オーストリア

リベンジのシェーンブルン宮殿とオペラ、彷徨えるオランダ人

オーストリア
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2026年5月3日(日)1€=187円
オーストリア3日目、ウィーン3日目

Chic Hostel VIE(ホステル)の朝。
このホステルは毎晩パリピの人らで盛り上がる・・・といった雰囲気のホステルではなく、キッチンではそれぞれひとりで、もの静かに動画を見ているといった雰囲気だった。
宿泊者同士での交流は少な目の落ち着いたホステル。

ブルネンガッセ・ストリートマーケット

宿の近くの通路一帯に、屋台のようなものがずらりと並んでいた。
ブルネンガッセ・ストリートマーケットというようだ。

だが日曜日は定休日らしく、2軒しか店は開いていなかった。観光客っぽい人ら数人がいる。トルコ料理の店が多く、ファラエルやケバブは美味しそうだったが、屋台にしては高い・・・という感じだったので諦めた。

宿に戻って自炊。日本から持ってきていたラーメンや非常食米は全部食べてしまった。たらこパスタソースだけ残っているので、ブレッドで買った残りのパスタを全て茹でて食べる。これは2食分。

シェーンブルン宮殿、再び

お腹も膨れ、シェーンブルン宮殿へ向かう。ハプスブルク家の別荘。

今日も地下鉄ではなく、トラムに乗ってやってきた。
2年前の夕方に来たら、チケットが売り切れで入れなかった場所だ。今回はしっかり1週間前に予約した。それでも朝一番の8:00~の午前の入場チケットは売り切れで、1番早い時間で14時半~だった。

14時過ぎ。無事到着。入れる時間までチケット販売所にあるお土産を見てまわる。シシィグッズが色もデザインもめっちゃ好み。自分にも友人にも、かわいいタブレットケースをお土産に購入。もっと色々買っても良かった。

驚愕の入場料

予約したのは、最もポピュラーなパレス・チケット(Palace Ticket): €38(全40室を見学。所要時間約60分)

今回も日本語オーディオガイドがついてくるのが嬉しい。それにしても38€って・・・7000円超えの入場料。世界一高い入場料のペトラ遺跡と十分張り合える金額だ。
帰国してからも「宮殿に入るの7千円超え」と会う人、会う人に話したらすごく驚かれた笑

40個の部屋見学

入って直ぐ、プロジェクションマッピングで、宮殿が当時の歴史を語るというスタンス。
映像が次々変わってとても楽しい演出。昔はこんなのなかったらしいから、入場料の値上げと共に進化しているのだろう。

ハプスブルク家の家系図を見ながら、宮殿を順序通り解説を聞きながら歩く。その栄華を象徴する宮殿は想像以上に広い。

豪華なシャンデリアや天井画を見ながら、ここでマリア・テレジアや皇帝フランツ・ヨーゼフ、そしてあのエリザベート(シシィ)が暮らしていたのかと思うと歴史好きにはたまらない。

貴族の娯楽のビリヤード場。働きもせず、こんなことばかりして遊んで暮らしていたのだろうか。あぁうらやましい・・・

各部屋で異なるデザインの部屋。オーディオガイドで使用用途や生活していた人の解説を聞きながら回るのは楽しい。

とうとう、シシィの部屋に到着。1日何回も体重計に乗り、何時間も髪を櫛でといて美貌を保っていた努力の人。

その後もいくつも解説を聞きながら美しい部屋を回る。

とうとう大広間にやってきた。
ここは世界一周中、入れなくて外から隠し撮りした場所だ。当時、外からはよく見えなかったが、リベンジでここにやって来れたかと思うと感慨深い。

中はこんな感じだったのか。ヴェルサイユ宮殿の鏡の間の豪華さとは比べ物にならないが、あっちは人だらけで天井しか見えなかったのに対して、こちらはまだゆっくり内装を観察できる。

部屋のデザインは全て違っているのが楽しい。

豪華な造りの中国風の部屋。高そうな材料で作っている。まあ、解説覚えていないんだけど。

グロリエッテ

宮殿を見学した後は広大な庭園を歩く。ベルサイユ宮殿に庭は全然歩ける距離じゃなかったけど、ここはまだ歩けそうだ。

途中、「ローマ遺跡」と呼ばれるポイントにも寄った。

庭園の一番奥、小高い丘の上に建つ巨大な記念建築、グロリエッテに到着。登り坂過ぎる・・・結局30分近くかかった。この年齢では結構きつい。

中にはカフェもある。上にも登れるが、有料だった。
振り返ると宮殿とウィーンの街並みが一望できた。

17時。ここに来てから3時間近く経っている。疲れた・・・一度宿に戻ろう。

3回目のToo Good To Goでバクラワの罠

宿に戻ると、19時から予約しているオペラまで少し時間があった。
夜ご飯をどうしようか考えたが、オペラが終わってから戻る頃には近所のお店はもう閉まっていそうだ。そこで今回も、近所のお店で「Too Good To Go」を利用して、廃棄予定の食品を予約しておくことにした。6ユーロ(約1,100円)。

