ルーマニア

ルーマニアのかわいい街ブラショフへ。ブラショフからシナイアに日帰りでペレシェ城へ行く(Day438-9)

ルーマニア
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1€(ユーロ)≒168円、1ルーマニアレイ≒58円
ルーマニア4日目、ブカレスト4日目

今日はルーマニアのブカレストからブラショフへ鉄道で移動する。

アルバニアのベラトで会った日本人と再会

インスタを見ていたら、アルバニアのベラトの宿で一緒だったAlさんが同じルーマニアにいることが分かり、会うことになった。

私は今日の午後ブカレストからブラショフへ。彼女は今日の午前中にブラショフからブカレストに来る。お昼の時間少しだけブカレストで会うことにした。

ベラトでは彼女は後から宿泊してきたのでそこまで会話しなかったが、2人で話してみると人の言うことをちゃんと肯定しながら聞いてくれるいい子だった。働いていた業界も同じだったので話が盛り上がる。もっといっぱい話したかった。

ブカレストの鉄道駅

楽しい時間はあっという間に過ぎ、2時間だけお喋りして別れ、ブカレストの鉄道駅へ。チケットは出発時間が読めなかったのでまだ買っていない。出発時間によって全然金額が違うので、予めネットで15時7分発の列車が1番安いことを知りその時間に駅に向かう。

チケット窓口が長蛇の列でびっくりしたが、券売機はガラガラだったので直ぐにチケットを買えた。35.5レイ(1,160円)。

駅で6レイのパンを買ってギリギリに慌てて乗り込む。時間ぴったりに出発。

ブラショフ鉄道駅でチケット購入

17時50分、約3時間でブラショフに到着。ドラキュラ伯爵を全面アピールしたいのかおどろおどろしい城の絵が駅に描かれている。

鉄道駅から街の中心までは離れているのでバスで移動。バス停は直ぐ隣にある。チケットはバス停の券売機で買うのだが2枚セットでしか売っていない。購入した紙チケットをバス内の機械で有効化するのだが、ここも誰もチケットを買って乗っていないように思える。

ブラショフ中心地に到着。

かわいい、街が凄くかわいい。ブカレストと全然違うので驚いた。背景の山の景色に映えるカラフルな建物がいっぱい。ここは12世紀にドイツ系のザクソン人に創設されたので、ドイツ風の建物が残っているらしい。
ブカレストだけで次の国へ移動していたらルーマニアのイメージが全然違っていただろうな。

Downtown Hostel

ブラショフで1番の安宿。61レイ(2,000円)他の宿はブカレスト宿の金額の2倍以上する。
キッチンはあるにはあるが1人立てる位の大きさなので使えない。共用部分はそのキッチンのみ。

Alさんもここに宿泊していたらしいので情報は聞いている。入口から手前のベットの男性が太っている訳でもないのに恐ろしくいびきがうるさいらしい。本当に寝れなくてAlさんは「トラウマでしばらく女性専用ドミにする。」と言ってたほどだ。

8人男女混合ドミトリーの部屋に入るとドイツ人のおばさまだけが部屋にいた。
「耳栓持ってる?私たち以外全員男なんだけど、この部屋のこいつとこいつが恐ろしくいびきうるさいわよ。」
と親切にも教えてくれた。Alさんの言ってたベットだ。気が重い…

宿から直ぐのブラショフの中心地を歩いてみる。

ドイツのロマンチック街道沿いの家々を思い出す。
こんなにかわいい街ならブカレストを延泊しないで早くこっちに来れば良かった。

そうしたら夕食もAlさんと過ごせたのになと後悔しながら、路上の素敵なレストランで豚肉ステーキを食べる。この辺りは豚肉の産地らしく凄く美味しかった。70レイ(2,290円)

夜もロマンチック。観光客だらけの小さな街なので夜も歩ける。

宿に戻ると中華系のドイツ出身の18歳の男の子がチエックインしてきていた。人懐こくて色々聞いてくるので会話した。私の年齢を言ったら驚いていた。母親より上だもんなぁ。

そして問題のいびき男は明け方まで飲みに行ってたらしく、4時に帰って来たので悩まされずに済んだ。だが、中華系男子が朝の7時にUberドライバーと大声で電話していて起こされた。部屋の全員起きてきて注意されていたが「大丈夫、大丈夫。もうすぐUber来るから!」との返事。
いや、そうじゃない、そこじゃない。かわいい子だと思っていたがしばきたくなった。


次の日。

この宿は人気で延泊出来なかったので、宿を移動した。

Viva la Vida Hostel

昨日のところより1.5倍高いが広くて快適。90レイ(2,915円)。キッチンはないがテラスがあるので手で洗った洗濯物をここぞとばかりに干した。
オーナーは下のレストランで精いっぱいでホテルは放置状態なのかBooking.comから検索は出来るのにシステムを切っていて予約は出来ない。なのでagodaで予約した。Booking.comから予約出来ないせいか「満室」となっているのにガラガラで快適だった。穴場。

ホステルを移動する時にドイツ人のおばさまと会話。
「昨日ラッキーだったわよね〜!いびき野郎は明け方に帰ってきたから寝れたわ。」
「そうだけど、クソガキが明け方Uberに電話してて起こされたわー。」
「そうそう。あのクソガキ笑、朝の7時よ!」

