2023.10.26(木)
1ジョージア・ラリ≒55.3円
おはようございます。Temuka Guest Houseの朝です。
シグナギはコーカサス山脈を一望出来る標高にあり天空の町と言われており、凄く寒いです。
昨晩、「寒すぎる。」とおばあちゃんに訴えると「布団いっぱい被れ。」と言われました。
今朝も寒すぎて部屋におれず、廊下に暖房器具があるのに入れてくれないので「本日もうトビリシに行くので宿を出たい。寒い。」と言うとめちゃめちゃ怒り出しました。
ジョージア語で何を言っているのかさっぱりですが「2泊するって言ったじゃん。PCで予約入れちゃってるからダメだよ。」的な感じのことを言ってます。
いや、私Booking.comを通してないし、今見たらここ4部屋全部空いてることになってるし。
困った顔をすると「もう、ヤポニは・・・」とやっと暖房器具を入れてくれました。追加で3ラリ払えと言われましたが拒否。私がここに来ないとお客さんはゼロでしたからね、困っているのでしょうか。ジョージアのおばあちゃん、商魂たくましいです。
しかし朝食の手作りケーキとレモンティーをくれたので私の機嫌は直りました。
隣の部屋の中国人2人は今日もうシグナギを出るようです。
チェックアウトして1階に荷物を置いてあったのでほっ。
シグナギ散策
いや、しかし到着した日は町が美し過ぎて「2泊したい。」って言ったものの、昨日歩いてみて、このシグナギのあまりの規模の小ささに本日トビリシに向かいたいのは本音ですが。
2泊と言ってしまったので仕方ありません。
町の中心の1番大きな公園。だから首だけってシュールなんですが。
市場・・・もこれ位の規模。
明日、トビリシに着いてからすぐローカルバスに乗れるようSIMカードを購入。
有名なMAGUTI社に行くと潰れていたので、公園の前のお店でGeoCell、1週間5Gで15ラリ(840円)でした。
Kerovani Winery(ワイナリー)
SIMカード屋の前で、独りででかいパンを持ちながらウロウロしている中国人のA子ちゃんを発見したので声を掛けました。やはりB子とは喧嘩したままで独りのようです。そして彼女は感じがいいのです。
彼女もSIMカードを買い、一緒にワイナリーに行くことに。
シグナギはジョージア最大のワインの産地としても有名で、各家庭で自家製ワインを製造しているようです。GoogleMapで「ワイナリー」と書かれている家をふらりと訪れると、そこの家主が英語で家の中をツアーしてくれる仕組みになっています。
このおっちゃんの家に来てみました。ワイナリーツアーはフリーと家の前の看板に書かれています。
流暢な英語で説明してくれます。これはワイン絞り器。
地下に行きます。
各家庭の地下にこのような陶器の壺が埋められていて、そこにブドウを入れワインを熟成しているようです。ひんやりとした温度で白や赤のワインが下に入っていました。
この機械に耳を当てるとしゅわしゅわ~っと、ワインが発酵している音が聞こえてきました。ワインって生きてるんですね。
ワイナリーツアー(と言う名の家庭の地下案内)が終わり、おっちゃんが「ティストしていくかい?」と。4本のティスティングで40ラリ(2,200円)。
A子ちゃんがあまりワインが飲めないと言うのでシェアすることになりました。
ジョージア料理で有名なハチャプリも頼みます。ハチャプリってあのパンの中心に生卵が乗ってるやつを想像していたけど、思っていたのと違う(;^ω^)
これは中にチーズが入っているタイプみたい。しかしホカホカでこれも美味しい!
