タンザニア1日目
100TZS(タンザニアシリング)≒6円
早朝のバスでケニアからタンザニアへ
朝4時のバスでナイロビからタンザニアのモシへ移動する。
真っ暗だけど、宿のすぐ側のバス会社でチケットを購入し、そこに集合なので大丈夫。
ここに宿を取って良かった。
相変わらずバスの近くへ行くと凄い勢いで「どこへ行くんだ?!」と話し掛けられる。
予約時は4列席の座席表を見せられて窓側の席を予約したのに、バスは3列座席で真ん中の席だった。ゆったりしていて移動は楽だった。
ケニアとタンザニアの国境
2時間でタンザニアとの国境のナマンガに到着。ケニアのイミグレもタンザニアほイミグレも横に並んでいる楽な建物。
タンザニアビザ50ドルを現金支払い。入国カード記入必須。
後日、この国境を通った日本人にケニア側のイミグレでビザを延長していることに難癖をつけられ200ドルを要求され、払わないと通れなかったので泣く泣く払ったと聞いた。ケニアは警察などの賄賂要求が酷いと聞く。
私はケニア側もタンザニア側も他の乗客よりもスムーズに出入国終了。
こういうのって担当によるし運だな。
他の乗客が入国審査で引っ掛かっていたので、待たされている間に明るくなってきた。
国境は閑散としていて両替屋など見当たらない。ケニアのお金を使い切っていて良かった。
バスは広大な景色の中を走り、乗客もどんどん入れ替わる。
タンザニアのアルーシャに到着
9時。アルーシャという町に着いた。ここもキリマンジャロへの登頂やサファリが有名な町だ。
キリマンジャロに登るのって3泊4日だっけ?会社の先輩は大学生の時にチャレンジして高山病が酷くて最後の1日で断念したと言っていた。私も高山病にすぐなるし、体力的にチャレンジする気はない。
今は雨期なので毎日数時間、雨が降る。
バスが停車すると写真のような物売りがバスに入ってくるが、押しつけがましくなく控え目ですぐ去って行く。バナナ、お菓子、水だけでなく時計、モバイルバッテリー・・・そんなもの買う人がいるのかと思うが、たまに売れていたりする。
タンザニアのモシに到着
11時。出発して6時間でタンザニアのモシに着いた。
バスを降りると客引きにしつこくついてこられたが、断って宿まで15分ほど歩く。
Climbers Home(ホテル)
ドミ1泊17000TZS(1000円)。2階がレストランで料金も安くて美味しい。かなりお勧めの宿。
予約していたホテルの目の前まで来たらドレッドヘアの若い男性に「ホテルを探しているのか?」と声を掛けられた。ホテル名を言うと「ここだよ。」と言いながら勝手に人のスーツケースを持ってホテルのレセプションまで上がる。
自分で運べるし、チップ目当てだから苦手なんだよな・・・こういうぐいぐい来られるの。
ホテルのオーナーの男性は落ち着いた信頼出来そうな人だった。
ドミトリーはスイス人の定年後ゆっくり旅しているおじいちゃんと二人きり。ベッドに蚊帳がついていた。タンザニアは蚊が多くてマラリア予防なんだろう。今の時期は少ないのか私は全然刺されていないが。
ずっとあとをつけてくる男
1歩宿を出て歩き出すと、先ほどスーツケースを持ってくれたドレッドヘアの男性がずっとついてくる。「どこへ行く?モシで何をする?」まずはATMでお金をおろしたいしので「銀行行くの」と断るのだが断っても断っても行く方向を急に変えてまいてもついてくる。この迷惑がって走って逃げている感じが全然伝わらない。
銀行を3つ訪れてATMは3台試したが500円以上の手数料が表示された。表示されても明細からは引かれていないパターンかもしれないが・・・
その間もドレッド男は「銀行行くの?場所教えるよ!」と陽気につきまとってくる。銀行の場所はオーナーに聞いてるしチップをせがまれるのはごめんだ。
手持ちの100$を両替した方が手数料がかからなくていいかなと思い、ドレッド男をまいてから銀行に戻り、警備員に「両替したいんだけど。」と言うと後ろからまた「両替所?俺知ってるよ!」とドレッド男がひょっこり現れた。
