スペイン

ポルトガルのポルトからスペインのマドリードへ。掴み合いの喧嘩するおばちゃんら(Day393-4)

スペイン
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1€(ユーロ)≒173円
ポルトガル7日目、ポルト4日目

今後の移動計画

シェンゲン協定の3ヶ月以内でヨーロッパを周り切れるように、ちょっと急がなければ。
スペインでは北のビルバオとかも行きたかったけど、ポルトから一気にマドリードへ。

ポルトガルのポルトからスペインのマドリードへ

今回もFlixbusで移動。料金が16€と安かったので昼間移動。

バス停までの電車がどれに乗っていいか分からず、時間を取られギリギリ3分前乗車。結局人に聞いた。そしてバス停に着いてからも、お喋りしている運転手らに乗るバス聞いたら「掲示板みなよ。」と冷たい。時間ぎりぎりやから聞いとんねん!

・・・南米やアフリカと親切度が違うよな、ヨーロッパは。

バスの指定された席に行き「そこ座っていいですか?」と隣の席の金髪女性に聞いたら、流暢な英語で返ってきたので韓国人かと思ったら日本人だった。ヨーロッパに入って初めての日本人!
Ayさんはオーストラリアに3年ワーホリでいたらしい(ビザ延長)。
スペインをカミーノで周っていたらしく、興味があったのでじっくり聞いた。お互いの旅話に花が咲く。

HOSTEL165

Ayさんとはホテルは別なので、明日一緒に食事する約束をして別れる。今、キャンペーンで地下鉄10回分の回数券が半額の6€で売られていると鉄道の英語のHPを見て教えてくれた。4回乗ったら元が取れるので2人共買う。やはり旅はひとりより2人の方が情報交換出来て効率がいい。Ayさんにはサグラダファミリアのチケットの入場チケットは1週間先まで埋まっているが、klookというツアーサイトからなら3日後位のチケットは取れると教えたら喜んでいた。

口コミの「エアーのマットレスがギシギシうるさい」というのが気になったが、市税も込みで12€と破格だったのでここにした。

チェックイン時にびっくりしたのが「部屋にはロッカーがないので、使うもの以外の荷物は全てフロントに預けて下さい」と英訳を見せられたことだ。そんな宿は初めてだ。「部屋に鞄持って行きたいんだけど?」と言ってもフロントの女性はポルトガル語しか通じない。
するとフロント前のソファにいたおじいちゃんが
「わははー。ここは荷物を預けないといけないとってもとっても奇妙な宿なんだよ〜」
と言ってきた。宿の人かと思ったら客だった。フロントの人の前で宿をディスるなよ笑

取り敢えず洗顔、タオル、着替えだけ持って部屋に入る。毎回他の荷物を出したかったらフロントに言ってラゲッジルームの鍵を開けてもらわないといけないのは不便だったがすぐ慣れた。きっと過去に盗難でもあったのだろう。

マットレスがエアータイプというベッドは初めてだが寝心地は悪くなかった。現在、南京虫大量発生のヨーロッパではかえって衛生的かもしれない。誰かが寝返りを打つ度にマットレスとパイプベッドが擦れる音がするが、これまでずっとドミトリーに宿泊してきて、太ってる人の大いびきや、夜中に大声で電話し出す輩に慣れてるので虫の音色位にしか思わなかった。

観光は明日にして、近くバーに行ってみる。月曜日は定休日なのかレストランは閉まっていた。

Bodega Estebaranz(タパスバー)

つまみをタコのマリネを指さして選んだら、ビールに付いてくる無料タパスだった。これでたった1.8€。どうりで凄く混んでるわけだ。もっと頼めば良かった。タパスバー最高。


ドミトリーで喧嘩勃発

次の日。早朝6時半。

私の隣のベッドのフランス人のおばちゃんがヘッドフォンで大音量を掛けながらケタケタ大声で笑い出す。それが何十分も続くので怖いしうるさかった。このガリガリのおばちゃんがちょっとおかしい人なのは何となく昨日から分かっていた。こっちを睨んできたり、怒鳴ってきたり物凄く気が強いので注意せず放っておいたが、見たら女性ドミトリーの全員が起きておばちゃんを睨んでいる。そのうちのひとり、角刈り首までタトゥーのおばちゃんがたまり兼ねて注意したら、なんと取っ組み合いの喧嘩が始まってしまった。2人とも私より年上って感じなんだけど。怖い。安宿に泊まるとやはり民度が低い。

