サウジアラビア5日目。1$≒157.4円、1サウジアラビアリヤル≒41.7円
出来たばかりのメトロ・リヤド
飛行機であっという間にメディナからリヤドに着いた。
ずっとサウジアラビアの情報をもらっていたKimさんからは「地下鉄はできるできる詐欺でずっと完成してないから移動はUberしかないよ。」と聞いていたのだが、なんと2024年12月からちょっとずつ開通していっているようだ。
総延長176kmの中東最大の都市鉄道ネットワークらしい。news.railway-pressnet.com
路線図はこちら。
メトロ・リヤドのチケットの買い方
リヤド・メトロは、現金の切符販売はなく、すべて電子決済のみ対応している。事前に「Darbアプリ」スマートフォンにダウンロードし、クレジットカードを登録するか、駅にある自動券売機でICカードを購入し、チャージする必要がある。
ICカード購入は、カード発行代が10SARがかかり、払い戻しはできないのでアプリ一択。
Darbアプリ(アプリダウンロード:iPhoneはこちら、Androidはこちら)で購入する場合は2時間乗り放題/4SAR(=約163円)。
手数料はかからない。改札にQRコードをタッチして乗車が可能。

眠さと疲労で直ぐにでも宿へ向かいたいが、私もMlさんも大晦日からずっと移動しているのでスマホの充電が切れてしまっている。アプリのダウンロードすら出来ない。
開通したばかりで認知度が低いのか、客がほとんどいないのを幸いに、改札前の通路のコンセントを拝借して二人して数十分間、スマホを充電した。

やっと充電が20%位になったところでアプリをダウンロードしてQRコードをかざして乗り込む。ザハ建築みたいでかっこいい。お金持ってるよなぁ・・・これが160円で2時間乗り放題で乗れるなんて、首都リヤドでは地下鉄一択だろう。

やはり乗車はイスラム教形式。「First Class」「Family Class」「Single」で乗車車両が分かれているのだが、うちら家族連れちゃうしーと思ってずっと「Single」に乗っていたら男性しかいない。

途中で駅員に「女性は『Family Class』に乗れよ。」と注意された。「Single」は男性車両の意味らしい。

車窓からの景色。飛行機で見た宝石箱の世界だ。土地が広いから高層ビルを建てる必要がないのだろう。
地下鉄に30分位乗って、予約しているホステルの最寄りの駅で降りる。

Sands Inn Hostel

駅から10分歩いて到着。この時点で22時半。一応宿には予約したBooking.comから「到着22時過ぎるけど大丈夫?」って送っておいたんだけど。ドアが開かない。入口にはオーナーのWhatsUp番号が書いてあるが・・・

スマホの充電がほとんどないので電話はせずドアをガチャガチャやっていたら、ホステル内の奥にいたオーナーが気付いてドアを開けてくれた。助かった。しかも凄いハイテンションだ。これまでの厳格なサウジアラビア人たちと全然違う。
ダンマームやアルウラにはドミトリーがなかったが、ここリヤドでは観光化が進み出しているのか、ここはリヤドで初めて出来たドミトリーらしい。1泊78リヤル(3,150円)でこんなゆったりした綺麗な所に泊まれるなんてラッキーだ。

彼が地下の温水プールを案内してくれる。→深夜バス移動から24時間近く経過しています。眠いんで誰が今から泳ぐんですか。

屋上のテラスも案内してくれる。→本当に眠いです。だれが1月にこんな寒いところでくつろぐんですか。

もう寝たいと思ったが、女性専用ドミトリーに案内されたら、なんと日本人女性が1人いた。
30代前半の彼女がなぜ正月にひとりでサウジアラビア?!
Mihoさんはとても柔らくて個性的な雰囲気の人だった。中国語や簡単なアラビア語も操る彼女に途端に興味がわき、3人で近所のショッピングモールに夜ご飯を食べに行くことにした。

夜のリヤドの街を歩く。治安は全然大丈夫そう。眠いが、明日はもう帰国日だ。ここで睡眠を削らないと彼女の話が聞けなくなってしまう。

2階建てショッピングモールにあるフードコート。メディナで探しまくったAl Baikがある。

別の愛想のいいおっちゃんの店でチーズシャワルマを頼んだ。8.5リヤル(350円)。
安いし、美味しい。リヤドにもう1泊すれば良かった。
この日は3人で、Mihoさんのこれまでの旅の話や言語の話、恋愛の話を聞いておおいに盛り上がった。ドミトリー同室の中国人の人に遠慮しながらも、夜中まで話し込んでしまった。地べたに胡坐をかき、ごろんごろんと転がりながら話すMihoさんはかわいかった。
やっと食べるサウジの伝統料理
昨日は疲労が凄くて、1度も目が覚めることがなくぐっすり眠れた。サウジアラビアではお酒が飲めないせいもあるだろう。

チェックアウトし、せっかく3人もいるのだからMihoさんも入れてサウジの伝統料理を食べに行こうかという話になった。サウジではひとりで食事する文化がないのか、量が凄く多いらしいので私は頼んだことがなかったのだ。
Mihoさんが手際よくお店を見つけてUberを呼んでくれる。
Bu Kays

到着したお店はここ。通りがかっただけならお店と分からない。サウジアラビアの建物はこんなのが多い。

中はおしゃれカフェ風になっている。Mihoさんが鳥料理を「2皿」と頼もうとするが、「ちょっと待って!」」と店員に量を聞いて「一皿」だけ頼むことにした。

メニューにある「鶏料理一皿」をお皿を2つに分けて出してもらった。時間は結構かかっていたがパサパサしたお米にほくほくのチキン、口直しの野菜やタマネギが美味しい。
これとナスのスープを頼んでひとりたったの850円だった。
一皿しか頼まなくて良かった。これでも3人だとだいぶ残してしまった。
今朝、Mihoさんは宿で若い日本人男性をひとり見かけたらしい。男性とは部屋が別なのでその後見当たらなかったが、是非誘いたかった。これは5人位で丁度いい量かな。
私はこの日もう帰国便を取ってしまっているのでホステルをチェックアウトしているが、もう1泊しているMihoさんは、宿に戻ったら日本人が全部で6人もいたらしい。
会社に出勤する日までもう1日あったのに・・・あぁ、本当にリヤドにはもう1泊すればよかった。私は旅人の話を聞くのが好きなのだ。

夕方の飛行機なのにリヤドの観光が全然出来ていない。食べ終わると直ぐに、またUberで有名な栓抜きの形をしたビルに向かった。
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