スペイン

スペインのマドリードへ、ガウディ建築の嵐に大興奮(Day395-6)

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1€(ユーロ)≒173.4円
スペイン再入国で11日目、バルセロナ1日目

深夜バスでマドリードからバルセロナに到着

朝6時。スペインのマドリードからバルセロナBarcelona-Sants駅に到着。
初ヨーロッパの深夜バス。
南米のバスのようにふかふかで足部分がリクライニングしたり、背もたれが135度まで倒れたりはしない。前との間隔はキルギスのバスより広いけど、満席なので横になれないしまあまあしんどい。早く宿で寝たい。

バルセロナのバス停。野ざらしで何もないな。ここから乗る時もギリギリに来ないと辛そうだ。
一応、3、4分歩いた隣に鉄道駅のターミナルはある。

早朝のビル群を見ると、初めてケープタウンに到着したと時を思い出す。私のアフリカでの記憶は楽しいことばかりでいい経験だった。
スペインはスリが多いと聞くが、ケープタウンのようにホームレスもいないし6時半に歩いても治安は大丈夫そうだ。

DREAM CUBE HOSTEL

地下鉄に乗ると毎回400円位取られるので、頑張って予約していたホテルまで30分歩く。

綺麗な大規模なホテルで、フロントの人もすこぶる感じがいい。共用部分にふかふかのソファがあり、早朝で誰もいなかったのでそこで寝させてもらった。25.5€(4,500円)。

3時間ぐらい仮眠して起きると、キッチンに人がいっぱいいた。ノマドが集まる宿のようで皆PCに向かって何かトークしている。

昨日の残りのパンくずをレンチンして食べようとしている私を見て(笑)、不憫に思ったのか調理していた黒人の美しい女性がチキンとピーマンのオイスターソース炒めとリンゴをくれた。
彼女はブラジルから来ているらしい。
以前、同室の太った黒人女性の民度が低すぎてと書いたが、黒人が・・・とか、〇〇国の人は・・・とか関係ないよね。全て人に寄るなって感じ。

バルセロナ街歩き

昼過ぎ、まだチェックインは出来ないので荷物はフロントに預けて最寄りの地下鉄へ。
ここでもマドリード同様、バス・地下鉄共通の10回券が売っていたので購入した。12.25€。半額キャンペーンはなかったけれど。

一番賑やかそうなグラシア通りへ行ってみた。20年前も仕事でここに来たことがあるので懐かしい。その時は8月のスペインが暑すぎてカサ・ミラしか覚えていないのだけれど。
何かの政治活動でもやっているのか、この日は歩行者天国になっていて凄い人だった。

Basílica de la Puríssima Concepció

あいにくこの日は曇りなので、教会などを周るだけで本格的な観光は明日することにする。

実は1週間前に、この日にサグラダファミリアの入場チケットを予約していたのだが、天気予報を確認したら曇りだったのでキャンセルした。
ヨーロッパに来た目的は、20年前に見れなかったサグラダファミリアの中をどうしても見たいからだ。これはリベンジ旅なのだ。
サグラダファミリアのステンドグラスは、晴れている方が外からの日差しが差し込んで美しいと聞く。20年越しのリベンジは、晴れている日を選びたい。

Vinitus(レストラン)

たまには美味しいものを食べようと、スペインに一時住んでいた友人が教えてくれたレストランに来てみた。ガウディ建築のカサ・バトリョからすぐだ。
パエリアは18時半からしか頼めないので、その時間に合わせて来た。

オマール海老のパエリアとビール。量も丁度いいし勿論めちゃくちゃ美味しい!
日本でもパエリアは頼むと高いのに、これで12.25€なら安い。出る頃には店には行列が出来ていた。

ガウディ建築の予約

カサ・ミラの前を通ってホテルに戻る。20年前ここに来たときは中に入ってみたいと切実に願ったものだが・・・(仕事で来ているので入れなかった)

当時は知らなかったが、バルセロナには他にもガウディ建築が複数あり、入場はほとんどネット事前予約制。ナイトツアー、プレミアムコースなど様々な選択肢がある。
公式サイトから正規の値段では前日はもう取れないから、KlookGetYourGuideなどのサイトを通じて高い金額で購入せざるを得ない。ヨーロッパでは旅行サイトが観光地の入場券を買い占めるから全然予約出来ないのが理不尽だ。

