オランダ

ヨーロッパラスト、オランダ。無計画で美術館全く入れず、風車とミッフィーで満足する(Day457)

オランダ
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1€≒161円
2024年8月。オランダ1日目、アムステルダム1日目

朝8時、深夜バスでヨーロッパ 最後の地、オランダのアムステルダムに着いた。
この国の隣国、ベルギーとドイツは昔行ったことがある。なので、ここからはもう日本帰国に向けて東へ、東へ向かうつもりだ。

オランダの英語名は昔はホーランドだったが、今はネイザーランドになっている。大麻が非刑事化の国。

アムステルダムのバスターミナル

フランスで利用した安いBlaBlaCarBusもあったのか。今や懐かしい。
FlixBusの方が遅延情報などアプリで届くので後半はずっとFlixBusを利用していた。

バスターミナルは中心地からは少し離れた東にある。
中心地に宿を取りたかったが、この国もまた中心地近くのBooking.com最安値の宿(Xplore Hostel )は『年齢40歳まで』となっていた。
なぜ年齢で区切るのか不思議に思いAIに聞いてみたら『若い人らだけで共同生活や社交活動を楽しむため。』ということらしい。別に無理に若い人らの中に入ろうともしないし、年齢関係なく仲良くすればいいのに。心が狭い。

仕方なく私の年齢でも泊まれる、中心地から鉄道で30分西に離れた場所に宿を予約した。
移動しようと券売機で電車のチケットの金額を見ると24Hチケットが9€。

明日は10時頃に空港行きのバスに乗ろうと思うので、その時でもこの24時間チケットが使えるよう、この駅のカフェで2時間、時間を潰すことにした。コーヒー4€(650円)。
(結果、空港行きのバスは別料金となっており、本当は空港行きのバスも含まれる18€のチケットを購入しないといけなかった。)

10時前になったので24時間チケットを購入して列車で移動する。

Hostelle – women only hostel

女性専用ホステル。23.3€(3,800円)。
ホテル自体が女性専用になっている宿は初めてだった。静かで秩序が保たれていて化粧スペースまであって快適だ。だが女性だけだと全員自炊するようでキッチンが混み過ぎていて全然スペースが足りない。

そしてここに来てやっと気づくが、夜に中心地に行きたい観光地がある都市では、多少評価が低かろうが高かろうが、中心地に宿を取れば良かった。
アムステルダムは夜のピンク街が有名なのだが、夕方にホステルに戻って来てからはまた外出する体力はなく、行けなかった。失敗した、

アムステルダム中央駅

まだチェックインできないので荷物を預けて観光へ向かう。
アムステルダム中央駅。凄い賑わい。

そう言えばオランダは大麻が合法(の中の非刑事化)の、リベラルな国だった。たまに、通りすがりの人から、たばこではない甘い匂いがふっとする。公共の場では禁止らしいのだが。

ダム広場。ここからSingelというアムステルダム運河のほとりに家々が並んでいる場所へ向かう。

今回はチケットを買っているので体力温存のため一駅でもトラムに乗ることにした。

アムステルダム運河

美しい町並みが続いている。建物は細長くて本当にかわいい、これがオランダを代表する景色なのか。

しかし川は茶色く濁っていた。都会なのでしょうがないか。

Rudi’s Original Stroopwafels Albert Cuyp Markt Amsterdam

お腹が空いてきたので、美味しいオランダワッフルが食べられるという通りへ移動。
上記のお店が有名なのだが、日・水・木は定休日で休みだった。

近くの開いている屋台でオランダワッフルを購入。せんべいのような薄い生地が2枚あり、間に甘いはちみつが挟まっている。かなり美味しいが、隣国のベルギーワッフルの方がモチモチしていて好きかも。
1枚4€。

アムステルダム国立美術館

ゴッホ博物館

アムステルダムではゴッホ博物館アンネフランクの家に行きたかった。
1週間位前からHPの予約欄を見ていたが、どちらも1ヶ月先まで埋まっていた。しかも今回は2つともツアー会社経由でも満席だ。
東欧に入ってから特に、毎日毎日次の日~3日後の行き先を決めている。無計画ってだめだな。

仕方ないので国立博物館に来た。
手持ちのユーロがかなり余っているので、現金が使えるチケット窓口を探したがなかった。ネット予約しか受け付けてないようだ。HPの予約受付を見ると入場ラストの15時半の回が空いていた。

入場料は22.5€(3,600円)。国立美術館前の公園を眺めながら、意を決し入場を決める。
予約しようとすると、30分後以降の入場回しか予約出来ないようで、15時半の回が予約不可になっていた。現在15時4分。

