2026年4月22日(水)1€=187円
今年こそ、行く。
念願のミラノサローネへ!

前のブログでも書いたが、ミラノサローネとは、年に一度ミラノで開催される世界最大級の家具見本市である。
インテリアの仕事をしている身としては、一度は行っておかなければ。20年前に初めて知ったミラノサローネ、今回は20年越しの願いが叶った旅なのだ。
関空でプライオリティパス
日本出発日は朝6時半起き。
前日まで荷物パッキングなどでバタバタ。ギリギリまで寝ていてシャワーを浴びる時間がなく、そのまま関西空港へ向かった。

関空に着いたのは朝8時半。
第2ターミナル利用だったので、出発前にPriority Passで入れるラウンジ「NODOKA」へ。
ここは、これまでも出発前に何度も利用したことがあるが、その度に受付の人に「楽天プレミアムカードでも入れますよ。」と言われ、楽天のクレカを見せて入っていた。

昨年、楽天カードの楽天プレミアムカードは、海外ラウンジの利用が年5回までに制限されたため解約している。
代わりに、出光法人カード apollostation PLATINUM BUSINESSを作成し、それに付帯のPriority Pass会員証を手に入れた。
モッピー経由だと年会費と同額の2.2万円分のポイントが還元される。モッピーポイントは現金で銀行振り込みにしてもらうことが可能。
なので、初めてこのラウンジでPriority Passを提示して入ってみたのだが、プライオリティパスなら食事1品に加えて、アルコール2杯まで無料だった。
これまでもPriority Passを持っていたのに、この特典を知らなかったとは損した気分だ。
クレカで入るとソフトドリンクしか飲めない。
乗り継ぎ1回目の仁川国際空港
ちょっとモヤっとしながら、1回目の乗り継ぎ地の韓国の仁川空港に到着。

イタリアのミラノまで片道5.9万という格安航空券のため、韓国の仁川と中国の成都で2回乗り継ぎがあるのだ。しかも仁川から成都までは航空会社が変わるので、1度外に出て荷物を受け取り、もう一度別の航空会社のカウンターでチェックインし、入国審査を受けなくてははならない。

仁川での乗り継ぎ時間はたったの2時間。
仁川空港内部は、モノレールで移動しなくてはならないくらい広く、2時間の乗り継ぎはギリギリだった。今回は間に合ったが、帰りの飛行機では悪夢を見ることになる。
その後、中国国際航空で成都へ向かう。
乗り継ぎ2回目の中国の成都天府空港

機内食。中国系の飛行機はビーフを頼んでおけば間違いない。アルコールはこれまで通り、頼めば出てくるのだろうが、表立って勧めてはこない。ビールを頼んでもまた常温の缶ビールが出てくるんだろうなと思い、頼むのはやめておいた。
4時間で成都天府国際空港に到着。
昨年降り立った成都双流国際空港とは別の、かなり郊外にできた新しい空港らしい。到着してから気付いた。

新しい空港のせいで、まだラウンジが全くない。次の便まで8時間も乗り継ぎ時間があるというのに。プライオリティパスを作成したのに、無駄になってしまった。

空港内を隅から隅まで歩いてみたが、それも1時間もかからず終わるほど、小さな空港だった。

中あるフードコートで抹茶タピオカジュースみたいなものを頼む。
中国国内では全くクレカが使えなかったものだが、空港では使えた。560円。

ずっとインスタやYouTubeを見たりして、フードコート内で過ごす。長らく使っていないので、英会話の復讐もした。動画をみているとあっという間に時間が過ぎて退屈することはなかった。

辛いものは食べられないので、フォーとキンキンに冷えたビールも頼む。1450円。
出発時間に飛行機キャンセルの悪夢
成都からイタリアのミラノ行きの便は、中国国際航空で深夜2時発だ。1時間前から出発ゲート付近の椅子に移動し、飛行機に乗り込める時間が来るのを待つ。
だがその深夜2時近くになってもゲートが開く気配がない。周囲がざわめき出した。
そして2時になった瞬間、ゲートの電子掲示板が「Cancel」の文字に変わった。

欠航だ。出発時間に欠航になったのは初めての体験である。
周囲の人たちが、航空会社スタッフに詰め寄る。スタッフは中国語で皆に大声で説明を始めた。
中国語オンリー?!は?
この飛行機に乗るはずだった何百人もの人たち。そのほとんどは中国人だった。
スタッフは、説明後も、大勢の人から質問攻めにあっている。
アナウンスは全くなかった。
何が起こったのか、どうしたらいいのか全然分からないが、乗るはずだった全員が出国ゲートの方へ歩き出したので、私もついていくことにした。
途中で2回も、団体ツアーの中国人のおっちゃん、おばちゃんに話しかけられた。
「えー、どうしよう!あなたはこれからどうするの?」
そんな感じのことを言われている気がする。
「すまん、中国人ちゃうねん。」
そう言うとむこうも驚いたような笑顔で「はは、ごめん」と返してくる。

