1スリランカルピー≒0.48円
2024年9月。スリランカ9日目
本日はエッラからミリッサへバス移動。
エッラからミリッサ行きのバス
今日もMad Monkey Hostelの朝食を頂く。この宿はあたりだった。なぜか昨日は付いていなかったバナナが2本付いている。
中国人の男の子や宿のオーナーに別れを告げ、チェックアウトした。
バス停まで歩く。スリランカの家ってちゃんとコンクリート梁で出来ているんだな。支柱が曲がっているのが日本と違うけど、施工方法は同じ。
帰国したら早く家づくりの仕事がしたい。
朝の道路の市場。ほのぼのする。
エッラからミリッサ(ゴール)行きのバス停
昨日、警官に聞いたバス停。ゴール行のバスに乗れば手前のミリッサで降りれる。
ゴール(GALLE)行きの朝のバスは7:10、9:40、11:30、12:15の4本。
9時40分発のバスに乗り込む。欧米人も一緒に大勢バスを待っていたので、さっさと早く乗り込んだらなんとか1番後ろの座席に座ることができた。足元に隣のお姉ちゃんのバックパックが置いてあってすごい邪魔だったが。料金は750ルピー。
学校帰りの子供たちも乗り込んでくる。通学経路のバスに乗ってしまって申し訳ない気分。
スリランカのローカルバスは相変わらず飛ばす。隣の席のスリランカ人のおばちゃんは、車酔いしてビニール袋にゲーゲー吐いていた。
ミリッサに到着
14時。ミリッサのバス停で降ろされた。4時間半もローカルバスに乗っていて結構きつかった。
Summer House(ホステル)
バス停から近いホステルを予約したが、これが旗竿地にあって、東側の道路からは見えているのだが他の家の壁に阻まれてアクセスできない。ぐるっと大回りして、北側の細道から入って行かないと辿り着けないのだが、GoogleMapにもそんな道は出てこない。
ここが入口。その辺で工事している地元の人に聞き、入口まで道案内してもらった。アフリカと違ってお金を要求されないのがスリランカのいいところ。
門を開けると、中にはおばあちゃんがいて、2階の部屋に案内してくれた。ここはホステルというより普通の家だった。余っている部屋を貸しているようだ。
シャワールームもとても綺麗だ。1泊1300ルピー(650円)。
観光に出たかったが、部屋に入ったタイミングで大雨が降り出した。
暇なので、テラスでおばあちゃんが、木の板に細い針を打ち付けてレースを編んでいるのを眺めた。
「日本にもレースはあるでしょう?」興味津々で覗き込む私におばあちゃんは言う。
「あるけど機械でオートマチックだよ。」そう言って見せてもらった。昔の風景っぽくていい。
そうしていると、美男美女の若いオーナー夫婦が戻って来た。こんな住宅地にあまり客は来ないのか歓迎された。部屋代を支払いWi-Fiを繋げてもらう。
ミリッサ観光
夕方、大雨が止んだので外へ出てみる。ここでも日本の中古トラックが活躍中。
ミリッサもまたこれまでの街とは雰囲気が違う。
ゴールという地名の方が聞いたことがあるし有名だと思うのだが、観光客が多そうなので少し手前のミリッサにしたのだ。
ミリッサの観光と言えば海しかない。服の下に水着を着てきたのだが・・・
泳ぐには少し暗くなってきたか。地元のスリランカ人男女4名だけ泳いでいたが。女性はやはり水着の上に服着用。
また雨が降ってきた。潮が満ちてきてレストランと海の距離がおかしい。
寒いので泳ぐのはやめて食事をすることにした。
ミリッサの海岸はこじんまりしていて、数件しかレストランがない。
いくつか見て回って雰囲気の良さそうな店に入る。店頭に並ぶ魚の説明をしてくれる。朱色の魚をやたら勧められたが、なんの魚なんだろう・・・笑
雨が降っているのでテーブルの上にパラソルを立ててくれた。
魚は高かったので、「イカを少量で」とイカのガーリックバター焼きを頼む。
ビールと合わせて4,300ルピーと観光地価格。
それでも2千円ちょっとで、波の音を聴きながら食事ができるなんて最高ではないか。海を見ているとひとりでも飽きない。スリランカ宿泊、最後の夜思う存分楽しんだ。
次の日。
今日はスリランカ最終日だ。今夜の飛行機で日本に帰国する。
昨日とはうって変わって、晴天。
せっかくミリッサに来たのだから、チェックアウトの時間まで泳ぎに行くことにする。
朝の8時半。レストランもまだどこも開いていない。誰もいない海を独り占めして泳ぎまくった。風が強くて波が大きい。
Ourworld Wi Fi Cafe
9時、やっとオープンした、唯一あるローカルレストランっぽい所に入る。ちらっとのぞいたキッチンの衛生面はスリランカ・クオリティ。私は気にしないけど。
Wi-Fiカフェとは名ばかりで、Wi-Fiなんて飛んでなさそうだったが。空港で1週間しか契約しなかったSIMカードは昨日で使えなくなったので、またTrip.comのe-SIMを2日分1.5$で購入している。それを使って時間を潰す。
客は私だけ。こんな景色で朝食が食べられるなんてまた最高。
あまり愛想のないおっちゃん二メニューを見せてもらい、安いスリランカ・モーニングセットをオーダーしたが、「ない。」と言われ、強制的に高い洋食モーニングになってしまった。
残りの現金があまりないのに、ここで1,250ルピーも使ってしまったことが、今夜の空港行きのバスで効いてくる。
ミリッサの海岸にはトイレもシャワールームも無いので、水着の上からびちょびちょTシャツとパンツを履いて宿へ戻る。
ミリッサものんびりしていていい場所だった。宿も綺麗だったし、帰りの飛行機を取っていなかったらここに何泊かしただろう。
宿の前の仏教のお寺。
宿でシャワーを浴び、オーナー夫婦にお礼を言ってからチェックアウト。ここがスリランカ最後の宿だったので、日本ではもう使わないだろうというものを、ゴミとして部屋に紙袋に入れて置いていった。
醤油、油、胡椒、塩など調味料の数々、屋内履きスリッパ、汚れたシャツにタオル、シャンプー類・・・
中がスカスカになったスーツケース。あと1日分の身支度分しか残っていない中身を見ると、これで1年半続いた世界一周も、とうとうもう終わるのかと、とても淋しい気持ちになる。
貯金はまだあるし、旅を続けようと思えば続けられる。
しかしもう最初の頃のような、どこへ行っても、何を見ても感動する新鮮な気持ちと好奇心がすっかり薄れてしまっている。旅慣れというやつだろう。そろそろリセット時なのだ。
空港を目指し、コロンボへ向かう。
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