ワインはスパークリング、白、琥珀色、赤の4種類でした。
スパークリングが断トツで美味しかったな。
この量で4杯2千円は高いので、これ以上はティスティング出来ませんでしたが。
ここで飼われているにゃんこ。名前はなんとグレープちゃんです。
A子ちゃんは30代半ば。私と同じく仕事を辞めて2ヶ月コーカサス地方を旅してるそうです。この後はイランに行くと言います。
「ビザ取れたの?」と聞くと「中国人はビザ要らないよ。」と。
そうなのか。アメリカと仲がいい日本はイランに入るのにビザが要りますが、中国人はイランにさっと入れるのですね。
そこは羨ましいですが、中国人がビザなしで入れる国はたった80ヵ国だからなぁ。
散策という名の銀行探し
さて、支払いの時、A子ちゃんが「ジョージアラリを持っていない。」と言います。なんでやねーーん\(^o^)/
カード支払いは手数料が掛かるので、取り敢えず私が支払い店を出ます。これは町の中心の見張り台。
ドルを両替出来る銀行を探して歩き回ります。「そこのATMで下ろせるよ?」と言っても「銀行がいい。」といいます。中国のクレジットカードではキャッシング出来ないんでしょうか。
この時間の無駄タイムみたいなのがちょっと嫌・・・
1つ目の銀行はレートが気に入らなかったのか、2つ目の銀行を探して凄い歩きまくり。
まあ、せっかくなので景色を楽しみましょう。
こんな感じの家も結構ありますね。廃墟問題はジョージアもかなり深刻そう。
婚姻許可局
シグナギは愛の町とも言われていて、この美しい町で結婚式を挙げたいカップルが多いそうです。ここが婚姻届けを出す場所。
A子ちゃんはテンションアゲアゲでしたが・・・まあ・・・私は縁がないし、シラ~
A子ちゃんは2つ目の銀行で両替されてました。
そして銀行で無料のウォーターサーバーがあるのを見ると、自分の水筒の水を銀行の窓から全部捨てて、並々に注ぎ直していました。
まあ、ちょっとびっくり。私はようせん。
ボドベ修道院
今から何する?!ってことでここから歩いて40分のボドベ修道院に行くことに。
町の南の坂を登って行きます。
本当に愛の町なんですね。
道路を40分歩いて到着。入場は無料です。
手前の教会。中はモザイクタイルの壁画が美しかったですが撮影禁止です。
A子ちゃんは動画撮りまくってましたが。無邪気でいいですね。
奥の修道院。とても美しいです。こちらも中は撮影禁止。
この修道院はまだ建設途中みたいですね。
お土産屋のにゃんこ。
満喫したので帰ります。
帰り道。A子ちゃんとノラ犬。ジョージアのノラ犬は皆、耳にピアスのようなものを付けていて管理されているのか保護されているようです。日本みたいにすぐ保健所行きじゃないのですね。
そしてなぜか不思議と道端の全ての犬や猫がA子ちゃんに懐きまくるのです。
きっと彼女はとても心が美しい女性で、それが動物に伝わるのでしょう。
帰りはとぼとぼ歩いていると、すぐに地元の男性の車が停まってくれ町まで乗せて行ってくれました。
徒歩40分なのに、一瞬で着いて超絶楽ちん!!\(^o^)/
ウズベキスタン、キルギスでもそうだったので、この辺りの国はそういったお互い助け合う文化が根付いているように思います。
町の中心に戻って来ました。A子ちゃんは本日ジョージアの首都トビリシへ移動するつもりで宿をチェックアウトしていましたが、遅くなったのでもう1泊するそうです。
しかしTemukaGuestHouseに戻ると、同じくチェックアウトしたはずのB子がまだロビーにいて、他の中国人女性を呼び寄せています。お前ももう1泊するんかーーい。
結局B子が別の女性を呼んだため、A子ちゃんは別のゲストハウスへ移動すると言って出ていかれました。旅で一緒になって気が合う人もいれば合わない人もいるよね。
Balcony Sighnaghi(レストラン)
今日は寒いので昨日食べたレストランの隣の室内で夜ご飯を食べることにします。
暖炉が助かる!
マスの揚げたのと白ワイン。ここもサービス料込みで23ラリ(1,280円)でした。
ご飯が欲しかったけど、パンしか置いてないのよね。
テラスからの夜景もとても綺麗です。
シグナギで2泊して良かったです。心が洗われた気がします。犬や猫は私には懐きませんでしたが。
宿に帰るとおばあちゃんに何度も「寝る時は布団いっぱいかぶって暖房のコンセントは抜いてね!!」と言われました。・・・めっちゃ寒いんですが。ジョージアってそんなに電気代が高いんでしょうか。
(後日住んでいる人に聞くと、ガス代は安いけど電気代は高く、平均月収4万円のジョージア人的にはそういう感覚だそう。)
明日はトビリシへ移動します。おやすみなさい。
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