Hotel Brisas De Copanを朝6時にチェックアウト。
一昨日購入したツアー会社のシャトルバスで、コパンルイナス(ホンジュラス)→アンティグア(グアテマラ)へ移動します。
一昨年の記事では20ドルだったのに、40ドルに値上がりの今回の中米縦断で一番高かった移動費です。
コロナ前はローカルバスでグアテマラシティ経由で行けていたようですが、今は本数が少ない・もしくはないとのことで旅行会社のシャトルバスにしました。首都のグアテマラシティは治安が悪いそうですし。
昼過ぎには世界遺産の街、アンティグアに到着予定。
まだ薄暗い朝の6時に迎えにきたのは、シャトルバス。。。というよりマイクロバス。
もう欧米人8人が乗っていて、そこに私たち2名とホンジュラス人1名が乗り込み、運転手1名の12人でアンティグアに向かいます。
3日前に来た国境エルフロリドのイミグレに到着。
やはりホンジュラスとグアテマラの窓口が並んでいる造りで、ホンジュラスの窓口の仕事がとろくて長蛇の列、グアテマラの窓口は仕事が(適当)速くてガラガラの変なイミグレ。
ホンジュラス出国もグアテマラ入国も特に支払いも書類もなしで両方スタンプをもらいあっさり通過。
グアテマラの通貨ケツアールはいっぱい残ってますし、今後陸路で南下する時にまたホンジュラスを通り、レンピラが要るので、ここで両替はしないでおきます。
中米の人って早起きですよね。
私たちの後、コレクティーボに乗って現れた地元の人らでイミグレがあっという間に混みだしました。
この時点で他の外人がイミグレ審査並ぶのが遅くてもう7時半。
全員そろってから同じマイクロバスで少し進んだら。。。ん?!
急にバスが停まり、全く動かなくなりました。
後ろから来たトラックやトゥクトゥクもどんどん溜まってきて大渋滞。
何事かとバスを降りて前の方に歩いて行ったら。。。ここで。。。
地元の人のデモで絶賛道路封鎖中!!\(^o^)/
地元の方とライフルを持った警官であふれかえってます。地面には石や木が置かれて車が通れない。
なんでも、雨で道路がガタガタに崩れているのに政府が道路を綺麗にしてくれないから、地元の方が怒って道路を封鎖しているとか。(聞いた話なので他の理由かも?)
私たちの車の前に3台しか他の車が停まっていなかったので、今まさにこのデモが始まったところみたい。
って、知らんがな、旅行者のわし関係ないがな、通してくれーーーーー
と言っても仕方ないので、デモが終わるのをこの近くの食堂で待ちます。
いつになるか知らんけど。ついてないな。
8時。いるのは私たち12名のみ。
このメニューしかなし。茶色いチョコみたいなのは中米に入ってからずっと食事に付いてくる豆を潰したもの、まさにあずきを潰した味と食感で若干苦手。
飲み物、トイレはあるけどエアコン・Wi-Fiなし。かなり暇。
SIMカードを買っておけば良かったと大後悔
ここでノートパソコンを取り出して荷物狙われても嫌だし。
食堂にいるネコ、犬、鶏、アヒルと戯れる位しかやることなし。
前日にたまたま「地球の歩き方中米2018~19」と「指差し会話帳スペイン語」をAmazonKindleからダウンロードしていたので読む。
地球の歩き方ってコロナ以降は出版されてないから情報や金額が全然違うし、載っている観光地が博物館とか多く、SNSで紹介されるキラキラスポットとかなりのズレがある。
もう本を見て旅する時代じゃないことを痛感しながら歴史書を読む感覚で各国の歴史を読破。
感想:スペイン人酷い、マルコポーロ、カス
息子も入れて家族3人で旅行中の、英語・フランス語・スペイン語ベラベラのロン毛の優しいフランス人男性がたまに「元気?大丈夫?」と話し掛けにきてくれます。
朝の8時に着いたのにもう昼過ぎ。
デモが終わる気配なし。ハンモックがいっぱいあったので寝る、寝心地最高!
・・・・
えっと。もう夕方なんですけど。
今から出てもあっち着いたら夜なんですが。
Wi-Fiないと本当に暇。
スマホで何時間か本を読んでますが文字が小さくて疲れるので、コーラを頼んでぼーーーっとするだけ。
他の外国人たちは、皆かたまって英語で会話を楽しんでおります。
私たちと運転手、ホンジュラス人だけ言葉の壁ありで蚊帳の外(;^ω^)
18時。
宿を出てから12時間経ちました。
フランス人男性「日本人は本当に静かで大人しいんだね。ビックリしたよ。」
えっと、どこの国と比べてますか、最初「チーノ?(中国人)」と聞いてきましたよね?
