サウジアラビア2日目。1$≒157.4円、1サウジアラビアリヤル≒41.7円
プリンス・モハンマド・ビン・アブドゥルアズィーズ国際空港
ダンマームから1時間。深夜1時半にメディナのプリンス・モハンマド・ビン・アブドゥルアズィーズ国際空港に到着。
国内線で到着したのに、空港の制限エリアから出る時に、また目の部分しか開いてないアバヤを着た空港女性職員に「ビザを見せろ。」と言われた。

「国内線なので入国時に見せてるよ!」と言いながら、恥ずかしそうに眉毛写真のビザを見せたが・・・
またも写真には反応されなかった。
いや、そこ、笑うとこやろ。

外は真っ暗。
この日の朝8時に、メディナの中心地からアルウラへ行くバスチケットを予約している。

ダンマームからアルウラ行きの航空券は2.5万もしたので、ダンマームからメディナまで9千円で飛行機で飛び、メディナからアルウラまで5千円のバスで行く予定である。
アルウラの空港から街中までは、タクシーしかないらしいので、そのタクシー代も浮く計算だ。
追記:これは正月料金なので、正月を外せば飛行機はもっと安い。

ここもダンマームと同じく空港出てすぐモスク。
聖地メディナの中心街はラクジュアリーなホテルしかなく、とてつもなく高かったので、中国に引き続き空港泊をすることにした。

メディナ空港はこじんまりしていて、ワンフロアしかないのだが、数少ないベンチには手すりがないから横になれる。
しばらく横になってみたが、寒くて眠れないので、コーヒーショップに入ってスマホを充電することにした。メディナ空港には、充電できるコンセントもないし、椅子の近くにコンセントがあるお店は一件しかない。


2時〜朝の6時半まで空港で過ごす。寒くて1時間ぐらいしか寝れなかった。
朝になると空港バスが走り出し、空港から400番のバスで、バス停に立っている職員にクレカ決済をしてもらい、11.2リヤル(490円)で市内まで行けた。

明け方のメディナの道程は美しかった。これがイスラム教第二の聖地か。
数年前までムスリムの人しか入れなかった地に、足を踏み入れているかと思うと感慨深い。
メディナ中心地

街中の終点駅で降りる。

聖地は鳩の巣窟。
イスラム教と言えば、預言者ムハンマドが猫が大好きだったということで猫が神聖視されている。だが、メッカとメディナでは、鳩が「ハラーム・ピジョン(Haram Pigeons)」と呼ばれ、神聖視されているらしい。

長距離バスのバス停まで、もう1本乗り換える。他に乗客が誰も乗っていない早朝のバス。バスカードはサウジアラビアの電話番号がないとアクティベート出来ないとネットにあったので、購入していない。
今回も運転手のおっちゃんに「バスカードは?」と聞かれた。
「持ってない…現金なら渡せるけど。」
「現金は受け取れないんだ。どこまで行くの?」
「長距離バスのバス停でここから2駅。」
「OK!いいよ、ただで乗りなよ!」
愛想のいい運転手が無料で2駅乗せてくれた。めちゃ助かった。

バスを降りてから10分歩く。
歩いていると車が頻繁に横に停車してきて「タクシー?」「どこへ行くんだ?」と声を掛けてくる。
乗っていないが、イスラム教はおもてなしの精神があるから、恐らくイランみたいに無料で乗せてくれそうな気がする。ヒッチハイクができそうだ。
メディナ⇔アルウラ間のバスの予約方法
NorthWestBusというサウジアラビアのバス会社のサイトから予約できる。

メディナからアルウラは「Al Madinah Bus Station」→「Al Ula」と入力してクレカで決済すればよい。1日8時発と18時発の2本。126リヤル(≒4,900円)。帰りもこのバスを予約した。
250円の追加料金で座席指定も出来るが、バス内では皆、勝手に好きな席に座るため、意味がないので座席指定はしなくていいだろう。
路線を調べると首都のリヤドからアルウラへもバスが出ているが、「所要時間24時間」となっていたのでさすがにやめておいた。
Madinah Bus Station(長距離バスステーション)

メディナ・バスステーションに到着。

長距離バスのバス停の建物以外は周辺はどこも老朽化しており、一瞬、道に迷いかけた。しかし、バス会社の建物内はとても綺麗で、トイレも清潔かつ無料。

その辺にいた職員に、「アルウラ!」と聞いて、乗るべきバスを教えてもらう。
建物の横に停車していたアルウラ行きのバスに乗り込む。

朝8時になり出発。海外あるあるだが、バスの運転手がずっと誰かとスマホで電話していてうるさい。
乗車率は40%位。
なんと私の前の座席の男性は、ちらっと見えたスマホの画面が日本語だったので驚いた。
こんなところに日本人がいるなんて。
その30代半ば位のひとり旅の男性は、表情がムスっとしていて話し掛けにくかったので、声を掛けるのはやめておいた笑
私はこのあとすぐ、アルウラのホテルでMlさんと合流する予定があるし。
アルウラのバスステーション
13時半、5時間半でアルウラに到着。爆睡してバス内で空港での睡眠不足を補った。
ちなみに予約サイトのアルウラのバス停の場所は間違えているので、正確な場所を以下に示す。