4分迷っている間に入れなかった。恨めしくガラス越しに中を覗いてみる。
レンブラントの「夜警」、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」などが展示されていたらしい。
これまでも予約出来ていなくて、相当、ヨーロッパの美術館は逃しているしな。いつかまたもっと時間とお金にゆとりがある時に来よう。その方が将来の楽しみもあるってものだ。

ザーンセ・スカンス

他にアムステルダムで行くところはないかと調べてみたら、「ザーンセ。スカンス」という中心から1時間程北に行ったエリアに風車が並んでいるエリアがあるようだ。
オランダと言えば風車!オランダと言えばミッフィー!
こっちの方が楽しいかも知れない。早速向かうことにした。

お腹がすいたので、途中でレストランに入ろうかといくつかメニュー表を見たが、どこもかなり高かった。調べたらオランダと次に行こうかと思っていたベルギーは、ヨーロッパの中では北欧に次ぐ物価の高さ。イギリスやフランスより食費が高いようだ。
朝食兼昼食は抜くことにした。こんなことばかりしているから、最近、鎖骨とあばら骨の浮き出方が凄い。一体今体重はいくらなのだろう。体重計を置いてある宿はないので想像がつかない。

中央駅へ向かい、2階のバス乗り場まで行く。
持ってる 24時間チケットでザーンセ・スカンスまでバスで行けるかと思ったが、ザーンセ・スカンス行きの800番のバスは、会社が違うので、このチケットでは乗れないと運転手に言われた。
・・・ということは明日の空港行きの100番のバスもこのチケットでは乗れないのではないだろうか。(乗れなかった。)今朝、カフェで時間を潰した2時間が無駄になった。

仕方なく、列車で往復8.4€のチケットを買い、ザーンセ・スカンクへ。
駅から、皆が歩いて行く方向へ向かうと、早速、風車があった。

橋を渡る。17~18世紀は数百もの風車があった地域で、現在でも10基の風車が保存のために残されているらしい。

ちゃんと稼働している。白と青のイメージだったけど、このザーン地方では塗料には緑色が好まれていたらしい。

なので家も緑。
観光客向けの家かと思ったが、人が住んで生活していた。18世紀の家を再現した地域だけど、住んでもいるって感じか。かなり観光客がのぞいていたが、落ち着くのだろうか。

観光地化されていて、再現なんだろうけど、それでもこの付近を歩くのは楽しい。

チーズ工房もある。

会いたかった、ミッフィー!ブルーナの故郷のユトレヒトまで行かなくても会えた笑

木靴工房。農業をする際、水や泥から足を守る役目をしていたらしい。そうか、痛そうだけど中に水が入らないから実用的だったのか。

十分楽しんだので、そろそろ宿へ戻ることにする。ここからバスで直接アムステルダムへ戻れたようなのだが、列車の往復券を買ってしまっているので駅まで戻る。

ザーンセ・スカンスの駅は改札がないタイプ。
誰もチケットを有効化していないよなーと思っていたら、次の駅で検札官が乗って来て全員のチケットをチェックし出した。皆ちゃんとアプリでチケットは買っていたようだ。良かった、私も往復券を持っていて。検札されたのは初めてかも。

ザーンダム

アムステルダムに戻る途中のザーンダム駅は面白いデザインのホテルが並んでいるので駅から写真を撮った。

本当は線路沿いに建っているインテル ホテルズ アムステルダム ザーンダムが見たかったんだけど、駅から出ないと見えないようだ。

ネットからお借りしました

こんなホテル。なんとも外観は落ち着かないがユニーク。中はどうなっているのだろう。

ホステルに戻って来て、近くのスーパーでサーモンとビール2本を購入してヨーロッパ最後の晩餐を楽しんだ。
スーパーに売っていた野菜以外の食材で1番安かったのがこのサーモン、4€だった。
ビール2本と合わせて全部で7.5€(1,200円)。外食がどこも4,000円超えだったので安いと思って買ったが、日本だと数百円でいける食事だな。

夜になったのでオランダのレッド ライト ディストリクト地域、ピンクのネオンが光る売春婦宿街へ行きたかったが、ここから列車で30分かける体力がもうなかった。
まあ面白がって見に行くものでもないか・・・など考える暇もなくビールを飲んだら速攻で寝てしまっていた。

今日でヨーロッパ最後。
世界一周では旅人たちから「アフリカが1番キツかった」などよく聞いたが、総合的に私はヨーロッパ3ヶ月が1番キツかった。体力的にだけど。
2~3日に1度は深夜バス移動、早朝に次の街に着いて荷物を預けてシャワーも浴びず、ご飯も食べずに観光・・・

こんな旅のスタイルだとそりゃしんどい。後半は記憶が飛んでるし、ちょっと無理し過ぎた。

しかしそれももう今日で終わりだ。行ってみたいなと思えたヨーロッパの国は(アイスランド以外)はほぼ周れた。

明日は飛行機でヨーロッパを脱出する。

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