スリランカ

帰国、世界一周終了(Day473)

スリランカ
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1スリランカルピー≒0.48円
2024年9月。スリランカ11日目

スリランカ最終、とうとう帰国日。

バンダラナイケ国際空港

22時半。ローカルバスの駅から15分歩いてバンダラナイケ国際空港に到着。
空港に歩いて来ているのなんて、私位のもんだ。

チェックインと出国手続きを済ませ、ラウンジへ。
Trip.comのダイヤモンド会員だと、航空券予約時に無料のラウンジクーポンが貰えるので、それでラウンジに入る。
従業員も全然いないし、食事もクッキーしかないけど、スリランカでは高額で売られているビールが飲めるのがありがたい。

本当は深夜0時発の飛行機の予定が、キャセイパシフィック航空が直近でエンジンから火災が出たとのことで、点検のため深夜の2時半出発になってしまった。香港での乗り継ぎに間に合わず、香港から日本へ帰る便は朝の10時だったのに16時半に変更。日本に到着するのが夜遅くになってしまった。

キャセイパシフィック航空では、数年前も香港で24時間の遅延があり困った。こういう時って減額してくれたらいいのに。
航空券代はスリランカのコロンボから関空までで、香港乗り継ぎありの49,700円。

不満に思いながら、機内食を頂く。夜中に食事とかいらないけど。

香港チェクラップコク国際空港

朝の10時半に香港国際空港に到着。

乗り継ぎ時間が1時間半の絶妙な航空券を購入したのに、ここで6時間も時間を潰さないといけなくなった。

ラウンジをハシゴしようと、Plaza Premium Loungeに行き、プライオリティパスの新しいカードの番号と有効期限を伝えたのだが、「カード本体がないとだめ」と、受付の厳格そうな角刈りのおっさんに冷たくあしらわれた。
私は世界一周の途中でプライオリティパスの有効期限が切れ、カード本体は持っておらず、実家に届いた新しいカードの番号しか持っていない。

「はぁ?!ヨーロッパとか北欧とか、これまでのラウンジはこれで入れてくれたんだけど!💢
と詰め寄ったが「だめ。」の一点張り。もう1つのPlaza Premium Loungeに行っても断られた。
「本体カードからQRコードを生成して人数を管理してるから。どこのPlaza Premium Loungeに行っても無理だよ。」と言われた。

ヨーロッパの人らみたいに、1人位、そんなこと気にせず入れてくれてもいいじゃないか。
私はあんたの国の飛行機が火を噴いたせいで時間潰しを強いられてるというのに、はぁ??!

Chase Sapphire Lounge

別のラウンジに来て、プライオリティパスの番号と有効期限だけで入れてもらえないか頼んでみる。めちゃくちゃ愛想の悪いお姉さんだったが、「やってみるわ。」と言って番号を入力し、無事に入れてくれた。

ラウンジに入れて、Wi-Fiが繋がっていたら何時間でも時間が潰せる。助かった。

お腹はいっぱいだったので、バーカウンターでお酒を頼んでみる。美味しい。

こちらのバーテンダーのおばさまは愛想よく、そこら中の人にパフォーマンスをしながらお勧めのカクテルを作ってくれた。

日本へ

16時半。やっと飛行機が出発。

機内食。ハーゲンダッツのアイス以外は美味しくなかった。でももう直ぐ、帰国すれば美味しい蕎麦がいつでも食べられるだろう。

世界一周中の飛行機から見るラストシーン。2年弱の旅が、今、終わろうとしている。

65ヵ国を巡り、世界中を駆け抜けた記憶が蘇る。

昨年の冬、治安の悪さにドキドキしながら南米ひとり旅をスタートさせたコロンビア、インカの神秘を感じるペルー、日々の通貨暴落に驚愕したアルゼンチン、淋しそうなイースター島のモアイたち・・・・
英語力強化で留学したフィリピン、友人と周った美しいウズベキスタン。旧ソ連国の不思議な雰囲気に魅了され、夢中で周った中東。この旅で1番印象深かった、独特の空気感を持つイラン
愉快な人らがいるアフリカ、すれ違いざまに殴られた強欲モロッコ、毎日の移動が辛い辛いといいながら、実は美しい街並みを歩くのが楽しくて、やめられなかったヨーロッパにリベンジのインド

旅路の中で出会った人々、共に過ごした時間、触れた文化と景色の全てが、浮かび上がり、そして徐々に消えゆく。
計画なんて意味がなく、ただ流れに身を任せた旅。

最初は6か月位・・・など思っていたが、1年半掛かってしまった。

あの時の空気感のままで、二度と同じものは見られないし、同じ場所で二度と同じ人には会えない。
出会った人々の笑顔、暖かさ、優しさ、忘れないでおこうと思うのだが、もう旅の初期の記憶は薄れていってしまっている。

そしてまた、今、あの窮屈だった日本へ戻ろうとしている。
日本で働き出して日常に戻れば、これらの素晴らしい記憶も忘れていってしまうのだろうか。
日々の喧騒に追われるうちに、旅の思い出が少しずつ、そしていつか消えてしまうのだろうか。

忘れたくない、この記憶を。あの瞬間こそが、素晴らしかった、輝いていた。
世界一周は、間違いなく私を自信ある私に変えた。

窓からのいつもの雲の景色。旅先で出会った人たちの顔を思い出しながら思う。

やはりずっと旅していたい。


ー 世界一周 完 ー

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