2024年8月8日(木)
1€(ユーロ)≒160円、オーストリア2日目、ウィーン2日目
オーストリアのウィーン観光

ウィーンは地図を見て1日で周れそうな気がしたので1泊しか宿を取っていない。これが失敗だったけど。午後には次の国へ移動するので今日、半日だけ観光する。

効率よく周るために鉄道とバスの乗り放題チケットを8€で購入。せっかく買ったのに、乗っている間、誰も検札に来なかった。
クンストハウス・ウィーン

1番最初に1番行きたかった美術館に。1991年オープン。フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーの美術館。15€。

オーストリアの芸術家、建築家で、環境保護活動家。彼の絵画やグラフィック、設計図などが展示されている。
大阪の舞洲のゴミ処理場をデザインした人。

彼は直線を嫌い、自然の形状を模倣することを重視していたため床も階段も波打っている。

大阪にあるゴミ処理場「舞洲工場」はとても斬新で可愛いデザインだ。世界一美しいゴミ処理場と言われているらしい。美術館内のこの柱も美しい。



絵をこんなにも描いていたとは知らなかった。1つ1つじっくり眺める。

いい笑顔。生涯独身だったらしいが、好きなことに没頭できて幸せな人生だっただろう。1997年に大阪のゴミ処理場が竣工、その2年後に心不全で亡くなっている。

この柱がかわいいよね。
何度も見惚れていた。

1階カフェには無料で入れる。かなり混んでいた。満喫して次へ移動。
ハンドヴェルクハウス(Hundertwasserhaus)
10分ほど歩いたところに彼がデザインした住宅もある。今も人が住んでいるので中には入れない。
このお洒落な住宅を借りたい人は多いらしい。

1983年から1985年にかけて建設。彼独自の曲線とカラフルな色が特徴。彼は環境保護活動家なので屋上に庭園もある。

フンデルトヴァッサーは、デザインの美しさと住み心地の良さの両方を大切にしていて、住宅の中も床は波打っているが、住民が日常生活で不便や危険を感じないように工夫されている。テーブルを置く場所などは少し平らになっているらしい。

向かいに彼がデザインした商業施設もある。ユニークで温かみのあるデザインなのでつい見入ってしまう。

建築をゆっくり見過ぎて、すっかり遅くなってしまった。スーパーで買ったパンを慌ててベンチで食べ、次の観光地へ。(美味しかった。)
シュテファン大聖堂

お決まりの大聖堂類を見て周る。一応有名らしいので・・・12〜14世紀建築。高さ136メートルの南塔と、美しいモザイクタイルで飾られた屋根が特徴。
オーストリア国立図書館

ここもよくある「ヨーロッパイチ〇〇な図書館」ってやつ。図書館って普通、無料だろうと思ってやって来たけど、入場10€だった。なので入口から隠し撮り笑

よくあるデザインだっだし、入らなくてもいいだろう。
カフェ・ザッハ

チョコケーキ、ザッハトルテの発祥のレストラン「カフェ・ザッハ」へ。インスタでもよく見かける人気スポットだ。行ったら少し並んでいた。もう今日は私には入る時間はない。

ザッハトルテ自体、甘すぎて日本でもほとんど食べたことないし、恐らくここで2千円もするケーキを食べるより、日本で食べた方が美味しいだろう。そう自分を納得させる。

シェーンブルン宮殿
ここだけ少し離れていたがなんとか行けた。ハプスブルク家の栄華とウィーンの歴史を今に伝える重要な文化遺産。
世界史の授業でずっと出てくる、名家ハプスブルク家の夏の離宮だ。幼少期のマリーアントワネットもここで過ごした。


デカい。でか過ぎるだろう。部屋数1441。
たかだか夏しか使わないのに、掃除も維持費も大変。どれだけ金持ちなんだ。自分たちでも全部屋把握していないだろうし、こっそり忍び込んで誰か住んでても分からなそうな程の広さなのが恐ろしい。

入場料38€(6,100円)。高い、高過ぎる。しかも当日券は1時間待ち。買わなかった。

広い庭だけは無料なので堪能する。

テラスから中を覗き見。お金がなくてこんなのばかりだな笑
ゴテゴテした装飾でここも好みではないので、入らなくていいだろう。入場6千円って・・・

ウィーン、もう1泊すればよかった。有名な観光地なのに、完全に舐めていた。この日のバスが安かったせいで、こんな強行スケジュールになってしまったのだ。

この街も夜景はきっと綺麗だっただろう。そしてクリムトの「接吻」が展示されているベルヴェデーレ宮殿にも行けなかった。また改めて訪れたい。
後ろ髪をひかれつつ、次の国、チェコへ向かう。


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