!!!かなり遠回りしてまいたのに!恐怖でしかない。「なんでついてくるんだ!」そう言い返していると女性警備員が察して、両替所まで私を案内してくれた。
宿に戻ってビールを飲みながら休憩。曇っていてキリマンジャロは見えない。
オーナーに「ドルを両替しに行ってたんだ。」と言うと「ドルを持ってるのか?」と一瞬止まって聞かれたので、もしかしたらタンザニアでも闇両替はあるのかも知れない。先にオーナーに聞けば良かった。
宿の2階のレストランで1番安いナポリタンパスタを頼んでみた。ビール2000TZS(120円)、パスタ6000TZS(360円)。たっぷり30分以上待たされて出て来たパスタはコンソメ味で全然想像していたナポリタンとは違ったが、量も多くて格別に美味しかった。
タンザニアのSIMカード
また宿の外に出てSIMカードを買いに行くことにした。
外に出るとまたドレッド男がいて「やあ、どこへ行くんだ?」と聞いてきた。偶然じゃない。明らかに私待ちだ。オフシーズンで今朝到着したバスでも外国人観光客は私だけだったので、私はピンポイントで「お金」の的にされているんだろうな。
無視して近所のVodafoneへ行く。値段やプランを聞いているのに、ショップのお姉さんは答えずに「先にパスポートを出せ」と言い勝手にSIMカードを登録し出す愛想の悪さ。結局5Gで900円弱だった。
一方、宿のレストランの人たちは愛想がいい。キリマンジャロコーヒーを頼んでゆっくり休んだ。これで250円。この宿は当たりだ。私の他は欧米人の女の子3人組がいた。仲間に入れるわけもなく、部屋のおじいちゃんと軽く会話してからこの日は寝た。
早朝はキリマンジャロが見える
宿は朝食がついていた。出てくるまでまた40分は待たされたが有難い。
ふとテラスから外を見ると・・・昨日は曇っていたが山が見えた。あれがキリマンジャロか!!
名前はよく聞くし1度見てみたいと思っていた。ついてる。もっと尖った山かと思ったら平たい山だった。登る道はそれほど険しくないが、標高が高いので高山病のせいで登頂が難しいらしい。
ダルエスサラームまでのバスチケットを買いに行く
モシではキリマンジャロ登山の他に、滝やら温泉やらセノーテのような泉がある場所もあるようだが、どこもツアーでしか行けない位離れている。セノーテはメキシコ、温泉はエジプトで行ったので明日もうダルエスサラームへ移動しようと思う。
10分程歩いた場所にあるバスターミナルへ来てみた。手前が短距離のミニバス、奥が長距離のバスターミナルになっていた。これ、どうやって出庫するのかな。凄い駐車技術。
ここまで10分の距離もまあ、たくさんの人に声を掛けられ、ついてこられた。
中には赤い布を纏ったマサイ族の男性もいて「近くにマサイ族の村があるから見に来ない?」と控えめセールスだった。写真を撮っていいか聞いたが「観光に来てくれた人しか駄目なんだ。」と断られた。決まりがあるんだろう。
他にもずっとついてくる男性がいてもう諦めて会話を楽しむことにした。
「キリマンジャロは恥ずかしがり屋で、早朝以外はほとんど雲がかかっていて見れないんだ。」と教えてくれた。
長距離バスターミナルのダルエスサラーム行きの窓口まで連れて行ってくれる。
今日の夜か明日の朝発バスが選べた。朝に出発すれば夜にダルエスサラームに到着すると言う。アフリカ三大凶悪都市のひとつ、ダルエスサラームに夜に到着はしたくなかった。今夜の夜行バスのチケットを38000TZS(2250円)で購入。定価は42000TZSとなっていて、ついてきた男が案内してくれた窓口が1番安く買えた。
遠くの温泉や滝に行かなくてモシで何をしよう。
GoogleMapで見ると歩いて行けそうな場所に「Tinga Tinga Artist Cooperative」とある。ティンガティンガって聞いたことある。日曜日は休みとあったがそこに行ってみることにした。
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