ええ、我ながら我慢強いと思います。
私のTシャツに「PROVENCE」と書かれているのを見て「フランス語!僕の故郷、プロヴァンス地方なんだ。」と喜んでおりました。
ワタクシ、日本で「関西」と書かれたTシャツを着ている感じなんですかね、恥ずかしい。
20時。
ひとりだけ乗ってたホンジュラス人は、ちょくちょくUターンしてくるバイクやトゥクトゥクに知り合いがいて話し込んでましたが、とうとう痺れを切らしてホンジュラスへ帰ってしまいましたw
私たちはここからホンジュラスに戻ろうと思ったら、またグアテマラの出国審査とホンジュラスの入国審査と入国税3ドルの支払いとホンジュラスのホテル予約がいるんですよね、めんどくさい・・・
とうとう、フランス人男性が何か決意したらしく、私たちの方へ意見を聞きに来てくれました。
「21時にイミグレが閉まる。封鎖されている道路が今日通れるか分からない。コパンへ戻るなら今からイミグレに戻らないと間に合わないので車で送る。それともアンティグアに向かうか、どうする?」
「アンティグアに向かいたいです。あなたたちはどうするのですか?ここの近くのホテルに泊まるのですか?」
「いや。俺たちは全員アンティグアへ向かってみる。運転手は今日はもう通れないと言うが地元の人じゃない。この食堂の人は通れるって言うんだ。食堂の人は地元の人だ。僕は通れると思う。」
「なら、わたしたちも一緒にアンティグアに向かいます。」
「よし、OK!今から向かおう。」
皆でミニバンに乗り込みます。
運転手もとっくに仕事が終わっている時間なのに付き合ってくれてありがたい。
食堂から車で数分、デモで道路が封鎖されている場所に向かいます。
立ち往生している車・バイクがいっぱいの中、その間を縫って封鎖場所に着きました。
辺りは真っ暗。
人だらけ、め、めっちゃ怖い!!デモ隊に車から降りろとか言われたらどうしましょう?!
人ごみの中、車をバンバン叩く音がしてビビリまくり。
・・・って後ろの席のフランス人息子が壁を叩いてる音かいしばく!
封鎖場所は人がたくさんいて通れなかったけど、助手席のフランス人男性と運転手が窓を開けて「道を開けて」とお願いしながら手に握っていた賄賂を渡し、ゆっくり、ゆっくり車を進めたら道を開けてくれました。
デモの中、無事突破!!
どうやら警官らはもう帰ってるもよう。
反対側の車線には通れなくなったトラックが何台も立ち往生、その横を通って真っ暗な中、グアテマラへむかう道がすぅっと見えて来たとき、
「やったーーーーーー!」
車の中で11人全員の歓声と拍手が起こりました。
封鎖されてた場所を、なんと私たちの車両だけが通り抜けられました。
皆でアンティグアに向かっています。ここから5時間位でしょうか。
昼間待機中は、何度も先月ペルーで起こったデモで「国境でバスが4日間立往生」のニュースが頭をよぎりました。
0時半。
急に道路が石でぼこぼこし出して車のスピードが出せなくなりました。
グアテマラのアンティグアに到着。
無人過ぎ、怖い!!
途中、空港へ向かう大きな道路のところでビジネスマンらしき男性が一人降りました。
別れ際にはフランス人男性としっかり「ありがとう、感謝。」と言いながら抱き合っていました。
中央の公園でしょうか。
ここで運転手とフランス人家族以外、全員降ります。
率先してリーダーシップを取って、私たち日本人にもちょくちょく声掛けしてくれたフランス人男性、本当に感謝感激、かっこいい。フランス人のイメージが変わりました。
他の旅行者たちからも感謝されまくってました。
ホンジュラスの運転手も凄い感じ良かったし、長い時間本当にありがとう。
残業代出るのかな?こっちで寝るとこあるのかな?
深夜1時前のアンティグア、ひとっこひとりいません。ホラーーー。
予約していた日本人宿、ペンション田村へ歩いて向かいます。
無事チェックイン。ツインルーム(シャワー・トイレ外)1部屋500ケツアール。ひとり1,300円。
夜中1時だというのに、間違えて隣の家のブザー押してもうた。出てきたおばちゃん、本当にごめんなさい。
田村さんも呼び出したら眠そう??
メールでデモで遅れる旨、同行者から連絡してもらっていましたが、そりゃこんな時間ですもんね。
本当に長い1日でした。
通れるのか通れないのか先行き不明なのが辛い。
昼に着いている予定だったのに、アンティグア観光も丸1日潰れました。
おやすみなさい。
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