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グラナダ、チケット入手難易度MAXのアルハンブラ宮殿の中へ(Day384)

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1€(ユーロ)≒171円
スペイン4日目、グラナダ3日目

アルハンブラ宮殿のチケットが取れる

明け方、ふと目が覚めた。5時53分。
昨日からずっとリロードしているアルハンブラ宮殿のチケット予約画面をスマホで見てみる。

・・・・!

1枚だけキャンセルチケットが放出されている!
夜中0時過ぎにも数枚出るが、あっと言う間に埋まる。この時間帯なら皆寝ているだろうしチケット取れるかも。
慌てて名前やパスポート番号を入力し、1発でセキュリティが通り易そうなクレカを使って早急に決済する。(JALカード)

取れた!
1ヶ月近く先まで埋まっていた(今見たら1週間先なら取れるので、時期による)アルハンブラ宮殿のナスル朝パレスへの入場チケットが本日の17時~で取れてしまった。19.5€。

幸い今日の宿もバスもまだ予約していない。全然先のことを決めていない旅のスタイルが功を奏した。
下のベッドのイタリア人のお姉さんに「チケット取れたよ~」と報告する。彼女も「それは凄いわ」と喜んでくれた。

宿は延泊したかったが満室だった。キッチンで無料のコーヒーを飲んでいると、おじ様が朝食を分けてくれた。

Oasis Buckpackers

親切な宿泊者たちに別れを告げて、歩いて行ける場所に宿を移る。
昨日までのBlack Swan Hostelよりグレードはだいぶ下がった感じだが、こちらの方が街中にあり便利。金額は同じ13€。

この広場から行ける細い階段を上がって昨日と同じ道を行く。

これが2.4€か。日本でもアイスはこの位したっけかな。

アルハンブラ宮殿の入場チケットにはナスル朝宮殿の他、ヘネラリフェという王の離宮、アルカサバ要塞の入場チケットもついている。どこも有料で昨日入れなかったところだ。
17時までにパレス以外の施設は全て見学しておこうと思った。

アルハンブラ宮殿の入場には要パスポート

まずは1晩奥の王の離宮へ行ってみる。急な上り坂を30分近く登ってやっと入口に辿り着く。

アルハンブラ宮殿のトイレに住み着いてるねこ

スマホの画面のEチケットを見せて入ろうとすると「パスポートは?」と言われた。「えっっホテルに置いてるし。スクショならあるよ。」と見せたが、スクショじゃ駄目らしい。インフォメーションセンターでパスポート込みのチケットに引き換えて貰って来いと言われた。近くの建物でチケットとパスポートの画面を見せるとパスポートID込の入場チケットを印刷してくれた。

焦った・・・ここからホテルまで戻るには遠すぎる。入場の規約にパスポート要るって書いてるし。ちゃんと読まないとな・・・

ヘネラリフェ(離宮)

チケットを見せて中に入る。
入口でQRコードをスマホに読み込むと、日本語の音声ガイドが流れる。ヘッドフォンを持ち歩いていて良かった。

枯れてしまっているがバラが植えられている。

庭はかなり広い。
天気はあいにく曇っているが、予報をみたら18時から晴れるようだ。
グラナダの日没は21時頃。

かなり広い庭を見学し終わり、出口へ。綺麗だったし広くて見ごたえがあった。
ここは何かの宮殿跡のようだ。

アルカサバ要塞

宮殿を守る要塞もある。階段を幾段も登って上に上がるとグラナダの街が一望出来た。

GoogleMapの閉館時間を見ると18時とあったので焦って16時半に来たが・・・
夏は20時まで開いていたようだ。後からゆっくり来たら良かった。

ナスル朝宮殿

このナスル朝宮殿と、これまで見てきた要塞や別宅など全て含めてアルハンブラ宮殿と呼ばれている。14世紀頃完成して2,000人以上が住んでいたらしい。

チケットの入場時間の17時になったので入ってみる。チケットは15分単位で入場時間が決められている。人数制限している割に物凄い人・人・人。そりゃ制限しなかったら大混雑だな、これは。

イランで美しい宮殿をかなり見たので、似たような感じなら入らなくてもいいのではと悩んだのだが・・・・

イランやウズベキスタンで見た、どの建築様式とも違っていた。
天井や壁に見たこともないデザインの繊細な彫刻が刻まれている。
天井にクロス貼るだけでも首や手が痛いのに、昔の職人はこんな彫刻をしてどんな体力をしているんだ。

人が居なくなるまで撮影に何十分も待った中庭。

水のある中庭を抜けるとまたいくつもの建物がある。ここもQRコード読み込みで日本語ガイドが聞けるので「王との謁見の間」だったんだなど分かりやすい。ちょっと変な日本語ではあったけど。

天井。
これはグラナダが陥落しても、敵のキリスト教徒の人らも「イスラム建築だけど・・・残しておいちゃおう。」と思ったんだろうな。

この細かさ、このデザイン。
イスラム教の建物は本当に美しい。

ここからの景色はなぜかバリ島と思い出す。向こうに見えるのはライオンの噴水。

中庭やいくつもある建物を十分に堪能してから外へ。

外に出てから入場した場所に戻るまでの道も見事な庭園があり楽しめた。
これはかなり入口から離れているから、外から建物が見えなかったわけだ。

最後にカルロス5世宮殿の地下の博物館にも寄る。無料。
ライオンなのかな・・・彫刻は得意でも描画は苦手らしい。

歩いて旧市街へ戻って来た。

今日の夜もタパスバーへ。

今日からのアルバイトです!って感じの指導されまくっている男の子にビールを頼んだら、2杯目のタパスが全然出て来ず、他の人らは揚げ白エビが出てきていたのに、チキンの煮込みになってしまった。食べ物の恨みは恐ろしいよ・・・

アルハンブラ宮殿に入れて良かった。あそこに行ってこそのグラナダというものだろう。
アンダルシア地方は来たことがないのでゆっくり回るつもり。明日はコルドバへ移動する。

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