モンテネグロ

モンテネグロの美しい街コトル観光後、ヨーロッパ一醜い首都ポドゴリツァへ(Day414-6)

モンテネグロ
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1€(ユーロ)≒175円
モンテネグロ1日目、コトル1日目

モンテネグロの首都ボドゴリツァからコトルへ向かう。

ボドゴリツァのバス停

ボドゴリツァから頻発しているので、チケットは当日購入で問題ないだろう。このバス停からはドブロヴニクや北マケドニアのスコピエなどかなりの便が発着しているようだ。

バス代9€、荷物代1€。たった2時間半なのに高い。ここも荷物引換券はくれないから運転手のポケットマネーになっていても分からない。途中プドヴァというリゾート地も通る。

コトルのバスターミナル到着

11時40分コトルのバスターミナルに到着。
ここで明日の北マケドニアかコソボ行きのバスがないか窓口で聞いてみるが、両方とも1日1本あるにはあるが、明日は満席だという。
ここのチケット窓口のおっさんも「明日はないけど明後日ならありますよ?」位言えないのかな。旧社会主義国家セルビア・モンテネグロ、つくづく印象が悪い。
コトルは宿が高すぎて一泊しか出来ないので明日どこへ行くかまた検討しなければ。

ブログでよく見かけるコトルで皆が泊まるHostel Pupa(プハ)は満室だった。今日空いてる1番安い宿は市税も入れて37€と高級リゾート地ドブロブニク超え、7月に入ってからどこも宿が高騰している。
この日、1€は円安史上最安値の175円を付けている。

37€は高過ぎるので歩きながら予約サイトに載っていない安宿を直接訪問してみることにした。アフリカなど他の国にはBooking.com非掲載の安宿があったからだ。
しかし地図の場所に行ってみると全て閉店していた。他の国だとホステルワールドにしか掲載していない宿などもあったが、ヨーロッパではbooking.comに掲載していない宿はないと思われる。

日差しはかなりキツい。スーツケースを引き摺りながら仕方なく街中の37€の宿へ向かう。

暑すぎてここまで歩いてくるだけでかなり体力を消耗した。宿に行ってみるとチェックインは12時~となっているが12時を過ぎているのに入口に鍵が掛かっていて入れなかった。

仕方なくレセプションの人が出勤してくるまで向かいのレストランに入り待つことにする。
魚が9€で安いと思って入ったのに、100g 9€だった。「何グラムがいい?」と聞かれたが高そうなので別のものを頼むことにする。

エビのリゾットを頼んだが、メニューの写真は大ブリのエビが入っていたのに、出てきたのは中にミニ冷凍エビが入っているただのケチャップ味のリゾット。ビールも合わせ26€(4,500円)。
高い、高過ぎる。

Montenegro Backpackers Home Kotor

宿のGoogleマップの場所は間違えているので最初かなり迷った。小さな門をくぐって長い階段を上ったところがホテル。

レストランでWi-Fiを繋げて予約し、ホテルの人にレストランで待っている旨メッセージを送る。
13時に来たようなのでチェックインした。受付のおばちゃんは愛想が良く感じいい。

キッチン、部屋、水回りも綺麗。

ルームメイトらも上品、静かで、片付けられないだけで民度も高い。まあ高かったからね。
しかし同室のヨーロピアン女性、洗濯びちょびちょのままベッドの上に干すし、よく私物をこの状態のまま観光に出かけられるなと思う笑

コトル旧市街を散策

コトルの旧市街散策。
美しい街並みに山岳が迫っていてその美しさを際立たせている。山の近さがケープタウンを思い出す。
ケープタウンで出会った人らは元気だろうか。あれからインスタを見ていると弓場農場から全く動いていないので沈没しているようだが。

