2023.11.5(日)
1アルメニア・ドラム≒0.37円
宿の魑魅魍魎なメンツ
おはようございます。Kenut Hostelの朝です。
ホテルの1日目の夜は同室の2人が静かだったので、延泊して全部で5泊予約しましたが、昨日からロシア人女の態度がでかいです。相変わらず、1日中部屋で何人もとビデオ通話をしているのは変わらないのですが、3日目以降、中国人が部屋の電気を消した夜中でもずっと色っぽい声で喋っています。
夜は外で喋れよ。
たまりかねて11時半に「すいません。寝れないので静かにしてくれませんか?」とお願いしたら返事をせずに外に出て行きました。険悪。
中国人女は相変わらず日々宿から1歩も出ず、料理を歌を歌いながら1時間以上かけて念入りに作っております。そして共用キッチンで誰かと大声で電話しながら大量のご飯をゆっくり食べています。両手にナイフとフォークを持ち、ワイヤレスホンをしながら大声で叫んでる様はギャグのようです。
テーブルが1個しかないので私も自炊をするとその向かいに座るしかありません。そして私の料理の中に唾がめっちゃ飛んできそうです。
食べるか喋るかどっちかにしろよ。
会話の途中で相槌として絶え間なく「あぁ~んっ?!」と叫ぶのもめちゃめちゃ耳障りです。多分英語で言えばイエス、ロシア語で言えばダーにあたるのだと思うのですが、発音がまさに関西弁の「はあ?!(あほちゃう?)」と全く一緒なので、バカにされてるみたいでマジイラつきます。同じ宿の香港人の男性に「あなたも中国人?」と聞くと、「一緒にするな、アイツ嫌い」と申しておりました、国際問題。
宿の快適さは同室のメンバーによります。連泊したのは失敗でした。
エチミアジン大聖堂への行き方
さて、気を取り直して。
今日はエチミアジン大聖堂という、世界最古の教会へ行きます。
世界遺産だし、ロンギヌスの槍とやらをどうしても見たいので。
YandexGoアプリを見ながら、203番のバスが乗れるバス停まで行きます。
アルメニアは人用の横断歩道は少なく、道路の向かい側へ行きたい時はよくこんな地下道を通ります。
フルーツやパンが売っていたり、両替屋まであります。
カスカードの横のバス停から、203番のバスに乗ったのですが…
なんとキリキアバスステーションで降ろされ、既に人が乗り込んでる同じ203番のバスに乗り換えさせられました。
席がラスト1席だけ空いていたので、ラッキー♪と思って座ると、外で運転手と喋っていたアルメニア人のおっさんが出発直前に乗って来て「そこは俺が取っていた席だ」と言い出します。アゼルバイジャンではおじいさんが私に座を譲ってくれたというのに。
この国では男性が偉そうというか、男尊女卑?亭主関白?をにおいをぷんぷん感じます。Yandexタクシーのおっさんに引き続きくたばればいいのに。
Church of the Holy Archangels
45分ミニバスで立ったまま到着。隣の席のおばさんが「ここだよ。ここで降りな。」と優しく教えてくれました。アルメニアの女性はいい人そう、しかも結構皆さん美人です。
エチミアジンの入口にある教会。新しいですね。
口コミ通り、普通といえば普通です。
エチミアジン大聖堂
敷地内を歩いて…
エチミアジン大聖堂です。アルメニア正教会の総本山で世界遺産。
キリスト教が国教になった301年頃に建てられた世界最古の大聖堂らしいですが・・・地震で崩れ、1441年に修復されています。
改装中で中に入れません。
5年前のブログでも「改装中」となっていましたが、いつまで改装しているんですか。
改装工事をしている人なんて見掛けないし、ふざけてるんですか。
中の博物館にロンギヌスの槍があると聞いていたのですが…GoogleMapを見ると西の奥の方なので後で行ってみます。
Saint Gayane Church(ガヤネ教会)
南へ15分ほど歩いた所にある教会へ。
こちらは7世紀頃の教会。アルメニア王に殺された修道女ガヤネが眠る教会です。
とても神聖なる場所のようですが…うーんなんかもう石の教会は飽きてきました。
ロンギヌスの槍がある博物館
そしてお待ちかね。ロンギヌスの槍があるという博物館へ行ってみますが、 GoogleMapの通り進んで入ろうとすると柵があって入れないです。
結局、エチミアジン大聖堂の1番奥にひっそりと佇むこれが博物館の入口です。分からんわ、こんなの。
中のお土産屋の人に博物館に行きたいと言うと「ガイド付きの少人数ツアー制。次は20分後。」と言われました。1500ドラム(560円)を払って待ちます。
そして時間が来たので入ります。ツアー人数は10人位。前のグループがまだ2組も中にいたので人気の博物館のようです。説明はロシア語なのか、アルメニア語なのか…Google 翻訳を両方の言語で使ってみても全く訳してくれません。中南米のスぺイン後では上手くいったのですが。
どうですか。これがロンギヌスの槍とやらです。
磔にされたイエスの死を確認するために、脇腹を突いた神聖な槍ですよ。その割にはつやつやして新しくないですか。
まあ、私はファイナルファンタジーの武器に出てくるので見たかったのですが、バチカンにもウィーンにもあるそうです。この手のものあるあるです。
この中の板きれは、アララト山の山頂で見つかったノアの方舟のかけらだそうです、はいはい。←怒られる?
展示物はいっぱいあり、最後に写真を撮る時間を5分ぐらい取ってくれました。ガイドさんはその間、私にだけ英語で少し説明してくれました、っていうか英語喋れるんかい。両方の言語で説明して
聖リプシメ教会
ここから15分ぐらい東へ歩いたところに、神聖なる修道院があるというので大好きなパクチー豚肉パンを食べながら行ってみます。
618年に建てられた教会。こちらも「エチミアジンの大聖堂と教会群ならびにズヴァルトノツの考古遺跡」の世界遺産のひとつです。
昔々、それはそれは美しいと評判の修道女のリプシメは、ローマ皇帝ディオクレティアヌス帝に求婚され、拒んでアルメニアに逃げてきます。しかしここでもアルメニア王トルダット3世に求婚され、拒んだリプシメは王に恨まれ投石の刑で殺されました。その埋められた場所に建てられた教会がここです。
悲しいお話だし、その後、王は修道女ガヤネにも求婚して断られてまた殺したらしいし、アルメニア王もやはりカス・・・。
地下に棺がありました。修道女だから断っただけよね、酷い、うーん絵が悲しい。
初めてドーム天井が造られた教会。中では結婚式が行われていました。
ここから更に東にもう一つ観光名所、スバルトノッツ大聖堂があるのですが、日曜日は15時までで閉まってしまったので行きませんでした。まあ、あまり興味なかったし。
やはりイギリスのとても綺麗なステンドグラスの教会を知ってしまっている身としては石だけの教会は単調で飽きると言わざるを得ません。最古なのにすまん。
同じ203番のバスでエレバンの中心まで戻って来ました。
世界遺産を堪能した1日でした。
ショッピングセンターをウロウロしてから、魑魅魍魎メンバーのいる宿へ戻ります。
もちろん明日から宿を移ります。おやすみなさい。
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