そんなことを話して2人で笑った。
それにDowntown Hostelの方は男共が部屋で寝ながらおならをしまくるのが気になった。思わず出でしまったとかでなく、明らかにお腹に力を入れて寝たままの姿勢でブーブーこいでいる。1回ではなく凄い頻度で。
普通、他に7人いる中でする?!このパターンも初めてだ。ドミには色んな奴がいる。

日帰りでシナイアへ行く

Alさんがシナイア地方のペレシェ城が良かったと教えてくれたので行くことにする。
ブラショフから南のトランシルバニア地方へ列車で1時間ちょっと。

当初はドラキュラ城のモデルになったブラン城に行こうと思っていたのだが、GoogleMapの口コミを見たらドラキュラ伯爵のモデルになったヴラド三世の城ではなくおじいさんの城。しかも小説のモデルかどうか確かでないとのことで、それ、もうドラキュラ関係ないやん?ってことで行くのは止めた。

鉄道でシナイア地方へ向かう。
昨日と同じく鉄道駅の券売機でチケットを購入して乗ろうとしたら、出発5分前だとギリギリ過ぎて販売していなかった。

鉄道に乗り込みながら乗務員のおばさまとおじいちゃんに列車の中でチケットを買えるか聞いたが英語が全く通じない。この辺の国って通貨も言語もバラバラ。陸で直ぐ繋がっているのに不思議だ。
おばさまには鬱陶しそうにされ無視されたが、おじいちゃんにGoogle翻訳でルーマニア語で聞いたら笑顔で頷いてくれ、列車のチケットを売ってくれた。
支払いは現金のみ。現金を持っていて助かった。券売機だと10レイだったのに車内で買うと17.5レイと高い。

シナイア到着

シナイアの駅に到着。ここから城までは徒歩30分かバス。景色が綺麗そうなので歩く。

途中町中のスーパーでコーラを買いに寄り道。
売店で売っているのと、スーパーに売っているのとでは金額が倍違う。

中世の田舎町に来たかのような景色。山岳が美しい。
途中の家の庭で、家族と遊んでいる小さな男の子に「ヒーヒー!ジージー!」と声を掛けられる。意味が分からないので無視していたらお母さんに何か耳打ちされ「こんにちはーー!!」と叫んできた。
中国人と思って挨拶していたのか。かわいい。「こんにちは!」と返すと喜んでいた。

ペレシェ城

30分坂を登ってペレシェ城到着。これは白の近くのホテル。

想像していた城のイメージと違って領主のお屋敷って感じ。1875年にカロル1世が王室の夏の離宮として8年かけて建てたそう。

チケット購入と入場で30分以上並んで入場。ガイド付きツアーでなく単独で回るチケットを選んだ。50レイ(1,635円)

武器庫。中世の甲冑。かっこいい。

何世紀にも渡って改築されたので、イタリアルネサンス、バロック、ロココ調など様々なデザインが混じっているらしい。

城と言ってもベルサイユ宮殿のように派手な感じではなく落ち着いた雰囲気が凄くいい。住んでみたくなる。

食堂はこれは喋りにくいかな。映画で見たようなまんま。

部屋数は多くて、それでいてどれもデザインが違っていて本当に楽しかった。今では手に入らなそうな大量の木材の装飾も美しい。1500億かけたブカレストの国民の館よりこっちの方がよっぽど美しい。

ペリショール城

隣にカロル1世の狩猟用の城もある。

狩猟用だから?屋根が犬に見える笑

入ってみたかったけど節約。

シナイア駅の方まで戻る。

シナイア僧院

途中にまた17世紀の僧院があるので寄ってみる。

天井のフレスコ画が綺麗。私はステンドグラスのある教会はいくらでも入りたいんだけど、フレスコ画は興味ないんだよな。好きな人は好きなのだろうか。

シナイア駅で痛恨のミス

駅でまた券売機でブラショフ行きのチケットを買う。10レイ。行きも帰りもネットで1番安い時間帯を調べてある。

ここで耳からワイヤレスヘッドホンを外して手に握ったままチケットを購入したのだが、その後いくら探しても見当たらない。

ドミで動画を見る時に使っている他、長時間歩く時もいつもワイヤレスヘッドホンで音楽を聞いていた。歩くのが嫌いな私がメテオラでも何時間も歩けているのは、音楽を聴きながら歩いているからに他ならない。あれがないと困る…泣

結局駅構内を探しまくったが見つからず、列車の時間になったので乗り込んだ。
乗ってから、駅のゴミ箱にくしゃくしゃに丸めたレシートを捨てた時に一緒に捨てたのではないかと思い当たった。しかし後の祭り。

ルーマニアの列車はAlさんから「遅れまくるよ。」と聞いていたが、途中の駅でずっと停車していて発車しない。アナウンスも何もないからなぜ停車しているかわからない。幸い30分位の遅れですんだ。

夜にブラショフに戻って来た。

今後ワイヤレスヘッドホンが無いのは痛い。有線のヘッドホンも持ってるけど歩きながら聴くには不便過ぎる。ここで買おうかとショップに寄ったが高い。日本は本当にモノが安くて性能がいい。
スマホの画面も割れてて見にくいし、他にもユニクロライトダウンなど、無くしたものはいっぱいある。日本製のメイク落としもなくなりそうだし、日焼け止めもなくなったからアルバニアで購入したが、日本のものよりかなり高いのに性能が悪くて日焼けしまくり。(この数日後エア枕も手洗いしたら壊れた。)

4月に日本を出てから5ヶ月目、8月に入ってしまった。そろそろ帰国かな。モノが紛失して不便を強いられそんなことを考えるようになってきた。

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