前回持っていったスマホはSony Xperia5ⅱのSIMフリーであるが、eSIM内臓ではないため今回の旅ではeSIMを使うために新たにスマホを購入してみた。
2023年現在、価格ドットコムでの口コミでは人気1位のGoogle Pixcel 7aである。
海外のネットはeSIMが便利?
eSIMとは、スマホに内蔵された本体一体型のSIMを利用して、スマホの契約ができるもの。
あらかじめネットでプランを購入しておくと、新しい国に到着した瞬間から現地の通信プランに切り替えるだけで手間なく通信を楽しむことができる優れたツールである。
<メリット>
・現地でSIMカードの購入とアクティベートする手間がない
・SIMカード差し替えの手間が省ける
・多くの国と地域で信頼性のある通信
・物理SIMカード不要でなくす心配なし
<デメリット>
・キャリア通信のローミングサービスよりは安いが、現地購入のSIMカードよりは高い
eSIMのことは前回出発する前から知っていたのだが、自分のスマホがeSIM対応でないので諦めていた。
海外でも料金そのまま(月980円)で2G使える楽天モバイルのSIMを持って行っていたので不要と思っていたが、使えない国も多かったので今回はeSIMが使えるスマホを持っていくことにする。eSIMは195ヶ国、ほぼ全ての国で使える。
海外ローミングができる日本の携帯会社
日本から持っていってそのまま国際ローミングをするだけで使える携帯会社もある
・ahamo…月額2,970円(税込)で20G使用可能。
ただし日本を出国してから2週間のみ。
・楽天モバイル…月額1,078円(税込)で海外では2G使用可能。
月を跨ぐと使用量はリセットされ2Gが復活。足りなくなったら1G500円で追加購入出来る。
上記のことから常に2週間以内の短期旅行である会社員はahamoが最適だが、月を跨いで旅をする人は楽天モバイルが最適となる。
そのため、通信スピードが速かったY!Mobileからわざわざ乗り換えた。(楽天に変えるとやはり若干遅い。)
実際に海外で楽天モバイルを使った感想
最初に滞在したロサンゼルスは使い放題のSIMをAmazonで購入していてそれを使っていたので楽天モバイルが使えたのかは不明。
その後中米では全く使えなかったがメキシコでは使えた。正確にはメキシコシティでは使えたが他のグアナファトなどの都市では使えなかった。
南米では最初のコロンビアで早々に他のSIMカードと間違えて捨ててしまったので他の旅人に聞いた話なのだが、ペルーとブラジルだけ使えたらしい。
南米でSIMが使えなくて苦労した話
南米では国境や路上でSIMカードを買う度にボラれ、アルゼンチンやペルーではSIMカード購入もアクティベートしてもらうのも大変苦労した。ブラジルに至ってはSIMをアクティベートするのも、街中のWi-Fiに繋ぐのも納税番号が必要でお手上げなのである。
SIMなしで過ごすことについて
何度か「SIMカードなしの旅もいいですよ。」と言われたことがある。
だが、「語学が堪能で現地の人とコミュニケーションが取れるから要らない」というのなら分かるのだが、前日に宿でWi-Fiが繋がっているうちに、必死で次の日到着する場所の口コミやら古いMapsMeの地図や情報、移動中に見る動画などをダウンロードし、それに何時間も時間を浪費しているなら、それは「SIMのない昔ながらのいい旅」じゃなくてSIM代をケチっているだけであろう。
現地の電波が使えれば、GoogleMapだけでなく、音声でGoogle翻訳を使って現地の人とコミュニケーションが取れるし、Googleレンズで博物館のスペイン語解説も楽々理解できる。
私は時間>お金なので、時間の節約のために、自分の知りたい時にいつでもさらっと情報が手に入るSIMを活用したい。
eSIMの使い方
eSIMはAiraloかtrifaという会社がよくネットで紹介されているので使ってみたい。
Airaloaのアプリをダウンロードして金額を見るとこんな感じ。10Gで22ドル。
AiraloaとtrifaではAiraloaの方が若干お得感があった。
ほとんどの国に対応しているし、国を跨ぐマルチプランもある。
夜中に空港に到着してSIMカード屋が見当たらない時、アクティベートが難しい国では大活躍するだろう。そういった場合に使ってみたいと思う。
実際にウズベキスタンに来てみてeSIMはどうだったか
昨日から世界一周を再スタートさせ、ウズベキスタンに来ている。
空港に着いて早速eSIMを使おうと思っていたのでその感想を述べたい。
ウズベキスタンのタシュケント空港に到着。
21時50分。
空港で出国審査終了後、早速Airaloのアプリを起動させて10Gプランを契約しようと思ったのだが、なんと。空港のWi-Fiがウズベキスタンの携帯番号を入力しないと繋がらないタイプ。
なのでWi-Fiが使えず、eSIMも契約出来なかった。
仕方ないので、ツーリストカウンターでSIMカードを購入
ここで並んでいた日本人親子に声を掛けられたが、彼女たちはちゃんとeSIMを日本から契約してきていたにも関わらず設定が上手く出来ず、今ここでSIMカードを買い直しているらしい・・・
ちなみにSIMカードの金額はどうだったかというと、1番安いツーリストSIMのプランで10G、30日間で80,000スム≒975円だった。隣のカウンターのUcellは同じプランが65,000スム≒792円。eSIMの同等プランは22ドル(3,260円)なのでかなりの金額差。やはりよっぽどのことがない限りeSIMは使わないかも。。。
というわけで、わざわざeSIMのためにスマホまで買い直したのに、結局SIMカードを購入しているのでGoogle Pixcel 7aは無用の長物となってしまった。
次の日持ち歩いて色々写真を撮ってみたが、重過ぎて手が疲れて苦痛なのである。
Xperiaより45g重いのだが、これが頻繁に写真を撮るシチュエーションとなるとじわじわ腕の筋肉に響いてくる
しかし写真は、特に夜景においてXperiaより綺麗に撮れ、カメラ機能についても色々付いているので使わない選択肢も取れず、今のところ観光にはスマホ2台持ちをしている。重い・・・
また、旅を進めていくうちにeSIMを使うことがあればその感想、そしてGoogle Pixcel 7aのスマホの使い心地についてもレポートしたい。
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