インドネシア

ジョクジャカルタ観光、ボロブドゥール遺跡へローカルバス1本での行き方(2024.11.18~19)

インドネシア
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2024年11月18日(月)~19(火)
1ルピア≒0.0095

インドネシアのジョグジャカルタ2日目。

ジョグジャカルタの宿を移る

ドミトリー550円の宿、Garser Homestayを移ることにした。便器に便座がないし、冷房がなく各ベッドにクリップ式のミニ扇風機が付いてるだけだったからだ。
チェックアウトの時、愛想のいいオーナーに「今日ここはどこへ行くの?」とニコニコ聞かれたのでめちゃくちゃ心が痛んだ。

「ごめん・・・宿を移るんだ・・・」そう言ってもオーナーの愛想は変わらなかった。
この宿を今Googleマップで見たら「閉業」となっていた。ドミトリーは貸し切り状態だったし、儲からなくてやめてしまったのだろうか。

SNOOZE Yogyakarta(ホステル)

そこから歩いて行ける場所に、Booking.comで高得点のホステルを見つけた。フロントは英語がべらべらの若いスタッフで構成されていて、ほぼ満室でめちゃめちゃ綺麗、朝食付きで¥1.220。

スタッフらには歓迎されまくって「ウェルカムドリンクいるー♪」と聞かれたので「是非♪」と答えたら、冷たいスイカジュースが出てきた。この蒸し暑いインドネシアで生き返った気分だ。
だが、チェックアウトの時にはちゃっかり¥350伝票につけられていた。ウェルカムドリンクって無料ちゃうんかい。

部屋もめちゃめちゃ綺麗でエアコンがきいていて快適。早くにチェックインしたので、下の段のベッドを確保出来た。

影工房と連れて行かれる

今日、世界遺産のボロブドゥール遺跡へ行くつもりだったが、月曜日は休みだった。
仕方なくジョグジャカルタの街を観光することにする。

徒歩15分の水の宮殿へ向かって歩いていると、愛想のいい地元のお兄さんに声をかけられた。
「日本人だ。」と言うと、めちゃめちゃ嬉しそうに「昔、陣内智則がここにやって来て、その番組に出たことがあるんだ~」とテレビ画面のスクショを見せてくれた。十年以上前の陣内智則が写っていて、かなり昔なのだろうが、彼にとってはとんでもなく大きな出来事だったのだろう。

しばらく雑談しながら一緒に歩いていると、「僕が働いているコピ・ルアク(Kopi Luwak)の店に案内する。」と連れてこられた。コピ・ルアク・・・確かジャコウネコのふんから出てきたコーヒー豆で、発酵していて美味しいとテレビで見たことがある。
ここでその、うんこ豆、三種類の匂いをかがされた。

影絵の製作工房も併設しているようだ。ジョグジャカルタは「ワヤン・クリ(Wayang Kulit)」という影絵芝居も有名らしい。

パーツが細かく分かれていて、細かく動く造りのようだ。影絵なのにカラフル。

作っているところも見せてくれた。水牛の皮でできていて、職人が何日もかけて作っているらしい。

肝心のジャコウネコちゃんは檻に入れられて寝ていた。
超高級コーヒーのコピ・ルアクを飲んでみたかったが、雨が降ってきそうなので「先に宮殿行ってから戻ってくるね!」と伝えて店を出た。

タマン・サリ(水の宮殿)

ジョグジャカルタ王国のスルタン(王様)とその家族、側室たちのために建てられたリゾート施設に来た。入場料250円。

晴れていたら綺麗だっただろうな。雨季だから仕方ない。

建物の2階に上がったり十分堪能して宮殿を出る。

宮殿の出口の先は、アート化された古い住宅地が並んでいた。屋台で購入したワッフルを食べながら歩く。

近くに廃墟もあったので登り、ジョグジャカルタの古い街並みを眺めた。

Bale Raos – The Sultan’s Dishes(レストラン)

宮殿は入口と出口が違っていたので、ジャコウネココーヒーの店への戻り方が分からなくなってしまった。宿に戻ると土砂降りの雨が降り出した。インドネシアはこの時期、昼過ぎ~17時位までは毎日大量の雨が降るので外を歩けない。

夜にやっと雨が止んだので、インドネシアの伝統料理のレストランにやってきた。

どれも美味しそうだ。ナマズ料理というのがあり。

黄色のソースが何の味なのかよくわからなかったが、ナマズ料理は美味しかった。「ジャカルタ・ビール」というを頼んだのだが、飲んでみたらショウガが入ったノンアルコールビールだった。イスラム教の国のこんな田舎では、アルコールを置いてある店を探すのは難しいから仕方ない。

