2024.12.23
1$≒157.4円、1AEDディルハム≒43円
12月に新しく入社した会社では、勤務して3週間で、2週間の正月休みに入った。
祝日が休みじゃない代わりに、長期休暇が長いらしい。
だが仕事内容は面白みがなく、転職失敗・・・。またぼちぼち次を探すことにするが、それはさておき、この長期休暇は魅力。旅好きの私にぴったりだ。
2週間で行ける未知の国・・・
既に80ヵ国訪問しているが、やはり行ったことのない国へ行ってみたい。
アルバニアで出会った女の子、Mlさんが、たまたま私と休暇の日程が重なるとのことで、お互い行きたい場所が一致。年末にサウジアラビアで待ち合わせすることにした。
サウジで待ち合わせって、凄いパワーワード。
3万円で、まずドバイを目指す
世界一周の旅の経験から、スカイスキャナーの検索に引っ掛からなくても、一度、アラブ首長国連邦へ行ってしまえば、そこからの航空券が安いことを知っていた。
とにかく・・・アブダビかドバイを目指す!
直前でも大阪→ドバイ行きの3万円の航空券を見つけた。中国で2回も乗り換えがある、東方航空の格安航空券だ。帰国してからの初給料が入るのは12月25日だ。9月に帰国してから、まだまだ貧乏生活なので、即この航空券に飛びついた。
関空→北京へ
東方航空はLCCではないので、機内食付き。荷物は23kgまで無料。だが、それ以降は、サウジアラビアは広大なため、飛行機移動が多い。LCCはどこも荷物代を取られるので、スーツケース&手荷物を合わせて7kg以内にまとめた。
冬服は要るだろうが、着ているセーターと、ユニクロのウルトラライトダウン以外は日本から着ていくことにする。
14時半。クリスマスイブ前日の関空。
まずは北京へ向けて飛ぶ。
3万円の航空券に飛びついたが、世界地図を見ると、どう見ても遠回りだ。
周囲の人は中国人ばかり。機内食はさすが中国で美味しい。
北京到着
18時半。北京に到着。
以前は中国のトランジットには、144(or24)時間トランジットビザ免除措置が必要だったが、11月30日でめでたく撤廃された。
しかしトランジットでも、外国人は入国カードは要るようだ。
「どこのホテル?」とトランジット窓口で聞かれたので、「トランジットじゃ!」と答えて通してもらう。
入国カードを見せ、めでたく北京空港に入国。セキュリティはめちゃ念入りにボディチェックされ、トランジット2時間ではギリギリだった。直ぐに搭乗ゲートへ向かう。
上海到着
20時半出発の飛行機は22時半に上海に到着した。ドバイ行きは12時間後。
関空の中国東方航空のカウンターのお姉さんは、『通しのチケットだから、上海では一度外に出なくても乗り換えできる』と言っていたが、トランジット通路の入口に行って「明日の便だ」と言うと「明日出直してこい。一旦外へ出ろ。」と言われた。
中国南方航空の時同様、航空会社のカウンターの人も、ちゃんと自分の航空会社が到着する空港のルール位、把握しておいて欲しいものだ。とにかくVISA無しで中国に入れるようになったから助かった。
外へ出たら空港のベンチは満席で寝れそうにない。
南方航空のように東方航空でも無料のホテルサービスがないか聞いてみたが、ないようだ。
ターミナル1に寝れそうな場所が見つからなかったので、ターミナル2に歩いて移動してみた。
ベンチが2つくっついて寝れそうな場所はあったが、寒いし何よりアナウンスがうるさすぎる。
熟睡出来そうにない。
上海の浦東空港でのタクシー事情
上海は半年位前に来ていたので、市内までの行き方は分かるが、地下鉄も高速鉄道も、23時に終了してしまっている。
中国はTrip.comがある国だけあって、Trip.comから予約するとかなり安い。
空港から車で10分位の距離で「〇〇酒店」という1泊1600円のホテルを見つけたので、空港タクシーで向かうことにするが、ドライバーと英語で会話が全く通じない。
彼のジェスチャーと表情から察するに「そのホテルは知らん。行けない。」と言っているようだ。
アリペイアプリにあるDiDiという配車アプリが呼べる場所を聞いて、その立体駐車場の場所まで移動するも、途中ものすごい数の客引きに声をかけられる。しつこくてボラれる気しかしない。現地の人らはみな無視してるし。値段を聞いてみると、配車アプリだと24元で行ってくれるところを、100元で行ってくれると言う。
