ドバイ

ドバイ旧市街へ。博物館、ドバイ・フレーム、ビーチを堪能(2024.12.26)

ドバイ
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ドバイ3日目。
1$≒157.4円、1AEDディルハム≒43円

旧市街、クリークエリアに行く

昨日、ブルジュ・ハリファやドバイモールといった近未来的なスポットへ行ったので、今日はクリークエリアにある旧市街へ行ってみる。初日に宿泊した汚い宿の近くだ。

宿を延泊したいので、オーナーの若い男性を他の男性客に呼んでもらったら、寝ていたのか凄い不機嫌な態度を取られた。気分最悪。しかしまた宿を変えるのは時間が勿体ない。地下鉄3AEDで旧市街にやって来た。

旧市街と聞いてやって来たが・・・雰囲気は出ているが、どう見ても新しい。
ネットで歴史を調べてみると、やはりこれらは昔からある建物ではなく、ドバイ政府が観光と文化保護のために計画的に作り上げた、伝統的なアラビア建築を忠実に再現した建物らしい。

Arabian Tea House Restaurant & Cafe

映画のセットの中を歩いているような感覚。偽物・・・だよなぁ・・・
そんなことを思いながら、ネットでよく紹介されていたカフェを見つけたので入ってみる。

ウエイターの男の子がとても愛想がよく「これが一番おすすめだよ。」と教えてくれたモーニングメニューを頼んだ。パンケーキなのだが、添えられた蜂蜜とチーズがかなり美味しい。
カフェに咲く花を眺めながらゆったりと時間を過ごし、満足度の高いカフェモーニングとなった。
いちごバナナジュースと合わせて3000円だったけど。うん、ドバイ高い。

お土産屋ばかりの「アル・ファヒディ歴史地区」の伝統的なアラビア建築の街並みを楽しむ。
イランのペルシャ建築を彷彿とさせる。

スーク(市場)

スーク(市場)エリアまで歩いて来た。
土壁の家々や風を取り込む「バラジール(風塔)」が象徴的。

ゴールドスークスパイススーク、テキスタイルスークがあるのだが、「日本人?こんにちはー!」と言いながら凄く追いかけられる。ここでは「チャイナ」と全く言われない。
ドバイはきっと日本人観光客が多いのだろう。

アブラ船

ネットで調べてみると、クリークを渡って反対岸へ「アブラ船(伝統的な木製の渡し舟)」に乗って、たった1AED(約43円)で行けるらしい。

近くの窓口へ行くと、クレカでもチケットを購入出来るようだ。
しかし、乗り場はこの通り観光客の列。乗るのは断念。

テキスタイル・スークを客引きに追いかけながら、早足で駆け抜ける。

Al Shindagha Museum(博物館)

ドバイの建物はエジプトのに似てるんだけど、エジプトより全然どこも綺麗だし、公衆トイレが無料であるのが、エジプトと全然違って発展してる感じ。
なぜドバイがこんなにも発展しているのか、知りたくなり近くにある博物館にやって来た。

入場料はチケット売り場で購入すると入場料50AED(2,150円)だけど、Trip.comから購入するとなぜか半額になった。Trip.comは本当、よく使える。

ドバイは今ここにいる、ドバイ・クリークから発展したらしい。
博物館の見せ方が凝っていて面白い。これはカメラのような機材を握ると動画が見れる仕組み。

従業員が、プロジェクションマッピングを取り入れた映像で英語の解説が流れる映像室に案内してくれた。

交易で賑わった船着場。
ドバイ・クリークは昔は真珠産業をしていたこんな小さな漁村だったらしい。
1966年に石油が発見されたことで、大きな発展を遂げるが、石油の産出量は少なかったため、当時の指導者ラシッド・ビン・サイード・アル・マクトゥームにより、観光産業に力を入れ、ここまで発展したらしい。先見の明がある、素晴らしい指導者だったんだろうな。日本と違って・・・。

ドバイの歴史がしれ、見せ方の楽しい博物館で存分に楽しめた。

ドバイ・フレーム

そう言えば、もうひとつ有名な建築物があったなと思い出し、地下鉄で向かう。
最寄り駅はタワマンの建設ラッシュだった。日本のビルよりデザイン性に飛んでいておしゃれだ。

世界最大の額縁建築に来た。ドバイ・フレーム。駅からはかなり歩く。
上部にはガラス張りの展望デッキがあり、登れるようなのだが、ブルジュハリファ同様、値段が高かったのでやめておいた。
ドバイ・フレームに登る料金は2,000円。ブルジュハリファは5,500円。
大阪、天王寺のあべのハルカス(300メートル、日本一高い超高層ビル)で満足だしなぁ・・・

ジュメイラ・ビーチ

今日はドバイ最終日だ。ここからさらに頑張って市バスでビーチへ向かってみる。

ジョージアのバトゥミを思い出す景色。懐かしい。
そして楽しかったジョージアを思い出し、少し寂しい。

お腹が空いてきたので、売店でエビサンドを頼んでみる。

エビのすり身のバーガー、15AED(650円)。たっか。

帰りもGoogleMapを見ながら、バスで地下鉄が走っている場所まで乗り継いで行く。
寒くて泳げないのに、何しに海に行ったんだか。

夜の19時の地下鉄に来て仰天した。
駅のホームには人が溢れかえり、来る列車、来る列車凄い満員で、ひとりも降りないので全く乗れないのだ。ドアは開くがひとりも乗れないまま5本やり過ごした。

これ、いつ乗れるの?と心配していたら6本目になんとこの駅が始発の誰も乗っていない列車がやって来た。
そりゃそうでもしないとこの駅からは誰も乗れないよね。

宿の最寄りの駅までやって来た。

ドバイらしい風景。
ドバイってきっとお金持ちがやって来てブルジュハリファに登ったり、7つ星ホテルに泊まったりしたら楽しめる国なんだろう。私みたいな節約旅では景色を見るだけで終わってしまい、ドバイの良さが全く伝わらない旅になってしまった。

そして・・・

夜、ベッドで横たわっているとその日チェックインしてきた妊娠8ヶ月位のお腹の大きな女性が、

「私の部屋には窓がないの・・・私の部屋には・・・」

と何度もつぶやきながら虚ろな目で勝手に人の部屋に入ってきた。他の部屋でも同じ発言で揉めている声がしていて、どうやら窓のある部屋を求めて全部屋訪問しているようだ。
「私の部屋にも窓はないよ。」そう伝えたが、部屋を見渡しながら窓を探していて、一向に部屋から出て行ってくれようとしない。ちょっとホラーだった。ちなみにこの改装されまくった宿には、窓のある部屋は無い。

何とか彼女にはお帰りいただいて、鍵をかけて寝た。
彼女は自分の宿泊部屋のドアと廊下から行けるバルコニーの窓を全開にして、窓気分を味わっていたようだが、早朝、窓があるホテルを求めてチェックアウトしたようだ。

あんな出産間近そうな妊婦さんが、なぜこんなドミトリーにやって来たんだろう。
そして上のベッドのフィリピン人女性は今日も夜中に小さなスーツケースを持って出かけ、明け方帰ってきた。

ドバイの安宿はそのまま住みついている人も多いようで、ちょっと他国のドミトリーと違う感じだな。少しドバイの闇の部分も見たような気分になりながら、空港へ向かうことへする。

いよいよ、メインのサウジアラビアだ。

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