1つの建築物に入るのに5,000円は超えるので、ここはどれに入るかじっくり検討しないと。
とうとう1€が173円になっている。去年の145円の時に先にヨーロッパにを周っていた方が金銭的には楽だったな。

カサ・ミラの門。有機的な曲線の鋳物の入口。どうやってこんなデザインを思い付くのだろうか。
明日以降のガウディ建築訪問を思うとわくわくした。


Casa Barcelo Camp Nou Hostel

次の日。昨日までのあの綺麗なホテルは週末料金で高騰していたのでホテルを移った。週末のバルセロナの宿泊料金は、移動が面倒でなくなる位の高騰ぶりだった。

地下のキッチンと共用部分。昨日までのホテルとだいぶ格が違う感じだが、レセプションや宿泊者たちは愛想が良くて感じがいい。料金は昨日の宿と同じ25.5€(4,500円)。その代わり朝食付き。

この宿で初めて部屋のルームキーのデポジット代を5€取られたのだが、そんな時に限ってベッドの下にカードを落としてしまった。
普通ならベッドの下に手を伸ばせば取れるのだが・・・ベッドの下引き出しが大き過ぎてこれ以上引き出せなくて手が入らない!!こんなに奥行きいらんやろ。
焦って下から自分のノートやくしを差し込んだり上のマットレスをどけた網の隙間から棒を差し込んだり・・・1時間近く格闘して時間を無駄にした。このいい加減な設計、どうにかならんのか。ベッドの下のゴミは一生取れない。

正直にフロントに「カードキー落として取れない」って言ったら「あっそ!全然いいよー。」と無料で再発行してくれた。適当だな、デポジットの意味とは?!

ガウディ建築巡り

朝から雨だったのでホテルにいたが、夕方から少し日差しが出てきたのでガウディ建築を周る。

グエル公園

言わずもがな、有名な分譲住宅。60軒が計画されていたが、当時はこの斬新過ぎるデザインは理解されず買い手がつかず、結局売れたのは2軒で、買い手はガウディ本人と出資者のグエイ伯爵のみという・・・

60軒デザインして自分と出資者しか購入しなかったら私なら絶望するな~。
どんな気分だったんだろう・・・なんて想像しながら外から覗き込む。入るのはお金が要るので。

当時は売れなかったけど、没後は世界遺産に登録されてバルセロナの観光収益にこんなにも貢献してるってよくある話だよね。

おとぎの国のようなデザイン。計画は頓挫して2軒しか完成せず。60軒完成して今売りに出したら住みたい人続出で凄い金額で売れるんだろうな。

カサ・ビセンス

曲線があまりないガウディの31歳の時の初期の頃の建築。31歳でもうお金持ちに住宅設計を依頼されているなんて。

1883年にブルジョワのビセンス氏の依頼でデザイン。ビセンス氏がタイルで成功したことからふんだんにタイルが使われている。

曲線にちょっぴりガウディ感。

このゲートのデザインも凄いな。ネットで見たら中もステンドグラスが凄い綺麗だったので、本当、入場料が千円位だったらガウディ建築全部入るのになぁ。

グエル邸

ガウディのパトロンのグエル邸。ここは外観は地味な感じ。

他にも少し離れたところにコロニア・グエル教会地下聖堂もある。
そして・・・サグラダファミリア以外で入る1軒を決めた。

カサ・バトリョ

カサ・バトリョ、一般住宅。ここに入る。だって住宅デザインが私の専門だもの。明日の16時半入場のチケットをKlookから予約しておいた。その金額6千円😭

バルセロナの夜景

夕方になり、カタルーニャ美術館からの夜景が綺麗とGoogleMapで見たので地下鉄で来てみた。

ポルトガルの夜景に比べたらちょっとイマイチだったけど。雰囲気は堪能。

スペインは夜歩いても全然大丈夫だな。歩きスマホしている人っていっぱいいるけどスリに遭うか遭わないかって運なんだろうか。

明日は朝から晴れなので、予約したガウディ建築とサグラダファミリアの他に、もう一つ世界的に有名な建築家の作品も見に行く。

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