予約したのは、「ブレク(Burek/Börek)」のお店。ブレクは、トルコを起源とし、ボスニアやセルビアなどバルカン半島で親しまれているパイ料理だ。
渦巻状のパイ生地の中にチーズなどが入っていて、セルビアで食べて以来、結構気に入っていた。

お店に到着。バクラワのお店と一緒になっているようだ。バクラワの店主の若いお兄さんにTooGoodToGoの予約画面を見せると「ブレクとバクラワ、どっちがいい?」と聞いてきたので迷わず「ブレク!」と答えた。

「ブレクは隣の店だよ。隣の人に頼んでね。」
そう言われて、建物の中でつながっている隣のブレク店へ向かった。しかし店内には誰もいない。どうやら日曜日は定休日らしい。奥のキッチンに向かって「Excuse me!」と声をかけると、気難しそうなコックのおっちゃんが出てきた。予約画面を見せると、どこの国の言葉か分からない言語でまくしたてられた。

「今日はブレクはない!」と言っていることだけは雰囲気で伝わってきた。バクラワ店の優しいお兄さんも間に入って説明してくれたが、日曜日はブレクを作っておらず、今日は受け渡しできないらしい。

私はバクラワの、シロップをたっぷり吸った「あの歯が溶けそうなくらいの甘さ」が苦手だ。しかし、Too Good To Goのキャンセル可能時間はすでに過ぎている。
ブレクが日曜休みなら予約できないようにしておいてよ……。

結局、仕方なくバクラワを受け取ることにした。お兄さんは「甘いものは苦手なんだ」と伝えた私に同情してくれたのか、箱いっぱいにバクラワを詰めてくれた。
バクラワは以前お店で頼むと結構高かった。間違いなくサービスしてくれたんだろう。ありがたいが、苦手やー言うてるのに、誰がこんなに食べるねん。

ウィーン国立歌劇場へ

バクラワを手にしたまま、トラムに乗ってウィーン国立歌劇場へ向かう。

世界三大オペラ座の一つともいわれる、ウィーン国立歌劇場。オペラなんて全く馴染がないが、宝塚好きの友人やら、ウィーンへ行く予定の人らに勧められたのだ。
1ヶ月以上前に、勧められるがままに「彷徨えるオランダ人」という演目を予約した。
予約開始と同時にあっという間にいい席は埋まってしまっていて、一番安い17€の席か立ち見席しか空いていなかった。人気のワーグナー作曲の演目らしい。

事前に聞いていた通り、ドレスコードがあるのか皆綺麗な衣装を着ている。知り合いはワンピースとヒール靴をこのために持って行くと言っていたが、私は荷物が増えるのが嫌なのでユニクロワンピースとスニーカーだ。スニーカーでも入れてもらえた。

18時45分。劇場内のバーでは、ワインやシャンパンを片手に、カナッペをつまみながら談笑する人たちの姿があった。
こうして開演前のひとときを優雅に過ごすのも、オペラ鑑賞の楽しみの一つなのだろう。
私はあと15分で始まるので大人しく座席へ向かう。

予約チケットの座席が全然わからなかったが、スタッフが大勢立っていて、聞いたら案内してもらえる。たった17€の座席は2列目のここ。普通に座っていたら、全く舞台は見えない。どうゆう設計やねん。

立ち上がって前へ身を乗り出すと、なんとか舞台が見える。約3時間、ずっと立ちっぱなしではさすがに疲れるので、「見たい場面は立って、疲れたら座る」というスタイルで鑑賞することにした。
最前列の席はかなり高額。座席ごとに翻訳ディスプレイも付いていて、歌詞やセリフを見ながら鑑賞できるようになっていた。
前の人が英語表示にしてくれたら、盗み見してストーリーが少しは分かるのだが……。前に座っていた3人家族は全員ドイツ語表示だった。

すぐに彷徨えるオランダ人が始まった。ここからは撮影禁止だからスマホはしまおう。
題名が変なので惹かれた演目。
永遠に海をさまよう呪いをかけられたオランダ人の船長は、7年に一度だけ陸に上がることを許される。本当に自分を愛していくれる人と出会うと呪いが解けるらしい。

ドイツ語のオペラ。全く何を言っているのか分からなかったが、オーケストラの迫力や歌声だけで十分に世界観へ引き込まれる。歌声がめちゃくちゃ綺麗で聞きほれ、3時間があっという間だった。主役の女性ゼンダは、他の人らに比べるとダントツ恰幅が良かった。この体系じゃないとあそこまで高い声は出せないのだろう。

たまにこういう芸術に触れるのもいいな。17€の座席は破格でお勧めだ。当日でも入れる立ち見席はもっと安いが、しんどいだろう。

劇場にはドレスアップした人も多く、歴史ある建物の中でオペラを鑑賞する時間そのものが特別な体験だった。

ライトアップされたウィーンの街を歩きながらホテルへ戻る。

ウィーンを観光できるのは今日が最後。昼はハプスブルク家の歴史に触れ、夜は世界最高峰のオペラを楽しむ。ウィーンらしさを一日で存分に味わえた一日だった。これで十分、世界一周中にできなかったウィーンリベンジは果たせたかな。夜ご飯が苦手なバクラワということだけが気が思い。

明日は日帰りでスロベニアへ向かう。

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