スリランカ

ミリッサからコロンボへ移動。コロンボの荷物預かり場所情報。バワ建築のThe Gallery Caféへ(Day472)

スリランカ
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1スリランカルピー≒0.48円
2024年9月。スリランカ10日目

スリランカ最終日。今日はミリッサから、スリランカ出発地点のコロンボへ向かう。

ミリッサからコロンボまで、エアコン付きバスで行く方法

ミリッサからは、コロンボとは反対方向になるが、東にあるマタラという所まで戻り、マタラからだとコロンボまでのエアコン付きの直行バスが出ているらしい。

12時。宿をチェックアウトして、大通りでローカルバスに乗り込む。東へ行く方向のバスに乗れば、全てマタラに着く。70ルピー(35円)。

10分乗ったら、マタラの街に到着。ミリッサよりかなり都会。

マタラのバスステーション

終点がマタラの大きなバスステーション。

とても広くて、看板を見てもコロンボ行きのバスがどこから出てるか全く分からない。やはりその辺の人に「コロンボ行きのエアコンバスどれ?」と聞きまくる。

エアコン付きのバス乗り場は、さっきのロータリーから出たマタラ・ビーチ前にあった。

バス乗り場に着くと、愛想のいい案内係のおじちゃんが、コロンボ行きのバスに案内してくれた。料金は外人も現地の人も同額でチケットをくれるから安心。1,130ルピー(550円)。
出発時間を聞いたら決まっていなくて満席になったら適当に出発するのか「うーん、あと10分位。」と言われた。

乗り込む前に、併設している売店でエビの揚げ物とコーラを購入。売店は3軒あったが、外人はあまりここには来ないのか、近づくとどこも勧誘が凄い。コーラと合わせて220円だったからボラれてはいないだろう。

12時25分に出発。
スリランカで初めてエアコン付の窓が閉まっている高速バスに乗る。
ずっと大混雑のローカルバスばっかりだったから、とても快適だ。

コロンボフォートのハイウェイ・バスステーション

15時半。3時間で終点のコロンボフォートのハイウェイのバスステーションに到着。道を歩くとトゥクトゥクの勧誘がすごい。

飛行機の時間は夜中だ。それまでコロンボを観光したい。
鉄道駅に行けばスーツケースを預ける所があるのではないかと、鉄道駅へ行ってみる。

コロンボで荷物を預かってくれるところ

駅の向かって左端の方に、CLOAK ROOMと書いてある場所がある。ネットでは「コロナ以降閉鎖されている。」と見たが、入ってみたらもう営業していた。

受付の愛想の悪いお兄ちゃんが、一気にまくしたててくる。

「隣の階段を上がってこの小さい鍵で入口のドアを開け、中の部屋にロッカーがいくつもあるから、次はこの鍵で、お前のスーツケースが入る大きさのロッカーを開けて荷物を預けろ。最後に部屋の鍵を閉めて部屋の鍵はこちらへ戻せ。ロッカーの鍵はお前が持っていろ。何時間預けるんだ?閉店は20時だからそれまでに戻って来い、鍵を失くすと罰金がある。パスポート見せて。」

英文が長すぎて、理解出来ず、は??となっていると、別の愛想のいいおっちゃんが階段の上にある部屋の鍵を開けてくれ、やっと理解できた。

ロッカーのサイズは大・中・小とあり、中サイズに預けたら1日240ルピー(120円)だった。
なんて安いんだ・・・愛想は悪いが、感謝。

ダッチ・ホスピタル – ショッピング・プリーシンクト

荷物もなくなって身軽になったので、17世紀のオランダ統治時代の病院を改装したショッピングモールに行ってみる。

暑すぎて誰もいない。ほぼレストランで構成されていて期待はずれ。カニクラブ料理のレストランがあって美味しそうだったが、高額だったので入るのはやめておいた。
ショッピングモールだというのにトイレは有料だったので、別の大型ショッピングへ向かうことにする。

