1€(ユーロ)≒174円、1アルバニアレク≒1.75
アルバニア7日目、ジロカストラ3日目
今日はジロカストラから日帰りでブルーアイという水の綺麗な景勝地へ泳ぎに行く。
7時に起床。服の下に水着を着こみ、バスターミナルへ向かう。途中のパン屋でパンを購入。
ブルーアイへ行く
8時出発のサランダ行きのミニバスに乗る。400レク(700円)。
乗ってるのは地元の人がほとんどで満席になった。
バスの中で購入したパンを食べたかったが、隣に座ったベルリン在住のドイツ人のおば様にずっと話し掛けられ食べれなかった。
アルバニアのテスに行きたかったが宿代が高くて断念したと言うと「あれ?ゲストハウスは安かったわよ?たったの40€。」と言う。その40€が日本円だと×175円になって高いねん!!・・・とは言えず「そうなんだ。」と貧乏人じゃないふりをしておいた。
今は息子と二人旅をしていて冬は娘と日本の北海道に来て温泉とスキーをすると言う。息子は20代後半位なのに仲が良くて羨ましい。うちの兄ってこんなことしないし笑。
ブルーアイのバス停
1時間弱で到着。帰りはここを12時半~13時にバスが通る。
降りたのは私たちとドイツ人親子だけだった。ぼーっとしていたら乗り過ごすとこだった。
ブルーアイの入場料50レクを払い、橋をずっと進む。
日陰のない道で暑い、そして周囲の水が停留しているのか臭い・・・藻臭い。汚れているし本当にブルーアイなんてあるのだろうか?。
ブルーアイへ行く橋。そして到着すると・・・
ブルーアイ遊泳禁止
遊泳禁止になっていた。ショック。看板は新しいので、おそらく最近遊泳禁止になったのだろう。
私の他にも水着でそのまんま来ていてショックを受けている人多数。
ここまで歩いてきただけでも、服が全身びしょびしょになるぐらい汗をかいていた。本当に泳ぎたい。
でも誰も泳いでいないので泳げない。
靴を脱いで看板の手前の水たまりに足だけつけた。水はかなり深い所から湧き出ているのか、物凄く冷たい。恐らく冷たすぎて泳ぐのは数秒が限界かと思われる。
遊泳禁止なので水が濁ってなくて美しい。
しかし泳ぎたいので恨めしく眺めた。
左の方のトレッキングコースへ皆が向かうので、私もついて行くことにした。
Yさんはしんどいので行かないと言うので、バス停に12時半に待ち合わせをする。
みんな泳ぐ気満々で水着でやって来ているので、こんな姿でトレッキングしている。トゲトゲに刺さってめちゃくちゃ痛そう。笑いをこらえながらあとを続く。
大勢人がいたのに、なぜか途中から私しかいなくなった。道を間違えているのか?どんどん先に行かれたのか?
GoogleのGPSが繋がるので大丈夫と言い聞かせながら湖の周りを歩く。
最後はバスで通って来た大通りに出た。途中で道を間違えたのかな?私しか歩いていない。
ここからバス停まで何も影がない中15分歩く。車は通るがウズベキスタンやイランのように「乗って行く?」なんて誰も声を掛けてくれない。イスラム教とキリスト教の違いかな・・・
結局トレッキング開始から1時間以上かけて元のバス停に戻り、Yさんと合流出来た。
Yさんが元の道を戻っていると、このブルーアイの入口にあるレストランの奥だと遊泳禁止にも関わらずこっそり何人も泳いでいたので少し水に浸かったらしい。羨ましい。
13時にやって来たバスに乗り込みジロカストラへ戻る。
Trigona Hostel
ジロカストラで延泊することになったので、近くの別のホテルを取った。
こっちの方がキッチンも共有スペースも広く、水回りも複数あるのでかなり快適だった。
だがベラトの宿にいたオーストリア人男性が同じ部屋にチェックインしていて昼の14時だというのに寝ている。
チェックイン時にレセプションの人に説明を受けているだけなのに「うるさい」「ドア閉めろ」などと注意してくる。・・・うーんフィリピン人男性が文句いうのもうなずける。スーツケースを開けただけで、カーテンを開けてこっちを睨んでくるので心休まらなかった。3回やられた。
そんなに神経質なら個室取れよ。
彼は同い年位かと思われるが、1日10€以内に収まるように計算して生活しているらしい。ここまで来る朝8時のバスも他の全員が1,400レク払っているのに、彼だけ「(14時発のバス代と同じ)1,000しか払わない。」と言って1,000レクしか払わず運転手と大モメしたそうだ。
また、夜ご飯をYさんとシェア。
明日アテネに行くので、アルバニアの現金をパンやコーラなど買って使い切る。
旧市街を歩いていると、ベラトの宿で最後に入ってきた日本人女の子のOさんにも偶然会ったので一緒にアイスを食べた。
アテネよりかなり安く食べられるのでここでピスタチオアイスを食べておいて良かった。
宿にテラスがあったので、そこからジロカストロ城のライトアップを眺める。
ジロカストラ、ベラトよりさらに南だから暑かったけど、綺麗な石造りの街だった。
明日はアテネのメテオラがあるカランバカに行く。
