スリランカ

再びダンブッラにて石窟寺院と黄金仏像へ。シギリアへ移動(Day466)

スリランカ
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1スリランカルピー≒0.48円
2024年8月。スリランカ4日目

ずっと憧れていた自然と共存したホテル、ヘリタンス・カンダラマ。
かなり見応えがあって本当に宿泊して良かった。2泊しようかと思った位だ。空きがなかったけど。

ヘリタンス・カンダラマからダンブッラへ戻る

ヘリタンス・カンダラマに客を送りに来たトゥクトゥクに話し掛け、ダンブッラまで戻ってもらう。

30分位の距離で1,500ルピー(750円)。ホテル手配のタクシーの半額以下。
ドライバーのおっちゃんは、誰も乗せないでダンブッラまで戻るつもりだっただろうから、つたない英語で「俺もラッキーだが、お前もラッキー♪」と上機嫌。
途中にあるポッパムズ・アーボリータムという自然公園についてなど説明してくれる。

景色がのどか過ぎて、タクシーよりトゥクトゥクの方が絶景で気持ちいい。

ダンブッラ石窟寺院

12時半。
今日はダンブッラからバスに乗ってシギリアまで行くつもりだが、その前に世界遺産のダンブッラ石窟寺院を観光することにした。おっちゃんに石窟寺院の入口まで送ってもらう。

ここのチケット売り場で、スーツケースは預かってもらおうかと思っていたのだが、おっちゃんが
「荷物をみておいてやるよ。その間に石窟寺院と黄金仏陀を見ておいで。戻って来たらシギリア行きのバスターミナルまでまた送ってあげる。」
と言ってくれた。追加は追加で1,000ルピーだと言う。

スーツケースの中にはパソコンやら現金やら入っているが、預けて大丈夫だろうか。
「念のためナンバープレートを撮ってもいい?」と尋ねると快くOKしてくれた。治安の悪い国だとトンズラされそうだが、この人は信用して良さそうだ。
1時間半後に、またここで待ち合わせの約束をして荷物を預ける。

入口で入場料2,000ルピーを払って階段を上って行く。スリランカ人は無料のようだ。
袖なし服や短パン・ミニスカートは禁止。
階段は急でかなり長くてしんどい。これは計算外。1時間半で元の入口まで戻って来れるだろうか。

階段を20分上って入口に到着。他の人たちの真似をしてここで靴を脱ぐ。入口で「ガイドはどうだ。」と勧誘されるが断る。

紀元前1世紀から使われている寺院。スリランカ人の7割は仏教徒でここはその聖地だ。
第1窟から5窟まである。まずは1つ目の窟へ。

仏像と並んで、インドのヒンドゥー教のヴィシュヌ神像が祀られているので懐が広い。

第1窟Deva Raja Vihara(デーワ・ラージャ・ヴィハーラ)は、「神々の王の寺」という意味の石窟で、中には長さ14mあるこの石窟寺院最大の涅槃像が横たわっている。
タイを思い出す。あっちは金ぴかだったけど、こっちは足の裏が赤い。

横たわっている仏陀のポーズはタイのものと同じだが、顔の造りが全然違う。なんか笑ってしまうというか・・・なんでだろ笑

第2窟へ向かう。

恐らくここがメインのようだ。かなり広く、約60体の仏像が祀られている。
天井のフレスコ画も見ごたえがある。

いや、だめだ。やはり笑ってしまう表情。なんだろう、下手な人が描いた絵っぽいというか、なんというか。それか下から当てるライトアップがおかしいのか。聖地でこんなこと思うなて失礼極まりないが。

第3窟。涅槃像(ねはんぞう)。やはり足の裏が赤い。神聖な意味があるのだろう。

第4窟。

第5窟は改装中なのか閉まっていて入れなかった。

石窟寺院を出る。景色がすばらしい。
入口で脱いだ靴がないので焦った。少し離れたところに靴の預り所があってそこに勝手に移動させられていた。返してもらうのに50ルピー取られる。

あと30分しかないので早歩きで元来た方と反対側へ降りていく。反対側に黄金仏像があるのだ。

黄金仏像

道中、マンゴージュースやらアイスやら露店があって他の外人らは購入していたが私にはそんな時間はない。トゥクトゥクのおっちゃんとの待ち合わせが1時間半後という時間設定が、短か過ぎてなんかおかしい。

到着。タイでもよく見たストゥーパ。

高さ約30メートルの黄金仏像。あごに黒いものがいっぱいついているので、何かと思ってよく見るとスズメバチの巣がついている。仏像のあごに向かってガスバーナーで焼き払うわけにもいかないだろうし、しかたないか。

ここからまた急な坂を登って、駆け足でトゥクトゥクのおっちゃんと別れた場所に戻る。約束の時間を10分過ぎていたが待っていてくれた。
どうやら石窟寺院だけで1時間半みてくれていて、その後またトゥクトゥクで黄金仏像の前まで送ってくれるつもりだったらしい。おっちゃんの英語が単語ぶつ切りなので理解出来なかった。どうりで全然時間が足りなかったわけだ。

「もう黄金仏像まで見てきちゃった。」と言うと「早い!体力あり過ぎ!」と驚かれた。

待ち合わせ場所には、おっちゃんの他にもうひとり別の、やたら愛想が良すぎてあやしいトゥクトゥクドライバーがいて、私を見るなり目を輝かせて駆け寄ってくる。

「今からシギリアに行くんだろ?シギリアは広くて徒歩では観光出来ない。バス停からホテルまでも遠い。俺の知り合いのトゥクトゥクに頼んでやるから、そいつにシギリアを案内してもらえ。」
「バス停の近くのホテルを予約しているから大丈夫。いらないよ。」

断ってもしつこい。昨日のトゥクトゥクドライバーで懲りているから、この強欲そうな人には頼みたくない。断り倒して、おっちゃんにお願いして直ぐにバス停に向かってもらった。

ダンブッラのバスターミナル

14時。10分ほど走ってダンブッラのバスターミナルに到着。
おっちゃんは、シギリア行きのローカルバスを見つけて目の前で降ろしてくれた。
金額も当初の約束の合計2,500ルピーのみ。このトゥクトゥクドライバーのおっちゃんはガツガツしていなくていい人だった。

乗り込んだら直ぐに出発。ついている。
この経路はGoogleMapでは出てこないが、ダンブッラからシギリアまでの直行バスだった。やはり地元の人に聞かないとスリランカの経路は読めない。
座れてほっとした。スリランカのバスは飛ばすから揺れて立っているのが大変なのだ。料金は100ルピー(50円)。

大きな停留所で停まると売り子がやってくるので、またドーナツと水を購入。
今度はノートではなく数学の教科書を再利用した紙に包まれていた。

シギリアに到着

50分走ってシギリアに到着。GoogleMapを見て予約したホテルを通り過ぎた次のバス停で降ろしてもらう。

ダンブッラと違ってかなりのどかな雰囲気。

飼われているようだが、道端に像がいる。触れる距離にいるのが驚き。

バスを降りてすぐシギリア・ロックが見える。ギリシャで見たメテオラにそっくり。

ここは自然豊かでのんびり出来そうだ。ずっと1泊ずつで移動しているから、少しゆっくりすることにしよう。

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