One Galle Face Mallというところが大きそうだ。15分位歩くがトイレに行きたいので向かう。
ロータリーにもこんな狛犬てきなものがあるが、やはりどこかかわいらしくて笑ってしまう。

危うく悪徳トゥクトゥクに引っ掛かりそうに

歩いていると、スーツ姿のスリランカ人に「何人?どこへ行くの?」と話しかけられた。そういえば現地の人とあまり会話していないから、歩きながら会話を楽しむことにする。

彼とお互いのことを色々話す。
「俺はビジネスで出張中。そこのホテルに泊まっているんだ。君は今からどこへ行くの?」
「向こうに見えるOne Galle Face Mallだよ。」
「あそこは何も売っていない、よくない。City Centreの方がなんでも揃っていていいぞ、そっちへ行った方がいい。」
私のスマホの地図に場所を入力してくれたが、彼が教えてくれたショッピングモールは、口コミも少なく寂れているように見えた。それにここからかなり遠い。

「そうなんだ、後で行くけど、先にOne Galle Face Mallに行くわ。」
「今日はOne Galle Face Mallはイベントがあって16時半に閉まるんだ。City Centreに行った方がいい。」

今は16時15分、あと15分ある。トイレに行きたいのでダッシュすれば閉店まで間に合うだろう。

「閉店時間を教えてくれてありがとう。急いで行くわ。」
「おい!どこへ行くんだ!もう閉まると言ってるじゃないか!」

そこに「はーい♪どうした?俺は彼の友達なんだ♪」といきなりトゥクトゥクが現れた。ドライバーが
「どこへ行くの?乗りなよ。」と話し掛けて来る。
こんなバスもビュンビュン通る大通りで、変なタイミングでトゥクトゥクが来るなぁと思いながら、別れの挨拶をしながらショッピングモールの方へ向かうと、それまでにこやかに話してくれていたビジネスマンは挨拶もしてくれなかった。

One Galle Face Mallはかなり綺麗は大型ショッピングモール。入口でセキュリティがあり高級店のようだ。
閉店の16時半まであと5分しかないのに、セキュリティゲートを次から次へとお客さんが通る。おかしい。無事無料の綺麗なトイレに行き、16時半が過ぎたが、ショッピングモールは全く閉館する様子などない。

ここでやっと、あの愛想よく話し掛けてきたビジネスマンと、後からやって来たトゥクトゥクドライバーがグルだと気付いた。閉館時間を嘘付いて、別のショッピングモールへ案内し、法外なトゥクトゥク料金をせびるつもりだったのだろう。
首都コロンボは、結構悪い人がいるようだ。いうことを聞かなくて良かった。

ゴール・フェイス・ホテル

スリランカ人に不信感を抱きながら、ゴール・フェイス・ホテルまで歩いて行く。

アジア最古のヘリテージ・ホテルというので内装を見たくてやってきた。
無料で中に入って見学できるかなと思い入れてもらったのだが、入口からぴったり案内係の人に張り付かれた。やはりレストランかカフェを利用しないと見学出来ないようなので、時間がないので出る。

ここから本来の目的地まで、GoogleMapを見ながらローカルバスで向かう。36ルピー。

The Gallery Café

行きたい建物はこっちがメインなのだ。
ジェフリーバワの元オフィスをレストランに改装した建物。

やはり自然と調和した入口。

ちょっとバリを思わせるかのような、素敵なデザインだ。中と外の境界があいまい。

中のレストランに入ってみる。17時半という時間だとほぼ貸し切り状態で席が選べた。
ケーキが有名らしく、カフェ利用か食事利用か聞かれる。
シャンデリアの明かりは本物の火。地震が来たら落ちてきて火傷しちゃうね、なんて思ってしまう。

最初は椅子の席に案内されたが、後ろの背もたれがアイアンで出来ていて背中が痛い。座り心地が最悪だったのでソファ席に移動させてもらった。
ヘリタンス・カンダラマで食べたスリランカ・カレーをリベンジする。
今度はちゃんと20分位でサーブされて温かくて美味しかった。ビールと合わせて2,700と観光客価格だが、バワ建築で食事が出来るなら安いものだろう。雰囲気もゆったりしていて最高だ。