次の日。
アルバニアのジロカストラからアテネのカランバカへ
5時50分のカランバカ行きの(本当はイオニアナまでだけど)バスに乗るべく4時半起床。神経質じじいに文句を言われないよう、荷物は全部部屋の外に出してから荷造りする。
朝5時過ぎでも明るい。夏のヨーロッパは日が長いのはいいが、宿代が高いのがネックだな。
宿に来るまでも苦労したこのガタガタ道をスーツケースを引き摺りながら降りる。同じ50代のYさんももちろんスーツケースだ。下りなので登りよりだいぶ楽だったが道を間違えかなり遠回りした。
Dhropoli Toursの前から出発する5時50分のバスに乗り込む。ツアー会社の人らはちゃんと出勤してきていて英語が話せる人がいたため念のため「これイオアニアまでしか行かないんだよね?」と聞くと「そうだよ。イオアニアで15時発のバスチケット買ってね。」と言われた。待ち時間長いなぁ。
8時。アルバニアとアテネの国境到着。
アルバニアは違うけどアテネはシェンゲン協定国のため両方の国で一度全員降りてパスポートコントロール。
アテネのイオアニア到着
10時。イオアニアのバスターミナルに到着。窓口で15時発のカラバンカ行きのバスチケットを買う。ネットで見たのはは12€だったが14€に値上がりしていた。
出発までまだ5時間ある。バスターミナルにはロッカーがあったのでそこに荷物を預けてイオアニア観光をしてもいいが・・・
あまりの暑さに外を歩く気になれない。しばらくバスターミナルのベンチに座ってYさんとメテオラ観光について調べごとをしていたが、あまりのフリーWi-Fiの遅さにイライラし、近くのカフェに移動することにした。
カフェラテを飲みながらソファ席で4時間居座る。本当に一歩も歩きたくない位ギリシャは暑いのだ。
15時。カランバカ行きのバスに乗り込む。ほぼ満席だった。
17時。2時間でカランバカに到着。降りる人が少なかったのでまたあやうく乗り過ごすところだった。
到着していきなりこの景色。凄い。明日行くメテオラに期待が膨らむ。
The Holy Rock Hostel
10分程歩いて宿に到着。
受付の若い女の子はもの凄く感じが良く、聞くとマレーシア人でボランティアで宿のレセプション業務をするからタダで宿泊させてくれとオーナーに頼み込むスタイルで世界中を旅しているらしい。
「南アメリカはやっぱペルーが最高だよね~」とお互いの旅について話が盛り上がった。マレーシア人は英語ベラベラだから、ここのオーナーも南アメリカのオーナーも自分より安心して宿を任せられるだろうな。彼女は夜中も起きていたからレセプション業務も楽ではないだろうけど・・・羨ましい。
部屋は床置きエアコンも扇風機もあり。2日間ほぼYさんと二人きりだったから快適だった。
キッチンも広くてコンロが2か所あるので使いやすい。これまでの経験ではコンロよりシンクが2か所ある方が複数人では使い易かったけど。まあキッチンが全くない宿もあるのでこれで十分。
メテオラのツアー
明日はメテオラ観光。
Yさんは暑いからツアーで行きたいと言うので現地のツアー会社で金額を聞いてみたが高額なプライベートツアーしかやっていないと言われた。
大型ツアーバスに申し込むならネットのGetYourGuideかTripドットコムのサイトから6,000円弱のツアーに申し込める。
カランバカのこの暑さ・・・
自分の体力でメテオラ修道院を周れるかかなり悩んだが、ツアーで行くと人の多さで風情がなくてモロッコでうんざりしていた。私は自力で現地のローカルバス2€で行くことにした。
アテネまでのチケットを買いにカランバカの鉄道駅へ
カランバカからアテネまではバスか鉄道で行けるが、できれば鉄道の方がロマンがあるので鉄道に乗りたい。ネットでは列車が夜便1本しかないと見たので明日のチケットを買いに鉄道駅まで来てみた。
宿から10分~15分歩く。廃墟??これは昔使われていた駅舎。
こっちの落書きだらけの隣の建物だった。
それでも列車が通る気配はない。廃線になったかと思ったが、駅舎を覗くとアテネ行きの列車の時刻表が貼ってあった。営業が18時までで今10分過ぎているので閉まっているようだ。
1日4本ある。
途中にあったバスターミナルでアテネ行きのバスの時間を聞いたら朝の8時半出発で32€。明日もう一度ここに来て32€より安かったら鉄道で行こう。
帰り道のスーパーでYさんと買い物。
サラダオイルかと見間違うが、ワインがたったの2€なので2人で半分こすることにした。
私の希望に合わせてくれてロゼ。めちゃくちゃ美味しい。
夜食にパスタを作ってアテネビールと共に談笑。半分Yさんにあげた。
自炊はパスタが断然簡単で安上がりだ。この旅でパスタのレパートリーが増えた。
明日は体力が不安だがメテオラ観光。
世界遺産検定で興味を持った、岩の上の修道院を訪問する。
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