デザートもメニューの写真と全然違ったけど、これはこれで美味しかった。

ローカルバスでボロブドゥール遺跡へ

次の日。早朝から宿を出てバス停へ向かう。ホステル主催のツアーもあったが高かったので、今回もローカルバスでボロブドゥール遺跡を目指すことにした。

Shuttle Damri Wisata(ボロブドゥール行きバス停)

ネットでローカルバスでの行き方を調べたが、どれもコロナ前の「乗り換えあり」のワンガンバスターミナルからの行き方ばかりだった。インドネシアの路線バスのHPを調べながら、自分で行き方を模索する。

この宿から徒歩10分位のShuttle Damri Wisataというバス停から、Damri社のミニバンが出るようだ。
Damri社のHPには8:30とあるが、ちゃんとバスがあるか不安なので7時半に来てみた。その辺にいた職員のおっちゃんに声を掛けると、ミニバンはもう来ていてボロブドゥール行きは8時に出るらしい。予想通りインドネシアのHPはいい加減だ。

シンガポール、オーストラリア、中国の人等が乗ってきて14人乗りのバンはほぼ満席になり、8時より前に出発した。料金は2万ルピア(194円)。

あっという間にジョグジャの街中を抜ける。ずっとこんな風景。

お腹が空いたので宿で用意してもらったお弁当を食べることにした。インドネシア人の朝は遅いようで、宿泊費についている朝食は朝の10時からしか用意できないと言われたので、お弁当にしてもらったのだ。紙袋を開けたら、想像どおりバナナとケーキだった。日本のお弁当って凄いよね。

ボロブドゥールのバス停

10時前にボロブドゥールのバス停に到着。乗り換えなしで、宿の近くから1本、200円で来れた。
ボロブドゥール遺跡は遺跡保護の目的で入場に人数制限があり、予約しないと入れないので、昨日10時半〜の入場を予約してある。間に合いそうだ。

時刻表が貼ってあった。「Malioboro」がジョグジャのバス停の名前だ。
10時半〜入場の登頂のツアーは12時で終了する予定なので、帰りも同じ経路で13時出発のバスで戻れる計算。

バス停からボロブドゥール遺跡の入口までは徒歩25分。ローカル市場の横を通って行く。暑いのでかなりしんどい。その辺を走っているバイタクやオート三輪者に金額を聞いてみたら2万ルピア(200円)だった。乗った方が良いだろう。歩いちゃったけど。

世界遺産のボロブドゥール遺跡入場

スマホの予約画面を見せて、入場チケットと交換する。4,700円。

バス停から歩いて行くと、ボロブドゥール遺跡の遺跡は反対側でかなり歩いた。手前の入口は閉鎖中。中に入ってからも無料のカートで入口まで移動。

奥で交換しろと言われた無料の水チケットと、ツアーの順番の番号。

水交換チケットと一緒に木の皮を編んで作られたようなサンダルをもらえた。遺跡保護のために、靴をこの柔らかいサンダルに履き替えないといけないらしい。

32番の番号が呼ばれるまで、皆で待機。
ツアーは何組にも分かれていて、相当な数の観光客が来ている。インドネシア人もたくさんいるようだ。料金はエジプトなどと同様、外国人料金の10分の1以下だと思うが。

番号を呼ばれて、英語ガイドの人に20人位でついていく。
あれが・・・・!世界史で最初に習った世界最大級の仏教遺跡、ボロブドゥール!

元々仏教国だったこのインドネシアに8〜9世紀ごろ造られ、建材はすべて火山岩(約200万個以上)。
1991年にユネスコ世界遺産に登録。
後にイスラム教へと代わっていくうちに忘れ去られ、一時は火山噴火で土に埋もれてしまったけど、19世紀にイギリス人のラッフルズが再発見。ロマン、ロマン。

色の違う石がたくさんあるので、さすがにかなり修復されたものだろう。

ジャングルの中に取り残された遺跡。ストゥーパ(仏塔)が504基もある。

中には全部こんな風に仏像が入っていたそう。風化したり盗まれたりで今もこんな綺麗な形で残っているものは少ない。近くにいたガイドの人に場所を教えてもらった。

上へ何段も登っていく。仏像の手の形も上の段では形が違っていて仏教の教えを表しているそう。

真ん中の大きなストゥーパ。中は空っぽ。天気が怪しくなってきた。

12時。2時間でここを出ないといけない。
これで、アンコールワット、ピラミッドに続いて、世界三大遺跡は全て訪問したことになる。
下に降りて名残り惜しく遺跡を眺めた。

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