出国ゲートに到着すると、同じ便の人らでごった返していた。先頭の方で何か手続きをしているようで、列が進まない。不安になってきた。とにかく状況を把握しよう。
世界一周中に出会った中国人が、「中国人も20代なら英語話せるよ」と言っていたのを思い出した。近くにいた若いカップルに聞いてみる。
「すみません、これからどうしたらいいんですか?」
とても優しそうな男性の方が、流暢な英語で説明してくれた。
「飛行機がキャンセルになって、いつ飛ぶか分からない。全員一度空港の外に出ないといけない。外で、同じ便が飛ぶのを待つか、確実な別の便をアレンジしてもらうか選べるよ!ホテルと3食の食事は、航空会社が無料で用意してくれるよ。」
感謝、感謝。とにかく皆が、航空会社が用意してくれるホテルへ向かっているのはわかった。
しかし・・・いつ飛ぶか分からない便を待つのと、別便を手配してもらうのと、どっちがいいんだろう。
考える余裕もないまま、出国ゲートで、自分の順番が周ってきた。
どうやら全員が、この空港に入る時に押してもらったパスポートの出国スタンプに、何か手書きのサインをもらっているらしい。サインしている審査官はたった2名体制だ。
そりゃ進まないはずだ。
審査官は私のパスポートを何ページもめくりながら「はて?」という感じで言った。
「中国出国スタンプは?」
「韓国からのトランジットで来て、中国に入国してないからないよ。」
「じゃあ、お前はあっち。あっちで待ってて。」
そこには、私以外に欧米系の外国人が5人いた。全員、私と同様のトランジット組らしい。
私たちは、この空港の入国ゲートまで長い距離を移動して、一度中国の入国の手続きをしないといけないらしい。
なに、この不幸の連鎖。時刻はもう朝4時近い。眠いのに最悪である。
かなり歩かされ、ようやく出国スタンプをもらって他の5名と一緒に外へ出た。

中国国際航空の受付カウンターでは、今度は、別便を手配してもらう人たちの列ができていた。
さっきの若いカップルや、他の中国人たちは、もう別便手配は諦めて、団体バスでホテルへ向かうところだった。
一緒に入国スタンプをもらった欧米人らは、皆アレンジ手配をしてもらっている。
私も手配した方がいいのだろうか。隣にいたスイス人の男の子も、別便を手配してもらうというので、私も一緒に並んでみることにした。
朝の6時。やっと順番がきて聞いてみると、
「乗るはずだった便は、たぶん今日の朝には飛ぶと思うんだけど、maybeやねん。別便手配する?手配するなら、乗るはずの便はキャンセルになって二度と乗れないからね。どうする?」
「たぶんは嫌だから、なるべく早い別便でアレンジしてよ。別便は何時?」
「じゃあ、預けてあるあなたの荷物、ピックアップの手配するね。アレンジ便の最短の空席は、2日後の北京経由ミラノ便。」
は?なんじゃ、そりゃーーー!
せっかくミラノへ行くのに、2日も中国で待てるかいな。しかもなんでまた、日本に近い北京に戻らなあかんねん。
一緒に並んでいた外国人のおっちゃんはその便にしていた。きっと時間に余裕がある人なんだろう。
「遅すぎるよ、元の便でいいよ。今日の朝に飛ぶの?」
「Maybe. わかんない、はは。」
Maybeってなんですか。
ピックアップされた自分の荷物を受け取りながら、そんな感じでスタッフと揉めていると、突然、モニターを見ていたスタッフに、
「あ、今朝の10時に飛ぶことになったわ。8時頃、またこのカウンター来て。」と言われた。
今から航空会社が用意したホテルへ行っても、またすぐ空港にこないといけない。どうするか聞かれたが、今朝、シャワーを浴びずに日本を出国したせいで気持ち悪い。
「シャワー浴びたいからホテルへ行く。」と答えた。
男性スタッフは、「アレンジ便にしないの?せっかく荷物出してきたのに…」とブツブツ言っていた。どうやら同じ便に乗るなら、明日、チェックインはもうしなくてよくて、荷物は今預けないといけないらしい。私はピックアップしてもらった荷物から、着替えとシャワーセットを取り出し、ぶつぶつ言っている男性スタッフにスーツケースを預け返した。

その時間まで空港に残っていて、ホテルへ行きたいと言ったのは、スイス人の男の子、中国人の男の子、私の3人だけ。団体用のバスはすでに出発済みだったので、タクシーを呼んでもらった。
用意してもらったホテルは、空港から直ぐかと思っていたのに、30分以上離れた場所にあって疲れた。
ホテルに着いた頃には、もう朝の6時半。1時間しか寝られない。いや、寝過ごしたら終わる。
シャワーを浴び、スッキリし、ベッドに横にはなったが、緊張してほとんど眠れなかった。

朝食ブッフェもあったらしいが、そんなの行く時間は全くない。朝の8時半に、同じホテルの人らと送迎バスに乗り込んだ。一緒にタクシーで来たスイス人も中国人もいて安心した。

空港到着。チェックイン手続きはなしで、ここまでスルッと辿り着けた。
この画面が、昨夜はいきなり「Cancel」に変わったんだよなー。
ああ、恨めしい。
朝にミラノに到着して、会社関係の人らとミラノサローネで合流する予定にしていたのに。
遅延のせいで吹き飛んでしまった。私がミラノに到着するのは、もう夜の時間帯だろう。
日本を出国して、丸1日以上ほぼ寝れていない疲れよりも、そっちの残念さの方が上回っていた。

自販機で、水が40円で売られていたので買っておく。円安の今、ヨーロッパでは水ですら300円以上するから、今後はこれに水道水を入れて飲むことにする。イタリアの水道水は飲める。
Alipayでしか購入できなかったが、中国には何度か行っているので、Alipayアプリを登録したままにしておいて良かった。

朝10時、今度は遅延せず、飛行機に乗り込めた。今から14時間のフライトだ。
また、旅のトラブル経験値が増えてしまったな・・・
あんなにチャッピーと打ち合わせして、綿密に決めた予定だったのに、初っ端から出鼻をくじかれた。しかし、トラブルにもう慣れてしまっているのか、冷静に対応できた。
四川省の成都からの便の機内食は2食とも少し辛かった。
機内食を食べながら、気持ちがミラノに向いてきた。
ミラノサローネ。どんな感じなんだろう。
眠いはずなのに、高揚感でなかなか寝付けなかった。

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