タンザニア

アフリカの楽園も、クレカのAPPLE COM BILLからの不正利用で観光どころでなし(Day338-339)

タンザニア
スポンサーリンク

タンザニア4日目
100TZS(タンザニアシリング)≒6円

4月のザンジバル島(雨季)

次の日。ザンジバル島パジェの朝。

・・・見たことない位の雨量。湿気も凄く室内に干していた洗濯物が全く乾いていない。
4月はアフリカ全体が雨季らしいが、ケニアでは1日数時間降るだけだったので、ザンジバル島でもそうかと思っていた。昨晩から何時間も降り続いている。
後に聞いた話だと4月5月はこの島は大雨季に当たるらしい。私と同じ時期にここを訪れていた他の旅人も何も出来なかったらしい。こんな時期に来て私はあほなのか。

手持ちのタンザニアシリングが足りなそうなので延泊の宿代21,000TZHは手持ちのドルで支払った。8$。パジェにもATMはあるが、1000円下ろすのにATM手数料を取られるのは勿体ない。

セディナカードがAPPLE COM BILLから不正利用されている

それより、昨晩から心配事が発生し、気持ちが観光どころではなくなっている。ネットで繰り上げ返済が出来るので、いつもキャッシングに使っていたセディナカード。そう言えばケニアの空港でキャッシングした分を返済していないやと、3週間ぶり位にカードの明細を見てみたら・・・

・・・・?!

何これ・・・・

ちょうど3週間前から480円、2000円、4000円といった金額が毎日数回にわたってカードで使われている。使用先はAPPLE COM BILL。アップルのサブスク??私のスマホはアンドロイドだし勿論身に覚えが全くない。クレカ明細の累計額は3万円以上になっていた。

ネットで「APPLE COM BILL不正利用」と検査すると、出てくるわ出てくるわ。かなりの人が同様の被害に引っ掛かっているらしい。

タンザニアからセディナカードに電話がかけれない

Apple IDの不正利用なのかクレカの不正利用なのか不明だが、iPadは日本の自宅でApple IDを憶えていない。クレカの方を止めるしかないだろう。
しかし楽天カードだとチャットで海外から担当と会話出来たのに、セディナカードは直接電話しないとカードが止めれないというクソシステム

タンザニアのSIMカードでセディナカードの日本の電話番号や海外デスクに電話、KDDIのコレクトコールも試してみたが繋がらなかった。
こういう時どうしたらいいんだ。なぜネットからカードの不正使用報告や停止申請が出来ないんだ。まじカス仕様なんだけど。

スマホ2台持ちの先輩にスピーカー通話でセディナにかけてもらう

昨晩この不正利用に気付いたが、まだ日本のデスクが開いている時間じゃなかったので気が気でなかった。ネットには「返金されなかった」という記事もかなり散見される。毎日使われているので1日も早く止めないと。

考えに考え、私が友人にLINEで電話→友人がもう一台のスマホか自宅の電話でセディナに電話→2台の電話ををスピーカーモードににしてもらうという方法を思いついた。

朝から、元いた会社の先輩ら、友人らにLINEでかけてみる。

1番に返信をくれた会社の先輩に上記のことをお願いしたら快く引き受けてくれた。
セディナへの通話はうまくいったが、最初に海外の不正利用デスクに電話したら、日本の不正利用先とカード停止先の窓口は別々とのことで(なんでやねん)4回も窓口をたらい回しにされ、その度に10分以上待たされたので、結局通話が終了するまで1時間以上もかかってしまった。

最終、繋がった窓口はこのAPPLE COM BILL明細に慣れている感じで「調査して書面で結果をお送りします。」と言いながら1円も払わなくていいことを匂わせてきたので安心した。それに日本の自宅に書面で送られてもなぁ・・・カードは番号を変えて再発行してくれるとのことでお願いした。(これが後にまたトラブルになるのだが。)

時計を見るともう昼過ぎ。
長時間、スピーカー通話状態にしてくれた先輩には感謝しかない。こういう時に助けてくれる人が本当の友人なんだろうなぁ。大切にしないと。

やっとザンジバル島観光

雨は止んでいたので外に出た。また海岸方面へ歩いて行こうとしたのだが、道が冠水していて通れる場所を探すのに一苦労。

住民たちの生活道路を進んで行く。海岸までの道はこんな道ばかり。子供たちはエチオピアやケニアのように「お金くれ」とは言ってこない。ホームレスも見かけないし、皆ちゃんと生活出来ているんだろう。

ゲーセン鑑賞場みたいな場所もあった。

ザンジバル島の焼き鳥

宿から東へ真っすぐ進んでも冠水している道しかなくて海に出れなかったので、大通りに戻る。お腹が空いたので地元民らが集う焼き鳥屋に入る。

席に座ってしまってから気付いたが、雨が降ったせいなのか元々そうなのか分からないが、テーブルにとまっているハエが凄い量だ。なかなかキツイ。

焼き鳥1本1,000TZS(60円)。しかも美味しかった。ハエの量があれなので持ち帰りにしたら良かったのかな。

海岸沿いでまたマサイ族

地元の人らがこのパジェに日本人女性が経営しているホテル、PARADISE BEACH BUNGALOWSがあると言うので歩いて来てみた。宿泊費は現在宿泊している所の方がだいぶ安いのでレストランだけでも行こうと思ったのだ。冷麺が置いてあるらしい。