バスステーションというより、ただの道端。
バスを待てる建物や椅子はないので、アルウラから長距離バスに乗る時は、ギリギリに来た方が良さそうだ。

バスを降りたとたん、待ち合わせしているMlさんからメッセージが入った。
彼女は首都のメディナからアルウラ行きの飛行機で来る予定だったらしいのだが、飛行機の出発時間とボーディングタイムを勘違いしていて飛行機に乗れなかったらしい。
5万円で明日の飛行機を買い直したが、今日はアルウラには来れないと言う。

合流出来ないのもショックだが、それより彼女の境遇に同情してしまった・・・追加で5万・・・。
Mlさん、こんな景色が見れないなんて。
そして私は、今日はアルウラで、食事も観光もひとりか。
同じバスの日本人男性に声を掛けておけば良かったと後悔しながら、予約しているホテルへ向かう。
アルウラのGoogleMapでの口コミを精査した結果、
・空港から市内までのバスはなく、タクシー一択。
・リヤドなどの都市部と違い、UberやCareemなどの配車アプリを使っても、走っている配車の数が少なく、アルウラの中心地で呼んだら来るが、他の場所から呼んだら1時間以上待っても捕まらない。
ということが見えてきた。
頼みの「地球の歩き方サウジアラビア」は2019年度版から刷新されていないため、サウジアラビアの旅情報はネットで探すしかない。(この後、他の旅人に聞いて「ことりっぷ」がサウジアラビア版を出していることを知った。)
なのでUberを呼べるであろう、長距離バスのバス停から近い、街の中心地にホテルをとった。
sweet rose apartment(ホテル)

アルウラも、もちろんドミトリーはない。
直前に予約したせいで、中心エリアではこのホテルのスイートルームしか空いていなかった。1泊19,000円をMlさんと2人で割る予定だったのだが。

宿に到着し、オーナーに「友人が来れなくなったから今日泊まるの私ひとりだよ。」と言うと、「えっ?!かなり広い部屋だよ?!」と驚いていた。

一室の料金なので、もちろんひとりだからといってまけてはくれない。
当日キャンセルも不可だった。
支払いは現金のみだったので450リヤルをATMで下ろしてきて渡す。

ベッド数4つ。ひとりで泊まるには勿体な過ぎる。
事前にXかインスタで一緒に泊まる人を募集すればよかった。

シャワーとトイレ。ゴミひとつ落ちていない。サウジアラビア人は綺麗好きなんだろう。
オーナーには簡単な英語しか通じず、Google翻訳でアラビア語を見せたのだが
「読めない。俺はインド人だ、ヒンディー語で頼む。」と言われた。
実はまだ明日からのアルウラ遺跡を回る手段を決めていない。
Mlさんも私も、年末は忙しく、話し合う時間がなかったのだ。
オーナーが車で案内してくれたりしないかな・・・と思い、聞いてみたが、「友人に聞いてみる!」と電話しだし、切った後、6万円位の料金を言われた。

高いので断って、街中のツアー会社やレンタカー屋を自分で探すことにした。
アルウラ散策

バスステーション裏の、ファーマーズ市場。オレンジなどの果物が並んでいる。

中の商店。
アジア人の観光客が珍しいのか、店員に出身地を聞かれた。「日本!」と言うと、イランでもそうだったように「Welcom to SaudiArabia! 」と歓迎してくれ、水を買ったらガムをくれた。
サウジアラビアはいいところだ。

自然が、景観が凄い。感動する。アルウラに来てよかった!
しばらく街中を散策して、ツアー会社は全く見つからなかったが、レンタカー屋が1軒だけ見つかった。
閉店時間は20時と書いてあるのに、昼休憩中なのか閉まっている。
明日の朝、寄ってみることにした。
AlManshiyah Plaza(文化センター)

15分ほど歩いて文化センターみたいな場所に来ると、ここでも入口で女性職員に「ウェルカム!」と笑顔で歓迎された。

旧市街の建物を保護している場所のようだ。

男性4名が、無料で民族音楽を奏でてくれている。雰囲気があってすっかりサウジアラビアの砂漠の世界に浸ってしまった。


帰りも歩いて帰る。
ひとりで歩いていても満喫できる程、アルウラ散歩は楽しかった。

そう言えば、全然食事をしていない。
ホテルの近くでレストランを探してみたが、2軒しか見つからなかった。
男性しか店内にいないので、躊躇しながらメニューを見てみる。うん、読めない。

諦めてもう1軒のお店へ。
写真がないので、どんなものがどの位の量で出てくるか分からない。英語も通じないし。
店に男性しかいないのは、女性はひとりで外食する習慣がないのだろう。
私はケバブやフムスが、味が薄くてあまり好きではない。そう考えると、強烈に日本の味の濃い焼きそばが食べたくなってきた。
宿にキッチンがあったのを思い出し、自炊することにした。

スーパーで、ツナ缶とミゴレンを購入してフライパンで炒める。焼きそばにして良かった。
サウジアラビア全土で、お酒は売っていないので、ビールっぽい味がするかも?と、ザクロと麦の絵が描いてあるジュースを買ってみたら、これが当たりでかなり美味しかった。
250円もするが、麦の味がビールに近くていい。

ひとりでこの部屋で夕食。淋しいがしかたない。
明日はレンタカーでアルウラ北部でグランピングをするから楽しみだ。
睡眠不足だったので、広いベッドで早目に就寝することにした。


コメント