待合場所は待機1から16まで場所があり、立体駐車場で1階と地下に分かれているので、アプリで運転手は即捕まるのだが、車と人が溢れ返っていて、上の階にいるのか下の階にいるのかも分からず、運転手と出会うことができない。
電話は何度もかかってくるが、楽天のSIMだと相手の声が全く聞こえなかった。
2回試みたが、2回ともどれだけメッセージや居場所の写真を送っても運転手とは会えなかったのでキャンセルし、DiDiで移動するのは諦め、空港で寝ることにする。
ターミナル1のスタバで寝る
ターミナル1に戻ってきたら、到着時、唯一やっていたスターバックスがもう閉店しており、そのベンチやソファーで、勝手に充電器を使たりしながら、みんな寝ていた。さすが中国人。
隣のカフェの席も、勝手に人が入り込んで寝ている。ターミナル1にあるベンチは全てトランジットの人らが座って埋まっており、荷物検査の荷物を置く台にまで人が寝転がっていた。平らなので寝るのにちょうどいいのだろう。
眠くなってきたので、どうしたものかと考えあぐねたが、スターバックスの太い壁の上に若者がいたので、そこだと体が伸ばせてちょうどいいので、そこで寝ることにした。
ターミナル1は音楽もアナウンスもなく静まり返っていて寝やすい。
そこで1時間ほど眠ったが、寒すぎて寝れない。どこかから入ってくる風が直撃しているようだ。トイレに行った時、運良く下のソファーが空いているのが見つかったので、そこで寝た。
朝の4時45分になると大音量で音楽が流れ出した。空港が営業を開始したようだ。
東方航空の窓口も開いていて、どの時間の飛行機でもチェックイン出来たので、チェックインしてラウンジへ向かう。
制限エリアでラウンジを梯子した。中国東方航空専用のラウンジの方が、窓も多く開放的。食事もかなりリ充実していた。
シャワーを浴びてビールを飲んだら至福の時。これだからラウンジはやめられない。
ボーディングタイムまで、心ゆく迄、青島ビールとラウンジ飯を楽しむ。
朝の10時半に出発ゲートへ。ドバイって中国語で迪拜(油拝)って書くのか・・・
石油の恩恵がある国??まんまやん?
昨晩はほぼ徹夜だったため、10時間の飛行中は爆睡。
機内食は2回出たけど、2回とも寝ていて、起きたタイミングでCAの人が私の分をサーブしてくれた。
ドバイ国際空港に到着
17時過ぎ。アラブ首長国連邦のドバイ国際空港に到着。
アラブ首長国連邦はこの夏に来たばかりだけど、ドバイ国際空港は初めて。
ドバイ空港で貰えるSIMカードのアクティベート方法
入国審査でなんと24時間10GBフリーのSIMカードをくれた。さすが金持ち国家。
アクティベートするには、SIMカードをスマホに入れたら送られてくる「1220」サイトからのメッセージに、自分の生まれた4桁の西暦をショートメッセージで送り返すだけだ。
ドバイはきっとカード社会だから、現金は降ろさなくても過ごせるだろう。
そしてメトロやバスに乗るためのNOL(ノル)カードは、前回訪問時に購入済なので、これに券売機でクレカで500円分チャージして地下鉄に乗り込む。
ドバイメトロでは車内の飲食と居眠りが禁止されていて、罰金を取られるので注意。
ドバイ市内
空港から近い旧市街に宿を取った。地下鉄の料金はわずか3ディラハム(130円)。
GoogleMapを見ながら、宿まで10分歩く。
Orange Hostel(Sakura Hostel)
スーツケースが軽いと楽ちんだ。あっという間にagodaで予約した宿の場所についたが・・・
看板もないもないので分からない。
その辺をウロウロしていたタトゥーだらけの女性に聞いたら、adodaに記載されている「Sakura Hostel」という名前のホテルは知らないが、「Orange Hostel」なら1階だよと教えてくれた。
ドバイは金持ちが集うイメージがあるが・・・1泊1600円の宿を見つけて予約したらこれ。
何ですかこれは。掃き溜めですか。
汚い。そして臭い。宿泊者の体臭が蓄積されている。
部屋はほぼ、長期滞在者の不潔な男どもだったが、1つのベッドに小学生位の男の子とお母さんが寝ていたりもした。
トイレットペーパーは手で拭く仕様なのか?ない。
ドバイ最安値の宿だから仕方ない。
オーナーは人が良さそうな毛むくじゃら男性だったが・・・住民の質はかなり悪そうだ。
幸先が不安な気持ちで、長時間移動に疲れた体をベッドに横たえると、食事に出るのも忘れて直ぐに眠りについてしまった。
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