19時半。そろそろ駅に荷物をピックアップしに行かないと。

ローカルバスでコロンボ・フォート駅に戻る。
無事、閉店時間の20時までに荷物をピックアップできた。

コロンボのバンダラナイケ空港行きのローカルバス乗り場

コロンボフォートには駅がたくさんある。最初、昼間降りたバス停で「空港行きのバスどこ?」と聞きまくったのだが、皆「あっち」と南を方を指差すだけでどの位あっちなのか分からない。
大通りに出ると案の定、トゥクトゥクドライバーに声を掛けられまくって、目の前のバス停なのが分かっているのに「100ルピーで行ってやるから乗れ!」と言ってくる。

お金が余っていたら乗ってあげたいところだが、なんと手持ちの現金が250ルピー(125円)しかない。行きは空港からローカルバスで200ルピーで来たから足りるはずなのだが、ギリギリだ。
大丈夫だろうか。

親切なスリランカ人が「俺も空港へ行くんだ、ここだよ。」と一緒にバス停まで案内してくれた。
エアコン付きのミニバンがやって来たが、日本レンタカーの中古。綺麗なので高そう。
地元のスリランカ人たちは次々に乗り込んでいく。外国人は私だけだ。
運転手が私を見るとほくほく顔で「お前は荷物があるから600ルピー。」と言われた。

「は?行きは200ルピーで来たから、200ルピーしか持ってないよ。」と言うと
「200?!そんな料金で行くわけないだろう。」と呆れられた。仕方ないの降りる。
600ルピーってたったの300円。騙している訳ではなさそうだ。125円しか持っていない私があほ過ぎるのだ。

バスターミナルの案内係のおじいちゃんに
「もう帰国するから全部使っちゃって250ルピーしか持ってないの。さっきのバスに600ルピーって言われたんだけどどうしたらいい?」と聞くと、おじいちゃんも呆れて
「250ルピーって・・・じゃあローカルバスに乗りなよ。そこの大通りのバス停から乗れるよ。」と教えてくれた。

ATM手数料を払って、足りない200円を降ろす気にはなれない。というよりATMの場所を探す方が面倒だ。頑張ってこの喧騒の中、空港行きのバスを見つけて乗らなけらば。

大通りに出て、また道行く人にバス停の場所を聞く。
散々色んな場所をたらい回しにされ、しんどいはずなのだが、これでもう最後、こんな道を人に聞きまくりながら歩くのも最後なのだと思うと、これまでの国々でのバス停での景色が頭によぎり、胸が熱くなった。

目の前で停車したバスの運転手に「空港に行く?」と聞く。
「これじゃなくて187番のバスだよ。」と優しく教えてくれた。

187番のバスは直ぐにやって来た。節電で真っ暗なのだろうか、それとも壊れているのか。
夜でも女性や家族連れが乗っているし治安は大丈夫そう。乗り込んでチケット係に200ルピー渡す。

外の景色を見ながら感慨にふける。

これで本当に世界一周が終わるのだ。

バンダラナイケ空港のローカルバス降り場

ローカルバスに乗ると、耳の穴まで砂や排気ガスだらけ。
しかも停車するのは空港から徒歩15分位離れた場所だ。ここはエアコンバスで空港まで行くのが賢明だろう。朝食代を800ルピー位に抑えておけば600ルピーは余っていたのに。

スーツケースを引き摺り空港へ向かう。トゥクトゥクドライバーに「200ルピーで空港まで行くよ?」と話し掛けられるが、そんなお金も持ち合わせてないのだ。
空港までの道は工事中の壁で歩道が塞がれていて、仕方なく車道を歩く。車にひかれそうで怖い。

今朝、海辺で洋食朝食セットを食べたことをひたすら後悔しながら、帰国便が出る空港へ向かった。

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