ドバイ2日目。
1$≒157.4円、1UAEディルハム≒43円
1泊1,600円の宿を脱出
爆睡して目が覚めた。しかしクリスマスイブの一夜を、こんなうらびれたホステルで過ごして良かったのだろうか。
宿がドバイ最安値だけあって、めちゃくちゃ汚かった。
南米で出会った女の子が「私もその宿泊まったけど、日本人の女の子の従業員がいて綺麗だったよ?」と教えてくれたけど、どうみても綺麗ではない。
日本人従業員はいなかったので、もう辞めてしまったのだろう。
シャワーを浴びようとすると、金髪の若い男性に声を掛けられた。
国を聞かれたので「日本人だよ。」と言うと、急に「わおっ!アメージング!」とテンションが上がり、びちょびちょに濡れた手で腕をつかんできて、一緒にシャワー室に入ろうとしてくる。
あわてて追い返したが、その後もずっとシャワー室のドアを開けようとしてきたりして、付きまとわれた。だめだ。民度が低すぎる。
(後に詳しい方に聞くと、この辺りの国では日本のAVが有名で「日本人」と言うとそんな態度をとってくるんだとか。真相は不明。)
もうこの宿は出よう。移動が面倒だが、今日の宿はドバイ中心地近くのを宿をagodaで2,600円で予約した。
ここは安宿街なのだろう。ドバイというよりエジプトのカイロの街並みに似ている。
チェックアウトして最寄り駅のスーパーに来た。
8月にアラブに来た時は、気温50度で、暑すぎて昼間誰も歩いていなかったが、12月は日本の秋っぽい気候でちょうどいい。
フィリピン人の移民が多いのだろうか。併設している両替所には、フィリピンの国旗が上の方にある。ドバイは高いと思っていたが、スーパーの食料品の金額は日本とほぼ同じ位だった。
メトロに乗り、予約したホステルの最寄り駅に来た。
電車内では、立っているとインド人が席を譲ってくれた。嬉しい。日本では私の年齢で席を譲ってもらったことってないよなぁ。
やっとドバイらしい景色。この駅を降りてすぐのビルに、予約したホステルがある。
Heartland Hostel Dubai(ホステル)
予約したホステルに到着。いつもの「ビル〇階の何室かをオーナーがホステルに改造しているホステル」ってやつだ。例のごとくビルの何階にあるのか、入口はどこなのかが不明で、予約サイトにも書かれていないので探しまくった。1泊2,700円の安宿なので仕方ない。しかも無料の洗濯機付き。
昨日の宿のシーツが臭すぎたようで、昨日着ていたパジャマから、場のすえた臭いが凄い。全部洗わないと。洗剤代は別なので、日本から洗剤ミニパックを持ってきていて良かった。
女性専用ドミを予約したけど、2人部屋にグレードアップしてくれた。
しかし、この狭さでどうやってこの2段ベッドを組み立てたのだろうか。壁を後から建てたとしか思えない。
同室の女性はフィリピン人で、この2段ベットの上のスペースに住んでいるらしい。夜中に出て行って朝に帰宅していたから、夜のお仕事なのだろうか。
ドバイモール
いざ、夏にアラブに来た時には来れなかった、憧れのドバイモールへ!メトロで向かう。
最寄り駅で降りてから、こんな通路を歩く歩く。20分は歩いただろうか。
念願の世界最大級のショッピングモール、ドバイモールに到着。
1,200店舗以上のショップがあり、東京ドーム約25個分の広さだ。もちろん1日では回りきれない。
クリスマスに何してんだろ。そう言えば去年のクリスマスはイランのシーラーズで過ごしたっけ。
同じイスラム圏でも、イランでは全くクリスマスの気配はなかったが、ドバイは観光地だからなのか移民が多いからなのか、クリスマスを祝うのだろう。
イギリスに売ってたベンズクッキーがあったので金額を見たら、1枚15AED(700円)だった。
高い。ドバイ高過ぎる、いやイギリスが高いのか?無理。
ロサンゼルスでもそうしたように、フードコートにあった中華料理、Pandaでお腹を膨らますことにする。1,450円。
ドバイ・アクアリウム
お腹が膨らんだので、凄い人だかりのドバイ・アクアリウムへ。
世界最大級の水槽なのに無料。
33,000匹以上の海洋生物がいるらしい。サメとエイがかなりいる。広くて気持ち良さそうに泳いでいるので見ていて飽きない。
定番の高さ24mのダイバーズの滝。
ドバイダイノ。恐竜ディプロドクスの本物の骨。
高級家具ショップを見てまわる。インテリアの仕事、早くしたいなぁ。
スーク・アル・バハール(Souk Al Bahar)
ブルジュ・ハリファを横目に見ながら、隣の建物へ移動。
砂漠のオアシスを思わせる伝統的なアラビア建築のショッピングモールらしい。
閑散としていてあまり流行っていないようだ。
ドバイモールのレストランはどこもお酒は売っていないのだが、このモールにはビアバーがあった。
1杯2,000円。
・・・我慢することにした。
ブルジュ・ハリファとドバイ・ファウンテン
ドバイモールが広過ぎてすっかり夜に。
モール前のここ、ドバイ・ファウンテンでは午後6時から午後11時まで、30分ごとに噴水ショーが開催されるらしい。凄い人で賑わっていた。
3~5分で終了。なんですかこれは。
シンガポールやラスベガスでの噴水ショーが長時間で素敵だっただけに、しょぼしょぼでガッカリだった。
ドバイモールでお酒が買える場所
取り敢えず。宿に帰ってビールでも飲むか・・・
ドバイモール内のレストランにはお酒は置いていないが、GoogleMapを見ると酒屋はあるようだ。
ドバイでは、宗教上、公共の場での飲酒や酒類の持ち歩きが厳しく規制されていて、酒屋も外からは全く中が見えないようになっている。
中に入ると度肝を抜かれた。
地味な外からは想像がつかない位、人でごった返していて賑わっている。
瓶ビール1本(355円)を買ったらパスポートの提示を求められた。持ち歩いていてよかった。
ドバイの良さとは?
宿に戻りお酒を飲もうにも、イスラム教の安宿には栓抜きが置いておらず、スプーンの先で瓶ビールの栓を開けるのに苦労した。缶ビールを買うべきだった。
それにしても・・・
ドバイモールよりイランモール。(テヘランにある世界最大級のショッピングモール)
噴水ショーはシンガポールかラスベガス。
ビルはマレーシアのペトロナス・ツインタワー。惚れ惚れする。美し過ぎない?これ?
他国の方が圧倒的に素晴らしかった。今のところ、ドバイの良さが分からない。
今日は宿を移動していたせいで時間を取られ、ドバイモールしか観光出来なかった。同じ宿に延泊して、明日は朝から動いてドバイの良さを探ってみよう。
バルコニーで隠れてビールを飲みながら、そんなことを考えていた。
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