南アフリカ共和国3日目
1R(南アフリカランド)≒8.5円
ヨハネスブルグ3日目
この日はアパルトヘイト博物館に行こうとBさんと意見が一致した。ヨハネスブルグと言えばここだろう。
この2階建て観光バス「CitySightSeeing」バスで回るのが一般的だ。
上記リンクサイトからバスツアーを申し込んでおいた。料金は279ランド(2,400円)どこから乗り降りしても、。
またもセディナカードでAPPLE COM BILL被害
昨日、ポンテタワーに行く直前。タンザニア滞在時にAPPLE COM BILLという名目でセディナカードが勝手に使われ、カードを再発行してもらっていたが、その明細がどうなったか久々にPCで確認してみたら・・・
なんとカードを停止した3日間は何も使用履歴がなかったが、その後また980~4,000円が1日数回使われ総計6万円以上になっていた。
は?!顔面蒼白( ;∀;)・・・
カード再発行したのに、どゆこと??
昨日は時間がなかったので今朝セィナに電話してみた。楽天のSIMが南アフリカに入ってから使えるので、今回は先輩にスマホ2台を使用してもらわなくても自分で電話がかけられる。
「大変申し訳ございません。新しく発行したカード番号がまた不正利用先と紐づいて、引き続き利用されておりました・・・」
そりゃそうだろう。以前、楽天カードがアゼルバイジャンで不正利用され、カードを再発行して番号が変わっても何も手続きしなくても次の月から毎月引き落としの国民年金が引かれていたし。
カード会社の人は「次は認識されないようにしますから!」と言っていたが、怖いので再発行でなく停止してもらった。キャッシングのネットでの繰り上げ返済はエポスカードでも出来る。(リボ払いに変更→リボ増額払いで繰り上げ返済という面倒な流れにはなるが。)
CitySightSeeingのバス乗り場
少し離れたショッピングモールRosebank Mallが始発なのでそこから乗ることにした。Uberで行く。2人だと Uber代も半額になっていい。
いくつもあるバス停で途中下車自由だが、全ての場所を降りる時間は無さそうなので、観光するのは2ヶ所に絞る。
待機していたバスに乗る。2階は吹き抜けだが、日差しが暑過ぎて日陰のある窓のある席へ移る。
運転手にチケットを見せるとヘッドホンをくれた。これで日本語案内も聞ける。
白人たちが住む高級住宅地を通りながらアナウンスを聞く。給料のいい職業には白人しかつけないし黒人と白人で居住区も分けられてたんだよな。今も白人しか住んでいないのだろうか。
コンスタントヒル
1つ目はコンスタントヒルで降りた。入場75ランド。本当は100ランドだがバスチケットを見せると割引になる。
刑務所でも黒人と白人で区別されていた展示。奥の白人スペースはゆったりしていて毛布3枚、黒人だと毛布1枚。手前でも私がこれまで宿泊してきたドミトリーとあまり変わらない環境に見えるが。
なぜネルソンマンデラの隣にガンジーおる??と思ったら、2人とも独立運動によって投獄されていた偉大なる人ってことらしい。ネルソンマンデラはアパルトヘイト廃止運動を行っていたせいで28年も投獄されていたって。なんて人生。
裁判所兼美術館なども見学。
アパルトヘイト博物館
またバスに乗りアパルトヘイト博物館へ。近くのガソリンスタンド併設のコンビニで昼食をすます。
入場料はまたバスチケットを見せて割引されて140ランド。入口が黒人用と白人用に分かれていて、私と B さんは別々のチケットを渡され別れて入らないといけなかった。
白人と黒人でIDが違うといった展示、最近まで使われていたトイレやお店、ベンチまで白人用黒人用と書かれた看板の展示。白人、黒人とも観光客がいたがそれぞれこれを見てどう感じるのだろうか?
以降は撮影禁止。
大きな建物の中にいくつもの展示と映像が。生涯をアパルトヘイト廃止に尽くしたネルソンマンデラを称える映像、白人居住区にパスを持たずに入って逮捕されている黒人、街中に広がった反アパルトヘイト運動の映像があった。驚くのはそれらが最近のカラーで綺麗な映像であること。廃止されたのって1991年だもんな。なぜこんな理不尽なことが近年までまかり通っていたんだろう。
この博物館は来て良かった。今の南アフリカの様子と比較して考えさせらる。
その後もバスに乗り、ヨハネスブルグの街を眺めながら元のバス停に戻る。
博物館を2つ見ただけだが広かったのでバスの最終時間4時半に近かった。
ホテルの近くのバス停で降りようとしたが、どうも運転手に降りる旨つたえておかないと停まってくれないようだ。降りたかった場所から一駅過ぎた動物園で降りる。一緒に降りたイギリス人女性がwi-fiがなく、Uberに乗れなくて困っていたので、wi-fiを貸してあげたら一緒に Uberで帰ろうという話になり、彼女が全部チップも含め支払いをしてくれた。イギリス人、スマートだな。いいホテルに泊まってたし。
ひたすら自炊、明日以降の予定
宿でまた自炊。Bさんはスーパーの大きなチキン1パックをほとんど食べ、私に2切れだけくれた。彼の食欲は凄い。
宿泊している黒人たちが何故か宿で為替講座を受けていて騒いでうるさい。Bさんはそのうちのひとりから両替の話を持ち掛けられて乗っていた。男性と女性でドミが分かれているので、毎回どういう下りでそこまで仲良くなるのか解らないのだが、公定レートより悪いレートを提示されていて困っていた。
私のドミトリー部屋の黒人女性たちは皆地元の人っぽいが誰もお互い会話していない。
キッチンがうるさいのでプールサイドで他愛もない話をする。彼がエチオピアの宿で会った男性2名が私とエジプトでペンション細川家で会ったことがあるらしく、TKさんがつっこみが激しい私の物真似をしてたと言って思い出して受けて笑っていた。
私、TKさんと連絡先も交換してないし仲良くないのに物真似されていたのか。次会ったら文句でも言ってやりたいとこだが3ヶ月も前にエジプトで会った人と再会することなんてないだろう。
(しかしなんとTKさんとはこの後、南アフリカの大地で偶然道端で出会うことになる。)
黒人が住むスウェト地区にも行こうかという話になったが、ツアーはネルソンマンデラ国立博物館の中までは入れないようなのでやめることにした。
もうヨハネスブルグは出ることにして明日以降の予定を話し合う。
彼はずっとテント泊やヒッチハイクで旅をしてきた人だから、一緒に行動することはできないだろう。
私はエチオピアの宿で話を聞いて興味を持ったエスワティニ→モザンピーク→レソトへ行ってからケープタウンで西アフリカ縦断を終える。彼はレソトへ行くと言う。
明日ふたりともヨハネスブルグのミニバス乗り場から乗るのは一緒だ。そしてそこで彼とはお別れ。
そう思った矢先「みきぷさんも一緒にレソト行きませんか?」と言われた。そうか。先にレソトに行ってからエスワティニに行ってもいいだろう。2つとも南アフリカの中にポツンとある小国。
旅はどこへ行くかではなく誰と行くかで楽しさが何倍も変わるのを、私はジョージア以降の旅で知ってしまった。なのでOKした。
明日はレソトへ行く。
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