あの山の上に登るのがコトル観光の定石らしい。だが寝台列車で到着早々そんな元気はない。
明日の早朝、余力があれば登ってみようか。

猫もへばる暑さだし。海が近いので猫がかなり多い。猫好きなら歩いていてとても楽しいだろう。

コトルは「コトルの自然と文化歴史地域」の名で世界遺産に制定されている。
そりゃ皆勧めるのも分かる。

しかし7月のこの時期、ものすごい数の観光客と暑さでうんざりの方が勝ってしまった。

仮眠をしたらもう夜、外食は高いので懲り懲り。インスタントラーメンですます。

夜のコトルも素敵だ。

コトルを勧めてくれたOさんが行ったのは冬。宿も10€だったらしいし、冬に来て誰もいない中、こんな路地を歩いたらさぞかしロマンチックだっただろうなと思う。
今は写真に観光客が入らないように写すのが無理。

ここも土産屋の店員もスーパーの店員も喧嘩うってんのかって態度だった。「袋いるのか!カードか!現金か!」とモノを投げてよこす若い女性店員に、前の列の観光客のおっちゃんも怒りを通り越して苦笑いしていた。

明日の登頂を悩みながら寝る。


次の日。

やはり山を登る元気はなかった。登山口から上り下りしたら無料らしいのだけど。
1泊で移動とかタクシー全く使わないとか、50代がする旅のスタイルではないよな。

宿でゆっくり休んでから歩いて10時半にコトルのバスターミナルに到着。
10時45分のバスのチケットを購入。チケットは8.5€だが、またも荷物代2€とバスターミナル使用料1.5€を取られる。バスターミナルなんてギリギリに来ているし使用していないんだが。いい加減にしろ。
バスは11時過ぎに遅れてやって来た。

やはりプドヴァ経由でポドゴリツァへ向かう。

14時ポドゴリツァ到着。
昨日、ネットでポドゴリツァからアルバニアのティラナへ行くチケットを予約しておいた。
北マケドニアとコソボは後で行くことにする。

16時発なのであと2時間がある。この窓口の左端が1時間1€で荷物を預かってくれるので、預けてポドゴリツァの街を観光することにした。

ヨーロッパ一醜い首都ポドゴリツァ

ポドゴリツァはヨーロッパ一醜い首都と言われている。
第二次世界大戦時に古い建物はことごとく全て破壊され、新しい建物しかないからだ。

どれどれ・・・と眺めてみる。
確かに。都市デザイン計画が全くなされず、戦後のお金がない中、慌ててバラバラの団地のようなデザインの住宅を建てたって感じ。

こんな建物ばかりなのは戦争被害のせいだし「ヨーロッパ一醜い」って酷い言われようだな。
元々はコトルにあったような風情ある石造りの建物ばかりだったのだろうか。だとしたら本当に全部破壊されたのだろう。

駅は有料だったので無料トイレを探してあのショッピングモールへ入る。

うーん。閑散としているしデザイン性が・・・笑。デザイナーとかいなかったのかな。
中のトイレはロックが掛かっていたが、建物の外側の通路に無料のトイレがあった。

一応観光地マークが付いていた独立広場に行ってみる。
・・・これだけですか。

時計塔。
ポドゴリツァに宿泊していたらもう少し観光場所はあったかも知れないが、1時間半で歩ける範囲はここまで。慌ててバスターミナルへ戻る。

45分前にバスターミナルに到着したが、ハンバーグステーキを頼んだら案の定出てくるまでに25分かかり、大急ぎで食べたがバスに乗るのがギリギリで運転手に怒られた。

ボドゴリツァからティラナまでのバス代は15€。
ネットに「環境保護チケットです。Eチケットを印刷する必要はありません。」って書いていたからネット予約したのに、バスに乗ろうとしたらチケットを必ず印刷しろと言われ、印刷代とバスターミナル使用料と合わせて3€も取られた。荷物代ももちろん別で2€。

Eチケットを印刷する必要があるか?Googleの口コミには「ターミナル全員グルで詐欺」と書かれている。

やはりモンテネグロを好きになれないまま、アルバニアへ向かう。

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