かれた。45分のコースだと言うのでトレッキングコースにする。
参加者はバスツアーの半分位だろうか。途中ガイドがトカゲや亀を見つけては紹介してくれ、楽しいコースだった。風が強いが、岩肌の道を歩き絶景だらけ。トレッキングコースにして良かった。
45分後、崖を降りて来てCape of Good Hope、喜望峰に着いた!
ここはアフリカ大陸の最西南端だ。1ケ月以上掛けて縦断してきた西アフリカ縦断の最終地。ここを縦断の最終地としている旅人は多い。
最初に到着したエチオピアから、あんなこともこんなことも、キツイこともあったなぁと色々な想いが込み上げてくる。一緒にいたTKさんやSCさんを見ても同じように感じていたようだ。TKさんなんて4ヶ月もアフリカにいたのだからなおさらだろう。
ボウルダーズ・ビーチ
ツアーの最終地、保護区にいる野生のペンギンがいるボウルダーズ・ビーチへ行く。
ここも入場料が掛かるので3人とも節約して中には入らず、周囲の道を歩くことにした。
砂浜に群れているペンギンは見れなくても、周囲の道端に子育て中のペンギンが沢山いた。授乳中だったりしてかわいい。陸お地にいるのがお母さんペンギンで海にいるのがお父さんペンギンで魚を捕まえてきてくれているんだろうな。
帰りは乗った場所でなく、ウォーターフロントで全員降ろさされた。17時着。丸1日のツアーだった。
ここからホテルまでは20分位歩く。
ケープタウンのホームレスたちはアグレッシブで、1人で歩いているといつもホームレスに絡まれるのだが、男性も入れて3人だとそこまで絡まれなかった。やはりアフリカ旅はひとりじゃない方が楽だよな・・・と思う。
ケープタウンのバーで飲む
途中にあったハングリーライオン(ファーストフード)でお腹を膨らまし、3人でバーに飲みに行く。他の2人も大のお酒好きということで、意見が完全一致。
このバーは生ビールが置いていた。この量で500円弱だから日本で飲むよりだいぶ安い。
2人のこれまでの旅の話を聞いて話が盛り上がった。
2人はザンジバル島で出会ったらしいが、私の2日前に同じホテルに滞在していたらしい。2人ともザンジバルでは毎日大雨に降られ、洗濯物も乾かず・・・といった私と同じような経験をしていた。
私がモシに行かずに2日早くザンジバル島に行っていたら2人と合流して一緒にナミブ砂漠を周っていたかもしれない。ちょっとのタイミングで運命って変わるなぁと、この時もしみじみ思った。
TKさんの方から「エチオピアの宿では日本人男性だけで7人もいて、凄く楽しかったんですよね~」と話題を出してきた。
「そこで私の物真似してたらしいですね♪」と切り出したら少し、かなり?焦っていた笑
「いや、もうひとりの若い方です!あいつが真似してました!」と私が突っ込んでいた若い子の方のせいにする。皆で大笑いし、その子に3人で飲んでいる写真を送っておいた。彼もびっくりだろう。
旅は誰と出会うかで街の印象が変わる。ケープタウンの夜はとても楽しいものになった。
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