Ayさんから「昼食は2軒ハシゴしましょう!そして昼食前にこのチョコチュロス食べに行きませんか。」と連絡が来ていたがチュロスは断った。そんなもの食べたら私は夜までお腹が空かないからだ。旅先で出会った人と食べ物の好みや量を合わすのは難しいな。
観光はお互い好きなところを周ることにして、15時頃、Ayさんが指定した店で待ち合わせすることにした。

マドリード観光

マドリードはスペインの中心にあるが、ここの有名観光どころは聞かない。
大きな空港がありハブ的な位置か。せっかくの地下鉄&バス回数券があるので、GoogleMAPで見て教会や王宮を周る。王宮は前日までに予約しないと中には入れないようだ。

15時にAyさんと待ち合わせてチェリー酒を1杯引っ掛けてからシーフードのお店へ。

イカ焼きと海老のアヒージョを頼んだ。勿論美味しい。Ayさんにはここで日本の飲み会文化が大嫌い、日本は住みにくいという話をされた。飲む人が料理を食べないのが気に入らないらしい。
ビールでお腹いっぱいになるし、自分だけ食べ物いっぱい頼んだらいいじゃないと反論したが、そもそも飲みに行く店と食べる為に行く店とではメニューが違うと納得しない。じゃあ飲み会に行かなければ?と言えば「行ってないし日本に友人は一人もいない。」と言われた。

世の中、色んな人がいるな。私は飲みさえ出来れば、その場が全員知らない人でも話せるし、楽しいのだけど。

プラド美術館は18時から無料

Ayさんに18時からプラド美術館に無料で入れるよと教えてあげたら喜んでいた。2人で17時半から無料の列に並ぶ。

1時間後に出口で待ち合わせね、言って中で別れたのだが、1時間以上経ってもAyさんは出て来ず連絡もなかった。「日本は細かくてキッチリし過ぎていて住みにくい。」と言っていたが、私が細か過ぎるんだろうか。「深夜バスに間に合わないので先に帰りますね~」とメッセージを送り宿に戻る。

宿でインドについて語る

この2日で宿ディスりおじいちゃんとはすっかり仲良くなり、バスの時間まで宿の共用スペースで話す。
彼はオーストラリア人で定年したのでブラブラしているらしい。
取り分けインドがお気に入りで何度も訪問、秋にもまた行くらしい。
私が「インドでは何回も騙されたから大嫌いだよ。」と言うと「それは本当のインドを分かっていない。話し掛けてくるインド人じゃなく、こちらから話し掛けてインド人と深く付き合うべきだ。インド人は全員いい人だ。」と言われた。インド好きな日本人にも同じことを言われたことあるけど、そうかなぁ。

私のインドの記憶は20年前で止まっているから、スマホでGoogleMAPが使える今の時代なら、「駅が閉まってる」って言われたり、全然違うとこに連れて行かれたりすることなく快適にインドを旅出来るのだろうか。この旅の終わりには検証してみないといけないかもしれない。

Avenida de América Transport Hub(バス停)

ヨーロッパに来て初めての深夜バスに乗る。治安が悪いとかスリが多いとか聞くが、アフリカに比べたら怖さは全く感じない。

今回のバス会社はalsaにした。この駅にはalsaのバスばかり停まっている。そして電光掲示板には何も表示されない。チケット売り場にも停留所にも全くスタッフがいない。自分の乗り場が何番からなのか誰にも聞けない。深夜バスにするとこういう弊害があるのか。

結局何番から出るかわからないまま、30以上ある乗り場で自分のバスの出発時間に近いバスが来る度に運転手に飛びついて、マドリードに行くか聞いた。バスにも表示がないので全くわからない。
何、この原始的な確認方法。

やっと自分のバスが見つかった。危うく乗り過ごすところで危ない。私の窓側の席はまたも先に誰か座っている。

明日はいよいよスペインの第一の目的地、マドリード。

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