来てみたがレストランは無人で全て椅子がテーブルの上に上げられていた。シーズンオフだからだろうか。仕方なく手前で座って海を眺める。

ぼーっとする間もなくまた歩いて来たマサイ族の男の子に声をかけられた。また住んでる場所、宗教、家族構成など一通り自己紹介をする。昨日もだが「お前の肌の色は日本人なのになぜカプチーノ色なんだ。」と言われた。韓国人ってもっと色白いもんな・・・

昨日と同様にお喋りしたいだけなのかと思えば、彼はおもむろに手持ちの鞄から布を取り出して広げ、その上にマサイ族のお土産を広げだした。
もう手持ちの現金が残り少ない私には何も買えない。「ごめん、何もいらないんだ。」何度も断るが、「少しでいいから買って。」と全部広げてくる。ブレスレット、指輪、キーホルダー・・・・
「本当にごめん。」と謝ると、彼は急に態度を変えて「Yellow・・・ Yellow・・・」と呟きながらお土産を片付けだした。アジア人の肌の色の悪口を言っているのだろうか。さっきまで「君の肌の色、カプチーノだね、ははは。」なんて言っていた彼が余計に惨めに見えて言い返す気力もなかった。

歩いてきた道を戻る。ザンジバル島で日本人には全く会わなかったが、途中のレストランにはちゃんと一番左に日本の国旗があった。

途中の商店でビール3,500TZH(210円)、フルーツ3個TZH1,500(90)を買う。夜ご飯はこれと手持ちのインスタントラーメン。


今後の経路

次の日。やはり曇り。

ザンジバル島の天気予報を見ると、今後1週間もずっと雨のようなので飛行機で飛ぶことにする。タンザニアとザンビアを結ぶ2泊3日のタンザン鉄道も洪水で線路メンテナンスのため無期限で止まっているらしいのでザンビアのルサカまで飛ぶことにした。

近所の観光客向けのお店に「タコカレー」があったのでどうしても食べたくてやって来た。客は欧米人しかいない。こんな店でもハエはいっぱいいた。

20,000TZH(1,200円)とタンザニアの物価からすると高かったが、タコカレーは美味しかった。

ザンジバル国際空港を目指す

宿をチェックアウトし、ストーンタウン近くのザンジバル国際空港を目指すことにした。飛行機は真夜中の便だったが、ここにいても雨ですることがない。ラウンジでゆっくりすることにした。

ストーンダウンからパジェに来た経路をそのまま戻る。
ザンジバル島を走っているミニバスは全て、日本か中国の幼稚園や福祉施設などの送迎バスの中古だった。

帰りのストーンタウン行きのミニバス、ダラダラの料金は2,000TZHだった。行きは1万TZH払ったので5倍もボラれていたことになる。お金が足りないせいで食費をかなり削っていたので、行きのタンザニア人に腹が立った。自分が乗っているのが日本が寄贈した中古車だというのがそれに更に追い打ちをかけた。
こいつらに感謝の気持ちというのがあるのか??そりゃ悪い人ばかりじゃないけれど。

帰りも1度乗り換えて行きと同じバス停で降りた。2本目のバスも3倍の金額をボラれていた。帰りはなぜボってこないのか不明だった。雨で乗客が足りないから乗ってくれといった感じだったからだろうか。

この島からザンビアへ飛行機で向かうので空港へ行く。足元が悪くなかったらストーンタウンを観光するのだけれど。

結局アフリカの楽園ザンジバル島には雨季のおかげで2泊3日しかいなかった。
他の時期に行った人らに「1週間いた。」「1ヶ月はいれる。」などと聞いてやって来たのに。それにクレカ不正利用対応で観光どころではなかった。何しに来たのか・・・島の雨季をなめていた。でも来るまでどんなとこか分からないし、白い砂、透明の海、悪態をつくマサイ族・・・来て良かったかな。
そんなことを考えながら、次の国タンザニアへ向かう。

コメント

  1. ミシェル より:

    ジャンボー!てアフリカですね。アフリカを実感します。
    モロッコも読みましたがコメントが送れなくて、ぼちぼち書きますね。
    クレジットカードの不正が気になりましたが、ただ怒るだけでなく対処方法を考えられることがすごい。
    電話でスピーカーを使った対応方法をよく思いつかれましたね。そしてお友達が親切でよかったです。みきぷさんの日頃の行いや人間関係が良好なのが幸いしたようです。

    • mikipu mikipu より:

      アフリカ旅、異次元で楽しかったです。行って良かった。

      電話でしか対応できないクレカ会社は最悪ですね。少しでも早く対応しないと毎日1万円近く使われているんです( ;∀;)観光どころではなかったです。
      親切な会社の先輩には感謝です。